2014年6月21日土曜日

スパムリコール / 司城志朗



前半はなかなか話が進まなくて、話がこれで成り立つんだろうか?と思いながら読み進めて行ったところ、後半に入ったところから話が急展開し始め、終わりの方はどんでん返しの応酬かのように、二転三転四転と読者の予想を覆し続けて行きます。
最後には、ふ〜ん成る程なぁという落ちになるのですが、前半から真ん中辺りまでに、その落ちを推理するためのネタがちゃんと用意されていました。
推理小説の基本はキチンと押さえているわけで、お見事な構成です。

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