2001年12月30日日曜日

【BMW雑記帳】今月の雑誌から

今年最後のコラムになります。果たしてどのくらいの方に読んで戴いているのか判りませんが、今年1年お付き合い下さり、ありがとうございます。来年もまだまだ駄文を書き続けるつもりですので、読みに来て下さい。

というところで、今年も終わりになって新型tiが登場し、今月号はどの雑誌もE46/5の試乗記で賑わっています。評価は概ね好評のようで、中には300万円前後のベストバイという評価をしている方もおります。意外と1.8Lの316tiが好評のようですね。
面白いことに、排気量の少ない316tiの方が、318tiよりも最終減速比が低い、つまりハイキギヤードなんですね。ミッションは同じですから、同じ速度なら316tiの方がエンジンの回転数が低くなることになります。走りそのものは316tiもなかなからしいですが、スペックから見ると明らかに、316tiは省燃費指向でしょう。
またE36/5と異なり、セダンとほぼ同じ車重で、クーペより重いのは、ちょっと気になります。まあ装備がセダン、クーペに匹敵するくらい豪華になっていることや、ハッチバック周りの剛性を上げ、セダン・クーペ以上に剛性感を上げているそうなので、仕方がないことかも知れません。車体の剛性を上げ、足周りがセダン・クーペと共通になっているため、走りは今まで以上にスポーツで、クーペに引けは取っていないようです。
さて、キープコンセプトのまま全てにグレードアップを果たした新型ti。年明けにはディーラーへ試乗へ行ってみたいと思います。阪神高速を走らせて貰えるといいんだけどなぁ...。

ではみなさん、よいお年をお迎え下さい。また、来年お逢いしましょう!


2001年12月23日日曜日

【BMW雑記帳】BMW MLオフ

BMW MLの3周年記念オフに参加してきました。元々は関西班の忘年会オフだったはずなのですが、ML主催者が急遽東京より来阪したため、いつの間にやら3周年オフということになりました。まあやると言ってて全然開催できなかったので、どさくさ紛れにそうしてしまったようですが(笑)
しかし今回は、北海道からも参加者があり、かなり賑わったものになったと思います。関西班は集まりがいつも悪いのですが、新しくオフに参加される方もいたりしたし、これからは関西でもオフ活動が参加になるかもしれません。
ネットで知り合って、実際に顔を合わせてワイワイやるというのも楽しいもので、いつも話が尽きず終わらせるタイミングが難しいのですよね。終電を逃して、始発の時間まで暇つぶしをしてたこともありますし (^ ^;;;;
それに付けても河豚はおいしい (^O^)v


2001年12月15日土曜日

【BMW雑記帳】大阪モーターショーその2

今週もモーターショーネタで行きます。BMW以外に興味を引いたものでは、プジョーはやっぱりお洒落やなぁ〜、というのとジャガーがカッコええなぁ〜、というのが一番かな?エリーゼのシャーシを使ったOPELのスピードスターもカッコいいですね。
光岡のスーパーカーは凄かったですねぇ。格好のよさというか、インパクトは一番でしたね。とても乗る勇気はありませんけど (^-^;;;;
それと後は、GT−RコンセプトとZですね。元日産ユーザーとしては、日産復活の兆しとして、ポジティブに受け止めたいです。tiみたいなのを日産が創ってくれると嬉しいのですけどね。

その他では、イリジウムプラグの新しい「タフ」というのが出ていたことですね。今使っているのは、「パワー」というグレードですが、耐久性が通常のプラグと同じで1万km程度です。それに対して新しい「タフ」はプラチナプラグと同等の耐久性ということで、10万kmくらいは使えるようです。値段もそれ程高くない(パワーの1.5倍程度かな?)ので、次にプラグを交換するときは、こちらにしようと思います。
他は携帯のカバーが何故か目立ってました(笑)。

しかし、東京に比べると大阪は寂しいですね。それが返す返すも残念です。


2001年12月9日日曜日

【BMW雑記帳】大阪モーターショー

行くつもりはなかったんですが、知り合いの子が急遽コンパニオンをヘルプでやることになり「記念写真を取って〜!」というお願いをされて行っていました(苦笑)
BMWのブースは、カーボン化M3の姿もなく、ちょっと寂しかったですね。ディーラーへ行く暇がなくて、まだ見ていなかった新型tiをやっと見れたのが収穫でしょうか?E46ベースになっただけあって、色々と細かい部分でグレードアップが図られています。
一番いいと思ったのが、ステアリングのテレピコが装備になったことですね。これまでのtiは固定でしたが、今度のは上下と前後が調整できるようになっています。ステアリングも標準で3スポークになっているのは好ましいですね。
それからサンルーフがガラスになっています。ルーフを閉じていても、上が見えます。見えないようにするカバーも付いています。
サイドミラーの端が折れ曲がっていて、視界が広く取れるようになっていたのも、細かいけど重要な改良ポイントだと思います。
標準でダックテールのリアスポイラーが付いているのも丸でしょうね。屋根のルーバーと共に、どのくらい空力特性が向上しているのでしょうか?
テンパータイヤがなくなっていて、パンクの時はどうすればいいの?という疑問はあるんですが、その分マフラーの容量が増えています。音はディーラーの試乗会まで聞く事はできませんが、容量からしてかなり静かになっているんでしょうね。形がストレートではなく、」「な形なので、効率的にはちょっと?なのですが。
エンジンはますますDIYができにくいような形になっていて、日本車的ですね。吸気の取入れが、BMWの目印、豚鼻の上からに変更されています。これまでは、右(M44)か左(M42)だったんですけどね。ノーマルのエアクリーナを使うには、たぶん今度の形の方が吸気効率はいいのではないかという気がします。
エンジンルームの余裕が全くといっていいくらいなくなっており、タワーバーはまず入れられないと思います。スペースがなくなったせいか、バッテリーもリアに移されています。といっても、ラジエターとエンジンの間は、相変わらずスカスカなのですが。
後は、瞬間燃費計が付いたこと、ライトのスイッチが引っ張るタイプから、回すタイプに変わったことでしょうか。展示車はDVDナビが付いていたんですが、画面の部分は標準でどうなっているかなぁ?エアコンもグレードが上がっているような気がしますが....実際はどうなんでしょうか?
返す返すも、右ステアリングでMTを出してくれていればなぁ〜、という思いで一杯になりますねぇ。ATならローン終了までは、今のままでいいかと思う程度ですけどね。
そういう意味では、ミニ・クーパーSなんかは興味を惹かれますね。ちょっと荷台が狭いのが問題ですが、こちらはAT、MT共に右ハンドルだそうです。値段もtiに比べて50〜100万円くらい安いようですし。

2001年11月11日日曜日

【BMW雑記帳】新型tiの受付開始

相変わらず仕事が多忙で、車にほとんど乗ってません (;_;)。そんなわけで今週も手抜きです m(_ _)m
ディーラーから案内が来ましたが、今週から販売受付が開始されたようです。でも案内状には「実車の展示はございません」と小さく(笑)書かれたいたので、行きませんけどね。
しかし、実車の試乗はおろか展示もないのに、客に売りつけようってのはどういう了見なんでしょうかねぇ?まあモデルによっては、実車が来る前に予約殺到することもありますけどねぇ。右のMTが出てたら、私も車もろくに見ないうちに予約してただろうし(爆)。
ちなみに「2002年1月以降のデリバリーとなります」とも書かれています。ほとんど目立たないくらい極々小さくですが(苦笑)。まあ慌てて見に行っても仕方がないってことですね。売る側としてはボーナス商戦の目玉が欲しかった、ということでしょうね。


2001年11月4日日曜日

【ZEISSコラム】これぞプラナー!

CONTAXの宣伝文句で「写真はレンズで決まる」というのがあります。この言葉はヤシカコンタックスの代表レンズと言われる、Planar T* 1.4/85やPlanar T* 1.4/50のためにあると言われています。
またこの2本をして「これぞプラナー!これぞツァイス!」という人が多いのも事実です。
しかしですね、歴代のZeissレンズ、Planarの名を冠したレンズで、「開放が甘いが絞るとキリッとシャープ」なのは、この2本くらいです。もっともこの2本で、開放が甘いのは設計上の問題というよりは、製造上の問題ではないかという気はするんですけどね。
#製造工程の公差を超えた設計をするのが問題、という見方もありますが。
だから開放が甘くて柔らかい描写をするのがプラナーだ、という考えは勘違いだと思います。本当のPlanarといえば、やはりHasselやRolleiのPlanar 2.8/80だと思うんですね。そしてこれに近い写りをするヤシコンレンズは、Planar T* 2/100であり、Planar T* 1.7/50、そして何よりPlanar T* 1.2/85です。
#Planar T* 1.2/55は世代が異なるためか、またちょっと違います。
いずれにしても、ヤシコンしか知らないでZeissを語るべからず、ということです。

【BMW雑記帳】E36 VS E46

モーターマガジンで、関谷氏によるE36 M3とE46 M3の比較インプレッションが掲載されています。結論は圧倒的にE46の勝ちですが、E36でこれ以上ないと思われていたのが全部よくなっている、という内容なので、BMWによる進化が極めて正常に行われたということです。時代の進歩というのは恐ろしいものです。
そういうことで考えていくと、今度のtiも全部がそのままよくなっていると考えるのが妥当でしょうか?全ては試乗をしてからですが、本当に全部よくなってたら.....ローンがまだ後2年弱残ってるんだけどなぁ (-_-;;;;

今週は仕事多忙につき、手抜きでごめんなさい m(_ _)m


2001年10月28日日曜日

【ZEISSコラム】中古レンズを買う時には

N1ショックのせいで、ここ1年の間にCONTAXからLeica-Rや中判に乗り換える人が、続出しているそうです。そのせいで中古カメラ店での、ヤシコンレンズ買取価格が暴落しているようですね。その分、売値も暴落してくれればいいんですが、以前に比べて相場がそう下がっている印象はないですしねぇ。中古カメラ店が儲けているだけってことでしょうか?
ところで、ヤシコンの中古を買う時に、一番にGにするかJにするかで悩む人が多いようですね。一般にGの方が写りがよいと言われてるけど、でも値付けが高めになってるので、高くていいと言われている方にするか?いやでもそんな値段ほどの違いがあるのか?で悩むんでしょうけどね。
正直私も昔はそれで結構悩んでたことがあります。今は悩みませんけどね。既に書いたとおり、GかJかを気にしても仕方がないことが判ったからです。気にするならAEかMMかでしょうけど、私は歯車ボケも気にしませんし、絞り優先AEかマニュアルでしか撮らないので、MMでなければならない理由はないです。気にするとしたら、内面反射やコーティングがよくなっている新しいもの、というくらいですね。
しかし実際に選ぶ時に何で選んでいるかといえば、レンズの状態の良否とピントの判りやすさで選んでいます。
レンズの良否は、
1.レンズ表面の傷や内部の状態(傷やコーティング剥がれ、カビはOHでも直らない)
2.鏡胴に当たり傷がないかどうか(衝撃で偏芯している可能性大)
3.フォーカスリングや絞りリングの状態(ゆるゆるだと要OH)
4.マウントの状態(古い物だと磨り減っていて要OH)
5.絞りレバーを動かして、絞りの動きがスムーズか確かめる(鈍いとバネが弱っているので要OH)
という感じで調べます。
ピントの判りやすさは、実際にボディに付けて、適当なもののピントを合わせて見て判断します。ファインダー上の中心だけではなく、何点かで合わせてみる必要があります。物が何点かあれば、それらを比べてみると違いが判りやすいと思いますが、中にあきらかにピントの山が掴みやすい個体があると思います。あれば、それが当たりの個体ですから、それを選びます。どれも変わらないようであれば、他を探しましょう。
ちなみにF値の暗いタイプのレンズだと、あまりピントの差は出ないと思いますので、レンズの状態だけで選んでもいいでしょうね。明るいレンズの場合は、ボディに付けてピントを確かめるのが吉です。
#シャープなレンズが嫌いな人は、ピントのわかり難い方を選んでください。

2001年10月21日日曜日

【BMW雑記帳】New ti 発売決定!その2

BMW Japan のサイトに新型tiの情報が掲載されています。
#けどショックウェーブ使われると、Linux+Mozillaでは見れないぞ (-_-#)
ATは316ti、318ti共に5速でステプトロニクス付です。値段のアップ幅を考えると、今度のtiの値付けはかなりお買い得ですね。ああ、それにつけても右のMTがあればなぁ (-o-;;;;;

というところで、今月も車雑誌の発売日が来ました。ル・ボランが「AMG VS M」という特集を組んでいます。ロッソのスペシャルショップがBMWスペシャルです。RedHotさんが掲載されています。
AutoJambleにZ3にS14を換装する記事が見開き2頁で出ていて、思わず買いそうになったんですが、買ったらえらいことにないそうなので、止めました(苦笑)。
ということで、今月も何も買いませんでした。
けど来月はtiの試乗記が全雑誌に載るだろうから....やばいなぁ。

でもって、東京モーターショーが始まりましたね。今年は東京まで行くことができず、残念です。大阪でも開催されると思うんですが、東京のと大阪のでは規模が全然違うんですよねぇ。ざっと1/3かな?特に部品関係があまり充実していないので、エンジニアとしては残念なんですよねぇ。 DIYが好きな人なら、部品館の方が楽しいと思いますから、そちらも是非覗いて見て下さい。

【ZEISSコラム】歯車ボケ

久々にZeissレンズの話題についてです。
AEタイプのレンズは、絞りの形が「歯車」だとか「のこぎり」と評される、ギザギザの形になって、背景に点光源があるとボケにその形が出て汚くなる、という不評を買っています。この歯車形になるのは、ほとんどのAEと一部のMMです。 MMで歯車になるのはたぶんPlanar T* 1.2/85, 60周年記念くらいだと思いますが。また、絞り値がf4以上では、歯車ではなく正六角形や正八角形になります。
しかし、これ本当に気になります?(苦笑) 点光源が背景に入るような状況で、開放からf2.8で撮影するようなことというのは、私はないんですけどね。
#いやまあそれ以前に、私は撮影で開放付近ってほとんど使わないんですけど。
背景に水面があって、波によって点光源が生じるような状況の場合、そのキラキラを生かそうと思うと、絞って点光源を小さくしないと絵にならないと思いますしねぇ。こういう状況で開放付近使ったら、フレアだらけでどうしようもなくなると思いますが。
街中の夜景を撮影する時だと、暗いから開放付近を使うのではないかと思われるかも知れませんけど、背景をしっかりと出さないと夜景の写真って全然綺麗じゃないです。だから私は結構絞ってますね。当然超スローシャッターになりますけどね。 (分単位で露出掛けていることが多いです)
それにそういう状況だと、歯車じゃなくても、正六角形とか正八角形のようなカクカクしたボケも気になる人は気になるでしょうから、MMにしたから解決する問題でもないと思うんですけどねぇ。
100回に1回出会うかどうか判らないような状況で、「歯車ボケがぁぁ〜〜」なんて叫んでも仕方がないと思うんですけどねぇ。
ちなみにこういうことを気にするのは日本人だけです。欧米人に言っても「それが何で問題なんだ?」と不思議な顔をされるだけです。ちなみに欧米の言葉(例えば英語とか)には、「ボケ」に相当する単語がありません。
後こういう質問をされる方々にお聞きしたいですけど、撮る時にちゃんと背景を確認してシャッター切ってます?プレビューボタン使って、被写界深度やボケの形を確認してます?それをキチンとしていれば、気にするような問題ではないと思いますけどね。
どうしても丸い絞りが欲しければ、戦前や戦直後の独逸レンズを買うといいです。露西亜レンズも丸い絞りのは結構ありますよ。

【BMW雑記帳】New ti 発売決定!

BMW Japanから、新型tiの発売に関する発表があった模様です。

結局1.8Lの316tiと2.0Lの318tiの2車種で、発売は11月24日(土)です。気になる価格は、\2,998,000-\3,230,000と辛うじて300万円の大台を切っていますね。
注目したいのが、左ハンドルながらMTモデルが用意されていることです。右ハンドルなら、今すぐにでもディーラーへ行って予約手続きをした(笑)ところですが、私の使用環境では左だと色々と問題があるため.....悩んでます(苦笑)。 M-tiが出て、価格が500万円を切っていれば、左でも速攻で買ってますけどね (^-^;;;;
318iに右のMTが用意されているから期待していたんですが....売れなかったんでしょうかねぇ? 318Ciは左だけど、M3は両方あり。どうもBMW Japanのやることは判りません。というか、日本のユーザーの需要が読めないんでしょうけどね。 tiなら絶対右のMTを用意すべきだと思いますが。そうすれば国産スポーティーカーのユーザーを取り込めるのにねぇ。
うーむ、それにしてもMTありかぁ.....。取り敢えず11月に試乗してからですねぇ、って試乗するとほとんど決まりかもしれないけど (^O^;;;;;;


2001年10月14日日曜日

【BMW雑記帳】BMW M STORIES 1980-2001

ル・ボラン別冊で「BMW M STORIES 1980−2001」という書籍が出ました。1980年にM1が発表されてからの、歴代のMモデルの記事をまとめた物です。買った、というか、買わされたという感じですね (^_^;;;
#最近の記事は切り抜きを持ってるから余計そう感じます(笑)
まあこのコラムを読むようなマニアな方は、買って損はないと思います。
M1が製造中止になったとき、バウアーには部品在庫がごっそりと残っていて、それをM社公認で引き取ったチューナーがいて、そこで新品のM1を組み立てて出荷しているという記事が昔あったんですが、それはこれには載ってません。まああれはそのチューナーの取材記事で、M1の取材記事じゃないですからね。
まだ新品で買えるかなぁ....かなり以前の話なので、まだ部品在庫が残っているかどうか定かではないですが。もっとも在庫があっても、新車登録は難しいかも知れません。欧州でも厳しい排ガス規制がありますし、日本でも更に厳しくなりましたからね。
しかし、古い車に乗っているアンティークカーマニアには厳しい時代になりました。アンティークカーに負けない魅力の車が出てくるといいんですが.....。

毎週撮影

何故だか、ここ数ヶ月程、ほとんど毎週のように撮影をしているような状態です。7,8月に怒涛のライブ撮影があったせいもあるんでしょうけど....スキャニングしなきゃならないフィルムが溜まってます。モデルに見せなきゃいけない写真も溜まってます(苦笑)。
本業もなんだかんだで忙しいので、撮影も寝不足気味で行ったり、コンセプトをきちんと固めずに行き当たりばったりで撮ったりしてて、回数が多いけど内容がないような撮影になってしまっているような気がします。やはり、じっくりと落ち着いて撮らないと、いいのは撮れないですね。

仲間内で、ちょっと話があったんですが、モデル撮影の場合
モデルに撮らされた写真 を、自分が撮ったように錯覚している人が多いと思います。
どういう人がそういう人か見分けるのは簡単です。モデルに対して注文や文句が多い人です(笑)。つまり、自分が下手なのをモデルにカバーしてもらわないと、まともに写真を撮れない人が、モデルに難癖を付け勝ちな訳ですね。
モデルが美人じゃないとか、スタイルがよくないとか、そういう文句を付ける前に、自分の腕を磨きましょう(笑)。どうしても超綺麗なモデルが欲しければ、ギャラをケチらないことです。金さえ積めば、超有名アイドルだって、1対1で撮影させて貰えますからね(爆)


2001年10月7日日曜日

【BMW雑記帳】湾岸ミッドナイト

雑誌は買わなかった代わり、というわけでもないのですが「湾岸ミッドナイト」の21巻が発売されていたので、買って来ました。
tiとは全く縁のない世界ですが、縁がないだけに読み物としては面白いですね。実際にやってる人だと、空想と実際は違うよ、で終わるんでしょうけど。
この中で「R32以降と前では全く違う」という話が出てきます。私も元R32オーナーなので、思わずウンウンと頷いてしまうのですが、日本車はこれを境に変わったと思います。R32を手にして、乗り回していた時は「日本車もとうとうここまで来たか」と涙を流さんばかりに嬉しかったです。実際には、その頃からRVブームになり、R32を評価したのは極一部のマニアだけで、一般の評価はそれほどでもなかったのでしょうけど。
もしR32が一般の人にも認められて、Skylineが正常進化していれば、今頃はどうなったのだろうか?と思います。RVやワゴンブーム(というか既にブームは過ぎて、普遍化していますが)の中で、セダンやクーペはメーカーの主力の座から降り、偏ったマニアの偏見でR33が否定された結果が、R34のような奇形な車やV35のように伝統的なスタイルを真っ向から翻す車になってしまったような気がします。
私の知り合いのE36オーナーは、元R32オーナーが多いです。それは結局、R32が目指したのが(そして今でもSkylineが目指しているのが)BMWであることに加え、元R32オーナーが惚れた要素はR33、R34にはなくE36にあったからではないかと思います。

ところで、BMWにとってのR32って何でしょうね?私は02だと思っています。結局のところ、今のBMWの基本要素は02で全て確立されていて、後はそれを洗練化しているだけだからだと思うんですよね。
もっともそういう意味では、R32というよりS30になるのかも知れません。だからE30の方が適当なのかも知れませんね。

ネガで撮るか、ポジで撮るか

皆さん、フィルムはネガとポジのどちらを常用されていますか?また、それはどういう理由で使われていますか?
ハイアマチュアだと、ポジが多いですよね。でもその理由は、プロはみんなポジだから、という理由でなんとなく使っている人も多いように思います。プロは印刷原稿として使うから、ポジが多いのですけどね。
まあスライドやルーペで、透過光で見ると色もコントラストも立体感も、プリントより綺麗なので、それで使っている人も多いでしょうし、私もそれが理由で使っているんですが、プリントすることを考えると本当はネガがいいんですよね。
「いや、ダイレクトプリントの色乗りは、ネガプリントでは得られない」という方もおられるかもしれませんが、それは本物のネガプリントを見たことがないからです。ちゃんとしたラボで、しっかりと焼けばダイレクトプリント並の美しい色乗りが実現します。プリントにするとポジではコントラストが高すぎて、ハイライトやシャドーがすぐに潰れてしまうのですが、ネガではそういうことはないですし、その辺りの調子も焼きで十分に調整できます。
まあ要は、いいプリントをしてくれる現像所を見つけることなんですけどね。
スキャンする場合でも、単純なスキャンをするときは、ポジの方が楽に綺麗な画像が得られます。しかし、うまくスキャンすればネガでも非常に綺麗な画像が得られます。またコントラストの調整も、超軟調から硬調まで、できます。ポジだと元のコントラストが高いので、硬調しかできませんけどね。
ネガで超軟調のスキャン画像を得るこつは....内緒にしとこ(笑)。


2001年9月30日日曜日

【BMW雑記帳】今月の雑誌

何も買ってません(笑)。だってBMW関係はもちろん、面白そうな特集記事が全然ないんですもの。欧州で開催された各モーターショーの特集くらいでしょうけど、どれも「内容がないよう」状態で、とても買う気にならなかったです。
ル・ボランに318iのマイナーモデルチェンジのレポートと、DIXISのマフラーの試用レポートがあるくらいかなぁ?
個人的にも、車関係は全然何もしてませんしねぇ....仕事が忙しいというより、顧客とうまくいってなくて悩まされてるという状態で、車のことを考える余裕がないんですが。
というわけで、今週は内容がないよう、です(爆)。すみません m(_ _)m


2001年9月23日日曜日

【BMW雑記帳】条例改正

静岡県、東京都、愛知県、大阪府、神奈川県とナンバープレートカバーの禁止条例が、各公安委員会で可決され、近日施行されます。
まあ私はナンバープレートカバーは付けていませんし、この先も付けるつもりはなかったのですが、この問題はこの先色々な問題を呼ぶのではないかと思われます。
まずこの条例は、今後全国の都道府県の条例で制定、施行されることが予想されますが、本当にこれが全国で禁止の必要性が高いものなら、何故最初から全国で通用する道路交通法で規制しないのでしょうか?問題は週刊プレイボーイでも言われていましたが、この条例が「交通安全委員会」という警察の天下り機関での査問のみで制定されてしまうものだということではないかと思います。
法律の問題に関しては、私は詳しくないので、この問題については深く言及できる知識を持ち合わせていないので、これ以上は元ネタの方を見て戴くとしたいです。が、最近役人の不正問題が流行(笑)みたいですが、この条例の乱用も権力の乱用に繋がる可能性は大きいです。
例えば、いわゆる「淫行条例」というものも、援助交際と呼ばれる売春防止の意味があり、そういう意味では納得できるものです。が、逆に「女性は16歳で結婚できる」という憲法の条項と反する面もあるわけです。つまり条例というのは国民が納得しやすいけど半面憲法と相反するようなグレーな規制を作りやすいという面があるようです。
ナンバープレートカバー禁止にしても、「スピード違反を助長する」という理由なら、道路交通法で規制すればいいはずです。それをしないのは、この条例が「Nシステムによるプライバシー侵害の防止」と相反する問題があるからではないかと言われています。
もっとも、ナンバーを隠しても、免許証の顔写真から身元を割り出す、顔の判定アルゴリズムと画像検索システムがほぼ完成状態という噂もありますので、これから先はあまり意味がないのかも知れませんけどね。ETCなども、身元を(電波を使って)大声で叫びながら走っているようなものですから、これを使った速度取締り装置を作るのは至極簡単ですからね。
#まあそれがみんな判ってるから、普及率が数%なんでしょうけど(笑)

背景を画面に入れない

これは簡単に言えば、例えば「ドアップ」を撮れば背景は画面に入ってきませんよね?そういう状態です。被写体に思い切り近づいて、画面全体を被写体で一杯にしてしまうのです。そうしてしまえば背景はなくなりますから、背景処理も必要なくなります。
もっともその分、被写体の処理をしっかりとしないとダメですので、その点は注意してください。
と、こんだけで説明が終わってしまった (^^;;;


2001年9月9日日曜日

被写体と背景の露出差の大きい場所を探す

ポジフィルムのラチュードは大体5EVです。ネガの場合は、フィルム自体は10EV程ですが、プリントで再現できるのはその内の5EVです。
これはどういうことかと言うと、ある露出値で撮影するとき、反射式露出計の測定値が設定された露出値より2.5EV以上明るい部分は全て真白になり、2.5EV以上暗い部分は全て真っ黒になる、ということです。この辺は言葉で説明しても判りにくいので、フィルムのラチュードと露出について書かれた書籍を探して読んで見て下さい。
で、まあ単純に言えば、背景を選ぶ時に、被写体よりも凄く暗い所を背景にすれば、背景は真っ黒になって黒い背景紙を使って撮った様になります。被写体よりも凄く明るい所を背景にすれば、背景は真白になって白い背景紙を使って撮った様になります。もっとも、背景が明るい場合は、光の回り込みでハレーションやフレアが出ることがありますので、明るすぎる場合は注意が必要ですけどね。
またストロボを使って、被写体だけを明るくしてやって背景を暗く落とす、という手法もあります。
逆に言えば、常に被写体と背景の明るさを、反射式の露出計で測って、露出差を認識しておく必要があるんですけどね。


【BMW雑記帳】そろそろATFを

交換したいと思いつつも、名古屋へ行く暇がなく、ちょっと大きくなってきたシフトショックに不満の日々です。とはいえ、全然距離を走ってなくて、昨年交換してからまだ8,000kmくらいなんですけどねぇ。 ATFも、交換後3,000kmを過ぎると、明かに初期性能の落ちが感じられます。おまけに今年の夏は猛暑でしたから、劣化は激しいのではないかと感じています。イリジウムプラグもそろそろ交換かなぁ....。

それはさておき、金曜日の晩に、BMW-MLの関西ミニオフがありました。とはいえ、ファミレスで3時間程取り止めもなくくっちゃべってただけですけどね。まあでもオフ会はいつもそうか(笑) 好き物同志が集まると話は尽きませんね。

それと「BMW Magazine」という分厚い雑誌が創刊されたようです。立ち読みしたらカタログ雑誌で、厚さと値段の割りに中身がなかったので、買いませんでしたが。今はなきOwner's BMWみたいなのを期待する方が悪いんでしょうかねぇ....。後を引き継いだEURO EGOも全然次号が出ないし....。 BMW雑誌は儲からないのでしょうか? BENZやPorscheの雑誌は一杯あるのにねぇ。


2001年9月2日日曜日

背景が単純な場所を探す

外撮りの時は、背景選びが重要なポイントになります。例え大口径望遠レンズで背景をボカすにしても、背景の中に光点があるのとないのでは雰囲気が変りますし、背景の色はボカしても変わりません。ましてや大口径望遠レンズを持っていない場合、背景をボカして単純化することはできませんから、最初から単純化された背景を選ぶ必要があります。
では単純化された背景としてどういうものを選ぶのか?ですが、主に次のようなものがあります。

1. 柄が単純な壁など
2. 地面
3. 背景物までの距離が遠い所


A.は白壁や黒壁などを背景にしてしまえば、背景紙を使ったことと同じになります。
B.はパターンが単純な地面にモデルを寝かせてしまうんです。あるいは撮影者が高いところからモデルを狙えば、地面が背景になります。後者の逆パターンとして、撮影者が下からモデルを狙えば、空が背景になります。但しこの場合、露出には充分に気を付けて下さい。
C.ですが、背景物が被写体に対して非常に距離があれば、大口径望遠レンズでなくとも、ボケてくれます。パンフォーカスな設定でなければですけどね。どのくらいの焦点距離、絞りならどのくらい被写体と背景物が離れていればいいかは、被写体深度についての文献で勉強して下さい。



【BMW雑記帳】脚回りは純正部品でチューン!

今月は久しぶりにル・ボランを買いました。特集が「BMW vs ALFA」なもので (^ ^;;;;
特集自体はまあまあでしたね。絶対買うべき!とまでは行きませんが、買って損はない内容だと思います。でも私が気になったのは、特集よりRedHotCompanyさんの広告なんですよ(笑)。
まずM42、M44用のタコ足がリリースされました。まあ恐らくこれは左ハンドル車のみで、右ハンドル車には付かないと思いますけどね。でも欲しいぞ!o(>_<)o
それとチタニウムテールステンレスマフラー。これまでDIXISブランドのマフラーは、オールチタンのマフラーしかなく、20万円程したんですが、今度のはテールのみチタンで、それ以外はステンレスにすることで大幅なコストダウンをして、78,000円〜になっています。この値段なら付けたくなりますね!問題はti用がない(笑)ことですが、Z3ベースで造って貰えるかな?
あ、後2002の記事(カラー4頁)もあります。

もう1冊、Auto Jambleを今月も買いました、否、買わされてしまいました(苦笑)。この雑誌買うとエリーゼ欲しくなるから、あまり買いたくないんですけどね(笑)。
で、買わされた理由の記事ですが、318iSの脚回りチューンの記事です。前はtiも共通ですし、リアも共通部品が多いので、tiユーザーにも非常に参考になる記事です。で、E36の脚回りって、E30やE46と共通のものが多く、それらのパーツをうまく流用することで、スポーティーにしたりラグジュアリにしたりできるそうです。脚回りのチューンを考えている人は、是非買って読みましょう!

それにつけても新しいマセラティのスパイダーとアストンマーチンヴァンキッシュはいいなぁ...(溜息)。


2001年8月19日日曜日

【BMW雑記帳】基本性能

今月のUCGでE36の特集がされています。E36ファンは必見でしょうね。

今週の週刊ポストの清水草一氏のコラムが
日本人は長い間、「クルマで一番大事なのは”走る、曲がる、止まる”といった基本性能だ」と思ってきた。そういう基本性能が優れているのがいいクルマで、スタイルなど二の次。
という書き出しで始まるのを読んで、目が点になってしまいました。
だって、日本車って走らない、曲がらない、止まらないじゃないですか?確かに中にはGT−Rのようなのもありますけど、それは例外中の例外で、日本で売れている99%のクルマは走りなんてどうでもいいような作りをされたクルマばかりですよね?クルマを選ぶにしても走りを基準に選んでいるとは思えないですよ。実際に売れている車種を見たら明かですけど。でなきゃカローラが国民車と言われる程売れるわけないし、RVが流行って今や主流になるわけもないですからね。
思うに、ここで言われている日本人って、イニシャルDとか湾岸ミッドナイト読んでる、極一部の若者のことをさしているのかという気がします。
まあそれはともかくとして、日本人の車選びの基準って、走りでもなければデザインでもないでしょうね。一に値段、ニに値段、三、四がなくって五にブランドってところでしょうか?本当に走りが基準なら、日本車なんて全然売れず、ドイツ車のシェアが8割以上を占めているでしょうからね(笑)。


2001年8月5日日曜日

【BMW雑記帳】新車中毒

今月のMotorMagazineのコラムに、日本のメーカーは新車中毒に罹っているのではないか?というのがあります。欧州車が6年以上は売り続けることを念頭に開発されているのに対して、日本車は発売直後の数ヶ月に売れればいいという考え方で開発されているのではないか?という話なのです。
確かに日本車は発売直後にワッと売れるけど、半年も経つともう売れなくなるものがほとんどですね。それに対して欧州車は、何年経っても古びた感じがせず、モデル末期までコンスタントに売れるようです。
これ新車販売にだけではなく、車の寿命も同じような感じがします。日本車って、発売直後に買っても1年も経ったら、もう旧モデルのような感じになりますよね?乗ってても1万kmも過ぎるとあちこちにヤレが来て、中古車!という感じになりますしね(苦笑)。
それに対して、欧州車はモデル末期になっても、まだまだ新鮮な感じがするものが多いですよね。乗っててもあまりヘタりやヤレは感じないし。私のtiなんか3年、23,000km乗っても、やっと慣らしが終わったかな?くらいの感じですから。まだ新車だと思ってたら車検ですからねぇ。国産車だと、3年も乗ったらもうそれ以上は乗る気にはならないですよねぇ。だから今までは車検を受けたことがなかったんだけど(笑)
考えてみれば、車に関わらず多くの工業製品が同じことが言えると思います。カメラやレンズなどは、欧州製の物は長く使うことを前提に作られていますが、日本製は数年で使い捨てするつもりで作られているようにしか思えません。
とはいえ、昔から日本がそうだったかと言えばそうではないんですけどね。日本の伝統家具や着物などは代々受け継いで使われることを考えて作られています。カメラなども40〜50年前のものは、長く使われることを考えて作られています。じゃあいつからこういう風になったんでしょうね?
一つは品質管理によるコストダウンというのが導入されてからではないでしょうか?品質管理というと、一般の方には品質を向上させることだと思われるでしょうね。けど技術屋として言うと、品質管理というのは過剰品質をなくして、必要最低限まで品質を落とすことなんです。
例えば、BMWのエンジンは20万kmくらいは持つそうです。しかし日本のメーカーの場合は、10万kmくらいを寿命に想定しています。で、品質管理的にいいのは、10万kmで壊れるのがいいのです。これが20万kmも持ったら過剰品質ということで、品質管理的にはダメなのです。
けどユーザーから見れば、過剰品質というのは本来ないんですよね。シャーシもエンジンも10万kmという考えは、メーカーの都合なんですよね。ユーザーにすれば、100万kmでも保ってくれるのがいいわけです。或いは、カタログ馬力が200PSだから、ブロックやヘッドは200PSに対応すればいいというのもメーカーの都合です。ユーザーにしたら、チューンして1000PSにしても壊れないような、ブロック・ヘッドが欲しいですよね。
昔は品質管理がキチンとしていなかったし、壊れることが多かったから、過剰品質で作るしかなかったんですね。それが品質管理がキチンとできるようになってきて、どれくらい品質を落とすとそれくらい持つかがはっきりしてきたから、ギリギリの品質で作れるようになったわけです。
古い車がいいというのは、こういうことが原因でしょうね。しかし今後欧州車メーカーの品質管理技術が上がって来ると、ギリギリまで品質を落として来て、想定された寿命でキッチリ壊れるようになるんでしょうかねぇ??


2001年7月29日日曜日

【BMW雑記帳】ディーラーの作業工賃

今月も月刊誌の発売の時期になりました。今月はBMW関係の記事はほとんど見当たらず、個人的に興味を引く記事もなかったので、何も買っていません。発売される車も、各メーカーで似たりよったりですが、雑誌の記事もマンネリで目新しいのがないですねぇ。記事の企画そのものが何十年前から変わってないんでしょうけど。

さて、メンテ日記に書きました通り、車検を受けて来ました。ML仲間で、同じ頃にtiを買った人がいて、その方も先月車検だったんですが、ディーラーでの車検整備の費用が、私とその人で結構金額が違うんですよね。
その方が整備を頼んだのは東京のディーラーですけど、作業単価が大阪より1割高い(大阪800円、東京880円)。また各整備についての工数も違っているようです。
BMW正規ディーラーなら、作業工数も作業単価も全国一律で統一されているのかと思ってましたが、そうではないことが判明しました。これが地域単位で異なるのか、ディーラー単位で異なるのかは判りませんが、経営者の異なるディーラーが近くに複数ある場合は、合い見積りを取ってみるといいかもしれません。
全国の各ディーラー毎の整備費用のデータベースを取ってみると面白いかも知れませんね。

背景紙を使う

スタジオで撮影する場合は、背景紙を使うことが多いです。スタジオでもキチンとしたセットがあるところは別ですけどね。証明写真を撮るときや物撮り等も、背景紙を使いますね。背景紙を使えば、背景が完璧に単純化されますからね。
背景紙を使った場合、背景を無理にボカす必要はありませんから、思いっきり絞って撮影することが普通です。まあ普段、公園などでの外撮りしかやったことがない人は、習慣で絞りを開けて撮ることもあるようですが、スタジオなどで、背景紙を使う場合は最小絞りに近いところまで絞って下さい。被写体はボカさずに、あくまでシャープに撮るのが基本です。
#ソフトフィルターを掛ける場合でも、絞りは絞ります。
背景紙を使う場合、当然背景が単調になりますから、その分被写体その物をうまく写す必要があります。つまり誤魔化しが効かないということです。ポートレートを撮るときは、ポーズや表情などで、仕上がりの差が非常に大きくなりますから、慎重にファンダーを覗いて確認しましょう。
またストロボを使っていると気が付かないことがありますが、被写体の影が背景紙に写り込むことがあります。影をうまく利用できればいいですが、影をうまく消すことも重要です。

2001年7月23日月曜日

【メンテナンス日記】車検

人生で始めての(笑)車検です。SFWが残っているので、ディーラーで受けました。SFWの延長はしませんでした。やっぱり高いですよねぇ〜、延長料金。
入庫時の走行距離は、23,590kmでした。エンジンオイルは先日交換したばかりでしたし、点火プラグもイリジウムにしていましたので、その2点は交換をしないようにお願いしました。で、ディーラーからの案内を見たら、1週間前に予約をしてくれとあったんですが、日曜日に電話して月曜日に入庫でOKでした。上がりは木曜日でした。

入庫時に現金前払いで、税金その他の諸経費を払います。
自賠責保険料27,600
自動車重量税37,800
印 紙 代1,100
車検手数料15,000
消 費 税750
合   計82,250
で、上がってきた時の請求は、
項目作業CD/部品No.作業項目/部品名工数/数量単価金額
A:車検整備(法廷点検整備)一式(0005)
18530200BMW2年定期点検3180024,800
29999990総合検査費用108008,000
39999991エンジンルームスチーム洗浄108008,000
A1:バッテリー交換(6122)
46121012バッテリー交換(マジックアイ)3
561218377127@ バッテリー 50AH14,0001
A2:ワイパー動作時のチャタリング ビビリ(6163)
66161631ワイパー ブレード ラバー(左右)交換1
76162510リア ワイパー ブレード ラバー交換1
861618220913ブレード ラバー (530MM)1,4002
961621381754R ワイパー ラバー1,2001
A3:クーラント交換(1702)
100012520クーラント交換(定期点検時)4
1183519407862アンチフリーズ 1.5L2,2002
A4:A/Cマイクロフィルター汚れ(9999)
1264319071933マイクロフィルター2,4002
工賃合計額40,800
部品合計額0
その他課税額0
その他費用0
合計金額40,800
消費税額2,040
ご請求金額42,840

2001年7月22日日曜日

大口径望遠レンズを開放で使う

ということで、今回はどんな下手でも綺麗にできる背景処理方法、「大口径望遠レンズを開放で使う」についてです。
では具体的に大口径望遠レンズというと、どれくらいのスペックになるでしょうか?通常はサンニッパこと300mm/f2.8くらいでしょうね。これがポートレートでの定番レンズになったのは、バストアップ(上半身)からドアップ(顔だけのアップ)で、被写界深度が最低限確保され、かつ背景が目一杯ボケてくれることにあります。もちろん、レンズの設計・製造技術が向上して、比較的安い値段で買えるようになったことも大きいでしょうね。
この作例として、ギャラリーの「撮影会」−>「2000年1月22日」を参照して下さい。最初の3枚がサンニッパ(てれあぽ様)で撮影したものです。1枚目が1段絞ってf4、2枚目はたしかf8まで絞ってたかな?、3枚目は開放です。
��枚目の場合、開放ですが、被写体との距離があるので、一応顔全体が被写界深度に入っており、かつ背景が完全にボケて単純化されています。1枚目はちょっと絞っていますが、やはり被写体が充分に被写界深度に入っており、かつ背景がボケて単純化されています。2枚目の全身になると、被写体をシャープにするためには、ある程度絞る必要が出て来て、ご覧のように背景が煩くなります。
これを85mmクラスやそれより短いのでやろうとしても、被写体の顔の部分を充分に深度に入れるようにすると、背景が全然ボケてくれません。背景をボカすために、開放でアップを撮っている人が多いですが、その場合顔もボケボケになりますから、本末転倒ですね。よく写真雑誌とかで、レンズの作例としてそういう写真が出ていますが、作品としては被写体をボカすことにはあまり意味がありませんので、止み雲に真似をしても意味がありません。
全身を撮る場合に、開放で被写体の深度を充分に確保して、かつ背景をボカして潰すには、600mm/f4クラスが必要になると思います。いずれにしても、300mmクラスのレンズであれば、背景がどんなに煩くても、ボカして単純化してくれますので、背景処理のできない人は、サンニッパを買って、バストアップ〜ドアップを開放で撮れば、間違いありません。別にてれあぽ様でなくて、シグマやトキナーで充分です。



【BMW雑記帳】燃費がよくなった

��MWコンプリートが発売されています。MINIの記事が巻末に出ているんですが、ル・ボランの記事の使い回しのようなので、ル・ボランを買った方は気を付けて下さい(笑)。

で、先週、東京まで車で行ったんですが、行きの行程でこれまでの最高燃費を記録しました。走行条件が際だってよかったわけでもないんですけど...。そもそも、先日エンジンオイルをERGに換えてから、ざっと10%程燃費が向上しています。フリクションの低減だけでは、これほど際だった燃費向上は得られないので、他に理由があると思うんですけどね。
一つは、ERGにしてからついついアクセルを踏み込んでしまうようになったことにあるのかも知れません。アクセルを踏み込むと燃費が悪くなりそうなものですが、BMWによればアクセルを踏んでいない状態は燃焼効率が悪いので、踏む方が燃費がよくなるそうです。そのために燃費がよくなっているのかも知れません。運転は荒っぽくなりますけどね (^_^;;;;

それはさておき、そろそろ車検を受けなければなりません。来週にでも、ディーラーへ車を持って行こうと考えています。まだ整備の予約はしてないんですが....e-mailで連絡を取ることに慣れてしまうと、電話をするのが面倒でついつい忘れてしまうんですよねぇ....。
��しかしキノコを元に戻さないとヤバイかなぁ....


2001年7月8日日曜日

ポートレートは大口径レンズを開放で

ポートレート撮影というと、世間では大口径の中望遠〜望遠レンズを使って開放で撮影する、というのは常識のように言われていますね。でもプロの写真家でそういう撮り方をする人はあまりいません。そもそも大口径レンズを開放で使うというのはどういうことでしょうか?
大口径レンズを開放で使うと、背景がボケて単純化されるのです。例えばサンニッパの開放でで半身を撮ると、背景がまずどんなところでもボケて潰れてしまいます。そしてボケて潰れた背景から、被写体が浮かび上がって来るわけですね。これは撮影者の技術には一切関係なく、大口径望遠レンズさえ買えば誰でもそういう写真を撮れるので、下手でも綺麗なポートレートを撮るには、非常に便利な方法です。逆にいえば、誰が撮っても同じ写真にしかなりませんので、プロは普通やりません。
気を付けて欲しいのは、「大口径望遠の開放で撮る」のは背景を単純化するための一手段であって、目的ではないことです。もっというと、「背景を単純化する」のは被写体を浮かび上がらせるためです。つまり被写体を浮かび上がらせることができれば、背景を単純化する必要もないし、大口径望遠レンズの開放で撮影する必要もありません。いつも間にか、目的を実現するための一手段が一人歩きしてしまっているんです。
とはいえ、背景処理ということが判っていない初心者が、手っ取り早く綺麗なポートレートを撮ろうと思えば、一番確実な方法ですから、流行るのも仕方がないかもしれませんけどね。けど本当に写真撮影がうまくなりたいのなら、やらないことです。背景処理の仕方をキチンと覚えたければ、むしろ広角〜標準レンズで、絞って撮るべきです。
背景処理の第一は「背景の単純化」ですが、その方法にはざっと下記のような方法があります。

1. 大口径望遠レンズを開放で使う
2. 背景紙を使う
3. 背景が単純な場所を探す
4. 被写体と背景の露出差の大きい場所を探す
5. 背景を画面に入れない

次回以降で、それぞれの意味と具体的な撮影方法を示しますので、それまでにこれどういう意味か考えて見て下さい。


【BMW雑記帳】Power Boat

先週新型MINIのエンジンがFORDとの共同開発と書きましたが、クライスラーの間違いでした。訂正します。しかし、クライスラーということはBENZですよ?!ということは、この新型エンジンはBENZのAクラスにも搭載されたりして....(^_^;;;;

��年間のSFWがとうとう切れます。そのせいか久しぶりにBMWマガジンが送られて来ました。新車もしくは認定中古車を買うと最初の一年はタダで送られて来るんですが、その後は有償なんですよね。年4回の季刊誌なんですが、購読料は結構高くて、アホらしいので継続しませんでした。SFWが最後のせいか、今回送られて来ましたねぇ。購読申し込みして下さい、という手紙と共に(笑)。
今号はF1、新型tiについての特集のようです。それよりも私は2頁だけの特集が気になりましたが(笑)。いや何かって、パワーボートです。
クラス2のオフショア・インボード・レーシング・ボートにBMWが参加しているそうで、そのオフショア・ワールド・チャンピオンシップ・レースで好成績を上げているようです。V8の4Lエンジンを2基搭載して、1200PSを捻り出しているとのことですが、そのチューニングをしているのが、F2撤退後何をやっているか不明だったハイニ・マーダーなんですねぇ!こんなところで!という感じです。更にBMWの伝説のエンジン・デザイナー、パウル・ロッシュもアドバイザーとして参加しているそうです。いやいや何か名前を聞いただけで興奮します(爆)。
元々レーシングボートのエンジンは、車用に比べて制約が少なく、パワーを上げやすいそうなのですが、4Lx2で1200PSということはリッター当り150PSですから、レース用とはいえ市販エンジンベースなのですから、かなりのチューンでしょう。M5ですら5Lで400PSですからねぇ。V8の総アルミブロックはあまりパワーを稼げないという話もあったんですが、そうでもなさそうですね。


2001年7月1日日曜日

【ZEISSコラム】フィルムの解像力とレンズの解像力

昔からレンズの性能評価というと「解像力」が問題にされます。朝日カメラの診断室では、この解像力が細かく測定され、これを評価基準の中心としているので、世間一般では未だに解像力でレンズの善し悪しを評価する人が多いようです。それに対してZEISSの開発者は「レンズの性能と解像力は関係ない。写真はコントラスとで決まる」と言い切ります。これはどういうことなのでしょうか?
まず一番に考えなければならないのが、人間の目の解像力でしょうね。プリントや印刷の解像力或いは解像度は、大体10本/mmです。人間の肉眼は大体それくらいが限界だそうで、それ以上を判別するためにはルーペの助けが必要になります。ですから、プリントに引き伸ばした状態で10本/mmに相当する領域の再現性が高ければ、つまりコントラスとが高ければ、そのプリントはシャープに見えます。
プリントをどのくらいまで伸ばすかにもよるんですが、2Lだと35mmから(長さ比)約5倍の倍率なので、フィルム上で50本/mmのところで充分に高いコントラストがあればいいことになります。
これはプリントにかなり目を近づけて鑑賞した場合で、通常のプリント全体を視野に入れる距離で鑑賞した場合は、プリントの対角線長の1/1000が、人間の目で解像できる限界と言われています。
��ちょっと疑問のある数値なのですけど、人間の網膜にある視神経の数からそうなるんだそうですが....私の感覚からすると、脳で解像度処理されてセンサーの数以上の解像が可能になっているのではないかという気がするんですが....。
まあ対角1/1000限界説に従うと、35mmフィルムの場合、約22本/mmで充分に高いコントラストがあれば、伸ばし倍率に関わらずシャープな写真が得られることになります。まあ人間の目の解像力がもっと高いにしても、これの倍以上くらいではないかと思いますので、40本/mmで充分にコントラスとが高ければいいのではないかと思います。
朝日カメラのテストレポートを見れば判りますが、現代のレンズの解像力は100本/mmを遥に超える性能を持っており、上記の値を軽くクリアしています。
次にフィルムの解像力を見てみましょう。またフジやコダックのサイトにフィルムのデータがありますが、それを見ると一番コントラストの高いものでも、40本/mmでコントラストが30%以下になってしまいます。つまりレンズの方がいくら高い解像力を出しても、通常のフィルムではそれを活かせません。
��朝日カメラの解像力テストは、特注の超高解像力フィルムを使用しています。
要するに、レンズは40本/mm以下で充分に高いコントラスト再現性があれば、それ以上の高解像力はいくらあっても写真撮影には関係ないのです。また逆に通常のフィルムで撮影した写真で、レンズの解像力は絶対に判りません。フィルムの限界解像力領域での、レンズのコントラスト再現性を比べているだけだからです。


【BMW雑記帳】SPORTS COUPE

今月の車雑誌はどれも新生MINIとE46−M3の記事ですね。
��INIは足回りのチューニングがかなり施されているようで、FFでもBMWらしい感じに仕上っているそうです。エンジンの方は、FORDとBMWで共同開発してブラジルの子会社で生産とありましたが、イギリスの間違いでしょうか?元ローバーのエンジン工場は、結局ローバーへ引き取ってもらうことになったそうなので、ti用のバルブトロニック搭載4気筒は別のイギリス工場で生産されることになると思うんですが、そこでMINIのエンジンも生産するのかな?どうもここのところBMWその他の欧州メーカーの業務提携は、かなり複雑になってきていて、雑誌の記事をちょっと眺めただけではよく判らない状況になっていますね。
それはさておき、BENZのSports Coupeが、日本で発売開始になりました。ラインアップは、コンプレッサー付きのC200のみで、4,100,000円也です。まあこれにオプションを追加したグレードもありますが、基本的にはワングレードで行くようです。
米国でNAのベーシッククラスがUSD24,000、現在のレート換算で約300万円ですから、日本仕様車はかなりグレードが上ののものを導入することになります。既に欧米では、受注が好調なようで、高い値段でもホイホイ売れる日本で、わざわざ安いグレードを売ることはない、という判断なのでしょうね。
試乗は来週ということで、今日は見るだけしかできなかったんですが、造りの高級感は流石BENZという感じでした。メーターにマルチファンクションディスプレイが組み込まれてて、色々な情報が見れるようです。時間が許せば、また来週行って試乗して見たいと思います。


2001年6月24日日曜日

【BMW雑記帳】SKYLINE

新型MINIの発表試乗会がイタリアで行われたようです。BMWらしいスポーティーな味付けがされているようです。予想価格が300万円を切るくらいからとのことでしたけど、モロに新型tiと被りますね。そんな値段で売れるんでしょうか?或いは200万円ちょっとで発売されるかな?
それはさておき、新型SKYLINEが発売になりましたね。で、BMWユーザーには元SKYLINE(特にR32)オーナーが多いようです。かくいう私もR32が発売されたときに、速攻で衝動買いしました(笑)。ということで今度のSKYLINEも気になっていたんですが....なんというか こんなのSKYLINEじゃな〜〜〜い!! と叫びたくなりますね (-_-;;;; あのカッコよかったSKYLINEは一体どこに???ボディがえらく太ってしまって....まるでアリスタみたいです (X_X;;;;
最近の傾向として、セダンのRV化がよく言われていますが、SKYLINEのようなスポーツムードで謳っている車種までそうなるとは.....。売るためには仕方ないのかもしれませんが、なんかガッカリですね。エンジンがV6化したのはまあ仕方ないとしてもねぇ....。
BMWまであんな風にならないことを祈るばかりです。
それはそうと、揮発油税や重量税などの車関連の特定財源税を、一般会計に組み込む話が出てますけど、特定税の転用は憲法違反のはずだが....。

顔料系プリンタ

昨年の夏にエプソンから顔料系インクを使用するプリンタが発売され、その内の一番安い(とはいえ染料系の何倍もしますが)MC2000を購入、現在も使用しています。
何故顔料系を購入したかというと、200年耐光性が欲しかったからです。単に綺麗さだけで選ぶなら、染料系インクのプリンタの方がいいですし、ランニングコストもずっと安くて済みます。しかし通常の染料系は大体10年くらいで、最近エプソンが発売したのでも専用紙を使って25年というのが限界です。昨年MC2000を購入した時は、15年というのが最高だったと思います。
通常の印刷なら10年も持てば充分なのですが、私の場合、モデルの子達に上げる写真をプリントするので、10年では足りないのです。アルバムに入れて写真集風にしてあげたりとかもしていて、そうするとモデルの子達は結婚して子供ができて、その子が成長した時に、「お母さんは昔こんなだったのよ」と見せると思うんですよね。或いはおばあさんになって、孫に見せるという可能性も充分あります。それを考えると10年で色褪せてしまっては、意味がありません。一生の記念になるようにと考えると、100年は色褪せずに残って欲しいわけです。
今までは銀塩プリントをアルバムに貼っていたんですが、これがプリント代が掛って仕方がないのでプリンタに代えたんです。けど、銀塩だとLとか2Lだったのを、プリントだからとA4にしたもんで却ってお金が余計に掛ってしまってますけどね(笑)。まあその分、より本物の写真集みたいに作れるので、いいんですけどね。
私が使っている手作りアルバムについては、こちらをご覧下さい。
それにしてももう少し安くできないものかと、悩み中です。一番困るのは用紙なんです。これがエプソンの専用紙以外では、まともにプリントできないんです。というのは顔料系インクは乾きが遅いため、それに対応した用紙でなければならないんですが、それがエプソンの専用紙しかダメなんですねぇ。この用紙がまた高いんです。染料系用紙の倍くらい掛ります。染料系用の市販の用紙をいくつか試してみましたが、なかなか満足のいくものがありません。最近フジから発売された用紙はよさそうなのですが、色が薄くなるのが欠点です。
それとインクのなくなるのが早い上に、インクも染料系の倍くらいの値段です。トータルコストで考えると、染料系プリンタの3〜4倍くらい掛ってるのではないかと思います。ですから、私みたいにどうしても耐光性が欲しいというのでなければ、買わない方がいいです。


2001年6月11日月曜日

【ZEISSコラム】RTS-IIIのスクリーン

CONTAX RTS-IIIは非常にいいカメラです。使いやすいし信頼性も高いです。唯一の欠点というか、結構致命的な欠点なのですが、ファインダー倍率が低くピントが合わせにくいんですね。しかも公称倍率よりもかなり低く、同じ公称倍率のものに比べても、劣ると言われています。
それに輪を掛けて問題なのが、スクリーンです。標準のスクリーンは明るく、かつ像が非常にクリアに見えてくれるんですが、これが癖物で、ピントが合ってなくても合って見えるという性質なのです。このため、ファインダー倍率が低いことと合わせて、RTS-IIIで正確なピントを出すことが非常に難しくなってしまっています。
長年これは仕方ないものと諦めていました。私の場合は、師匠の影響もあって、絞りをかなり深く撮るので、ピントの合わない欠陥はあまり問題にならなかったこともあるんですけどね。パソ通やインターネットを始めてから、この問題を他の人に指摘されて改めて認識したんですが、そこでの情報のお蔭で現在はピントの問題はほぼ解決されつつあります。

最初は、純正の全面マットスクリーンへの変更です。マット部は標準添付のものと同じだろうと考えていたんですが、試しに入れてみると違っており、ピントの山が掴みやすくなっています。スケール方により、ピントの合焦率を測ったところ、バラツキが半分になりました。実際の撮影でもかなり合うようになりましたしね。

その次が、ミノルタのアルファ9用のM-IIマットです。若干回りを削って、裏表逆に入れるといいという話を聞き、早速購入して入れました。確かにこれは劇的な効果がありました。これのお蔭で、P1.2/55の開放がやっとまともに使えるようになったと言っていいと思います。ただ、M-IIは1.2〜1.4クラスに焦点をあてて設計されているので、f2.8より暗いレンズを中心に使う時は、恐らくMマットの方がいいと思われます。実際これを使っていた時は、明るいレンズ用にはM-II改、暗いレンズ用には純正全面マットという使い分けをしていましたから。

そして究極のマットは、T氏製作のTalbergスクリーンです。これはスリガラスのスクリーンなのですが、ピント検出能力という点では群を抜いています。物理的にファインダーの明るさとピント検出能力を両立させることは不可能なので、Talbergはギリギリ暗くして、ピント検出能力を優先しての設計がされています。そのためM-IIマットとの比較では、ファンダーの見やすさではM-IIですが、ピントの合焦率はTalbergが上でした。
このTalbergにもVersion1と2があり、Ver.1がf1.2クラスの明るいレンズを、Ver.2がf2.8クラスの暗めのレンズをターゲットに設計されています。現在、Ver.1と2を比較しているところですが、f2.8以上のレンズではVer.2を使う方がよさそうです。昼間の晴天で非常に明るい時なら、f2.8でVer.1でもいいのですが、夜景などの暗いところではちょっと苦しいです。
残念なのは、個人が製作しているため少量ロット生産で、入手が困難なことです。

まあ通常はミノルタのマットを削って使う方がいいと思います。そっちの方が安いし、入手が楽ですからね。

尚、M-IIスクリーンの改造方法、Talbergスクリーンの入手について、問合せのメールを戴いても一切お答えはできませんので、悪しからず。


2001年6月10日日曜日

【BMW雑記帳】F1 CLUB

DMで小物アクセサリについての問合せが2件あったんですが、どちらも「メンテ日記」を読んでいるならちゃんと書いてあるはずだけど....と不思議に思って読み返した所、「前に乗っていた 1996年式 318ti compactのメンテ日記」の方に書いてあった分だったんですねぇ〜。どうもこっちまでは見て戴けてないようで(苦笑)。前の方のもちゃんと見て下さい。オイル交換のやり方とかは、前の方に詳しく書いてありますしね。

「F1 CLUB」というのはF1専門の月刊誌ですが、初めて買いました。先月号はシャーシというかエアロダイナミクスについての特集で、そっちは買おうかどうしようか悩んだ末買わなかったんです。が、今月号は「特集 F1エンジン解体新書」と題して、誌面のほとんどが費やされていたので、思わず買ってしまいました。最初は立ち読みで済まそうかと思って読み始めたんですが、BMWの開発責任者Dr.マリオ・タイセンのインタビューを読むだけでも、立ち読みでは辛いぞ!ということで買いました。
で、次期tiに採用されるバルブトロニクスが、BMWのF1エンジンにも使われていて、スロットルレス・エンジンなのではないか?という噂があるそうで、それに関する記事に4頁も費やされています。Dr.タイセンは否定していますけどね。F1のようなエンジンではスロットルレスにする意味がないから将来的にもあり得ない、ということです。
まあtiで採用されているような構造だと、F1おろかMエンジンにも採用は難しいのではないかと思いますけどねぇ〜。例えば、M42が直押式(HLA付)なのに対して、M44はロッカーアーム式(HLA付)になっています。このため、M42はHLAを取れば8千回転でもOKだそうですが、M44はダメだそうです。この上、リフト可変のためのロッカーアームがあるわけですから、高回転についてはかなり無理があるでしょうね。Mエンジンにも採用されるとのことですが、はたしてどうでしょうか?

それと今週のフライデーに1シリーズのスクープ写真が出ています。発表が2002年秋で、発売が2004年だそうです。2Lで240PSのMバージョンも用意されるとか....。

2001年6月3日日曜日

【BMW雑記帳】RedHotCompany新工場見学

GWに行くつもりで行けなかった RedHotCompany さんの新工場見学に行って来ました。
大阪から名古屋へ行くのには、名阪国道経由と名神高速経由の2通りのルートがありますが、今回は名阪国道経由で行きました。そっちから名古屋へ行ったことがなかったから、というのが理由ですけど (^o^)。
東名阪の大森ICで下りて、5分程度のところにありました。

で、SFWの延長その他の悩みを相談した結果、私の命をRedHotさんにお預けすることになりました。いや、tiが我が命という意味ではなく、tiの面倒を全部見て戴くという意味です。
#車に何かあったら命に関わりますからね。

2001年6月2日土曜日

カラーにおけるゾーンシステム

タイトルを見て「ゾーンシステムは白黒撮影の時に使う物ではないのか?」と思われた方も多いかも知れません。確かに本来ゾーンシステムは、目の前の被写体の一番明るい所から一番暗い所までを全てフィルムに納めるには、フィルムとペーパーのコントラストをどう選択するか?というのが基本ではあります。しかしゾーンシステムは、目の前にある被写体のどの部分をどのゾーンとして撮影・再現するか、という方法論でもあります。ですから、目の前の被写体をカラーにおける5EVの範囲に如何に納めるか?というのが、カラーにおけるゾーンシステムになります。
#EVって何?という方は、フィルム選択に関して書かれている書籍を読んで見て下さい。単純に言えば、カラー(ネガ・ポジ共に)で再現できる、一番明るい部分と暗い部分の照度差は5EVまでで、それを超えると、真っ白或いは真っ黒になってしまうのです。
で、この5EVの中心が所謂18%グレーというものです。入射式の露出計で測ってその値通りに撮影すると、18%グレーがフィルムの再現できる5EVのちょうど真ん中の濃度で再現できるわけです。
で、一般に反射式の露出計は、測定している部分が18%グレーと仮定して測定値を出します。そして一般的に、人の肌は18%グレーと言われています。そのためポートレートを撮るときは、被写体のほほの辺りをスポット測光して、露出を決めることが多いです。でも実際には色の黒い人、白い人など様々ですし、肌をどれくらいの明るさに再現するかは、撮影者の好みです。ですから、入射式、反射式に関わらず、肌や着ている服をどういうイメージで再現するかを考慮して、測定値に補正を加える必要があります。
どのくらいの補正値が必要かは、撮影者自身が色々とデータを取って、決める必要があります。フィルムが変わると違いますし、レンズによっても変わりますから、ここで補正値はいくつにするといいということは言えません。+2EV〜−2EVの範囲で、+0.5EVづつくらい段階露出して見て、自分の好みの露出を探って下さい。
更にゾーンシステムの応用をするには、画面の中の一番明るい所、暗い所、被写体の明るさをスポットで測って、それぞれがどれくらいにあるのかを、知っておく必要があります。そしてそれが実際にフィルムにどう記録されるかを確認して下さい。
ちなみにカラーネガで撮影した場合は、プリント時に露出補正をされるので、DPEに出す時に「無補正で」と頼むといいでしょう。

2001年5月28日月曜日

色がいい?

以前からよく言われるのですが、私の写真を見た方達から「どうしてこんなに色がいいんですか?」という質問を受けます。プリント、スキャンに関わらずです。
私としては特別なことは何もしていないんですけどねぇ...。まあ質問してもらうにしても、自分の撮ったポジを持って来て「どうでしょうか?」と聞かれれば、まだアドバイスのしようはあるんですが、そういうものが何にもない状態で「どうすればいいんですか?」と聞かれても答えようがないですからねぇ...。
答えようがないでは話にならないんで、敢えて書きますと、いい色を出すために必要なことは露出をキチンと合わせる以外にないでしょうね。
スキャンにしてもプリントにしても、露出がキチンと出ていると、色もトーンも綺麗に出ます。これはポジだけではなく、ネガでもそうです。ですから、まずは露出をキチンと合わせることから始める必要があるでしょうね。
皆さんは露出はどうやって決めてますか?カメラ任せですか?だとしたら露出はちゃんと出ないです。
そもそも露出が合うとはどういうことでしょうか?18%グレイカードをフィルム上でも18%グレイに写すことでしょうか?それもあるでしょうけど、露出が合うというのは自分のイメージ通りのトーンが出ることではないでしょうか?自分がどういう色を、トーンを出したいか、まずはそれをキチンを持っていないとダメです。その上で、そういう色やトーンがどうやったら出るかを考えていかないとダメですよね?
じゃあ、色やトーンをどうやってコントロールするのか?という質問が出て来るんでしょうけど、文章でちょこちょこっと説明して判るようなもんじゃないです。
まずは、自分の好きな色とトーンが出るレンズとフィルムを見つけることです。これは他人に聞いても判りませんよ。あなた自身の好みはあなたから知らないのですから。
レンズはこの世の全てのものを自分で試すのは不可能ですから、色々な写真展を見に行って、これはというのを探すことから始めるしかないでしょう。まあ雑誌のグラビアでもいいですけどね。オフ会などに行けば、レンズを貸してくれる人は一杯いますから、そういう機会を利用する手もあります。で、これはというレンズがあったら、それを買って試して見る。
フィルムなどは大して高い物でもないし簡単にテストできるんだから、新しいフィルムが出たらシノゴの言わず、とにかく試してみることですね。+2〜−2EVの範囲で、0.5EVステップで露出を変えて、テストして見て下さい。その中で、自分のイメージに合う露出を掴みます。そうやって自分で試さないと、自分のトーンや色は見付けることはできません。
それからポジをダイレクトプリントする場合ですが、プロジェクターで最適な露出とダイレクトプリントに最適な露出は異なっているように思います。この辺も研究して見て下さい。


2001年5月27日日曜日

【メンテナンス日記】オイル交換

昨年夏にオイル交換をしてから、あまり走行距離が伸びていなかったこともあって、ずっと交換をしていなかったのですが、気が付いたら交換後5,500kmを過ぎていました。MOTULは劣化が少なく、まだまだ持ちそうでしたけど、Red Hot Companyさんの新社屋を見学に行ったついでに、交換をして来ました。

今回はML仲間のお勧めに従って、ERGというイタリアのオイルメーカーのOLYKRON 5W40というのを入れてみました。100%化学合成オイルですが、ディーゼルエンジンにも対応しているということで、洗浄性は高そうです。API SJグレードで、BMWを初めとする欧州自動車メーカーの認定も取っています。


距離が出ているだけあって、結構汚れていますね。オイルの種類が変わるので、フィルターも交換しました。
交換後ですが、アイドリング時の音が静かになったような気がします。走っていても振動が減ったのか、ついついアクセルを踏み込んでいて、気が付いたら****という状態で(苦笑)。イタリアのオイルのせいか、どうもこのオイルはドライバーに飛ばしたくなるような感じをもたらすようです。普段から運転の荒っぽい方は入れない方が無難かもしれません。

【BMW雑記帳】コラム1周年

本コラムもいつまで続くかと、書いている本人が心配でしたが、気が付けば1周年です。同時に、私がBMWユーザーになって丸4年が経ちました。いやー、早いものですね。

で、今月も車雑誌の発売日がやってまいりました。今月は目立ったBMW関係の記事はなく、まあM3とかちょこちょことあるにはあるんですが、買ってまで読みたいという記事がありませんでした。
で、何気にENGINEを買って来ました。この雑誌は、車専門誌というよりは、車を中心としたファッション雑誌みたいな雰囲気ですね。
表紙がフェラーリ会長兼社長のルカ・ディ・モンテゼモロ氏で、インタビューもあるんですけど、いやいやこの方は男の私から見ても、実にカッコイイですねぇ。見た目がカッコいいだけじゃなく、雰囲気もあり、中身もある。日本人で、こういうカッコのいい人いないですからね。こういう男になりたいものです。

閑話休題。
で、メインの特集は「マッキナ・イタリアーナ!」でイタ車の特集です。これはこれで面白いんですが、「2001バーゼル&ジュネーブの2大時計ショウ (ほとんど)完璧リポート」というのもやってます。
日本の雑誌でこういう特集を組むと、ほとんど「ロレックスの特集」みたいになるですが、ロレックスは全く出ていません。久しぶりに見るまともな高級時計特集です(笑)
昔から不思議だったんですけど、何で日本ではロレックスが高級時計なんでしょうね?以前、ある人に「マッカーサーが付けてたからじゃないか?」と言われました。同じ理由でレイバンも人気があるんだろうと。
いやあのですね、マッカーサー元帥がロレックスとレイバンを見に付けてたのは、官給品だったからなんですけど (^_^;;;;
レイバンは元々、航空機の発達により高々度の強い紫外線を避けるため、ボシュロムが軍の依頼を受けて、6年だか7年だか掛けて開発したものなんです。またレイバンは世界初のサングラスでもありますから、サングラス自体が軍需品なわけです。今ではすっかりファッションの小道具になりましたけどね。ちなみに私がレイバンを使用しているのは、米軍御用達のサングラスだからです。
で、ロレックスも本来はイギリス海軍の要請により開発された、軍用時計なんです。オイスターシェルというのは、深度深い海中でも使用するために開発されたものですが、この機能は元々軍事用に開発されているわけです。で、現在でも、米軍や英軍の将校には、官給品としてロレックスが支給されます。
#米軍の場合、下っ端はタイメックスです。
こういうことを知らずに、気取ってレイバンやロレックスを見に付けてるのを見てるとねぇ....。ましてや、平和憲法護持などと叫んでる人だったりすると....(苦笑)。
ちなみに私は時計にお金を掛ける趣味はないので、セイコーとシチズンです(笑)。

2001年5月20日日曜日

【BMW雑記帳】初めての車選び

日産が、昨年の超大赤字から、バブル期を上回る黒字に転換したようです。ゴーン効果ということなのでしょうけど、ゴーンさんがいくら優秀でも、基礎体力がなければ無理な話ですから、日産そのものの優秀さはまだまだ健在ということなのでしょう。
ところで、ルノーから派遣されているため、ゴーンさんはフランス人と思っている方が多いような気がしますが、ブラジル人です。世界中を渡り歩いて来た兵(ツワモノ)だけに、日本人の特性をあっという間に掴み、社員の信頼とやる気を取り戻す手腕は素晴らしいですね。

それはさておき、今週の週プレで「大好評!”初めての車選び”第2弾」という特集があります。ここで、今夏登場予定のBENZのスポーツクーペと今秋登場予定の次期tiが取り上げられています。tiはドイツ製でアメリカ製じゃねぇ〜、Z3と間違うなぁ〜、というツッコミはさておき(笑)、tiが300万円を切るだろうから、SCも300万円を切るんじゃないか?!という予想が出てます。車専門各誌の予想は「350万円〜」というのが出ていますので、300万円を切るというのはちょっとないんじゃない?という気はしますけど....。しかし実際に300万円を切ったら大変でしょうねぇ〜、BMWのtiユーザーはいうに及ばず、318i、318iS辺りのユーザーは軒並みSCに行ってしまうんじゃないでしょうかね?
私は、たぶんSCは家のガレージに入り切らないので、まず買えませんが、もし300万円切ってガレージに入るなら、買っちゃうかもしれません(笑)。何しろ7月に車検なんで....買い替えるのにちょうどいいタイミングでSCは出て来るんですよね〜。困った(苦笑)。次期tiは、そういう意味で中途半端な時期に出て来るんですよ。
まあローン自体が、まだ2年残っているので、ちゃんとローンを払い終わってからというのが順当なのでしょうけど、実は私は今まで車検を受けたことがありません。国産車を3台新車で買ってますが、全て車検前に買い替えました。何しろ国産車の場合は、3年3万kmも乗ると、シャーシはヨレヨレ、エンジンはダレダレ、いかにも中古車!という感じになりますからね。
その点、我がtiは2年半2万kmを過ぎても、やっと慣らしが終わったかな?という程度で、全く草臥れた感じがしません。だから、乗り替えずにずっと乗り続けて行きたいという思いもあるんですよね。時期tiは大きさもちょっと大きくなって3ナンバーになりますし。
ま、来週RedHotさんに行くから、雑談がてら相談してみよっと。


2001年5月14日月曜日

【ZEISSコラム】CONTAXレンズAEとMMの違い

AEとMMと何が違うかというと、プログラムAEとシャッター速度優先AEが使えるか使えないかの違いです。ということを皆さんは知りたいわけではないですね (^_^;;;;
アサカメの「ニューフェース診断室」で、'76年、'85年、'94年の3回に渡って、Planar T* 1.4/50の特性が測定されています。 '76年はAE、'85年と'94年はMMです。この3回とも、最近発売されたアサカメの別冊「コンタックスの軌跡」に再録されていますので、興味のある方はそちらで詳細を確認して見て下さい。
で、測定結果を見ると、球面収差と非点収差が'76年と'85年は同じなんですが、'94年だけ異なっているんです。この違いについて、設計変更があったためか?という憶測が飛んでいます。レンズは個体差というものがありますし、ガラスも同じ材料といってもロットによって微妙に屈折率が違います。だからたまたま違っていただけという可能性もあり得ます。しかし個体差やロット差、あるいは測定誤差としては、違いが大きいとも言えなくはありません。いずれにせよ、Zeissや京セラの公式発表がない以上、ユーザーとしては勝手な憶測をするしかないのでしょうが....。
設計変更があったとして、AEからMMに変更になる時に変わったのではなく、MMの途中で変わっていることになります。ですから、光学系に違いがあるとしても、AEかMMかの区別では判らないということで、ある意味AEとMMでは違いがないということになります。

同じような設計変更は、Planar T* 1.4/85にあるのではないかと言われています。あくまで憶測が噂として流れているだけで、私は確認してないのですけどね。アサカメの診断室には、AEG時代に1度登場しているだけなので、測定データによる考察はできないです。

その他に、前出のアサカメ別冊には掲載されていないのですが、Sonnar T* 2.8/85のAEGとAEJが測定されています。両方とも測定されたのは解像力だけだったのですけど、この2つの解像力は測定誤差範囲内でドンピシャ一致しており、光学系はドイツ製も日本製も全く違いがないようです。

ということで、光学系はドイツ製、日本製、AE、MMなどによる違いはないだろうと言えるでしょう。差となると、前回書きました新しい物と古い物で、分光透過率が違っていることと内面反射処理が違ってることですね。
で、写真工業のテスターがAEGの方を「好きだ」と言ったことについてなのですが、この時の作例は女性ポートレートだったんです。 AEの場合、内面反射の影響で、MMに比べて僅かにフレア掛った描写になります。女性の肌を描写するときは、このフレアが入ってる方が綺麗に見えるんですね。うまく肌の荒れを隠して滑らかな肌に見せてくれます。
MMだとフレアを意識的に入れれば同じような効果が出るんですが、普通に撮影してるとそういうことはしませんから、肌がはっきり写り過ぎて (-_-;; となることがあるんですね。実際、ポートレート専門の私は、Planar T* 1.7/50はMMJを処分して、AEJを手元に残してしまいました。作例が物撮りとか風景などだと、忠実な描写の方が好まれますから、MMJの方がいいでしょうけどね。

季刊クラシックカメラの別冊で「使うコンタックスレンズ」というのが出ています。この中でPlanar T* 1.4/85のところで、開放からピントの切れが「鋭いタイプ」と「鋭くないタイプ」の2つが存在するという記述があります。私が知る限りでは、Planar T* 2/135でもこの2つのタイプがあるようです。これドイツ製が「鋭いタイプ」で、日本製が「鋭くないタイプ」かといえばそうではなくて、完全に個体差の問題らしいです。開放が甘いが絞ると飛躍的にシャープになるというのは、偏芯していて光軸合わせが充分じゃないレンズに起こる現象です。
もちろん、Zeissは組立て中に最低3回の光軸合わせをするそうですし、全数MTF検査を実施していますから、あくまでも規格範囲内での差なのです。が、Planar系の大口径レンズでは、この光軸ズレに対する描写への影響が大きいようです。ですから、Planarでも1.4/50, 1.4/85, 2/135は影響が大きくバラツキも大きくなり、対して1.7/50, 2/100はそれに比べてバラツキは少ないようです。若干のスペックの差が、こういうところに効いてくるようです。
#大口径となると、f1.2の記念レンズはどうなんだ?ということになると思いますが、流石にこちらは量産物とは組立て精度が違うようで、バラツキは極限まで押さえられているようです。
またDistagon, Sonnar系は、個体差が少ないようで、聞いたことはありません。 D1.4/35で、若干あるかな?というくらいでしょうか? D2/28でもありそうな気がしますが、これを持っている人が回りにはあまりいないので、確認はしていません。まあいずれにしても、P1.4/85, P2/135に比べるとないに等しいと思いますが。
でも面白いのが、組立て精度の悪いと思われる「鋭くないタイプ」を、テスター氏は「好きだ」と言ってることですね。レンズの性能としては、当然「鋭いタイプ」の方が上なんですが....まあこれも、写真工業の例と同じでしょうね。私は「鋭い方タイプ」が好きですが。
で、こういう話をすると「見分けるのはどうするんだ?」という質問が来そうですけど、内緒です(嘘)。いや、開放から一段づつ絞って行って、撮影して見れば判りますけどね。店頭で調べるのは、ピントを合わせてみれば...まあ判る人には判ります。

2001年5月13日日曜日

【BMW雑記帳】日本は本当に不況なの?

今週はBMWネタじゃないです。
水曜日の新聞に「トヨタの利益1兆円」という記事が出ていました。前年度の各企業の収益が発表になったわけですが、日本企業の史上最高の利益額をトヨタは上げたそうです。しかも利益の5%強に当る500億円以上を、利益率の高いセルシオだけで稼いでいるそうです。
更に木曜日の新聞には、先頃発売になったスープラが当初の販売目標の7倍も売れたとあります。スープラは先代の400万円から一気に600万円に値上げしたそうなんですが、それが1ヶ月で1,400台も売れたそうです。
日本は不景気だと言われてますけど、本当に不況なんでしょうかね?なんかこういう話を聞いていると、一部のIT革命やグローバリゼーションに対応できなかった、旧世代の企業が今までのような殿様商売をしていられなくて騒いでいるだけのような気がします。
小売の販売が落ち込んでいるそうですけど、年々増えつづけているオークションによる個人売買や海外からの個人輸入に個人消費が移動しているだけで、個人消費そのものは落ち込んでないんじゃないのかな?と疑問に思いますしね。残念ながら、その辺りのデータをちゃんと取ったわけじゃないので、単なる勘にしか過ぎないんですが。
デフレスパイラルと叫ばれていますが、その切っ掛けとなったユニクロやマグドナルドなどはしっかりと収益を増やしているわけですから、これはデフレではありません。元々日本の物価が高過ぎるだけで、バブルの頃から海外にブランド物を買いに行くのが当り前なことが、そのいい例でしょう。
不況、不況と叫ぶマスコミに、世間が躍らせられ過ぎなのかも知れませんね。まあ、IT革命によって一番構造改革を求められているのが、マスコミ・出版業界でしょうから(笑)。

しかしそれにしてもトヨタの商売上手には、今更ながら驚かされますね。プリウスを1台売ると200万円の赤字になるという話なのですが、エコロジーNo.1企業としてのイメージ広告費と考えれば安いものでしょうし、なによりその反対側でセルシオやスープラのような車をせっせと売りまくって稼いでいるわけですから、これを商売上手と言わずして何をいうのでしょうね(爆)。
まあ昔から、日産がラリーで優勝すれば「だから日本車は性能がいいですよ」とアメリカでトヨタ車を売り、協力会社が納品の時にトヨタ車以外で来ると納品口から一番遠いところへ停めさせるなどの嫌がらせをして協力会社がトヨタ車を買うように仕向けたり、リコールに相当する不具合が出ると届出をせずに顧客をディーラーに「遊びに来ませんか?」と誘い出して担当営業と話し込んでいる間に修理してしまったり、荒道を走る車の上下するボディをCGで上下しないように加工したCMを流したり、トヨタの営業努力というのは非常に素晴らしいものがあります。こういう素晴らしい営業努力をしなかった日産は、販売競争に負けて皆さんご存知の通りですね。
コストダウンに関しても、トヨタのジャスト・イン・タイム生産方式というのは、年間の売上げ計画と実績の誤差が3%以内というもの凄い営業力があればこそ成り立つものですしね。昔の勤務先で、上司から本社会議で営業から「工場はJITを導入すべきだ」という意見があったと聞いた時は、二人して大笑いしました。販売計画と実績の誤差100%を超えるような営業でJITを導入したら飛んでもないことになるんですけどね。たぶん新聞などで「JITとは欲しい時に欲しい物を提供する」というお題目を読んで勘違いしていたんでしょうけど、こういう中身もろくに知らずに題目だけで勝手な想像をして判ったつもりになる人が多いですからねぇ〜。
まあそれはさておき、逆にTVや雑誌のCMに乗せられず、自分でキチンといいもの悪いものを判断して購入する欧州ではトヨタは苦戦しているというのも、納得のいく話です(笑)。


2001年5月11日金曜日

【ZEISSコラム】日独CONTAXレンズの違い

京セラRTSに付いての一番多い質問が、「日本製とドイツ製のレンズはどう違うんですか?」という質問ですね。もう本当に嫌になるくらい、繰り返し出てくる質問です。そんなもの、自分で両方買って比べろよ!といい加減言いたくなるくらいなんですが、そう簡単な話じゃないんですねぇ、これが。

巷では、ドイツ製の方がいいように言われてます。一つは単純なドイツ信仰ですね、ドイツで作った物の方が何でもいいという。ドイツの方がいいと言われる要素として、
1-1.加工精度
1-2.組立て精度
1-3.ガラスの違い
1-4.コーティングの違い
が上げられています。
1-1,1-2.とかに関しては、BENZとかPorcheとかLeicaの工作精度なんかが優れていることから来る幻想だと思うんですけど、こういう精度に関しては日本でも充分ドイツに負けないくらいの精度が出せます。要はコストの問題なんですけどね。加工精度のコストというのは、精度を倍にしたらコストも倍かというとそうではなく、乗数でで増えるとか1桁上がるとかというものなので、日本の企業はギリギリまで精度を落としてコストダウンしてるんです。 Zeissが日本で製造委託する際に、コストダウンのために精度も落としたとは思えません。現に日本製とドイツ製のレンズで、操作感が違うという話は一切聞かれませんからね。
1-3.は、ドイツ製はSCHOTTのガラスで日本製はHOYAのガラスだからドイツ製の方がいいんだ、という幻想です。 SCHOTTのガラスがHOYAよりいいというのは、完全な妄想ですけどね(苦笑)。第一、SCHOTTとHOYAは業務提携をしていて、SCHOTTの安いガラスはHOYAが作ってます(笑)。これは欧州でもそうですから、ドイツで作られているHasselやRolleiのレンズも、SCHOTTブランドのHOYA製ガラスで作っているはずです。
1-4.ですが、コーティングの色がドイツ製と日本製で違っているということから来る話ですね。これはどこ製かというよりも、古い物と新しい物で異なっている、という方が正しいようです。コーティング材料やコーティング用の機器は、全てドイツから送られて来ており、Zeissの処方通りにコーティングが施されるので、違いが生ずる余地はありません。これについては、後述します。

ドイツ製がいいと言われる別の理由としては、写真工業のレポートがあります。 Planar T* 1.4/85がドイツ製から日本製に切り替わった時に、写真工業がAEGとMMJを比較テストして、結論の所でテスターが
「私はドイツ製の方が好きだ」
と結論付けたのが、巷では「やっぱりドイツ製の方がいいんだ」と思われて、ドイツ製の中古相場が急騰しました。私がCONTAXを買ったのは、ちょうどその頃で、Planar T* 2/100を購入しようとしたら、中古のAEGの方が新品のMMJより高かったのでMMJを買いましたけどね。まあ今はドイツ製も値段が暴落しているので、あの時AEGを買わなくて正解だったと思います(笑)。
でもですね、その記事をいくら読んでも「ドイツ製の方がいい」とは書かれていないんですよ(苦笑)。「好きだ」とは書いてあるんですが、「ドイツ製はカリッ、日本製はカリッカリッ」という表現で、日本製の方がシャープでコントラスとが高いことが示されています。更に物理データとして波長対分光透過率曲線のグラフが出ているんですが、MMJの方が高い数値になっています。 AEGがピーク値95%なのに対して、MMJがピークで98%と3%も多く、全波長領域でその傾向は変わりません。つまりMMJの曲線はAEGの曲線を、3%分上にシフトした形なのです。
要はその記事は「日本製の方が性能が高い」というレポートなのです。にもかかわらず、テスターが最後に「(物理特性で劣りシャープさが少ない)ドイツ製の方が好み」と書いたために、ドイツ製の方がいいという幻想が生まれたわけです。
記事の内容をちゃんと読めばすぐ判ることなのですが、中古カメラ店が最後の結論部分だけをコピーして赤線を引いて客に見せて、ドイツ製を高値で売りつけていたわけですね(爆)。迷惑な話ですが、商売とはそういうもんでしょうね。

で、先ほどのコーティングの色が違うというのは、途中で改良されて分光透過率が改善されているためだと思われます。このことが、恐らく「ドイツ製はこってりとした油絵のような色、日本製はあっさりとした水彩画のような色」と表される原因になているのではないかと思います。分光透過率が改善された時に、色再現性が変わったわけではないと思います。極単純な話なのですが、同じ露出で撮影すると、分光透過率の高い日本製の方がオーバーに写る、からです。
TTLで撮影すれば関係ないと思うかも知れませんが、こういう比較テストするときは大抵マニュアルで、同じ絞り値・シャッター速度でやりますからね。それにメーカー発表では、絞り優先時のシャッター速度は無段階制御とありますが、デジタル制御である以上無段階というのはありえません。実際に撮影していると、どうも1/2EV単位でしかシャッター速度の制御をしていないのではないかとしか思えませんしね。
で、リバーサルで撮影する時、同じレンズでもオーバーだと色が薄く、アンダーだと色が濃く見えます。つまり、分光透過特性の違いによる露出差を、色の差と勘違いしてるのではないかと思われます。

ドイツ製と日本製、というか「古いタイプ」=AEと「新しいタイプ」=MMで、他に違いがあります。内面反射の処理が違ってて、AEはレンズエレメントの縁の反射防止塗装(所謂「コバ塗り」とか「墨塗り」と言われるもの)が施されていません。 MMは施されています。 (AEでも最近のは施されてると思いますけどね)
これがあるのとないのでは、どうも色が違うような気がします。分光透過特性やカラーコントリビューションを測定する時は、中心部しか光を通さないと思うので、このコバ塗りのあるなしで測定値は影響は受けないと思います。私の持っているコバ塗り有りのMMJ、MMGとなしのAEGでは色が違っていて、AEGは黄色に偏った発色に見えるんです。これがレンズの種類が同じでも、AEとMMでそのような傾向があるので、分光透過特性以外に色が変わる要因があるとしか思えませんでした。
で、先日海外のオークションで安く落札したDistagon T* 1.4/35 AEGが、安いだけあって中が埃だらけだわヘリコイドは草臥れてユルユルだわで、京セラのサービスでオーバーホールしたんですね。そしたらコバ塗りを施されて返って来ました。買ってすぐの撮影では他のAEGと同じように黄色に偏った色だったんですが、OH後では他のMMJと同じニュートラルな発色になったんですね。つまりこのコバ塗りがないと、色は黄色に偏った発色になるようです。
AEでニュートラルな発色が欲しければ、オーバーホールに出せということでしょうね。逆に黄色に偏った、所謂暖色系の発色をそのままにしておきたければ、オーバーホールの時にはコバ塗りをしないように頼む必要があるでしょうね。

後、AEとMMで絞りの形が違うというのがありますが、まあ気にするかどうかだけの違いなので。私は気にしてないですが。
この件に関しては、まだ書きたい事があるんですが、長くなってきたので、またこの次とします。


2001年5月6日日曜日

【BMW雑記帳】名ばかりのエコロジー

今年になって創刊されたんだったと思いますが、月刊の自動車雑誌でENGINEというのがあります。今月号ではブランドイメージについて、アンケートを取った結果を発表していますが、日本での一般ユーザーのブランドイメージって....(-_-;;;;; ですね(苦笑)。
安全とエコロジーでトヨタが一番なんですね(核爆)。凄いジョークだと思いませんか?
最近でこそ「安全ボディ・ゴア」とか「安全はトヨタの願いです」などとさかんにCMしてますけど、トヨタ程危険な車はないんですけどねぇ....。ブレーキ付いてないし(笑)。最新モデルはやっと改善されたみたいですけど、シートベルトは腰骨に掛らず腹に掛ってたし(苦笑)。仲間内では「願いって、願ってるだけだな」とか言ってますけどね(爆)。
まあ日本人の安全感覚なんてそんなもんでしょうね。安全だけでなく、TVCMや雑誌でさかんに謳われたら、それをそのまま鵜呑みにしてしまうのが日本人ですが。
エコロジーも、プリウスによる宣伝効果なんでしょうけど、プリウスがエコだなんてのは大嘘もいいところなんだけど、車雑誌はトヨタの広告を切られるのが怖くて書けないんでしょう。
まずプリウスが燃費がいいという話。これがまず嘘ですね。
確かに1500ccのエンジンで、公称10モード燃費29km/lというと、もの凄く燃費がいいように聞こえます。でもね、プリウスはバッテリーやモーターを積んで、モーターで走っているんで、走行パフォーマンスは軽四並です。軽四で29km/lという10モード燃費は別に珍しくはないですよ。
おまけに実際の走行燃費はこれの半分程度だそうです。特に冬場は、バッテリーの性能が低下するため半分以下になります。そんなんだったら、リッターカーでも充分ですよね?
更に、プリウスを製造するのに必要なエネルギーコストは、通常のガソリン車を製造する場合の2倍必要だそうです。そのため、プリウスが公称燃費で走ったとしても、生涯燃費で考えるとマイナス、つまり通常のガソリン車よりエネルギーコストが高いことになるそうです。
更に更に、プリウスが使用しているバッテリーはリチウム電池なのですが、寿命が3〜4年しかありません。このため3〜4年毎に大量のバッテリーが廃棄物として生じることになります。
プリウスを出てすぐに買った人達は、そろそろこのバッテリー交換の時期に来ているはずなんですが、確かこの費用30万円くらい掛ることを知ってるんでしょうか?それ以前にバッテリーに寿命があることに気が付いてないような気がしますけどね (^_^;;;;
当然、このバッテリーは廃棄物として捨てるわけにはいかないので、トヨタと電池の製造元である松下とで、リサイクルの研究をしています。プリウスの発売後、1年経ってからリサイクルの研究を始めたんですよね(爆)。間に合わなかったらどうするつもりだったんでしょう?まあ電池はリサイクルの優等生だから、ある程度目処はあるんでしょうけどね...。で、リサイクルはできるようになったんでしょうかね?誰かご存知なら教えて下さい。


2001年4月29日日曜日

【BMW雑記帳】車上荒らし

車上荒らしに遭ってしまいました (-_-;;;;
ファミレスでBMW仲間とお昼を食べて駐車場に戻ると、助手席側のガラスが割られ、助手席に置いてあったカメラバッグを盗まれてしまいました。昼間だったので、つい油断してしまいましたが、やはり荷物を見える所に置くのは危険ですね。考えてみれば、ファミレスに入る時に「イモビライザが付いてるから、直結しても車は動かないから...」という話をしてたんですが、車そのものは盗めなくとも荷物は盗めるんですよねぇ (-_-;;;; 判っていながら、荷物を置きっぱなしにした自分が悪いということでしょう。
まあバッグの中に入っていたカメラは安いのだったのと、ガラス交換だけなら工賃込みで3万円以内ということで、被害額が少なくて助かりましたが...。
ディーラーで「今日これで3台目ですよ」と、他に車上荒らしにあった車を見せて貰いましたが、同じ手口でした。組織ぐるみの犯行でしょうね。皆さんもお気を付け下さい。

で、今週もまた月刊誌の発売日が来ました。BBSにも書きましたが、ル・ボランの次期BMW316tiの試乗記は、BMW Completeと同じ原稿から起こした記事なので、Completeを買った方はル・ボランを買うのは止めましょう(笑)
他の雑誌は、次期tiの扱いはあまり大きくないようです。それよりHartgeのコンプリートの記事の方やM3の試乗記の方が目立ちますね。

4気筒ユーザーだと「Auto Jumble Vol.39」の「BMW318iSを遊ぶ」が必見でしょうね。iSの記事ですが、tiユーザーにも充分参考になると思います。
ためになったのが、iSのロールセンターの位置の解説です。まあこの足回りに関するレポートは、BMWの足回りがいかに練りに練られたものかを、判りやすく解説してくれていると思います。
それとユニチップ(UNICHIP)というサブコンピュータが紹介されています。メインのコンピュータとセンサの間に割り込んで制御を行うタイプで、イモビライザの影響を受けないものです。今までもこういうタイプはありますが、3次元マップ搭載のものは初めてだそうです。
また値段が非常に安い! Nology HotWireの日本国内価格とほぼ同じです。Nology買うよりこっちを買う方がいいでしょう。と言っても、取付けやROMの中身を書き込む工賃やノウハウ料が、別途必要ですから、それを入れるとどの程度の金額になるかが気になるところです。
その辺を名古屋で聞いて来たいと思っていたのですが、我がtiが緊急入院となったため、名古屋訪問はまたしばらくお預けとなってしまいました (-_-;;;;;
連休中は身動きが取れない....。真面目に仕事しろってことでしょうね(苦笑)。

2001年4月28日土曜日

【メンテナンス日記】車上荒らしによる窓ガラス交換

コラムにも書きましたが、車上荒らしに遭ってしまいました。

昼間にファミレスの駐車場に停めていたところを狙われてしまいました。助手席側の窓ガラスを、脱出用のハンマー(だと思いますが)を使って一撃で割り、助手席に置いて合ったカメラバッグだけを取り出して即逃げる、というヒットアンドウェイでやられています。間違いなくプロの手口ですね。

警察への届けが終った後、すぐに購入先のディーラーまで持って行きました。ディーラーへ行くと「今日、これで3台目ですよ」といわれました。引き取りに行った時も、その後更に2台が被害に遭って入庫した、という話を聞きました。大阪府下でGWの行楽客の憂かれ気分を狙っての犯行でしょうか?
GW中にも関わらず「GWで車をお使いになると思いまして、急いでやらせて戴きました」と、保険屋さんとのやり取りが終わった翌日には修理完了の連絡が来ました。BMWのディーラーに関しては、色々と悪い噂を聞くことが多いですが、私がいつもお願いしているモトーレンニューカンBMW福島店のサービスに関しては、いつも満点の対応をしてくれています。
修理明細は以下の通りです。
項目作業CD/部品No.作業項目/部品名工数/数量単価金額
A:車上荒らし(9999)
:左フロントガラス破損
15132170フロント ドア ウィンドウ(左,右)脱着,交換118,00018,000
251328189609FドアガラスLH14,500114,50014,500
保険の免責額(3万円)と差ほど変わらない金額で済んでしまったため、結局保険は使わずです。

2001年4月23日月曜日

【メンテナンス日記】リモコン・キーの電池交換

ここ数週間の間に、キーを閉めたつもりが閉まってなかったことが2回ほど続き、「????」状態でした。
私はドアをロックする時は、キー閉じ込め事故防止のため、必ずキーを使ってロックする癖を付けています。今の車になって始めてリモコン・ロックになったのですが、買ってからリモコンでしかロックしたことがありません(笑)。


で、ちゃんと閉まったかどうかチェックしていて、やっと気が付いたのですが、今までよりもセンサーの近くで操作しないと、反応してくれないようになっていました。そう、リモコンの電池がなくなって来たんです。
考えれば、買ってからもう2年半以上になります。製造時から考えれば、3年は過ぎているでしょう。電池がなくなるのも当り前です。というわけで、電池の交換です。
中を空けて、電池の種類を確認したところ、「CR2016」というボタン型リチウム電池が2個入っていました。割りとポピュラーな電池のようで、近くのコンビニでも入手可能なようです。私は近くの家電量販店で買いましたが。
元々入っていたのは、Panasonicのものでした。この手の電池は日本製の独占状態のようですね。でも買ったのはSONY製を買いました。なんでかというと、Panasonicは280円、SONYは200円だったので (^^;;;;。2個要るから、差はその倍になります。
で、買って来て、古い電池と入れ換えました。交換後ですが、やはり電池が消耗していたのが原因ですね、また離れたところからキー操作ができるようになりました。
リモコン・キーをお使いの皆さん、電池の消耗には気を付けましょうね。忘れた頃にやって来ます。

2001年4月22日日曜日

【BMW雑記帳】バルブトロニック

今週の週刊プレイボーイに、次期BMW316tiの試乗記が掲載されています。
これによると、一番ベーシックなモデルの価格は4万マルクを切っているそうで、日本円で240万円くらいだそうです。ドイツの一番ベーシックなモデルはエアコンはおろかラジオすら付いてませんから、AT,エアコン,オーディオ,その他の日本向けの豪華装備を載せることになるでしょう。そうなると300万円を切るかどうかは微妙なところなのですが、tiの戦略的な位置付けを考えると、300万円を切った価格で出してくる可能性が大ですね。そもそも本国での4万マルク以下というのが、戦略価格ですからね!

で、詳しい試乗記とメカニズム解説が、今日発売(かな?)の「BMW COMPLETE Vol.8」に掲載されていたので、思わず買ってしまいました。
新型アルミブロックのエンジンは、やはりダブルVANOSが搭載され、新メカニズム「バルブトロニック」でスロットレスを実現という、価格を考えると信じ難い豪華メカニズムが搭載されています。
バルブトロニックは、カムとバルブの間のアームに、梃子の支点−作用点関係を可変させる機構を入れたことは、当然予想していたんですが、なんと従来のアームに加えて、可変機構用のアームを追加するという方法でした。この方式だとアームが2重で入るため、エンジンの高回転化は明らかに不可能です。実際、このエンジンのトルクは4,000rpmを超えた辺りから落ち始めるので、これまでのBMWエンジンのように、上の方までスコーンと回ることを期待していると、期待外れになりそうですね。ただATだとむしろ中低速トルクが増えた分、速く軽快に感じるかもしれませんね。
ちなみにM44は140PS/6,000rpm、18.3kg−m/4,300rpmでしたが、今度のは115PS/5,500rpm、17.9kg−m/3,750rpmです。E46のSOHC1.9Lが118PS/5,500rpm、18.3kg−m/3,900rpmですから、それより更に低中速重視の設計になっているようです。


2001年4月16日月曜日

【メンテナンス日記】エアフィルタ洗浄

1年1ヶ月振りに、エアフィルタを洗浄しました。期間的にはかなり長いんですが、距離的には前回の洗浄から6,000kmちょっとですので、まあ適当なところではないしょうか。
#いや単にサボってたいいわけですが (^_^;;;
油が固着していたのか、3回洗ったんですがあまり白くなってくれず、やっぱりもっと細目にやらないとダメかなぁ〜と感じましたね。
で、洗浄後の効果ですが、エンジンブレーキが効かなーーーい!と思わせるくらい、車が軽くなりました。やはり結構ゴミが溜まっていたようです。音も何となくスムーズな吸気をしているような音になったような気もしますし。
さて次はエンジンオイルとタイヤだけど....
GW中にRedHotさんへ遊びに行くつもりなので、きっとそこで何かして来ることになるでしょう!

2001年4月15日日曜日

【BMW雑記帳】UCG

今日、やーーと、エアクリーナの掃除をしました。乾燥させるのに一晩掛るんで、効果に付いては明日でないと確認できないんですが。
#オイルの浸透を考えたら、もう一晩掛るから明後日だなぁ(苦笑)。

掲示板で教えて貰ったんですが、今月のUCGにドイツメーカー4社のハッチバック車の比較が掲載されています。BMWからはtiが選ばれているんですが、始めはtiに対していい印象を持っていなかったテスターが、最後には1番いいという結論を出しています。
理由は、BMWの気持ちのいいエンジンとなによりFRであることだそうです。
3ドアハッチでFRというのはtiしかありませんからねぇ。まあもうすぐBENZからスポーツクーペが出ますから、「唯一」ということはなくなりますが。いずれにしても、FRであるということは、ハンドリングに対して、非常に大きな影響があるようです。
FFというのは、小型実用車での、スペース効率を考える時には、最高のレイアウトであることは確かでしょうね。でも走りの気持ち良さでは、未だに色々と問題があることも確かでしょう。効率優先でFF一色になりかかっていた、国産メーカーのラインアップに、FRが徐々にですが戻って来たのは、やはり気持ちのよさを考えたらFRしかないからだと思います。
BMWは、3シリーズの下位車種である1シリーズも、FRで行くことを決定したようです。実現すれば、1.5Lクラスで唯一のFRということになるはずです。我等がBMWの英断に、拍手を送りましょう!

2001年4月8日日曜日

【BMW雑記帳】316ti

掲示板にちょっと書きましたが、MotorMagazineに316tiの試乗記が掲載されています。
これによると、やはりスロットルレスでVANOS併用のエンジンが採用されるようですね。スロットルレスで10%燃費を改善とあるんですが、VANOS併用ならもっと改良されていていいような気がするんですが.....。
しかしやはりサイズは大きくなるようですね。全長で約5cm、幅も約5.5cm...。家のガレージに入るかなぁ....(-_-;;;;
となると俄然期待したいのが、1シリーズですね。元々、ROVERと車台を共通化してBMW初のFFとして登場予定だった小型車が、FRとして計画変更されて1シリーズとなることが決定したようです。これは3ドアハッチになるようですが、これをベースとする2ドアクーペ(2シリーズ?)や2シーター(Z2?)などの噂も同時に聞こえて来ているようです。
ところで、tiのライバルとなるメルセデスのスポーツクーペですが、ベースモデルの価格は350万円くらいになるようです。次期tiに取ってはこれは問題でしょうねぇ。次期tiの販売価格は現行から値上げになると思われますが、320万円だと実質はSCと同じ値付けになりますからね。というのは、BMWのSFWはオプションですが、メルセデスケアは標準添付ですから、これで約10万円程差が埋まります。更にメルセデスケアは3年目の車検整備も含まれますが、SFWには含まれませんので、これで約20万円程は違ってきます。そう考えると、実質価格差はなくなりますからね。そうなったら、ブランド好きな日本人はtiではなく、SCを買うでしょうからね。
それにtiは316tiしかラインアップされないのに対して、SCはスーパーチャージャー付きも加わるようですから、益々差は広がるでしょうね。さて、BMW Japanは一体どうするんでしょう??


2001年4月1日日曜日

【BMW雑記帳】エイプリールフールではありません

今月の各月刊誌では、ジュネーブ・オートサロン速報レポートがメインですね。もちろん先週お伝えした、次期ti「325ti」に付いても、各誌で取り上げられています。まあそれ以外でのBMW関連の記事は、同じくオートサロンのM3くらいしかないようです。このため、今月は久々に車雑誌を買わないことになりそうです。
次期tiは、4気筒の316tiと6気筒の325tiが、まずデビューするそうですが、日本には316tiだけで、11月頃になうようです。ヨーロッパではtiはスポーツコンパクトとして扱われていますが、日本ではエントリーレベルの位置付けなので、値段の高くなる6気筒は導入されないのでしょうね。まあ値段的に、6気筒だと300万円を軽く超えて400万円前後になると思われますが、400万円のコンパクトカーを欲しがる日本人は少ないでしょうからね。
#Mとかなら別なんでしょうけど。
316tiに導入される4気筒エンジンは、バルブリフト量を可変する機構が組み込まれた、新型エンジンになるようです。雑誌によって、バルブリフトだけで吸入量を制御するためスロットルがないとか、VANOSと一緒に組み込まれるとか、書かれているんですが、実際にはどうなんでしょうね?
コストと効果を考えれば、VANOSとの併用はあり得ないと思います。スロットルについては何とも言えないですが、そこまで可変量の大きい機構が、はたして可能なのか?という疑問が大きいので、スロットルはあるんじゃないかと思います。
ま、いずれにせよ、8月末頃発売の車雑誌に、ドイツ本国での試乗レポートが掲載されるでしょうから、それ待ちですね。

2001年3月25日日曜日

【BMW雑記帳】325ti

週プレのジュネーブ・オートサロン速報レポートに次期ti「325ti」がありました。6気筒を載せると値段が撥ね上がると思うんですが、高くなったらtiのメリットがないと思うんですけどねぇ。まあ現行型でも、欧米では323tiがあるから、それの後継と考えればいいんでしょうけど。日本ではたぶん発売されないんでしょうね。
最近あまり車に乗ってない原因ですが、夏頃から車に乗ると凄く疲れるようになって、それであまり乗る気がしないというのもあるんですね。なんでかなと考えてて、事故ったせいだということに気が付きました。元々、回りへの安全確認は結構キチンとする方だと思うんですが、夏にブラインドになっているところから、無謀な速度で突っ込まれて以来、無意識の内に更に更に慎重に安全確認をするようになっているようです。そのため以前の倍くらい精神的な負担が増えているようで、そのせいで運転に疲れをより感じるようになっていると思われます。
よく「車の方が楽だから車で行こう」ということを言う人がいますが、大きな勘違いです。車の運転というものは、本来非常に疲れるものなのです。確かに歩くよりは、肉体的な疲労は少ないでしょうけど、それ以上に精神的な疲労が大きくなるはずなのです。精神的な疲労を感じないならば、それはちゃんと安全確認をしていない証拠です。
例えば、ATのメリットはMTに比べて、ギア操作に囚われる意識を安全確認に回せるから、その分安全に運転できるということが言われます。MTだと運転操作に7安全確認に3の意識の割合が、ATだと運転操作に4安全確認に6になると言われています。しかし現実にはそんなことはありません。なぜなら人間は運転操作に対する注意力が半分になると、安全確認に対する注意も半分にしてしまうからです。こういうことに気が付いていない人が、恐らくほとんどでしょう。
BMWは、運転がATでも楽しく感じられるため、運転操作に対する注意力も、回りに対する安全確認の注意力も落ちないようになっているように感じます。

2001年3月18日日曜日

【BMW雑記帳】相変わらず何もしてないっす

メンテ日記も夏以来、全然更新してません。何もすることがないってことなんですけどね。故障もないし(笑)。
#ま、始終ネタになるような故障してたら、これもまた困りものですが。
ボチボチ、エンジンオイルも替え時かなぁ、と思うんですが、MOTULがまたダレずに快調なんですよねぇ。RedLineだと4,000km辺りで、ザラ付きが感じられたんです。が、MOTULは交換後4,000kmを過ぎましたが、未だにスムーズです。
エアクリーナはもう丸1年も洗浄してないので、いい加減洗浄しないと不味いとは思うんですが、洗浄をするときは丸2日車を動かせなくなるので、なかなか踏ん切りが付かないんですよね。実際には週に1日くらいしか乗ってないことが多いから問題なさそうですけど、実際は使うかもしれないけど結果的に使わなかったという状態ですので、踏ん切りが付きにくいんです。
でも洗浄していない割りには、ちゃんと走っていますので、まあいいかなと(笑)。
タイヤもそろそろ終わりかなぁ、と思いつつも春の恒例行事税金支払いのことを考えると、お金が使えないですね。困った話だ。せめて夏のボーナスまで税金を待ってくれればいいのに(爆)。
#TOTOが当れば問題なしだけど、3,4回とも全然ダメでした (-_-;;;;

2001年3月11日日曜日

【BMW雑記帳】で、工具の話は終わり

工具の話は先週で終わりです。他にも一杯メーカーはあるんですが、使ったことのないメーカーの話するのもどうかなと思うんで。
実際のところプロとか毎週車を弄ってるようなヘビーユーザーでない限りは、工具に凝っても仕方ないかなと思うんですけどね。でもいい工具は手触りが全然違うから、ついついいいのが欲しくなるんですが。この辺りは、BMWの感触を楽しまれている皆さんなら、お判りでしょうけどね。
#FACOMのラチェットの感触などは、メカフェチならそれだけでイッちゃいそうなくらい、素晴らしいです(爆)。
それはさておき、ということで、今週はまたまたネタがありません(核爆)。
せめて車雑誌でBMWの面白い話が出てれば、それをネタにできたんですが、今月はAutoJumbleくらいですからねぇ。ま、そのAutoJumbleのM42/M44特集は、かなり濃いですが。
M42に載せ換えてチューンするか、或いは噂のM−tiに載り換えるか。悩み所ではあります。費用的には、私がやりたいチューンをするのと、M−tiの予想価格とは、変わらないんですよね(笑)。
M−tiは、M3よりは安く出てくるでしょうが、tiの価格を考えると、そう馬鹿高い値段にもならないだろうと、推測しています。500万円は超えるでしょうけど、600万円は超えないかなと思います。318tiの倍までは行かないと思うんですがねぇ....。
で、チューンした場合ですが、
足回り250,000
タイヤ&ホイール300,000
MT化750,000
LSD250,000
ブレーキ強化300,000
エンジンM42入替500,000
エンジンバランス取り500,000
ハイカム等バルブ回り200,000
4連スロットル250,000
タコ足&マフラー400,000
MOTEC500,000
合計4,200,000
となるので、買い換えた方がヘタすりゃ安いですね(苦笑)。
これだけ金掛けても、M−ti以上の車になるかと言えば、たぶんならないでしょうしねぇ。

2001年3月4日日曜日

【BMW雑記帳】KTC

早いものでもう3月ですね。
車関係の雑誌が発売されましたが、掲示板に書いたように、Auto Jumbleが「BMW 318iS パワーアップ戦略」なる特集を組んでいます。M42、M44エンジンを搭載した車種のオーナーは必見ですよ!!
その他ではGENROQのスペシャルショップ特集が、今月はBMW特集です。いつもに比べて関西勢のショップが増えているようです。買ってないけど(笑)。
他の雑誌は、あまりBMWの記事は見受けられませんでした。メルセデスのCスポーツクーペの試乗記が目に付きましたね。「これこそもっともメルセデスらしいメルセデス」という開発者の話が興味深かったです。

さて2週間お休みした、工具メーカーの話は、予告通り日本の誇る工具メーカーKTCです。
KTC−正式には「京都機械工具」で、KTCは確か"Kyoto Tool Company"の略だったと思います。日本で最も信頼されている工具メーカーと言っていいと思います。また品質も、これまで紹介した海外の工具メーカーに比肩できるだけのものがあるようです。
KTCの品質の秘密ですが、ニ大特殊鋼メーカーへのKTC特注鋼材の発注により、他では得られない独自の材料を使用していることにあるようです。また特注であることから、材料は釜ごと、つまり溶鉱炉単位で購入するそうです。溶鉱炉で1回溶かす料を全て引き取るんですが、約1年分の材料になるそうですから、コストを考えるとなかなかできることではありません。またこのため、材料のバラツキが最小限に押さえられるという利点もあります。
KTCには、鏡面加工したミラーツールというのもあります。さらにネプロスという、鏡面度を更に上げたものも出ています。
鏡面仕上げが、本当にいいのかどうかは正直よく判りませんが、角のない滑らかな握り心地は、非常に使いやすいことは確かです。またミラーにした場合、滑りやすいこともあり、そのためKTCはラチェットのソケットに滑り止めのゴムを付けています。
尚、KTCのソケットやレンチは全て、Snap onのフランクドライブと同じ、面接触タイプになっています。

2001年2月25日日曜日

【BMW雑記帳】今週も手抜き m(_ _)m

工具メーカーの話は、今週はKTCを取り上げようと考えていたんですが、ちと資料不足で延期します。期待してた方(いるのか?)ごめんなさい m(_ _)m

大阪の阪神高速が2月頭に、一部リニューアル工事をしたんですが、湾岸線に入ったところにレーダーが新設されました。下りだけで上りはなさそうです。まあ上りはいつも混んでて、飛ばしようがないから、レーダー造っても無駄でしょうけどね(笑)。
湾岸線はトラックやダンプが多いせいか舗装がかなり荒れていたのが、綺麗になって走りやすくはなりましたけど、道路そのものの設計が変わったわけではないので、危ないのは相変わらずですね。いつも思うんですが、道路の設計をする人達って、自分で車を運転することがあるんでしょうかね?
信号の設置や切り変わりのタイミングを決めるのに、その道をろくに走ったこともない、大学教授やら学識者とか称する人達を集めて、机上でだけで決める国ですから、きっと机上で車の免許もろくに持ってないような人達が決めてるのでしょう。道路の路線の場合、土地買収の時に政治家の利権が絡みますから、路線はまっすぐにならずウネウネと曲がりくねったり、出口や合流が左からではなく右になったりしてしまいます。
湾岸線の天保山ICは上りも下りも危険極まりない、構造になってるんですよね。
下りは分岐の500mくらい手前になるまでは、出口が右だという案内が出ていないんです。しかもその看板は1つだけですし、看板の後に左回りー>右回りのブラインドコーナーが続き、それが終わると出口という構造なので、車線変更を出口のところで慌ててする車が非常に多いんです。
上りは合流がブラインドコーナーの直後にあり、しかも右からは天保山ICで入ってくる車、左から神戸線から合流してくる車が、全く同じ箇所で合流する構造になっています。このためブラインドコーナーをむやみに突っ込んでいくと、左右から合流して来た車に、突然行く手を阻まれることになるんです。
まあよくこんな危なっかしい構造の合流を作ったものだと感心しますね。こんな見事なくらい事故を起こさせる構造の道路って他にないんじゃないでしょうか?
みなさん、海遊館や南港に行く時は、ここに充分注意して下さいね。USJに行く時は、ここを通らないはずですけどね(笑)。


2001年2月11日日曜日

【BMW雑記帳】PB Baumann

久々に燃費レポートをアップしました。何と1月は1回も給油をしてない(爆)。全然走ってない証拠ですね。その割りには燃費はまあまあでした。イリジウムが効いてるのかな?

今週はスイスのPB Baumannです。
PBはこれまで紹介した工具メーカーとは違い、ドライバー専門のメーカーです。六角レンチやタガネも造ってますが、PBといえばドライバー、ドライバーといえばPB、といえるくらいのメーカーです。
PBは独自の特殊クロームバナジウム合金を使用しており、ロックウェル硬度58〜60という非常に硬くかつ粘り強い合金の特性を活かした製品造りをしています。これは治金の研究部門を持つ強みでしょう。
PBのドライバーはクロムメッキが施されていますが、ネジに当る部分だけはメッキされていません。これは先端の力の掛る部分は、どうしてもメッキが剥げやすく、剥げるとその分寸法が小さくなりますので、ネジを舐めやすくなる、ということを防ぐためのようです。
逆に六角レンチはそのような心配がないため、先端までメッキされています。しかも他のメーカーでは小さ過ぎてメッキが掛けられない、2mm以下のものまでメッキを掛けています。これも特殊合金により、細くとも充分な強度が得られるためです。
更に、PBでは全品検査を実施しています。これにより製品のバラツキを押さえています。
また耐久性も抜群で、電工関係では他のドライバーだと週に2,3本が消費されるところ、PBでは1年に1本で済むそうですから、その耐久性は飛び抜けて素晴らしいと言えるでしょう。これは材質もさることながら、パラレル・シェイプと呼ばれる箱型構造のブレードヘッドがネジの溝にすっぽり収まり、溝平面に均一に力が加わるため、ネジ頭を舐めることが極めて少なくなっています。このパラレル・シェイプは、トルクが50%も余分に掛けられるので、錆びついたネジも容易に回せます。

2001年2月4日日曜日

【BMW雑記帳】Facom

今週はフランスのFacomです。
元々はフランスの国鉄向けに工具を造り始めたのが、このメーカーの始まりだそうです。
パリ〜ダカール・ラリーでのプジョーワークスやF1ではマクラーレンが、Facomを使用しています。
また自動車用だけに留まらず、様々な分野用の工具を製造しており、ヨーロッパでのシェアNo1.を誇ります。
Facomの工具で一番特長的なのは、ラチェットでしょう。BetaとFacomだけが72歯という、非常に細かいピッチのヘッドギアを採用しており、ラチェットを回す時の感触の滑らかさは、堪らなく気持ちがいいです。他のメーカーのがギャリギャリという感じなのに対して、シュラーンという感覚です。グリップは太めで持ちやすく、ゴムで滑らないようになっています。重さも軽いので、作業性という点では、Facomのラチェットは一番ではないかと思います。
また、ソケットは面接触タイプが採用され、ボルトに傷が付かないようになっています。座ぐりが浅くなっており、薄いボルトでも安心して回せるようになっています。 (ただし、座ぐりが浅いとボルトへの掛りが悪くなるという欠点もあり、一概に浅いからいいとは言えません)
その他の工具でも、安定感と信頼性が高く、全ての工具を一つのブランドで統一したければ、Facomがお勧めですね。

2001年1月27日土曜日

【BMW雑記帳】Beta

今週はBetaについてです。Betaはイタリアの工具メーカーです。以前はウィリアムズ、ベネトン、ブラハム、マクラーレン、フェラーリなどのF1チームは、ほとんどがBetaを使用していました。今は別の工具を使っているところも多いですけどね。
なぜF1チームがBetaを使っていたかというと、Betaがモータースポーツで使われることを主眼に製品開発をしてきたこと原因でしょう。
またBetaの特長として、レンチが薄口で作られ、その繊細さが指先の延長のような感覚をもたらすことが上げられます。薄さは一番といっていいくらいですが、強度や耐久性は抜群です。この薄さは、作業内容に合わせて、レンチ自体を曲げて加工できることにも繋がり、作業性が確保できることもメリットになっているようです。
レンチはSnap onとは異なり、梨地仕上げされています。これは滑らないようにということで、ヨーロッパの工具は梨地仕上げされていることが、多いです。この辺りは、アメリカとヨーロッパで、考え方が違い、どちらがいいかは一概に言えないと思います。
Betaのラチェットは72歯という細かいギアピッチとスリムなヘッドで、最低5度のエリアがあれば作業ができるという特長もあります。
Betaの見た目は、オレンジ色で派手ですが、それがいかにもイタリア製工具らしいですね。

2001年1月21日日曜日

【BMW雑記帳】Snap on

というわけで、今週からしばらく工具のお話をさせて戴きます。
車用の工具と言えば、何はなくともSnap onですね。
そしてSnap onと言えば、ソケットレンチです。何故かと言えば、ソケットを交換して色々なサイズのボルトに対応する”ソケットレンチ”を発明したのがSnap onだからです。
更に今ではあたり前になって来ている、六角ボルトの角ではなく、面に力を掛けるソケット(Snap onではフランク・ドライブと称します)もSnap onの発明です。
この2つの発明は、工具としてはまさに画期的な発明で、特に前者は工具というものを根底から変えてしまいました。またフランク・ドライブは、ボルトを舐めないばかりか、舐めて角がなくなったボルトでも楽々と緩めたり締めたりできるという、作業者に取っては夢のような発明です。
更にSnap onは工具販売方法においても、画期的な発明をします。バン・セールスというもので、1BOXバンに工具を満載し、各車の修理工場を回り、修理工が工場にいながら直接手に取って感触を確かめられるという販売方法です。これも今や工具界では当り前の販売方法で、日本でもSnap onを始めとする、各工具メーカーのバンが走っています。
更にSnap onが信頼される一番の理由で、まだ他のどこも採用していないシステムとして、永久保証があります。Snap onの工具を一度買うと、それが壊れたら無償で新しいものに交換してくれるのです。これだけは、他のどこも採用していない保証です。
まあ工具なんてそんなに滅多に壊れる物じゃないと思うんですが、やはり現場の人にすれば安心感があるでしょうね。
ちなみに私は一度Snap onの工具が壊れれるのを見たことがあります。新車で買った某国産車のオイル交換をして貰ったときに、オイルフィルターが滅茶苦茶固く装着されており、Snap onのフィルターレンチが壊れてしまたんです。まあ普通だったら、工具を壊してまではなかなかやってくれないですが、「これ新品に交換して貰えるから」と涼しい顔で、作業されていました。
またSnap onは、工具の表面がピカピカにメッキされています。これはオイルが付着しても、布でふき取ればすぐ綺麗になり、工具にオイルが残らないようにするためだそうです。
値段は高いですが、信頼と使いやすさで、世界中のエンジニアが使っています。


2001年1月14日日曜日

【BMW雑記帳】ミニオフ

今月のUSED CGは5シリーズの特集ですね。一瞬、買いかけたんですが、結局立ち読みで済ませてしまいました。
読んでて改めて知りましたが、BMWの6気筒は02シリーズの4気筒に2気筒足して始まったんですね。02シリーズの4気筒が、ビッグシックスから2気筒ぶった切ったものだと勘違いしていました。よく考えれば4気筒の方が先なんですね。
BMWと言えば6気筒という感じが強いですが、元々は4気筒こそBMWの真骨頂なわけですね。4気筒などBMWではないという人がいるそうですが、F2やターボ時代のF1は4気筒ですし、ツーリングカーレースも一時期M6がETCに参戦していた程度で、ほとんどは4気筒です。M6の後を継いだETCカーは名前こそ320ですが、エンジンは4気筒です。レーシングスポーツこそBMWならば、4気筒こそBMWでしょう!

さて、先週の日曜日に、近所に住むtiユーザーの方とミニオフをしました。
ノロジーを装着しておられて、話を聞いていたんですが、あまり著明な効果はないそうで、原理的に考えても今私が装着しているテシオンNEO+イリジウムプラグで充分であろう、という結論に達しました。ノロジーはプラグコードに容量を作って、CDIの効果をプラグコードで作っているわけです。テシオンNEOも原理としては同じです。容量の大きさは全然違いますから、効果の差はあるでしょうが、値段ほどの差はあるとは思えません。日本でもノロジーの販売価格を考えると、最初からCDIを装着する方が確実で信頼性もあると思いますしね。
特にノロジーは効果があるという人とないという人の差が激しいそうで、恐らくはアースの取り方で効果の差が大きく違うのではないかということでした。バイクにも装着されているそうなのですが、その時は最初効果がなかったのが、アース位置を変更することでかなり変わったそうです。
まあ、コードが焼けたとかプラグが溶けたというトラブルの噂も聞きますので、それやこれやで「やーめた!」となりました。

後はtiやBMWの話を延々としていましたが、雪が降って来てしまったため、2時間半程度でお開きになってしまいました。たまにはこういうのもいいですね。
では、来週から工具メーカー特集と行きます。

2001年1月7日日曜日

【BMW雑記帳】謹賀新年

今頃ですが、新年あけましておめでとうございます。
世紀が改まったとはいえ、何となく世の中は静かですね。昨年Y2K問題で散々騒いだせいでしょうか?或いはやはり昨年ミレニアムという節目で騒いだせいでしょうか?
まあどちらにしても、我々tiオーナーにとっては、今年はtiが初のフルモデルチェンジをする年ということで、大きな節目になりそうです。問題は日本導入が今年中ではなく、来年になるかもしれないっことでしょうか?(笑)
いやもっと問題なのは、私はまだ後ローンが2年半残っているので、今年中に次期tiが日本で発売になっても 買えない ことが一番の問題でしょう(爆)。
で、新年一発目からなんですが、休みでボーっとしていましたので、何もネタがありません(苦笑)。
来週は今日の昼のことを書く予定です。何かは来週のお楽しみですが。で、それ以降は車の整備に使う工具のメーカーについてのお話をしたいと思います。
ということで、また来週!