ル・ボラン別冊25「BMWバイブル」が発売になっています。E46とE36特集ですので、3シリーズユーザーは是非ご覧になって下さい。
ドイツでは事故が起こると、警察や救急隊だけでなく、メーカーの調査隊も飛んで来ます。元々はBENZが警察に提案し承認されたことが発端で、今ではドイツのメーカーは全てこの体制を取っているようです。
もちろんBMWも事故の通報があると、調査隊が事故現場に飛んで行くそうで、しばしば警察よりも救急車よりも早く現場に駆けつけるそうです。
ここで得られたデータは、全て現行や次期の車種開発のために使用されます。実際の事故現場から得られるデータですので精度は高く、衝突安全試験だけでは見えない数々の問題が判明することになります。
日本ではどうでしょうか?メーカーはどうやって事故のデータを集めているのでしょうか?
日本の場合は、実際の事故現場からデータを集めることは不可能です。メーカーがやりたくとも警察が認めることは、残念ながら日本ではまずあり得ません。保険会社からデータを集める方法もあると思うのですが、それも行われていません。つまり日本のいや世界中のどのメーカーも、日本での事故の実態は一切知らないわけです。
そのため日本のメーカーは、アメリカの事故データを買って、使っているそうです。しかし、日本の事故パターンはアメリカとは違っています。むしろ欧州に近いのです。
こういう状況では、真に安全な車は開発できるはずはないでしょうね。
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