連続で源氏物語関連の本を読んでます。
夢枕氏の書く源氏物語というのも、異色な感じがしますが、読んでみるとそんなことはなく、完全に夢枕節の異界の物語になっています。
後書きでご本人が、これは凄い傑作だ、と自画自賛されていますが、全くその通りで、素晴らしい作品に仕上がっています。
3日、否、2日半で全部読んでしまいました。
正直、最後の方を夜中に読んでいて、そろそろ寝なきゃと、最後まで読みたい気持ちを自制して、中断しましたが、自制しなければ2日で全部読んでしまってましたね。
週末だったら1日で読破してしまっていたと思います。
それくらいに面白くて、ついつい文字を追う速度が速まっていってしまいます。
それにしても、私は源氏物語というと、パタリロ!源氏物語くらいしか読んでないのですが、日本人として、一度はちゃんと読んでおくべきなのでしょうね。
長い間恋愛物語と思っていましたが、夢枕氏は編集者に「源氏物語はモノ(怨霊とか御霊とか鬼とか)の物語です」といって説得されたそうですが、平安時代という時代は、モノの時代ともいえるので、その指摘は非常に当を得たものなのかとも思います。
そういう面から考えると、非常に興味が湧いてきますからね。
0 件のコメント:
コメントを投稿