2015年7月21日火曜日

光秀曜変 / 岩井三四二



明智光秀が本能寺の信長を討った理由は、未だに不明ですが、本書では光秀の享年を従来説の55才から最新学説の67才と改め、老いによる記憶障害と被害妄想によるものとしています。
色々と説はありますが、当日畿内にいる有力武将は明智光秀のみで、ろくな警護も付けずに防備の甘い本能寺に信長が滞在することを、前もって予測するのは無理がある(信長は気まぐれなので、いつどこへ行くのかを前もって予測するのはほとんど不可能)ので、数日前にこういう状況になり討つことが可能であるという判断が下せたということは、まだちゃんとした判断能力が光秀にあったということなので、暈けていたとは思えないのですよね。
まあ年寄りの惚けというのは、常に変な行動を取るわけでもなく、まともな言動行動とおかしな振る舞いとが入り交じる物なので、信長を討てるという可能性に気が付いたまともな判断力と、実際に討とうとする異常性とが入り交じっているというのは、実際に近いのかも知れませんが。

2015年7月20日月曜日

SIGMA新製品体感イベント

SIGMA新製品体感イベント

大阪の体感イベントに行って参りました。
山木社長のプレゼン、大変参考になりました。
会津で生産するのは、SIGMAとしての品質を維持するためであることを強調されると共に、量産品の出荷検査での基準値を可能な限り設計性能に近づけるようにしていて、今では設計品質にかなり近いものが出荷できていることを強調されていました。
その辺り、ここ10年くらいにSIGMAのレンズを何本か購入し使っている私としても、ARTシリーズになってからの写りの質のよさと、製品の質感の大幅な向上から、非常に納得できるものでした。

レンズを貸し出して撮影できるのですが、目当てだった150-600mm Contemporaryが貸し出し中で試せなかったのが残念ですが、代わりにART 24mm/F1.4を借りて試写してみました。

以下、全てD800Eにて絞り開放で撮影、Lightroom CC 2015で現像(露出補正とリサイズのみ)。

最短でのピント位置のシャープさと前後のボケの様子。ART 35/1.4, 50/1.4に似て、ピント位置のシャープさ、ピントの薄さ、ボケのなだらかさは素晴らしい出来です。


何気ないものが非常に美しい作品として映ってしまう描写力。この辺りの立体感の出方は、Carl Zeissレンズに通ずる表現力です。


金属の質感の表現力も、これまた素晴らしいものです。


残念ながら、こちらは描写を試せませんでしたが、単焦点レンズに比する描写力を与えたと自信を持って説明されていた24-35mm/F2ズーム。
24mm/F1.4とこちらとどちらを買うべきか悩ましいところです。
F1.4でのボケを知ってしまうと、F2では物足りないのも事実。
ですが、今現在28mmで気に入ったレンズがないので、28mm/F2としても魅力的であろうことから、このズームレンズに期待をしてしまいます。


最後にカタログに社長さんのサインを戴き、ARTシリーズになってからのSIGMAは本当に素晴らしく、今後のARTレンズも期待しています、とお伝えさせて戴きました。


これからもこういうイベントは、できれば毎年開催して欲しいです。

2015年7月18日土曜日

ティラノサウルスはすごい / 土屋健



ティラノサウルスをメインに、最新の恐竜研究成果を解説している書です。
化石として残る骨だけからでは、なかなか生きていた時の姿や生態を解き明かすことは難しいので、私が子供の頃からティラノサウルスなどの恐竜の復元想像図は頻繁に変わっています。

一時期、恐竜が滅んだのは麻薬中毒が原因だ、という説がありました。
これはシダ類のような裸子植物がアルカロイド系成分を全く含んでいないのに対して、現代の森林を形成している被子植物はどれも多少の差はあれアルカロイド系成分を含んでいるので、裸子植物を食べていた草食性恐竜が被子植物を食べて、アルカロイド成分に耐性のない恐竜は麻薬中毒になって死に絶え、肉食性恐竜も食料の草食性恐竜がいなくなったため滅びたとされたものです。
が、本書によるとティラノサウルスが生息していた白亜紀末期には、既に世界の森林は被子植物が中心になっていたそうなので、この説は誤りですね。
本書では、小惑星落下による地球寒冷化説を、恐竜が滅んだ原因として有力としています。

著者はサイエンスライターで、科学者というわけではないらしいですが、それゆえに素人に判りやすい解説書になっています。

2015年7月15日水曜日

【くるまのおと】笑顔になれるクルマを作ることなんです

池田直渡「週刊モータージャーナル」:「常識が通じない」マツダの世界戦略

マツダの目標は何かと問うと、題記の答えが返ってくるそうな。
こんな抽象的な目標では、何が笑顔になれるかの定義ができず、定量化ができず、数値目標が立てられず、メーカーとして開発目標が立たないからやれない、ということになるのですが、今のマツダは真面目にこれに取り組んでいるんだそうです。
その「笑顔になれるクルマ」のために、コンカレント生産技術を極め、SkyActiveという基本に立ち返った地道な改良を行い、魂動デザインのコンセプトを固めると。

実際、私が購入したDemioは、笑顔になれるクルマでした。
前のBMW 318tiもそうでしたが、運転していて楽しいだけではなく、同乗者にも快適で笑顔をもたらしてくれています。
これからもこういうクルマを造り続けて欲しい物です。

とはいえ、「マツダは小さい会社です。2%の人に満足してもらえるクルマを作り続けられるように、理想を追求していきます」と、自社の規模を認識して徒に量を狙わない戦略を取っています。
バブル期の頃に銀行から派遣された経営者が、量を拡大する方向に走って、車種をやたらと増やし、ディーラーを5チャネルに拡大し、結果大やけどをした経験から、こういう戦略に行き着いたんだと思います。
まあ、メーカーが財務屋やコンサルタントという連中の言いなりになるとろくなことがないってことっすな。

【NEXUS5】週間売り上げランク2位

4月の半ば辺りから、毎週の売り上げランクにNEXUS5が登場するようになって、何で今頃?と思っていたら、先週末の集計ではとうとう2位に。
「ゼロ円一括でばらまいているからだ」という人もいるけど、NEXUS5発売から3〜6ヶ月後くらいもゼロ円一括でばらまいていた時にはランクインしていなかったし、ゼロ円端末は他にも色々あるのだから、それは大きな理由ではないと思います。
SIMロックなしで最新のAndroidが使える端末ということで、人気があるのかな?

2015年7月13日月曜日

光圀伝 / 冲方丁





面白すぎる。
他に言葉が思い浮かばないくらい、面白すぎる。

史実にできる限り忠実に書かれてはいると思われますが、作者独自の創作もたっぷりで、その内容も史実なのか創作なのかほとんど区別が付かないくらいうまくできています。
黄門様というと、年寄りになってからの漫遊記ばかりが有名で(こちらは完全な創作ですが)、史実に基づいた実像の若い頃からの姿を描いた小説も映画も漫画も、不思議とないのですよね。
本作を読む感じでは、歌舞いた若造の頃の水戸光圀は、誰がどう描いても面白い小説や映画や劇画の主人公になるだろうと思われるんですけどね。

ターミネーター:新起動/ジェニシス

ターミネーター:新起動/ジェニシス

2週間連続で映画館へ行くのは久しぶりだ。
ことしは映画の当たり年ですわ。
マッドマックス 怒りのデス・ロードも行こうかなと思ったんですが、3週連続は時間的にも懐的にも痛いのと、主演がメル・ギブソンじゃないというのでパス。

で、ターミネータはシュワちゃんが復活!!ということで、観に行かんわけにはいかんよね。
そのせいかナイトショー時間に行ったにも関わらず、ほぼ満席。
先週のアヴェンジャーズが、同様の時間帯でガラガラだったのと大違いです。

でまあ、「新起動」と原題にない単語が邦題に付与されているのですが、いつもはセンスのない邦題ばかりなのに、今回は非常に的を得たタイトルです。
タイムトラベル物は便利ですよね、話がいくらでもリセットできる。
問題は出演者が若返れないことですが、歳を取らないはずのターミネーターが年寄りな外見をしている理由もリセットして辻褄合わせをしています。
そのお陰で、次回に続く、という終わり方w
まだまだターミネータの世界は終わらんぜよ。