2014年2月1日土曜日
逆説の世界史 / 井沢元彦
逆説の日本史も明治維新に迫ってきており、そろそろ完結も近くなってきたからというわけでもないでしょうが、今度は世界史となりました。
Webマガジンで連載中ですが、やっぱりこうやって一冊にまとまってくれた方が読みやすくて判りやすいですね。
第1巻はエジプト文明が何故滅びたのか?と中華文明が何故停滞しているのか?を解説されています。
ここに書かれたことに対して、大陸政府からクレームがつかなきゃいいけど、今のところ問題にはなっていないようですな。
ただ気になったのが「中国」というのはかなり抽象的な言葉なのですが、井沢氏でもこの「中国」という表現を安易に使ってるような気がします。
まあ氏は、元や清が所謂「中国人」の打ち立てた国家ではないことは、十二分にご存じなわけですが、ほとんどの日本人は「清の支配者層」が「中国人」だと思っているわけだし、それ故に「満洲」が「中国の一部」という思い込みをするわけで。
そこをキチンと区別しないと、読む人が誤解をしないかなと気になった次第。
中華思想、儒教思想が、どのような害毒を生んでいるかがよく判ります。
日本でもバブルの頃に「金を稼ぐ奴が偉いんだ」という思考に世の中が変わり、「金のためなら何をやってもいいんだ」という風潮になったのは、悲しいことです。
最近やっとそういう風潮や考え方がよくないという方向になりつつあると思いますが、大陸の共産国家や半島国家では金のためなら何でも許される風潮は続くのでしょうね。
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