ブラック・サバス 黒い安息日
Black Sabbathは、今ではHeavy Metalの元祖として、Rock界の大御所として君臨していますが、私がBlack Sabbathを知った時は、第一期の末期で、もう全然人気がなくて、アルバムもほとんどが廃盤だったのです。その後も日本ではごく最近まで人気がなくて、旧譜のCD化も日本では遅かったんですよ。
なので、最初にこのアルバムを買ったのは、輸入盤のCDでした。このCDは非常に高音質で、つい最近まで私のオーディオチェック用になっていたくらいです。冒頭の雨と雷をどれくらいリアルに再生できるかが肝なのです。
ま、その後デジタル・リマスターと称する日本版紙ジャケットも買って、今回また買ってで、3枚目(苦笑)
初めて買ったBlack Sabbathのアルバムが、輸入盤の2枚組LP "We Sold Our Soul For Rock'n' Roll" というのだったのですが、1stの本作から1曲を除いて全て入っているという、訳の判らないBest盤だったのですが、それも含めたら4回も同じ物買ってることになる(爆)
でもこれは本当に素晴らしいアルバムです。Black Sabbathの原点でもあるし、Best Albumでもあるし。
1969年の終わりに録音されたもので、Tony Iommiが「あの時はレコーディングというのをどうやればいいか誰も知らなかった」のに、音質は非常にリアルで生々しいです。たぶんスタジオライブ形式で録音して、それにギターを被せ直した程度だと思いますけど。
何にしてもかれこれ40年も前に、これだけの演奏と曲と録音がなされていたということは、驚異に値します。ここからHeavy Metalが始まったのですから。Rob Zombi曰く「今のHeavy Metalは、Black Sabbathがやっていたことを速くやるか遅くやるかでしかない」というくらいで、Heavy Metalのパターンは全てBlack Sabbathがやってしまっているのですな。
グランド・ファンク・レイルロード ライヴ・アルバム
'70年代にライブ・アルバムが流行ったのは、たぶんこのGrand Funk RailroadのLIVE ALBUMが大ヒットしたせいではないかと思われます。中高生の時は、これをコピーしてライブやったので、今更ながら感慨深いものがあるのです。今聴いてみると、当時耳コピーしたベースラインは結構あちこち間違っていたり、はしょってしまっていたりしてたなぁと。まあ当時のテレコではベースをきちんと再生することができていなくて、違って聞こえていたことも原因なのですけどね。
LPはバンド仲間にダビングさせて貰って買わなかったけど、デジタル・リマスターでCD化されたのと、今回のとで2回買ったことになります。こっちは録音はあまりよくなくて、SHMで高音質になった分、録音の悪さが出てしまっていて...。こういう旧譜を高音質CDにする意味ってあるんかい?と思ってしまいますね。
エマーソン・レイク&パーマ 展覧会の絵
これも'71年演奏のライブアルバム。初めて聴いたのは、中学生の時に学校にテープにダビングしたのを持ってきているやつがいて、昼休みに一緒に聴かせて貰った時です。その時に、私:「凄いなぁ」、友:「でもどうせダビングやろ」、私:「いやそれでも凄い」という会話をしていたのですけど、後でこれはライブだと知って愕然とした覚えがあります。
EL&Pというと、プログレッシブ・ロックの一つの頂点ですが、キース・エマーソンのような超絶プレイをする人は、その後現れず、EL&Pが確立した世界を継承するバンドはないのですよね。
特に書かれていないのですが、K2HDマスターを使用しているのではないかと思われるくらい、いい音になっています。Victor独自のK2HDとSHMの組み合わせなら、ちゃんとそれを謳った方がいいと思うのだけど、SHM商標を名乗るとK2HDについて謳えない契約の縛りでもあるのですかね?
レインボー 銀嶺の覇者
リッチー・ブラックモアがDeep Purpleを脱退したというのは、当時の我々ロック・キッズには衝撃な出来事でした。何しろ当時のRock界の頂点にいたのは、紛れもなくDeep Purpleで、その栄光をあっさりと捨てて、全く新しいバンドを結成するというのですから。
しかし、RainbowはDeep Purpleに匹敵するカリスマ・バンドに成長し、逆にDeep Purpleは崩壊してしまったと。
音はいかにも古い録音的な音になっています。もうちょっとマスタリングでどうにかならなかったのかなぁ。
これはLPを買っていて、CD化されたのはずっと買っていなくて、今回のが初CD。なのでアルバムとしては2回目の購入。