2016年8月30日火曜日
水軍遙かなり / 加藤 廣
九鬼水軍の最後将の生涯を描いた物語です。
九鬼水軍というと、源義経に合力し、瀬戸内海での海戦で平氏の水軍を打ち破ったのと、織田信長が石山を攻めるときに鉄鋼船で村上水軍を撃破したことが有名です。
本書の主人公は、後者の鉄鋼船を建造した九鬼嘉隆の子息です。
嘉隆は九鬼家の傍系で、本家の跡取りが幼いときに主権を握り、本家を立てつつも九鬼水軍の主流を奪い取ってるんですね。
そして織田信長に重用されるものの、豊臣政権では水軍の主力を担えず、徳川政権になってからは秀忠に嫌われて、最後は断絶する。
江戸時代の平和には、水軍は不要となり、海外への渡航も禁止され、船を操る技術は廃れていくのですから、仕方がないのかも知れません。
村上水軍傘下の海の民達は、瀬戸内の漁業と海運を握り、明治まで生き延びたようですが、鳥羽ではそうならなかった。
2016年8月24日水曜日
忍者烈伝ノ続 / 稲葉 博一
忍者烈伝
話としては続編なのですが、主人公は代わっています。
今回の主人公は果心居士です。果心居士は忍者ではないですが、忍者と関わりを持ちつつ話が進んでいるので、まあ題名には偽りはないと言っていいんでしょうね。
果心居士という人が本当に実在したかどうかは分かりませんが、戦国期に登場した妖術使いと言われています。
時代劇漫画などでは、20世紀の科学技術に匹敵する知識を持った科学者として描かれていたりする人物です。
本作では人の心の隙間を付く妖術使いということになっています。
元々は僧侶で、密教の秘奥義を盗み読みして会得したという設定になっており、そのため体術は並の人程度で、忍者との戦いは隙を付いて妖術を掛けて目眩ましをして逃げる一方です。
その妖術使いを、松永久秀が間諜として使う設定になっていますが、松永久秀ならそういう妖人を使っていても不思議ではないですよね。
まだまだこの後も続編が出るようです。
2016年8月21日日曜日
【Android】Moto G4 PlusのカメラをiPhone6 Plusと比較する (食べ物編)
Android OSのアップデート対応が早いからという理由で、Nexus5を2年ちょっと愛用してきましたが、もうすぐリリースされるNougatではNexus5は切り捨てられるというのにムカッと来て、買い替えることにしました。
OSアップデートを考えると、次もNexus(5X or 6P)となるのですが、どちらも機能の割にお値段が高い。
Y-MobileからSHARPのAndroid One端末が発売になりましたが、これもAndroid Oneという割にはお値段が高い。
で、次次期Android OまでのOSアップデートを保証することを謳う、MotorolaのMoto G4 Plusにしました。
ダブルSIMのせいなのか、OSアップデート保証のせいかなのか、性能に大してお値段が安めなせいなのか発売直後には売り切れてしまい、届いたのは8月半ばでした。
今日現在、再び品切れで、次の出荷予定は9月頭のようです。
今のところ、まだ買ってから日が浅く、お盆休みに入ってから届いたので、ずっと放置状態であまり使ってません。
ポケモンGOでの表示がiPhone6 PlusやNexus5に比べるとカクカクするように思うのですが、アプリが頻繁にバージョンアップされていて、同じバージョンで同じネットワーク条件で比較していないので、何とも言えないところはあるのですが…ポケモンGO以外ではスムーズに動いているので、アプリ固有の問題かなぁ。
それはさておき、カメラの比較をしてみました。
iPhone6 Plusとは解像度もアスペクト比も異なるので同じに撮るのは難しいのですが、できるだけ同じように撮ってみました。
飲み会の時の料理の写真での比較です。
元画像を共に25%縮小しています。
上がiPhone6 Plusで、下がMoto G4 Plusです。(クリックすると大きくなる…はず)
iPhone6 Plusは手振れ防止が付いているのと、被写界深度が深いため、全体的にピントがしっかりしています。
Moto G4 Plusの方はレンズの開放値が明るいのか、被写界深度が浅めになっています。
色の彩度や明暗のコントラストは、Moto G4 Plusの方が少し高くて、鮮やかに見える設定になっています。
全体的な画像のシャープさではiPhone6 Plusの方が上ですが、パッと見て美味しそうに見えるのはMoto G4 Plusですね。
まあ、ほとんど互角と言っていいでしょうけど。
2016年8月20日土曜日
刀の日本史 / 加来 耕三
加来氏はただの歴史作家ではなかったんですね。
タイ捨流の使い手なんだそうで。
実際に剣法を知っている方が、刀が日本史の中で如何に発達して来たかを述べられています。
元寇が日本刀に変革をもたらしたという指摘。
日本刀が明に大量に輸出されたが、大陸の刀剣はほとんど輸入されていないという指摘。
実にご尤もな指摘で、興味深いです。
この中で、日本刀を輸出して、大量の鉄を輸入していることを指摘されています。
蹈鞴製鉄だけでは、刀の原料となる鉄が足りなくなったのだろうという推測をされています。
しかし、大陸の鉄は鋳鉄で、日本刀に必要な鍛鉄ではないので、現代の溶鉱炉で作られた鉄では日本刀が作れないのと同様、大陸の鉄では日本刀は作れないはずなのですが…。
室町期には一般家庭でも、鉄鍋、鉄釜、鉄の農機具などが普及するので、輸入された鉄は日本刀以外の鉄製品に使われたのではないのかなぁ?
【くるまのおと】マツダスカイアクティブエンジンの開発―高効率と低燃費を目指して
2013年に発刊されたマツダスカイアクティブエンジンの開発―高効率と低燃費を目指して
Demioを買った時に改訂前のを買おうかとも思ったのですが、内容的に私が買ったDemioの前のモデルに関してのものだったので買わなかったのですが、今回は最新の情報が追加されていたので買いました。
燃焼に関する話がほとんどで、製造に関する話が触り程度しか出ておらず、その点がちょっと物足りないのですが、高圧縮比ガソリンエンジンと低圧縮比ディーゼルエンジンについての内容についてはよく理解できました。
ガソリンエンジンもディーゼルエンジンも、圧縮比15〜16辺りにするのが最も燃費がよくなる、というのは実は25年くらい前に(今では伝説とも云えるMotor Fan連載で兼坂氏が)予言されていて、その予言がやっと実現したという形です。
この技術が世の中に広まってくれば、VWのような問題も起きなかったんでしょうけどね。
2016年8月16日火曜日
逆説の日本史 22 明治維新編: 西南戦争と大久保暗殺の謎 / 井沢元彦
逆説の日本史も連載開始から25年。ということで、過去の記事を一部訂正する補遺編が追加されています。
明治維新というのは、世界的にも希有な政治体制の革命であり、その後の文明導入の速度も革命的な出来事です。
明治に入ってからの鉄道網、電信・電話網、郵便制度、その他諸々のインフラ整備は、恐ろしいくらいに急速にしかも確実に行われています。
これがどれくらい凄いことかを、今の日本人には理解できないでしょうけど、西洋人は恐ろしさを感じたはずです。
その一端がここに書かれていますが、本書では武士達が自分達の身分と立場を江戸時代の体制のまま求めて、新政府の体制に対して反旗を翻した経緯がメインになっています。
この一連の流れを思いっきり省略して分かりやすくしたらラスト サムライ
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