DNA解析とか炭素分析による年代特定とか微量成分分析による産地の特定とか、科学の発展に伴い古代遺跡の詳細が明らかにされつつあります。
が、共産主義に染まった日本の歴史学者とかいう人達は、自説に都合の悪い科学的データは一切認めず無視をし続けています。
本書でも一貫して既存の歴史学のこういう態度に疑問を呈しているのですが、きっかけは井沢元彦氏の逆説の日本史だそうで、私と同じですね。
長浜裕明氏の著書にも影響を受けたそうで、氏の建築技術者からの視点に基づく古代史の解析には、かなり影響を受けたそうです。
著者の説には、然りと思える部分もあれば、そうかぁ?と疑問を呈したくなる部分もありますが、一貫して科学とは常に定説がひっくり返されることの繰り返しであることを念頭において、説明と解析を行われています。
著者も自説が絶対的なものであるとは言わず、今後変わることがある可能性を明言しながら、論を進めていく態度は、是非世の中全ての歴史学者、歴史研究家を名乗る方々に見習って欲しいものです。
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