2021年9月22日水曜日

地球温暖化/電気の話と、私たちにできること / 田中 優

私は、二酸化炭素の増加が温暖化の原因だとは思っていない(因果関係が逆)し、温暖化したからといって人類が滅びるとも思っていない(どころかむしろより繁栄する)のですが、私と逆の考えも一応聞いておこうと本書を手に取りました。

結果、最初の章だけで、アホらしくなって読むのを止めました。
欺瞞と嘘と誤魔化しのオンパレードでしたので。

作者は10年前に「このままでは10年後に温暖化で人類は滅びる」という本をだされたそうで、その出版社から「で、10年経ってどうです?」と聞かれて、その言い訳をするために本書をお書きになったのだとか。
色々と言い訳されていますが、まあ見事な嘘だらけ。

1万年〜5千年前の縄文時代は、地球の平均気温は3℃以上高く、海水面は30m高かったのですが、人類は滅ぶどころか、その時期には世界中で高度な文明が起こり、人類が飛躍的に増えています。
そのことを、この方を始めとする温暖化=人類滅亡説の方々は、どう説明するのでしょうね?

因みに、縄文時代が終わった頃から地球は徐々に寒冷化していて、千年前の平安時代からは小氷河期と呼ばれる寒冷期に入っています。
20世紀後半に入って、その寒冷期が終わって、温暖期に向かっているのが「今ここ」ってやつです。

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