2006年10月19日木曜日

一万年の天皇 / 上田 篤



天皇の皇統についての本が続きますが...こちらは縄文文化から現代までの、日本社会における天皇の位置付けを紐解いたものです。とはいえ、縄文時代から近世までについては状況証拠からの筆者の推測なので、中にはどうかなぁ??という説もあります。でも説としてはなかなか興味深く読ませて戴きました。
上田氏は、「天皇の遺伝子」の蔵氏とは逆に男女関係なく長子相続を支持されています。


2006年10月18日水曜日

天皇の遺伝子 / 蔵 琢也



ミトコンドリアの遺伝子が母からしか遺伝せず、父からは遺伝しないことは知っていましたが、性別を男性に決定するY染色体は父から息子にしか遺伝しないことを改めて認識することになりました。
染色体は対になっており、卵子と精子にはその対の片割れ同士が結合するわけですが、親が卵子なり精子なりを作るために染色体対を分ける時に、元の染色体対からシャッフルするそうです。
が、Y染色体だけは対になるX染色体とシャッフルすることがなく(X染色体同士ならシャッフルされる)、他の染色体と異なり、Y染色体だけはほぼそのまま父から息子に伝わるということです。
「ほぼ」というのは、DNA配列が突然変異で一部置き換わることがあるからです。

蔵氏は遺伝学の立場から、男系天皇の正当性を訴えておられ、「女系天皇」という一般的な呼び方は誤魔化しで「雑系天皇」というべきであると訴えられています。私も「女性天皇」はともかく「女系天皇」という呼び方に違和感があったのですが、本書で違和感の理由がはっきりしました。

男性しか天皇になれないというのが男女平等の今の世にそぐわないという理由で、愛子内親王を天皇に祭り上げようとする雰囲気が強いですが、平等というのなら長子相続というのは不平等じゃないのでしょうかね?西洋でも日本でも古代には末子相続という制度もありましたし、王の崩御後に息子ではなく弟が王位を引き継ぐというのも皇統では珍しくありません。
女性天皇を認めるなら、宮家を含めて適当な年齢の候補者の中から八幡宮のご神託で選ぶべきじゃないのかなぁ?

まあ私は本書の作者と同じく、旧宮家の男性を皇統に復帰して頂くのがよいと思いますが...秋篠宮家に男子誕生で、愛子天皇はなくなったもようですね。本当に日本人は雰囲気で流されるから。


2006年10月13日金曜日

月刊 杏さゆり



かわいらしすぎる。



のはおいといて。



カメラマンはZIGEN氏です。
ZIGEN氏の写真は、構図に安定感があって、かつ独特の色調というかトーンを持っていて、一目でZIGEN氏の撮影だと判る個性があります。
オーソドックスで古典的な雰囲気と、前衛的でモダンな雰囲気とが、うまくバランスされ調和していて、モデルの魅力を的確に引き出しているので、私はZIGEN氏の写真は好きです。
#まあだからといって真似しようとは思わない、というか真似できないですけどね。

そんなZIGEN氏ですが、この写真集では全編ポラで撮影して(ポラの)実物大で印刷するという面白い試みをされています。
ほとんどが(たぶん)ディアドルフの8x10で撮影されていて、中程の10頁程に6x6で撮影したポラ(ほとんどがスナップ撮影)をばらまいたように配置しているのがあります。
#6x6は普通に考えればハッセルなんだけど、切り欠きがないからなぁ...。
こういうのを魅せられると、8x10が欲しくなってしまいますよ。
こういう描写はAPSや35mmサイズのデジカメでは出せないですから。

2006年10月12日木曜日

女信長 / 佐藤 賢一



織田信長が男ではなく半男半女のふたなりだという説の信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌスという小説がありますが、本作では信長が実は女性であったという説で、信長の半生を描いています。
確かに信長公記など当時の記録に書かれている織田信長という人は、妙に女臭いのですよね。男装の麗人だったとしても不思議ではない記録がいくつか残っています。有名な肖像画にしてもガッチリとした男らしいものではなく、線の細い華奢な感じがします。
ただ正真正銘の女性としても解せない点も多いので、先の両性具有説が本当なのかなと思ってはいるのですが...でもこの小説を読むと女性だったとしても不思議ではないなと納得されられてしまいます。



2006年10月11日水曜日

Fool / Jeff Martin



Racer-Xのヴォーカリスト Jeff Martinのソロアルバムです。
日本盤が出ていないみたいで、気が付かなかったのですが、何枚かソロアルバムを出しているみたいですね。
本作はRacer-X同様の正当派HR/HMで、基本的な路線は変わらないものの、テクニカル面を前面に押し出したRacer-Xに対して、楽曲重視の傾向にあるかな?という気がします。
#だからといってRacer-Xが楽曲を重視していないわけではないですが。
なかなかの佳作で、日本盤が発売されないのはJeff Martinの知名度の問題なのかなぁ?

2006年10月10日火曜日

EOS 5D + Y/Cレンズアダプタ

低価格フルサイズデジタル1眼Canon EOS 5Dに、Y/C->EOSのレンズアダプタを使って、Planar 55/1.2や85/1.2が使えるという話を聞いて以来、買おうかどうしようかと悩んでおりましたが、実売が30万円を切ったのでついに買ってしまいました。
まだ手元のY/Cレンズ全ては試していませんが、肝心のP55/1.2はレンズガードの突起がちょっとボディ内部に当たったものの、特に問題もなく無事装着と撮影ができてしまいました。
D28/2も周辺光量落ちが心配だったのですが、開放でもさほど目立ったものにはならず、一安心。
ただ、ピントの山が掴み辛いので、オプションのスクリーンに交換は必要でしょうねぇ。それとD200用のファインダー倍率アップのアダプタがそのまま装着可能なので、こちらも試してみる予定です。
Distagon 28mm/f2 AEG / ISO100 f2 1/40
Planar 55mm/f1.2 MMG / ISO200 f2.8 1/60
(2006/10/11 追記)なおD28/2は近代インターナショナルのアダプタ製造元によれば、本当は改造しないと使えないみたいです。
私のが問題なく使用できたのは、たぶん個体差なのだろうと思いますが。

Tokinar AT-X 107 DX Fish Eye

魚眼レンズは色々ありますが、魚眼ズームというのは滅多にありません。
魚眼レンズは好きなのですが、欲しいと思うのはとてつもなく高価で買えないし、Nikonの魚眼も興味はあったのですが、今ひとつ欲しいと思えるものがなかったのですが、このトキナーのAT-X 107は、ズームという他にはない特徴を備えているため、買って試してみることにしました。
元々トキナーのレンズは嫌いではないのですが、分校透過率がかなりフラットなのか色味が好みではなく、デジタルカメラで色調整してもあっさりした色味から離れられないため、今まで買ったトキナーレンズは結局ニコンレンズに置き換わってしまっています。
このレンズも最近のトキナーらしく解像力とコントラストはなかなかのものですし、コーティングにもコストが掛かっている感じで、抜けのよい画像が得られます。でも色味はやっぱりトキナーで、あっさりした感じなのですよね。
まあこの魚眼ズームがニコンやZeissブランドで発売されることはないでしょうから、このレンズはまず手放すことはないと思いますが。
Fuji S3Pro / ISO200 1/30 f3.5 10mm 最短付近