2005年12月3日土曜日

聚楽 太閤の錬金窟

新潮文庫刊 宇月原 清明 著
「信長 あるいは戴冠せるアンドルギュヌス」でデビューした宇月原氏の第2作です。
物語的には「信長」の続きになっています。
内容的にはファンタジーなので、現実にはあり得ないようなことが続きますが、信長と市姫の関係、市姫の次女が「初」な理由などなど、実際にはそうであったのかも知れないと思わされる理由付けを散りばめることで、物語に真実身を与えています。
氏の文章ははっきりいって読みにくく、普通ならなかなか物語に入っていけないのですが、基本的なストーリー展開のうまさで強引に引き入れられていく感じがあります。

しかし、「信長」を読んだのってそんな前だったかな?Blogに書いてないということは2年以上前に読んだということだけど...。




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