2014年9月28日日曜日

地球はどうしてできたのか マントル対流と超大陸の謎 / 吉田晶樹



副題の通りマントル対流と大陸移動についての解説です。
パンゲアという超大陸が複数に分かれて、今の地球の5大陸になったのは、小学生の頃から何度も聞いたことですが、実はそれ以前にも超大陸が存在し、それが複数の大陸に分裂し、それが再度一つの超大陸に結合し、ということ何度か繰り返しているというのは初めて聞きました。
以前読んだ書籍(トンでも本に近い科学書)では、地球の表面の半分が削り取られて月になり、残った陸の部分が地球の自転の安定性を保つために地球全体に広がっていく、みたいな話があって、それはそれで納得できる話だったのですが、本書のマントル対流による大陸分裂の様子を見るとそうではなさそうです。
マントル対流もかなり複雑な流れ方をしているようですしね。

地球の地磁気がマントル対流によるものらしいという話が出て来ています。
地球の地磁気の極性が、過去に何度か反転している話が出ていますが、この反転周期というのが全く周期性がなく不定なものというのは初めて聞きました。
マントル対流と地球の自転によるものだとすると、地磁気が反転する(しかもある時に突然)というは、理屈が矛盾するんですよね。
実際、何故反転するか判らないと著者もおっしゃっていますし。

地球は謎だらけです。

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