2000年5月17日水曜日

【BMW雑記帳】tiはBMWの良心

というとで、週刊と書きましたが、当面はカーセンサー掲載記念ということで、できる限りインターバルを短くして掲載していきたいと思います。
#いつまで続くか、自分でも疑問なんですけどね(苦笑)。

さて今日のお題はtiはBMWの良心です。
よくtiは値段も安いから性能もよくないんだろうとか、他のBMWに比べてよくなさそう、などという声も聞くんですが、これは全然違います。
例えば性能ですけど、tiが出た当時はBMWで一番のハンドリングマシンだったんですね。今はZ3にその座を奪われてしまいましたが、セダンの318iはおろかisよりもtiの方が軽快なハンドリングを誇っています。理由は簡単で、リアをすっぱりと切り取ったため全長が短く慣性モーメントが小さくなってるからです。
それから加速や減速ですが、318iよりもisよりもよいです。理由はisと同じDOHCエンジンを載せていながら、車重が軽いからです。軽くて馬力があれば当然加速はいいですし、ブレーキも同じですから車重が軽い方が効きがよいのは当然ですね。
リアサスはE30と同じものが使われていて、形式的には318iやisに負けてますが、熟成された足回りであるため、性能では必ずしも負けているということはありません。
つまり性能的には、より値段の高いセダンやクーペに引けを取るところが、勝っている部分も多いのです。
内装もシートなどはセダンやクーペと変わらず、エアコンやオーディオでやや安いものが使われているくらいです。中の広さもセダン並ですから、後ろに人を乗せても「外見は小さいけど中は広い」と言われます。
つまりtiは値段は安いですが、車としても価値は他のBMWと同じと言ってよいと思います。
逆に言えば、これだけの車が何故こんな値段なのか不思議なのですよね。リアサスがE30からの流用とはいえ、エンジンはセダンよりもいいものを積んでいるんですから、差し引きで考えれば同じくらいのコストが掛かっているはずなのです。ボディだって、Aピラーより前はセダンと共通のようですが、それ以降は専用ですからそれなりにコストが掛かっているはずなのです。
で、お題になるわけですが、安いからといって車としての性能や価値を落とさない、という部分にBMWの誇りと良心を感じるわけです。正直BMWというメーカーは最新技術をふんだんに駆使しているわけではなく、どちらかというと古い技術で無難にまとめるという傾向があるように思うんです。BMWの優れているのは、オーソドックスな設計で最高のチューニングをするところにあると思うんです。そしてそのチューニング技術をふんだんに注ぎ込んだ結果が、tiという車ではないのかと感じます。
ですから、tiに乗っている方は安いからといって引け目を感じず、BMWの中でtiが一番だ!と胸を張って乗って欲しいですね。
私は昨日書いた通り、ハッチバックしか興味がないので、ti以外のBMW車は興味ありません。
#といいつつ、ツーリングは気になってます。ハッチバックですから(笑)。

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