2015年9月20日日曜日

【くるまのおと】人とものの賛歌 / 福野礼一郎



クルマネタではないんですが、クルマ好きには必見の書だと思います。
クルマのメカを愛する人は、まず間違いなく他のメカにも興味があるもので、ここに掲載されている数々の芸術的工業製品や紛う事なき芸術工芸品には目を奪われること間違いなし。
こういう記事を書けるのは、世界でもそういないし、日本ではまず福野氏しかいないでしょうね。

特に意識したわけでもないのでしょうけど(元記事は何年も前に書かれたものなので)、2020年東京オリンピックに関する問題が色々出ている現在に、ぴったりの記事が掲載されています。
これを読むと、現代人の意識の低さというものを痛感させられますね。

ストラディバリウスのメンテナンスをされてる方が日本にいるというのは数年前に聞いたことがあったのですが、その秘密を解き明かし、その技法を使って製作されたヴァイオリンなどを非常にリーズナブルな価格でリリースされていることを知り、感銘しました。
ギターにもこの技を応用できないものかなと思ったのですが、そういえば某ギター・ルシアー氏のアコギ調整のレポートを読んだときに、ここに書かれていた技法と同じようなことをして音質を調整されていたことを思い出しました。
機会があれば、確かめてみたいな。

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