和食というか、日本の食の歴史を語る一書です。
色々と興味深い話が満載で面白いです。
京都の錦市場には食べ物屋さんが多いし、光源氏にも錦の市場の話が出てくるので、食事を提供するレストランというか食事処は平安時代からあるものだと思っていたのですが、本書によるとどうも江戸時代も半ばになってからのようですね。
今の和食の基本的なものは室町時代半ばに確立され、江戸時代に発展したというのは、まあ納得です。
また砂糖が思っていたよりもかなり古くから日本に入ってきていたらしい話も興味深いです。
沖縄で量産されたのが、四国などでも生産されるようになり、比較的安価に入手できるようになるのは江戸時代なのですが、室町時代には大陸から輸入されていて、それなりに普及していたみたいです。
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