2009年9月7日月曜日
人類が消えた世界 / アラン・ワイズマン
似たようなタイトルで、人類が絶滅した後の世界で生命がどんな進化をしていくかを予想したのがありましたが、それかなと思って買ったのですが全く違ってました。
人類がこれまで地球にどれくらい脅威を与えてきた&与えつつあるのかを解説し、なら人類がいなくなった世界ではそれが解決されているのか?を予想したものです。
結論からいうと、人類がいなくなっても、人類が残した大量の化学物質、放射能物質などは地球と自然環境を破壊し続けると。
本書は、この警告の重大さから、2007年に米国でベストセラーになり、昨年日本でも訳本が発売になりベストセラーになっています。今回文庫化されたのを買ったのですが、新書からたった1年で文庫化するというのは、著者や出版社がこの本に書かれていることを少しでも多くの人に知って欲しいと願ったからではないかと思います。
地球温暖化で、地球に優しくとかエコとかが叫ばれていますが、そのほとんどは似非に過ぎず、エコをネタに金儲けをしようとしているだけです。
この本を読んで内容が理解できたとしても、実際に個人レベルでできることなど何もないに等しいのですが、まずはゴミのポイ捨てはやめましょう。
これがどういうことに繋がるか、少しは知能がある方なら理解できることなのですが、実際にゴミをそこらにまき散らすのが平気な連中は、本なんか読まないからなぁ。
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