2000年5月24日水曜日

【BMW雑記帳】静かさという価値?

一昨日トヨタユーザーはBMWを選ばない傾向があると書きました。逆にBMWユーザーでトヨタ車を好む人は少ないようです。正直、私はトヨタ車は怖くて運転したくないです。何故でしょうか?
セルシオを造るときに、トヨタの技術者は高級車としての新しい価値を模索したそうです。そしてその結果「静かさという価値は我々が見つけた」ということになったそうです。確かにセルシオは静かです。多くのトヨタ車は気持ち悪いくらい静かです。回りの音は全く聞こえません。真後ろで救急車がサイレンを鳴らしていても気が付かない人がいるくらいです。エンジン音もさっぱりです。風切り音もしません。
更に乗り心地もふわふわと雲に乗っているようです。ステアリングは非常に軽くて全く手応えがありません。ゲームセンターのレースシミュレーターを音無しでやっているような感触です。
対してBMWはどうでしょうか?
外の音は結構入ってきます。ラジオを付けていても、救急車が来るのがかなり遠くからでも判ります。エンジン音もアイドリングからはっきり聞こえます。音でその日のエンジンの調子が判るくらいです。風切り音も割りとします。それで外の風の状態がと速度が判るくらいです。
乗り心地ですが、はっきりと路面の感触が伝わってきます。路面を舐めるような感触とよく言われますが、それくらいはっきりと感じられます。ステアリングアはしっかりとした手応えがあり、路面の状態がしっかりと伝わります。
さてあなたはどちらを選びますか?
回りの音もエンジン音も風切り音もしない車が安全だと思いますか?速度がどれくらいか、エンジンは今何回転か、回りの状況はどうか?それが目でしか確かめられない車が安全でしょうか?
路面の感触がシートやステアリングから伝わって来ない車が安全でしょうか?晴でも雨でも雪でも同じような感じしかしなかったら、どこまで速度が出せるか判りません。雪の日に晴とで違いのない車が安全ですか?
私がBMWが好きでトヨタが嫌いなのは、こういう理由です。


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