日本は平城京時代、平安京時代から朝廷の文書管理がしっかりしていて、江戸幕府でも書類の管理というのはかなり厳密に行われていたはずなのですが、明治維新を主導した薩長土肥の志士達には、その辺りのノウハウとか重要性が分からず、現在の日本政府にもあまり文書管理を厳密にするという意識がないようです。
ハリウッド映画を観ればよく分かりますが、アメリカ合衆国では警察でも政府の各部署でも一般企業でも、ドキュメントがキチンと残され整理され保管されており、かなり昔のことでも調べることができます。
対して、日本では記録がろくに保管されておらず、どういう経緯でそうなったのか、どのような調査が行われてそうなったのかが、後から調べてもさっぱり分からないようになっています。
これはお役所だけでなく、企業でも過去の仕事の経緯が書類として残されておらず、当時の担当者がいれば記憶を遡って貰ってというくらいしかできません。
なので、毎回ちぐはぐな作業を繰り返して、同じ失敗を繰り返すことになります。
チームワークを唱えながら、実際には個人の力量のみに頼った仕事の進め方しかできないからなんでしょうけど、一体いつになった気が付くのか。
#気が付いてはいるけど、ちゃんとチームで動くようにすると、上司である自分が不要になるからやらない、というのが一番の理由なんでしょうけどね。
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