今日はちょっとtiから離れて、車一般に共通の話題です。某BBSで話題になっていたので、ちょっと書かせて下さい。
私は昔は割りと添加剤を入れていたんですが、最近はまったく入れていません。効果が感じられないわけではないのですが、安くない添加剤を入れるより、その分値段の高いオイルを入れた方がいいからのように思われるからです。
添加剤でも例えばモリブデン系のものは、オイルメーカー自身が最初から添加したものを販売しているくらいで、効果はありそうです。ただ個人的には、この系統のオイルはあまりよい印象がないのです。BMWのエンジンには合わないのかも知れません。
また添加剤としては、テフロン系のものは”?”ですね。大体テフロンを金属に定着させるのは、特殊な熱処理が必要で、紛体をオイルに混ぜても金属壁に定着するはずがないのです。更にテフロンの摩擦係数は負荷により変わり、低負荷時には宇宙一摩擦係数が低いのは事実ですが、負荷が増えると急激に摩擦係数が増大します。つまりエンジン内部のやミッション、デフのような負荷の大きいところでは、摩擦係数の低さによる潤滑効果はまったく期待できません。
他に金属壁を特殊コーティングという添加剤がいくつかありますが、成分や原理が判らないので、試したことはありません。
深海鮫のオイル、スクアランはエステル系のオイルと同じく、分子電極による金属壁への定着があるそうなので、効果はありそうです。私自身は試したことはないのですが、知合いでスクアランの原料スクアレンを入れたところ、エンジンが見る間に静かになったそうです。しかし、エステル系のオイルはタレるのが早いような気がします。 RedLineは1万kmとか2万km無交換を謳っていますが、実際には3,000km程度で初期性能が明らかに落ちます。これから考えるとスクアランも効果はそれほど長続きしないのではという気もします。
まあ、そういうことで、私の結論は添加剤を入れるより、その分で高いオイルを入れるか、オイルをこまめに換える、ですね。
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