2023年8月15日火曜日

カラー版 マヤと古代メキシコ文明のすべて / 青山 和夫 (監修)

スペインにあっさりと滅亡させられたせいか、古代中米に存在したマヤを始めとする高度な文明の存在は、世界から無視されているように思います。
実に高度な知識に基づく文明が存在したんですけどね。
その高度な文明の基礎知識を解説した入門書ですね。
知っておいて損はない知識が満載です。


日本史の謎は科学で解ける / 三澤 信也

中高生に科学を教えている先生が、中高生にもわかりやすいようにと書かれた解説書みたいです。
中高で学んだ科学をすっかり忘れてしまった大人にも、理解できるように解説されてます。

ここに書かれていることは、日本史を解明するのであれば知っておかなければならない基本的な知識だと思うのですが、残念ながら日本史専門の方々は科学知識がないのか無視しているのか、科学によって否定/肯定されることと逆を唱えることが多いような。
船と操船や海流の知識がないと、半島や大陸との行き来について語れないと思うのですがねぇ。


マルドゥック・アノニマス 8 / 冲方 丁

アノニマスになってから、全然話の展開が進みませんが、今巻は多少進展があったような気がします。
にしても、いつまで続くのか。


2023年8月14日月曜日

機龍警察 未亡旅団 / 月村 了衛

氏は文庫化が嫌いなのか、単行本発刊から9年経ってやっと文庫化。
タイトルでは中身がさっぱり想像付かなかったのですが、こういうストーリーだとは。

イスラム教の男尊女卑は有名ですが、本当にコーランにそういう風に女性を扱えと書かれているんでしょうか?
教祖ムハマンドの生涯について書かれているものを読む限りでは、教祖様は女性を大切にしており、三番目で最後の幼い妻にはイスラムの教義をしっかりと教え込み、ムハマンド亡き後の一時期は教団を率いていたらしいから、女性を蔑視するような教義とはとても思えないんだが。

それはともかく、宗教はアヘンと言った人がいるそうですが、イスラム教にしても念仏宗にしても共産主義にしても、幼い頃からの洗脳により盲目的に命令に従う生きる兵器に化してしまう。
その恐ろしさは、平和ボケした日本人には想像も付かないことなのです。


応仁悪童伝 / 木下 昌輝

2021年に単行本として刊行された長編小説が文庫化されたものです。
木下氏は史実を丹念に調べて、史実を忠実になぞりながら、新しいアイデアや小説ならではの虚構を取り混ぜるのが、非常に巧みですが、本作も期待に違わず、見事なストーリー展開を見せてくれます。
ほんと、毎回作品を拝読するたびに、唸らされてしまいます。
応仁の頃の雰囲気も量感たっぷりに表現されており、歴史好きには堪らない小説に仕上げられています。


ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト / 森永 卓郎

 大蔵省〜財務省の官僚さん達は、令和の今に至っても金本位制の経済の仕組みで、日本の財政を回そうとしているんですな。
信用経済というものを法科卒の人達は理解できないのか、理解できているけど国民を貧乏のどん底に突き落とすためにやっているのか、どちらかなのか不明ですが、いずれにしても亡国への道をひたすら突き進んでいるのです。

国会議員にも、その辺りをちゃんと理解して、財務省官僚に対抗できる人が皆無なので、ザイム真理教は、誰にも邪魔されずに突き進むと。
冗談抜きで、テロで財務官僚を全員処刑しないと、日本国民は貧乏のどん底に突き落とされますよ。

 

中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史 / 松下 憲一

 発刊された時に雑誌の書評で「こういうのが読みたかったという人が続出」とか書かれてましたが、今我々が中華と呼んでいる文化・文明と歴史は、遊牧民が作り上げたもので、所謂漢民族はそれを盗んだに過ぎないわけです。

中華料理も殆どは騎馬民族の料理だし、他も上げると切りないですが、漢民族の発明は嘘くらいじゃないだろうか?

騎馬民族には、皇帝の跡継ぎになる皇太子を生んだ女性は、その女性の一族が権力を握らないようにするために死を賜る、という習慣があるということで、先日読んだ唐―東ユーラシアの大帝国にもそんな風習が描かれていましたが、残酷ではありますが合理的でもあるんですよね。
朝鮮王国みたいに、王后の一族が代わる代わる政権を牛耳る歴史を見れば、権力者の母方の一族が権力を持つのが如何に危険なことか、よくわかります。
とはいえ、日本も平安時代までの貴族政権は、同じことやってたわけですけどね。