2020年9月15日火曜日

信長 空白の百三十日 / 木下 昌輝



歴史小説家の木下氏の著書ですが、小説ではなく、歴史解説書です。
信長公記を読み解き、本能寺での死に至るまでの謎を解明しようとしたものです。
氏は今に残る数々の書物を読み解き、真の史実を解き明かし、それを元に史実に可能な限り忠実な小説を書かれている方です。
本書でも、資料を丹念に読み解き、解析する姿勢が現れています。
信長公記は、古くから知られている一級資料なのですから、多くの歴史学者に解読し尽くされているはずなのですが、本書のようなのが今に至って発刊されるということは………。

似たようなテーマの本を、立て続けに読んでいますが、私が意図してそうしたわけではなく、大河ドラマの影響で、明智光秀や本能寺の変に関する本が大量に出版されており、そのせいでついつい似たような本ばかり手に取って買ってしまうという。
しかし、明智光秀が謀反を起こした理由は、どの書を読んでもはっきりしないのですよね。

2020年9月13日日曜日

Sports Illustrated Special : Swimsuit 2020



今年は武漢ウィルス騒動のせいか、なかなか発刊されず、もう出て来ないのかなと諦めていたら、8月頭に発刊されていたらしいです。
今年は表紙が4パターンあるようで、3人のモデルが集合したのと、各々のモデルさん一人のとで、4パターンと。
私は3人の集合写真のを買いましたが。

昨年はイスラム教徒のモデルさんが、水着姿を披露しているということで、イスラム教の人達からかなりの抗議があったそうで、そのために発刊が遅れたのですね。
今年もそのイスラム教徒のモデルさんが登場しています。
肌を露わにすることは、教義で禁止されているので、全身を覆うタイプの水着ですけどね。

いずれにしても、世界基準の正統的なポートレートのお手本が観られるのは、もう他にはないので、ポートレートの勉強をしたい方は必見です。

2020年9月9日水曜日

対決! 日本史 戦国から鎖国篇 / 安部 龍太郎・佐藤 優



歴史小説家と元外交官の対談です。
1個前と同じようなテーマなのは偶然なのですが、同じことを全く別の方達が語られているのは偶然ではなく必然でしょう。
日本の歴史を日本だけ見てては語れないのです。
所謂「常識」や「定説」にどっぷりと嵌まった人達は、是非ご一読を。
ここに書かれていることが真実とは言いませんが、先入観から抜け出す切っ掛けにはなるでしょう。

第6天魔王信長 消されたキリシタン王国 / 加治 将一



2年程前に発刊されていたのですが、今になって店頭にあるのをみて知りました。
私は加治氏の著作は好きで、ちょくちょく読んでいるのですが、世間的には今一つ評判がよくないのか、書評には出て来ないし、店頭でも山積みになっていることも滅多にありません。
世の中で「常識」とか「定説」とされていることから、かけ離れた説を説かれるので、これが広まると困る人が多いんですかねぇ。
所謂「トンでも」系とは一線を画していて、非常に緻密な考察と推理に基づいて説を導き出されており、突っ込むところが殆どなく、ただ感服するしかないと思うんですが。

さて、本書では、秀吉と家康により隠蔽された織田信長の姿や、戦国末期の日本の状況を暴かれています。
この時期の日本が置かれた状況というのは、欧州や亜細亜全体の状況を正しく把握していないと理解できないのです。
が、日本の歴史学は、世界史と日本史が分断されているため、日本史専門の方は大陸や半島は気にしても、東南アジアや欧州は一切気にしないようになっているらしいです。
そうなると日本に火縄銃が伝来した経緯も、その後の普及も、ちゃんと理解できないんですけどね。
 

2020年9月1日火曜日

デッド・オア・アライブ / 楡 周平



本作で登場する画期的な個体電池。
今のところ、世に登場する気配はありません。
リチウム電池の改良は、日々進んでいるようですが、重さ当たりの蓄電量が倍にもならないし、製造コストが半分以下になるわけでもなし。
ましてや充電時間が、現在の10分の1になるわけでもなし。
ガソリンやディーゼルに代わる純粋な電気自動車が、本格的に普及するにはまだまだ解決しなければならない課題が山積みです。

それよりも本書の主眼は、日本組織はどこも必ずお役所化し、硬直化し、正しい意見が通らないものになるということでしょうね。
日本経済が衰退し、日本企業の凋落が止まらないのも、このお役所化した組織の弊害が大きいと思います。
日本でベンチャーが育たない理由の一つに、海外では有望なベンチャーの多くは、大企業が買収して、自分達の組織の中に組み入れるのが盛んなのに対して、日本の大企業はベンチャーを潰すことに力を注ぎ、買収などは一切考えないことがあると思います。
何故に買収という手を使わないかというと、ベンチャーの起業者や社員(大体は学歴とかが、買収先企業の入社条件に満たない)を自社の役員や社員にしたくないからです。
米国のベンチャーは有名大学出身者も多いし、基本的に実力と実績で評価するので、その辺は障害にならないのでしょうけど。

コロナ禍がテレワークの普及の切っ掛けになりましたが、学歴が人物評価の基準として一生使われる奇妙な風習もいい加減止めるべきですね。

2020年8月30日日曜日

Apple Mac mini



ということで、Mac miniを最新型に買い替えました。
iPhone 3Gを購入するに当たって、Macにしよう!と思って、Mac mini(初代)を購入し、以来家でインターネットにアクセスするのやデジカメの写真現像をしたりするのやCD聴いたりDVD観たり、ネット動画視聴したりするのは、Mac miniでやっています。
今回のMac miniは4台目のMac miniになります。

今回買い替えるに当たって、Macbook AirかMacbook Proにして外部ディスプレイにするとか、iMacにというのも考えたのです。
が、 前者だと間違いなく家の外に出掛ける時に持ち出すでしょうし、そうなると個人の全データを入れたMacを壊したり無くしたり盗まれたりする確立が非常に高いし、それを考えると持ち出す必要があるなら別途持ち出しように入っているデータが限定されたMacbookを買った方がいいですからね。
iMacはディスプレイを好みのものにできないというか、何となくディスプレイ一体型というもののハードウェア的な信頼性を信用できないという、個人的な先入観があって、買う気になれないのです。

直前まで使用していたMac miniがフュージョンHDDの1TBで、整理しても半分以上を使用してるため、データを移行するとなると内蔵HDD容量が1TB必須になるので、オプションで1TB SSDを選ぶことになりました。
今はフュージョンはなくなっているから、結構これはお高い選択になってしまいます。
メモリは今まで8GBで、それで不足している感じもなかったのですが、ディスプレイが4Kになることを考えて16GBにしました。
有線イーサネットを10Gビットにするかどうか悩みましたが、ハブとか無線LANとかで対応しているのがまだまだ少ないので、まだ数年は1Gビットでええかと、標準のままにしました。
CPUや安い方です(笑 それでもこれまでのよりは、処理速度はかなり高速になっているし、そんなにアホ程処理速度を必要とすることもないので。

で、TimeMachineのバックアップから復元したのですが、Happy Hacking Keyboardのデバイスドライバだけ再インストールして、セキュリティの許可を行うときに、SONYとかOracleとかのデバイスドライバも許可を求められたので、前にインストールしてたよなと何も考えずに許可して再起動を掛けたら………起動しない。
色々と調べて、OSのアップデートで32bitアプリが使用不可になった時に、古いデバイスドライバも削除されてしまっていたのですが、そのエントリを登録したファイルは削除されずに残ったままになるようで、ないファイルを延々と探しに行って起動が途中で止まるらしいです。
セーフモード起動で起動して、余計なエントリファイルを削除して何とか復帰できましたが、iPadで起動できないときの対処方法をググりまくって、ちゃんと復帰するまで数日間掛かってしまいました。
Macは普段は何も考えずに使えますが、一旦トラブルと対処にWindows以上に手間が掛かるんですよね。
まあWindowsは普段からトラブルが多いので、不具合退所のユーティリティが完備されているし、情報も多いので、トラブルには強いとも言えますが。





これまでのMac miniでは、TimeMachineやら写真データのバックアップに、USB外付HDDを何台も接続していたので、USB-CをUSB 3.0に変換するアダプタを購入しました。
1個はHDMI出力が付いているんですよね。付いてないのが欲しくて、探した結果がエレコムのアダプタになりました。
両方を付けたのですが、どうもUSB-Cの方を画像出力の優先にするらしくて、Mac miniに標準で付いているHDMI出力端子にディスプレイを接続していると、時々画面が出て来ないことがあります。
USB-Cアダプタの方のHDMI端子にデスプレイを接続していると、起動も速いし、ディスプレイを認識しないという現象も発生しません。
なんでやねん!という感じですが………エレコムのUSB-Aへの変換アダプタをもう一個買って、そっちと入れ替えて、標準のHDMIにディスプレイを接続するようにすべきかどうか、悩む処です。
今のところ、この中華製のアダプタは問題もなく、画面表示も綺麗なので。

2020年8月27日木曜日

定説破りの日本古代史 “日本人"誕生の真実と証拠 / 山本 隆司



作者は弁護士の方だそうで、歴史の専門家ではありません。
逆に専門家ではない故に、(作者のいうところの)「渡来ドグマ」には冒されておらず、論理的に真実を見ることができるとのこと。
実際、本書に書かれていることは、最新の科学的なデータに基づいて論理的に議論を進められており、納得の行くものが多いです。

とはいえ、邪馬台国が大和地方であると主張される時に、方位や距離の問題はすっ飛ばして、発掘された遺跡のみで推理するのはいかがなものかと。
奈良県の大和地方が邪馬台国で、後のヤマト政権はその後継であるとするヤマト説の方々が、無視している問題に鯨文問題があります。
邪馬台国では、身分が上のものから下のものまで男子はすべて顔に入れ墨を入れている、と魏志倭人伝には明確に書かれています。
なので、ヤマト政権でもその習慣が残っていなければおかしいのですが、実際には大和地方には一切残っていません。
なので、まずこの問題を片付けないと大和地方に邪馬台国があったという主張は、空論になってしまうのです。

とはいえ、私が気になったのはこの問題についてくらいで、他は概ね賛同できることなので、他の歴史解説に比べると、極めてしっかりとした考証をされていると思います。