理系の視点で科学的な分析を行うということで、買ってみました。
氏は初期の天皇の年齢を4倍年として換算されています。
一応、それで辻褄合わせをされているのですが、私的には4倍の根拠が代々の年齢をグラフ化したものくらいしか根拠がないので、どうかなぁという感じです。
全体的に、複数の王朝が併存していたのを、万世一系にこじつけるため、矛盾が生じているという態度で語られています。
九州王朝と大和王朝が併存していたという説は聞いたことがあるのですが、関西に3つの王朝が併存していたとする説は、ちょっと強引すぎやしなか?という気がします。
それなら九州にも複数の王朝が併存していて然るべきだと思うのですが、その辺りが曖昧です。
とはいえ、お説ごもっともな点も多いので、参考になる書ではあります。
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