2016年9月25日日曜日

陪審法廷 / 楡 周平



元々は2005年〜2006年に電子書籍サイトで連載されていたそうで、ちょうど日本で裁判員制度が始まる頃に書かれたものです。
米国で陪審員制度が何故必要とされているのかの問題を提起しているという点で、今の日本人には必読の一冊と言えるかと思います。

2016年9月22日木曜日

負けるはずがなかった! 大東亜戦争 / 倉山満



結果的に負けてしまったから「何であんな無謀なことをしたんだ!」と今は言われるのですが、開戦当時はマスコミも国民も「アメリカなんて一蹴できる!」と信じてたんですよね。
実際のところ、勝とうと思えば勝てたというよりも、倉山さんに言わせれば、負けるはずがない戦争をわざわざ負けた、ということになります。
いつの時代でも、現場は非常に優秀だが、官僚は例えようもないくらいにあほ揃い、というのが日本で、今の日本が長い不況から抜けられないのも国際的な信用をなかなか得られないのも、偏に官僚と政治家が無能揃いだからですよね。
日本の工業製品の質の高さは、世界でも折り紙付きなのに、実際にそれが日本製品のブランディングに繋がっておらず、中華製や朝鮮製の製品との区別を欧米人に付けて貰えていないのも、経営者があほ揃いだからですな。

結局の処、日本人というのは、戦術と戦略の違いが全く分かっていない、目的と手段が入れ替わって何のためにやっているかを忘れる、ために勝てる試合を負けてしまうのです。

2016年9月19日月曜日

キング・オブ・エジプト

キング・オブ・エジプト

まだ神々と人間が共存していた頃の物語です。
冒頭の方で、なんか登場人物の大きさが変やなと思ったら、神々と人間のサイズ(身長)が1.5倍くらい違えて表現していたんですな。
戦闘シーンのCGがなんかイマイチだなと思ったけど、全篇実写ベースのCG化されてて、CG屋さんはかなり大変だったろうなと思います。
内容の方ですが…うーん、なんかなぁ、ってところかな。
あまり前評判はよくなかったんですが、このストーリーじゃあなぁ、という感じですな。

スーサイド・スクワッド

スーサイド・スクワッド

昨年5月に観たFOCUSに出演していたマーゴット・ロビーさん、いよいよブレイクしましたねぇ。
PAN AMの時は世間知らずのお嬢様役で、FOCUSの時は孤児でアバズレ。
本作では完全にぶっ飛んだキャラで、役の作り分けの巧さを感じました。
緊張感満載の戦場へ、ヘラヘラ笑いながら出ていて相手を叩きのめす、空気の読めないキャラは最高に面白いです。
ちなみに続編があるようです。
人気が出て、興行成績がよかったら、シリーズ化されるんでしょうね。

動乱の日本史 徳川システム崩壊の真実 / 井沢 元彦



幕府が何故滅んだのか。それを井沢流に解き明かしてくれます。
幕末の役人の無能さと、現代日本の官僚の無能さ加減は、実は同じ根にあるのですね。
それでもまだ江戸時代の幕閣役人は、基本的に将軍が替われば総取っ替えされて、前任者が不正を働いていたら直ぐにバレるから、問題の先送りをしても不正は行わなかったでしょうけどね。
#現代の官僚さん達は、前任者の不正を見つけても知らんぷりで、自分もその不正を引き継ぐからバレないんだろうけど(苦笑)
米国は大統領が替わる度に、官僚の上位3千人くらいがごっそりと入れ替わるから、不正はやりにくいシステムになってるし、先送りも後から責任追及されるから、できないんですよね。

2016年9月13日火曜日

本当は怖い韓国の歴史 / 豊田有恒



豊田氏の著書を読むのは何十年か振りだと思いますが、期待した程怖くはなかったです。
まあ韓国というか朝鮮の歴史が、宮廷内の権力闘争に明け暮れて、民衆のことなど全く顧みなかった、というのは、これまで読んだ書籍で散々出て来たことなので、目新しいことは特になかったのですが、そういう朝鮮半島の歴史を知らない普通の人に取っては、驚くべき事の連続になるんでしょうけど。

2016年9月11日日曜日

【くるまのおと】排気バルブと吸気バルブの関係



復刊MotorFan 3号、無事に発刊されています。
発売日を見落としていて、今頃気が付いて慌てて買いました。

復刊されてからの目玉記事として、昔のロードテストを再掲載して、現代の技術者がその内容を見直すというのがあります。
そこで排気バルブが吸気バルブに対して、径が小さくてよい理由について触れられています。
中学生の時に、当時大学生で機械に詳しい従兄弟に、径の違うのは排気の方が温度が高いから流速が速くなり径が小さくても十分流れていく、というような説明を聞いたことがあるのですが、「面積比を音速比に合わせて設計するのがトレンド」とのことで、従兄弟の説明が正しいことを教えてくれています。
吸気と排気では、温度が高くなる分、排気の方が圧力が高くなるんですが、それも考慮して音速を計測するのでしょうかね?
本書の説明では温度だけで決めているようなことが書かれているんですが…。

それはさておき、S20がコベントリー・クライマックスの名器FPFをコピーしたのではないか、という話も興味深いです。
プリンス自動車のエンジンは、昔々の解説で「BENZとBMWのエンジンのいいとこ取り」というのを読んだことがあります。
プリンス自動車のエンジン技術者の人達は、元中島飛行機の技術者なので、独逸の航空機エンジンメーカーであるBENZやBMWの影響を受けているというのは(中島飛行機ではないけど、日本の別の航空機メーカーがBENZのエンジン設計でライセンス生産していたので)自然なことで、何となく納得していたのですが、クルマ用のレーシングエンジンとなると、また別だったということなのでしょうか。
S20というのは、日本自動車の歴史の中でも燦然と輝く名器中の名器の名を戴く存在なのですが、それがコピーだったとなると…まあ4気筒と6気筒、2バルブと4バルブと、エンジンのスペックが違うから、単純なコピーってわけではないのですけどね。

カーデザイナーの視点のページに、オリジナルMINI、Beatleの断面図が掲載されているんですが、今見てもどちらも見事で合理的な設計だなと、改めて感心させられます。
Beatleを設計させて、それをベースに装甲車や軽戦車を作らせたヒトラーというのは、凄いなとも思ってしまうんですが。