2019年8月9日金曜日

ドッグファイト / 楡 周平



楡氏の小説は久しぶりな気がします。
ラスト ワン マイル (新潮文庫)の続編的な内容です。
日本だけではなく、世界中で必要とされる物流企業。
ネット通販が主流になりつつある昨今ですが、通販が増えれば増えるほど配達を担う業者の重要性が高まってきます。
しかし販売業者からの配達料の大幅な値引き要求と人手不足により、宅配業者や運送業者が苦境に喘ぎ、流通業も頭打ちの状況。
それを如何に打破していくのか?

いつも思うんですが、何故に日本の企業は楡氏をコンサルタントとして雇わないんでしょうね?
訳の分からない、米国のMBAの肩書きを持つコンサルタントを集めたコンサル専門企業には依頼が集まっているらしいけど、それで成功した日本の企業ってあるんでしょうかね?
コンサル企業は儲かっているけど、頼んだ企業がその結果儲かったようには見えないのですが。

地図と地形で楽しむ大阪淀川歴史散歩 / 都市研究会



大阪府下に済んでいても、大阪の歴史となると意外と知らないものです。
まだまだ大阪市内にも知らないとところがあるなぁと。
道頓堀の「道頓」が人の名前だとは。
身近な場所に、古代の名残や中世期の足跡が残っているものです。

2019年8月5日月曜日

麺の科学 粉が生み出す豊かな食感・香り・うまみ / 山田 昌治



麺について粉から茹で方までを、科学的な実験データに基づいて解説されています。
科学的な解説というと難解そうに思われますが、非常に分かりやすく説明されており、これ1冊読んだだけで麺の達人になったかのような錯覚をさせられてしまいます。
麺好きな方には、是非読んで戴きたいですよ。

2019年7月31日水曜日

戦国十二刻 終わりのとき / 木下 昌輝



木下氏の作品を読むのは初めてなのですが、Amazon Kindle Unlimitedで読める「週刊大衆」誌に「小説には書けてない!歴史作家のマル秘ネタ帳」というコラムを連絡されており、それが結構面白いので機会があれば小説も読んでみたいと思っていました。
本作品は短編小説ですが、米国の人気テレビ番組シリーズ「24」の手法を小説に取り入れたという感じでしょうか。
ネタ帳でも史実を丹念に調査している様子がうかがえますが、本書の各作品でもその様子が出ています。
史実に忠実な中に、小説家らしい虚実を織り交ぜるわけですが、そのアイデアが秀逸です。

2019年7月28日日曜日

神の時空 五色不動の猛火 / 高田 崇史



先日のカラー版でますますわかった! 地形と地理で解決!! 江戸時代の秘密56 (新書y)でも、江戸の火事や町並みについての解説が色々と出て来ていましたが、それにシンクロするように江戸の大火に巻き込まれた人びとの怨念の話です。
それにしても目黒不動尊は有名ですが、他にも目白、目赤、目青、目黄不動尊があるのですね。五色不動と言うそうですが、目黄が2カ所にあるから6つの不動尊ですが。
六大地蔵というのもあるそうですが…この地蔵に関する説明でちょっと疑問が。
お地蔵さんというのは、閻魔大王様の化身というか別の姿と聞いたことがあるのですが、閻魔様と対決するという説明があって…なんじゃそら?って感じです。
閻魔様を倒してどうするんだ?ってのもありますが。

2019年7月24日水曜日

カラー版でますますわかった! 地形と地理で解決!! 江戸時代の秘密56 / 大石 学 (監修)



地理については書かれていますが、地形についてはあまり出て来ませんね。
地形については海岸線とか河川とかについて書かれている程度。
まあ日本は河川と海岸線でできているようなものだから、それでほぼ網羅できるといえばできますが。
最近はこの手のタイトルの解説本が人気ですが、題目倒れのものが多いのも事実。

2019年7月21日日曜日

影の中の影 / 月村 了衛



本書を読み終えたところで、アメリカ合衆国国務長官が中共政府のウイグル人弾圧を「最悪の人権危機」と批判を公の場で行いました。
これまでは、どこの国も中共政府の顔色を窺って、はっきりと非難することはなかったのですが、これが切っ掛けとなって世界中から非難の声が上がることになればいいですが。
しかし本書の内容に関わる問題なので、文庫版が発刊になったタイミングが好すぎるなという気もしますが、新書版は4年前に発刊になっていますから、氏はその頃からこの問題を重要視されていたということですね。
日本の大手新聞を始めとするマスコミ各社は、中共の工作員の支配下にあるので、こういう問題は大々的にどころか、ホンのちょっとでも匂わすような報道もできない状況です。
この小説は決してフィクションではないのです。