2017年9月11日月曜日
大間違いの太平洋戦争 / 倉山 満
そもそも「太平洋戦争」という呼び名が間違いだそうで、正しくは「大東亜戦争」だそうです。
確かに「太平洋戦争」などと呼称するから、大日本帝国が戦った相手はアメリカ合衆国だけのような気になるので、そういう意味では正しくないですよね。
いつも書くことですが、日本人には「戦略」というものを理解できない人がほとんどで、大東亜戦争を引き起こした当時の政治家や軍上層部にも「戦略」というものは一切なかったようです。
でも現場の軍人は恐ろしく優秀で強かったので、戦略がなくとも、初戦は全戦全勝が続きました。
勝ってしまうから、余計に上層部が調子扱いて無茶苦茶な作戦を続けることになるんですよね。
#今の日本企業も全く同じ状況で、それ故経営者の不正やら失策やらで、日本全体が大変なことになってるわけですが。
戦争とは外交手段の一つなので、始めるときよりも、如何にして終わらせるか、終わらせた後をどうするか、という見通しを持っていないと、戦って勝っても意味がないのです。
が、これもいつも書くことですが、日本人は手段と目的が簡単に入れ替わり、入れ替わったことすら気づかないので、戦争すること自体が目的になってしまってます。
本来なら、勝って当然の戦争を負けてしまったのですから、当時の軍上層部の無能不能振りはいくら弾劾しても足りないでしょう。
それが巡りに巡って、北朝鮮の問題、韓国の問題、中共の問題になってしまっていることを考えると…。
本書の後半の方で『今の歴史学者が「加賀は小物だ」とさんざん言っているということは、よほど重要人物だったということです。』という一説があるのですが、今の歴史学者という人達が、どれくらい無能(中共や半島政府の操り人形というべきか?)かということですね。
こういう連中が戦後の日本人の自信を奪い、やる気を奪い、国民を不幸にするために、学者として大学の研究費(つまりは我々が収めている税金)を無駄に消費しているか…考えるだけでも嫌になる、
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