2000年5月22日月曜日

【BMW雑記帳】FRのよさ

この時期は暑くなったり寒くなったり、毎日の温度差が激しくて、大変ですね。
私がtiにした決定的な理由が、FRであることは最初に書いたとおりです。BMWは操縦性のよさでFRにこだわってます。一時期、効率重視でFFやFFベースの4WDに向いていた日本のメーカーも、FRのよさを見直し始めて来ていますね。もっともBMWの場合は、FRであることと、前後の重量配分50:50に徹底的にこだわっていて、その辺りは日本のメーカーにはもっと頑張って欲しいところです。
で、FRで前後重量配分50:50にこだわった結果、BMWは3,5,7シリーズ全て、基本的に同じ操縦特性になっています。これは脅威的なことですよ。ラインアップが少ないメーカーならともかく、フルラインアップに近い車種を揃えていて、なおかつ操縦性も揃えるのですから。
日本のメーカーではこうは行かないですね。車種毎に、下手をすると同じ車種でもグレードで、まるで操縦特性が違ったりもします。
BMWに乗って一番最初に驚いたのが、交差点を曲がったときに、自分の思い描いたラインに10cmと誤差なくぴったりと乗って曲がったことです。今まで乗ってきた国産車では、絶対にあり得ないことでした。どの車も特有の癖があり、その癖に慣れるまでは、思ったところへ車を持って行けなかったのです。ところがtiは乗った瞬間から、ほぼ完全に挙動を把握できました。ステアリングやシートから伝わる感触もダイレクトで、車体が一体どういう状態かはっきりと感じることができることも大きいですが、その素直な操縦特性は目が醒めるくらい素晴らしいものです。
国産車の中ではR32スカイラインが、このBMWの感覚に一番近いように思いますが、そのせいか回りのBMWユーザーには元R32オーナーの比率が異常に高いように感じます。逆に元トヨタユーザーは少ないようです。トヨタユーザーからすると「こんな五月蝿い車に乗れるか!」という感じになるそうです(笑)。

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