2年半前に単行本が発刊されていますが、読んでみたいと思いつつも、単行本の値段にちょっと手を出す気がしなくて。買いそびれていました。
で、文庫本が発刊されていたので、思わず買ってしまった次第。
古代ギリシャには、水力、風力どころか蒸気力を使った玩具があったそうで、歯車を使った機械があっても不思議ではないのです。
が、このような精密な機械が存在したの不思議なのは、他に例がないことと、その後に金属製の歯車を使った精密機械が登場するまでに1000年くらいの間隔があるためです。
オーパーツ扱いされたり、近代になってたまたま遺跡の中に紛れ込んだとされても仕方がないですね。
更に、この機械には天文学の知識と高等数学の知識が詰め込まれています。
古代ギリシャに、その両者があったことは知られており、それがローマ帝国に征服されて失われてしまったと。
いくら高度な技術が開発されても、予算を技術に注ぎ込むよりも、贅沢な遊びにしか注ぎ込まない現代も、ローマ帝国と似たようなものなんではないかな。
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