2015年12月20日日曜日

【くるまのおと】お坊ちゃま社長は名社長なのかも



スケートの記事を読みたくて買ったのですが、トヨタの豊田社長のインタビューが掲載されています。
就任された時には「お坊ちゃまに何ができる」「あれはタダの馬鹿だからトヨタも終わりだ」とか、散々言われ、プリウスのリコール問題で米国の聴聞会で攻められて泣く姿を晒したりして、評判は酷かったですね。
しかし、社内的には非常に評判がよいらしく、これまでの財務出身のワンマン社長達には何も言えなかった役員達が、お坊ちゃまには色々と話をし、豊田社長もしっかりとその話を聞かれ、役員の人達の動きがよくなったいるという話を聞きます。
本書のインタビューでは、豊田社長は「いいクルマをつくろうよ、と言っているだけ」とおっしゃっていますが、これまでが「コストダウン!コストダウン!」ばかり言われていたのが、「いいクルマをつくろうよ」と言われるようになって、社員全員のモチベーションが変わったんだと思います。
今回発売された四代目プリウスなどは、評論家の人達が口を揃えて「走りがよくなった」と言われていますが、そこが豊田社長が「いいクルマをつくろうよ」と社内で言い続けた成果として現れているんだと思います。
マツダの快進撃も、社内全体が「お客様が笑顔になれるクルマ」というキーワードで、開発、製造、営業が一体になって改革を進めているからこそなのですが、それと同様のことがトヨタにも起こっているらしいです。

私はトヨタという会社がどうも昔から好きになれず、また実際にトヨタの車も乗っていいと思ったことがなく、嫌いだったのです。
が、これからはその認識を改める必要が出て来るかも知れません。
まあ、私は当分はマツダ車に乗り続けるつもりなので、生きている内にトヨタ車オーナーになる機会はないと思いますが。

0 件のコメント:

コメントを投稿