2002年3月17日日曜日

フィルム選択

写真を撮るに当たって、フィルム選びというのは、非常に重要な意味を持ちます。アマチュアの場合、レンズに拘る人は多いのですが、フィルムに拘る人はあまりいないような気がします。高価なカメラやレンズを購入しながら、フィルムは安売りフィルムで、DPEが0円プリントという人は少なくありません。
しかし、フィルムによる描写の差というのは、レンズ以上に大きいと思います。ですから、自分の好みの描写を求めるには、レンズに拘る以上にフィルムにも拘るべきだと思います。
そのためには、市販されているフィルムをできるだけ多く、自分で試してみることが必要でしょう。私は新しいフィルムが出たら、なるべく試すようにしています。まあ特殊なフィルムはなかなか試せませんし、ネガはあまり使わないので試してないのも多いのですが。
私は現在のところ、35mmがKODAK E100VS、中判がKODAK EPPが標準です。最近は35mmでAGFA CTprecisaを使うことも多いです。特殊な使い方をしてますけどね。
どのフィルムがいいか、悪いかというのは、自分でも明確な基準があるわけではなく、実際に撮影してみて、色、トーン、粒状感、スキャンしての具合、プリント適正、などで判断しているのですが、あくまで感覚的にいいなと感じたものを選んでいて、具体的にどこがどうだからいいとは説明しにくいですね。悪いのは説明しやすいんですが(笑)。
まあ大体において、色は派手目だけど自然さを失わない物。コントラストは高めだけど、ハイライト、シャドーが粘る物。粒子がざらついた感じがせず、色やトーンが滑らかに見える物。スキャンやプリントしての結果が、ポジを直接見たときと差が少ない物。という感じでしょうか。


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