2006年1月29日日曜日

【BMW雑記帳】Detroit is the Motor City

KISSに"Detroit Rock City"という曲がありますが、Big3の工場が建ち並ぶデトロイトは"Motor City"という方が相応しいでしょうね。
今月の雑誌は、デトロイト・ショー速報でどこも賑わっています。他にもL.A.ショーとか東京のオートメッセとかあるんですが、やはり世界有数のモーター・ショーですからね。
とはいえ、ちょっと以前までなら地元のBig3の独壇場だった感のあるデトロイト・ショーですが、リストラ続きのGM、Fordはパッとせず、ダイムラー傘下となったクライスラーもゲストの俳優さん達が目立っていた程度で、車の方は日産とトヨタなどの日本勢が話題を独占という感じです。
ドイツ勢では、このショー一番の話題であるアストン・マーチンの4ドアクーペRAPIDE(南海電鉄の特急と同じ名前)とランボのミウラコンセプトやフェラーリ599など派手な発表が目白押しのようです。


BMWは噂のZ4 M Roadsterが、E46 M3の直6 3.2Lを搭載しての正式発表となりました。
他には特に目新しい発表はなかったようです。
今月の雑誌では、ENGINEがBMWの大特集をしています。日本の各メーカーからベンチマークテストとして使われるのは、BMWになっています。一昔前ならベンツだったり小型車はVWだったりしたんですけどね。その話題を中心にしているようです。
他はアストンマーチンとポルシェ、フェラーリに話題を持って行かれてますね。
Z4 Coupeの発表に影響を受けてなのか、昨年の東京モーターショー以来、日産とマツダが2LクラスのFRスポーティクーペのコンセプトカーを立て続けに出してきています。
FFでハンドリングのいい車を造れるようになってきていて、Ford Focusのように「FRかFFか乗ってすぐには判らない」ようなものも出てきています。
それでも世界のメーカーがFR回帰へと向かっているようなのですが、やはり理屈を超えてFRのハンドリングを超えることは無理だということなのでしょうか。
そんな中でアルファは、コンセプトカーではFRだったBRERAをFFで発売しました。またマセラティはアルファと合併により、このFF BRERAをベースにした小型クーペを発売するようです。マセラティはここ30年ほどずっとFRだけを造り続けて来たわけですが、メーカーとして体制を維持するために低価格帯(といっても500-800万円クラスでしょうけど)に進出する必要に迫られて来ており、その拘りを捨てる日が近そうです。
#もっとも世界最速のFFはシトロエンSMという、マセラティのエンジンを搭載した車なのですけどね。
しかしハイブリッドや電気モーターの時代が来て、駆動は全てインホイール・モーターになってしまえば、FFだとかFRだとかは関係なくなってしまうでしょうけど。
いややっぱり、コストダウンのためにモーター入りは前輪だけとか後輪だけとかが出てくるのかなぁ。トヨタなら間違いなくそうするだろうし。

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