FEマウント対応のオートフォーカスレンズは購入していない(というかまだろくに発売されていない)ので、反射防止策を入れたアダプタでちょいと撮影しました。
EL液晶のファンダーの見やすさとフォーカスの山の掴みやすさを危惧していたのですが、ピーキング機能というピントが合っている部分を色付け(設定で白・黄・赤のいずれかから選べる)してくれる機能が非常に便利で、ピント合わせはこれを使って行うことで確実に合わせられました。
こういうのに慣れてしまうと、D800Eなどの光学ファンダーで自分の眼を頼りにして合わせるのが辛くなるかも知れません。
お年寄りの方で、マニュアルフォーカスのピント合わせが見えにくくて辛い方には、この機能は非常に助かると思います。
まだRAW現像ができないので、撮って出しのJPEGをリサイズして(色空間設定をAdobeRGBにして撮影したのでWeb閲覧用に)sRGBに変換しています。
まずはElmarit-R 135mm/F2.8を使った、α7Rを手にして1発目のショット。
恐ろしいくらいの立体感と解像感です。
Leicaレンズの凄さとα7Rの真のローパスフィルターレスの効果とBionz-Xエンジンの処理が生み出す画像は、D800Eを完全に追い越しています。
D800Eとの併用を考えていましたが、ここまで差が付くとは、困ったものです。
次にCONTAX GのSonnar T* 90mm/F2.8。TECHARTのNEX用アダプタがそのまま使えました。
ただ、液晶のスリープタイマーによりスリープに入ってしまうと、復帰するのに一旦電源をOFF->ONし直さないと駄目っぽいです。
面倒なので撮影終了毎に電源をOFFにして、撮影したいものが見つかればONするようにしました。
まあそうしないと電池の減りが早いということもあったので。
このSonnarはガチガチの解像感はなく、どちらかというとふんわりした印象で、でも拡大するとしっかりと解像しているという性格のレンズみたいです。
たぶん空間周波数が低い範囲ではMTF値が高く、高くなると急激にMTF値が落ちるのではないかという感じです。
そのせいか、AFがほとんど合いません。
結局マニュアルフォーカスでほとんどを撮影しました。
最後に旧東独Carl Zeiss Jenaの銘レンズ Macro-Prakticar MC 55mm/F2.8です。
限定生産のレアもので、非常に素晴らしい性能と描写のレンズなのですが、この素晴らしさを活かせるボディがなく(Prakticaのフィルム用カメラはフィルムの平面精度が悪くて、マクロ撮影時のピントがキチンと出ない)、製造から30年以上経った今やっとその素晴らしさを満喫できます。
早くApertureがRAW対応してくれないかなぁ。
後、電池の充電器が付属されていなくて、USB電源アダプタからUSBケーブルをボディに差して充電するようになっています。
これが時間が掛かるし、縦位置グリップ装着だとUSBケーブル経由では充電されないし、で不便だなと思って充電器をSONYのWebカタログで調べていたら、バッテリーも充電器も今持っているNEX-5Nと全く同じでした。
2年前のモデルとバッテリーが同じというのは、SONYさん偉い!
お陰でNEX-5Nの充電器でサクッと充電して快適に使えました。
ただ、NEX-5Nは年末に遊びに来る甥か姪のおもちゃになってしまう予感がする(というかもうNEX-5N使うことないし、中古として売るにしてもほとんど値段出ないし、子供のおもちゃにしかならない)ので、充電器は買わないといけないですが。
また縦位置グリップがバッテリーを2個入れるようになっていて、1個だけだとバランスが悪いので、バッテリーももう1個買わないといけません。