車の安全性についてはまだまだ語りたいのですが、あまり面白味のない話が続いてもなんなので、今日からしばらくはBMWのチューナーについて話したいと思います。
公認チューナーと言えば、BMWならAPLINA、BENZならAMG、PorscheならRufなどがありますね。BENZが基本的にチューナーは認めず、目の上のタンコブだったAMGは子会社にしてしまって、完全に支配下に置いているのとは異なり、BMWはチューナーと協力体制を取っており、むしろチューニングを奨励しているような感じがあります。
例えば、正規ディーラーで各チューナーのパーツの取り付けやコンプリートカーの販売などをしている点ですね。日本だとコンプリートはALPINAだけですが、欧州ではAC Schnitzer、Hartgeなどもディーラーで購入可能で、メンテナンスも受けられます。
パーツの取り付けも、日本ではディーラーによりますが、チューナーブランドのパーツを取り寄せて取り付けてくれます。
またレース活動では、子会社のM社が担当していますが、実際のレース運営やメンテナンスはチューナーに任せています。例えばF2は元々Schnitzerがの開発を行ったDOHCヘッドをM社が仕上げたものです。更にそのメンテナンスはスイスのハイニ・マーダーとオーストリアのハイデッカーが担当していて、最終期にはエンジンの開発もマーダーが行っていました。ターボ時代のF1は、GSというチューナーがレース運営、エンジン開発、メンテナンスを行っていました。DTM、ETCはSchnitzerがマシン開発、レース運営を完全に任されていますし、今のF1のエンジンメンテナンスもSchnitzerが行っています。
このようにBMWはチューナーをうまく活用し、レース活動やハイパフォーマンスカーに対する顧客への対応をチューナーに任せるわけです。
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