2011年9月29日木曜日

スワロウテイル/幼形成熟の終わり / 籐真千歳



まさかスワロウテイル人工少女販売処に続編があるとは思ってもみなかった。
普通こういう物語の中にしか存在しない環境(街並み、新技術、世界の仕組みなどなど)を構築すると、あっちではこうなのにこっちではこうで矛盾することが山ほど出て来てしまいます。
しかしながら籐真氏の創り上げた世界はそういう矛盾が少なく、前作に出て来たものが本作の伏線になっていて見事に繋がっているものが多く、その点だけを取り上げてもただただ凄いなと思います。
更にストーリーも読み終えると、最初から、否、前作の冒頭から本作の最後まで、しっかりと一本に繋がっていますが、読み終えるまではそれがほとんど予想の付かないようになっており、読みながらも「ん?これは一体??」「お、ここでこう来るか?」「う〜む、これは一体どうなっていくんだ?」の連続です。
はい、これはもう買って読むしかありませんよ。

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