2016年12月29日木曜日
つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線 / 理化学研究所 脳科学総合研究センター
複数の脳科学者が各章ごとに担当して、最新の脳科学を解説してくれています。
第一章はノーベル生理学・医学賞を受賞された利根川進博士が担当されています。
とはいえ、脳神経の仕組みを解析するのも容易な仕事ではありませので、まだまだ判らないことばかりで、判っていることが殆どないという方が近いように思いました。
少し前にSoftbankの孫氏が、数年後にはCPUのトランジスタ数が人間の脳細胞数を超えるからシンギュラリティが起こる、と言われていましたが、脳細胞ニューロン1個の機能は、本書を読む感じでは、少なくともトランジスタ1万個から場合によっては1億個に相当するので、CPU1個で人間の脳と同じ機能を持つようになるのはまだまだ先のことでしょうね。
ちなみにショウジョウバエのニューロン数は10万個程度だそうなので、最新のCPUならショウジョウバエ程度の知能を持たせることは可能かなぁという気もしなくはないですが、今のソフトウェア技術ではまだまだショウジョウバエ程度の自立活動もできないですからね。
2016年12月25日日曜日
Love Is Almighty Chapter II -Love Side- / Emerald Aisles
三谷哲也氏率いるEmerald Aislesの3部作Love Is Almightyの第二弾。
のっけから魅力的なリフで始まり、直ぐにヘドバンさせられてしまうコードワークは、相変わらず。
80年代全盛期の白蛇なんかが好きな方なら、嵌まること間違いなしの楽曲群とアレンジ。
本年のHR/HMアルバムの中では、本作が最高傑作だと断言します!
SILENCE IN EXPLOSION / Silex
元Crying MachineのリーダーでありギタリストのMashaが、強力なメンバーを引き連れてシーンに復帰。
復帰第一弾として、3曲入りシングルCDがリリースされました。
日本のメタル界に、このバンドありと、今後話題になることは間違いないです。
バイオハザード:ザ・ファイナル
バイオハザード:ザ・ファイナル公式サイト
最初の映画が2002年公開なので、我々の世界では14年経っているのですが、映画の中では物語の始まりから10年経過ということになっています。
FINALを銘打つシリーズは、これまでにもいくつかあるんですが、終わったと思ったら、過去に遡ったZEROとかが始まったりして、本当にシリーズ最後か?と思いながら観てましたが、本当に最後っぽいです。
ZEROとかをやるなら、伏せとかないといけない過去の発端が描かれていますので、本作はFINALであると同時にZEROでもあるのですね。
日本のタレントローラが出演していることも話題になっていましたが、結構あっさりと殺されてしまって、あまり登場時間は長くなかったです。
最初の映画が2002年公開なので、我々の世界では14年経っているのですが、映画の中では物語の始まりから10年経過ということになっています。
FINALを銘打つシリーズは、これまでにもいくつかあるんですが、終わったと思ったら、過去に遡ったZEROとかが始まったりして、本当にシリーズ最後か?と思いながら観てましたが、本当に最後っぽいです。
ZEROとかをやるなら、伏せとかないといけない過去の発端が描かれていますので、本作はFINALであると同時にZEROでもあるのですね。
日本のタレントローラが出演していることも話題になっていましたが、結構あっさりと殺されてしまって、あまり登場時間は長くなかったです。
2016年12月24日土曜日
げんきな日本論 / 橋爪 大三郎
内容的にどこが「げんき」なのか、イマイチ理解できなかったのですが、日本が特殊であるということは理解できました。
でまあ、特殊な理由が「不思議ですねぇ」で終始していて、結論がでてないので、なんかなぁと。
まあ日本の歴史学者や在野の研究家を称する人達が、寄って集って論を尽くして結論が未だに出ていない問題ばかりだから仕方がないんですけどね。
結論がはっきり出てたら、歴史学に衝撃が走る事柄ばかりですから。
2016年12月16日金曜日
江戸の性事情 / 永井 義男
江戸時代の性についてのあれこれを研究されている方のようで、これまでにも何冊か同様の書を発刊されているようです。
元々、日本はFree Sexの国だったのが、江戸時代に朱子学が武家の習いとされて婚外SEXが悪とされるようになり、明治時代になって西欧諸国から先進国と認めて貰うためにキリスト教の一夫一婦制を導入し、現在に至るわけです。
現代ではキリスト教的道徳観念が一般に広まっていますが、本能はたぶん平安時代辺りのFreeSexのままなので、浮気やらなんやらが盛んに行われている、けど芸能人なんかがそれでやり玉に挙げられて炎上していますよね。
本書は、一般に婚外SEXが厳しく禁止されていたとされる江戸時代の性について解説されています。
江戸時代で厳しく制限されていたのは、武家の婦女子だけで、上級武士(特に大名や家老クラス)は正妻の他に側室を複数持つのが普通でしたし、吉原に代表される遊郭で男が遊ぶのも普通のことのようでしたしね。
今の日本の男女関係を考えたら、いい加減キリスト教的道徳は捨ててしまった方が幸せなんじゃないかと思いますけどね。
30年以上前に某人気歌手が「恋人がサンタクロース」と歌って大ヒットさせてから、日本ではクリスマスは恋人同士がSEXしまくる日になってるんだし(爆
2016年12月15日木曜日
あなたの常識を論破する経済学 / 三橋 貴明
今あちらこちらで人気の経済評論家の連載を改訂、再編集したものです。
全くもってごもっともなお話です。
財務省の官僚は、日本国民を幸せにするのではなく、貧乏のどん底に突き落とし、相対的に自分達が貴族として君臨することを目標としているとしか思えませんからね。
要するに財務省官僚と御用学者の言うことは、全て嘘だと思えば間違いないです。
本書で何度も「経済とは経済済民の略である」と何回も力説されています。
国家の役割とは何か?を今の官僚が理解しているとは思えないです。
#理解しているけど、やる気がこれっぽちもないのかも知れませんが。
2016年12月14日水曜日
「日本の神々」の正体 / 古川 順弘
目新しいことが書かれているかと期待したんですが、私的にはほとんどが既知のことで、今一つ期待外れでした。
でも、あまり日本の神様について知らない人には、読みやすくてよいかと思います。
2016年12月12日月曜日
SIGMA Art 85mm F1.4 DG HSM
いよいよARTシリーズに待望の85mm F1.4が登場です。
Carl ZeissのOtus 85mm/F1.4をベンチマークにして開発したということで、非常に期待が高いレンズです。
巷ではデカイ!重い!と文句を垂れている方が多いですが、Otusと同じ程度の重量なので、これで重いというのなら性能を期待するなといいたいですな。
レンズは純粋にアナログな製品なので、重さと性能が正比例するのです。
また価格コムで、フォーカスでカタカタと音がすると書かれている人がいたのですが…ARTシリーズは、35mm/50mm/24mm/20mmと買って使って来ていますが、まずフォーカシングで音や振動が出ることは、ほとんどありません。
Contemporary 150-500mmでも、フォーカシングで音を立てることはほとんどないです。
たまにフォーカスを迷ったときに、カタカタとなることはありますが、その程度です。
全数検査できちんとチェックされているから、不良品というのも考えにくいんですが。
いつもの開放最短での、絞り値によるボケ味の変化です。(クリックすれば拡大するはず)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJqsy1sBP61_c_ySPBSD-pKOwTpBzNTPS7NrMJM_wPY_jNC2IsOyA7fPZK-gEHeHIQeCBuXV10ZzvXr6Ye1kXOaQ-GhBBWnryquYUMmkJH2OOLNNgLAbrW8vYhHT74_NsWEoX7XoIA9YVv/s200/SIGMA_ART_85mm_F1_4_Boke.jpg)
絞っていっても、ボケはスムーズです。
ピントが合っている箇所は、開放からバリバリにシャープですが、ピント面が正に紙一枚なので、ピントが合っているところがないように感じるくらいです。
開放での作例を以下に何枚か上げます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLyCpPJA86BFa4g8_U3427An6ODq1fLK6B6q5ZRmzMCeUfDWVExIp7xt-uGlqCerbosB22D0ARLnwI6L7Y8d5a90azOYEPSFqdTdN5zqx_NkjgoM6n6mqmoHhsRdyzIaTUrHEyi9-7QHqS/s320/_DSC5356.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiX5_YM9bjSjEvjx-8p0NCRESS3BI07NY-92NYlAWLBifPFOZ88gmIGK26D05h2EqW5mDfwvoHXzL7f234BNEl8JNNj9j0YwRCWw6O4b_vqG3Ny4ftgXK0M6wvxooFmh04LNsT0XLNJ-4Et/s320/_DSC5367.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiUCwQOmthgcpj8DrGxrAMeAf8g3WhV0_U2eCITJ0Jrv9A9ryNMOnQdxzgdNUA8skk6SnMZmHy5XJFh0VzQPvA5vWSiBKy3Fbc_EHYHxoPkV7um6Z2OB9b8I5t2ETKz-NpDjyF-6xuUjrIH/s320/_DSC5368.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOIZ119MXVE8xGMccFKp2mQkbUtraSF1Rykfhfki5W2Xap6y8Zy4OIpaqWOPuUWMXdgM35Y613LQwPsT68J_4gyL4ZNDkwrdpaZYil11lsUTBP4z6EiVz4Tb-8ePTzjSMOIbBXbDsdxXLN/s320/_DSC5370.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgzuQSz2NE__briSju0i6rxs2G1QKwzDsHJbBi7Zp9UJeqX_ZrHR2uLmYe6qd25DCNGtLSBRAjMWg0ucdrkTfzFgelPDtKDAsci4H64sfLGdUNIMGPFaaLwDgvueBfv2sZDnW1zGpBYa-P7/s320/_DSC5377.jpg)
醤油・味噌・酢はすごい - 三大発酵調味料と日本人 / 小泉 武夫
発酵学の権威であるとともに、「味覚人飛行物体」を自称される程の食いしん坊で有名な、小泉先生の本領発揮の一書です。
今の日本料理の基本といえば、この醤油・味噌・酢ですからね。
これらの成り立ちを知らずしては、日本人であることが恥ずかしくなるので、自分は日本人であるという誇りをお持ちの方は是非ご一読を。
これらはいずれも古代に大陸から伝来したものと思われていますが、どうもそうでもないような感じもあるようです。
日本の味噌は、大豆だけではなく米や麦も使うのがほとんどなのですが、大陸や半島では大豆だけで作るそうで。
もっとも日本でも大豆だけで作る豆味噌というのがあり、それは半島から伝来したものということなので、同時多発的に発明されたのか、元々大豆だけで発酵していたのを、日本人が工夫して米や麦を使うようになったのかは不明です。
2016年12月4日日曜日
【くるまのおと】Demio改良型に試乗して来ました
点検のついでに、新しくなったDemioの試乗をさせて貰いました。
今回の改良は、
・ステアリングをより自然な操舵感覚になるよう、電動パワステのプログラムを変更
・リアサスペンションの設定を変更して乗り心地の改善
・話題のGベクタリング搭載
ということで、私が気になっていた、パーキングスピードで急にステアリングが軽くなる問題と、リアがポンポン跳ねる問題が直ってるっぽいというので、興味津々だったのです。
結果、この2つは見事に解消され、Gベクタリングと相まってステアリング感覚は劇的によくなり、リアも非常にしっとりと落ち着いて突き上げもなくなっています。
Gベクタリング搭載のため、エンジンの制御が非常に緻密になっているため、アイドリングが全く振動を感じないくらいに静かになり、i-stopのエンジン再起動時の衝撃がなくなっています。
i-stopでエンジン停止状態から発進したときに、私が「エンジン掛かるときの振動もほとんどなくなってますね」というと、助手席の営業さんが「え?今エンジン止まってたんですか?」というくらいで、アイドリング時とi-stop停止の違いが分からないし、エンジンが掛かったことも分からないという、恐ろしいくらいに改良されています。
とにかく運転中に操作するのも全てが、よりスムーズにより自然になっていて、帰りに自分のクルマの操舵感覚や乗り心地にガッカリしてしまうくらい違いました。
まだ買って1年半で、ローンもまだ返済のほとんどが利息で元本が減ってない状態ですから、買い換えることもできんのですよね。
常に最新技術搭載のモデルが売られているのは、それはそれでいいことなのですが、買ったクルマがすぐに陳腐化してしまうという点では、困りものです。
アップデートプログラムとかやってくれないもんかなぁ。
そういうのがあれば、これから買う人も安心して買えると思うんだが。
今回の改良は、
・ステアリングをより自然な操舵感覚になるよう、電動パワステのプログラムを変更
・リアサスペンションの設定を変更して乗り心地の改善
・話題のGベクタリング搭載
ということで、私が気になっていた、パーキングスピードで急にステアリングが軽くなる問題と、リアがポンポン跳ねる問題が直ってるっぽいというので、興味津々だったのです。
結果、この2つは見事に解消され、Gベクタリングと相まってステアリング感覚は劇的によくなり、リアも非常にしっとりと落ち着いて突き上げもなくなっています。
Gベクタリング搭載のため、エンジンの制御が非常に緻密になっているため、アイドリングが全く振動を感じないくらいに静かになり、i-stopのエンジン再起動時の衝撃がなくなっています。
i-stopでエンジン停止状態から発進したときに、私が「エンジン掛かるときの振動もほとんどなくなってますね」というと、助手席の営業さんが「え?今エンジン止まってたんですか?」というくらいで、アイドリング時とi-stop停止の違いが分からないし、エンジンが掛かったことも分からないという、恐ろしいくらいに改良されています。
とにかく運転中に操作するのも全てが、よりスムーズにより自然になっていて、帰りに自分のクルマの操舵感覚や乗り心地にガッカリしてしまうくらい違いました。
まだ買って1年半で、ローンもまだ返済のほとんどが利息で元本が減ってない状態ですから、買い換えることもできんのですよね。
常に最新技術搭載のモデルが売られているのは、それはそれでいいことなのですが、買ったクルマがすぐに陳腐化してしまうという点では、困りものです。
アップデートプログラムとかやってくれないもんかなぁ。
そういうのがあれば、これから買う人も安心して買えると思うんだが。
【メンテナンス日記】Demioの6ヶ月点検
前回6月の点検から、ちょっとだけ距離が伸びて2,944kmで、半年点検を受けてきました。
半年で1,300km走ったことになりますが、買ってから一番距離を走ったことになりますね。
7月に倉敷へ日帰り旅行したのが大きいかな。
とはいえ、まだ3,000km弱ですから、一昔前ならようやっと慣らしが終わったところなんで、特に何もなくオイル交換と空気圧調整をして貰った程度です。
半年で1,300km走ったことになりますが、買ってから一番距離を走ったことになりますね。
7月に倉敷へ日帰り旅行したのが大きいかな。
とはいえ、まだ3,000km弱ですから、一昔前ならようやっと慣らしが終わったところなんで、特に何もなくオイル交換と空気圧調整をして貰った程度です。
2016年12月3日土曜日
オービタル・クラウド / 藤井 太洋
基本的なアイデアは既に実用化されているものですが、実際にこれが実現可能かというと…どうなんでしょう?
キーになるスマホ基板を使っての部分で、基板上に「原子時計」が搭載されている、とか、衛星軌道上でGSP座標を取る、とか書かれているんですが、ここいらは作者の勘違いじゃないかと思います。
近未来とはいえ、原子時計が将来的にスマホ基板上に載る程小型化される見込みはないです。
今のスマホは基地局と携帯の電波で時刻同期している、一種の電波時計になっているので、原子時計並の精度も実現できているのですが、スマホ自体に原子時計が搭載されているわけではありません。
衛星軌道には地上の携帯基地局の電波は届かないので、時刻同期もできないですし。
またGPS座標を精度よく取得するためには、地上と衛星の重力と速度差による時間補正が必要なのですが、この補正は衛星側で行っているので、GSP受信側は地上でほぼ停止状態になることが前提になります。
(クルマや鉄道などの移動速度は、衛星の移動速度に比べる非常に遅いので、停止状態と誤差範囲内です)
なので、衛星軌道上で衛星速度で移動していると、こGSP送信側で行っている補正が、逆に誤差になってしまうのです。
それを逆補正する計算を行うにしても…スマホのCPUで足りるのかな?
2016年11月27日日曜日
アンダーグラウンド・マーケット / 藤井太洋
仮想通貨が日常的に使われるようになった世の中を描いた近未来SF小説です。
私はどうも仮想通貨の偽金防止対策が信用ならんので、まだ使う気にはならないのですが、近い将来では普通の通貨として使われるようになるんでしょうね。
少額決済を電子的に行うおサイフケータイが日本では普及しているので、どれくらい日本国内で仮想通貨が普及するようになるかは分かりませんが、この小説のような未来が来ないことを願っています。
米中戦争 そのとき日本は / 渡部 悦和
陸上自衛隊を長く勤められた方による、米中の戦力分析レポートです。
かなり詳細なデータが並んでいて、私のようなド素人には理解しきれないものが殆どでした。
いずれにしても、中共政府が世界征服を目指して、着々と軍事力を増強させていることが分かります。
問題は、習近平主席が、共産党解放軍を把握しようと、組織改革や腐敗防止策を色々と施しているようですが、それが逆に軍の反発を招いている可能性があることですね。
現在の共産党政府打倒を目指して、各方面軍が独立革命を起こしてくれる方が、日本の防衛に取っては都合がいいでしょうけど、それで内戦が長引いて大量の難民が日本にやってくると、これまたえらいことになるのも確かで。
2016年11月22日火曜日
【Android】Moto G4 Plusのケース
AmazonでMoto G4 Plusを買うときに、リンクの透明ケースを一緒に買いました。
これにした理由は、この時は他によさそうなのがなかったから、という消極的な理由です。
Moto G4 Plusは、裸だと滑りやすくて手から落としそうになるのですが、このケースは手に吸い付く感じなので、滑り落ち対策としてはよかったんです。
しかし、ケースがソフトなだけあって、ちょっと端を服とかに引っ掛けると捲れて外れてしまいやすく、また放熱性が悪くて夏の気温が高いときはすぐに本体が熱くなったりしていました。
寒くなってきてからは、放熱の問題は出なくなりましたけどね。
そんなこんなで、ここ数ヶ月前から、Moto G4 Plus用のケースが色々と出て来るようになり、特にeBayだと格安で買えるので、いくつか買って試してみました。
まずは、ゴッツイ外観で、これなら落としても大丈夫だろうというHeavy Dutyなハードケース。
スマホをガンダム化と言ったりしたんですが、逆にゴツ過ぎてスーツのパンツの尻ポケットに入れていると生地が駄目になって穴が空きそうだし、Gパンのポケットだとスムーズに出し入れ出来ないということでボツに。
次はサイドがアルミバンパーになっており、裏はプラですがミラーゴールドで、黒いスマホがGOLDスマホに変身するケース。
サイドがアルミなので放熱性もまずまずですが、裏板のミラーがすぐに指紋だらけになってしまうのと、Gパンのポケットでの出し入れがスムーズじゃないので、これも残念ながらボツ。
で、やっと気に入ったのが、これ。
ほどほどな頑丈さとポケットへの出し入れのしやすさとを兼ね備えたの。
でもこれが手元に来たのは寒くなってからなので、来年夏が来たら放熱性がちょっと心配なんですけどね。
タックスヘイヴン Tax Haven / 橘玲
今話題のタックス・ヘヴンの問題を分かりやすく教えてくれる小説です。
政府が収めた税金分、ちゃんと国民の生活に還元してくれているなら、みんな喜んで税金を払うでしょうけど、実際には払った分を取り戻したという感じは全くなくて、取られ損な感覚しかないから脱税が減らないんでしょうけどね。
小説としても、非常によくストーリーが練られていて、話の運び方や文章の読みやすさなど、かなりレベルが高いです。
ページ数がかなり多いのですが、スムーズに最後まで飽きることなくあっという間に読み切ってしまいました。
2016年11月20日日曜日
戦闘機と空中戦(ドッグファイト)の100年史―WW1から近未来まで ファイター・クロニクル / 関 賢太郎
かなり分厚く高価な本ですが、値段以上の価値はあります。
戦闘機が好きな方には、必読書です。
更に、近代戦史に興味のある方も、必読です。
これだけの資料をよく集め、まとめ上げた労力は素晴らしいですよ。
2016年11月17日木曜日
「街道」で読み解く日本史の謎 / 安藤 優一郎
日本各地の街道の成り立ちと歴史の関わりを解説した書です。
まあ歴史好きな方なら、知っておいて損はない豆知識が並んでいます。
けど、衝撃を受ける程な意外なことは特になかったな。
2016年11月14日月曜日
ジャック・リーチャー Never Go Back
ジャック・リーチャー Never Go Back
原題の英語表記のまま邦題にするというのも珍しいですね。
シリーズ最初のアウトローは、劇場公開時には観ていなくて、Amazonの見放題で観たんです。
今回はそれの続編ということで、これは是非劇場で観ないとと思って行きました。
今回は初めて4DXで観ました。
4DXは吹き替え版でしかやらないことがほとんどなのですが、これは何故か字幕版でやってたんで、4DXってどんなものかを体験したくてね。
でもこの映画では、4DXの意味余りないんじゃないかなぁ。
3Dとの組み合わせで、スタートレックとかなら効果は凄そうですけど。
ストーリーや演出は、流石トム・クルーズ主演の作品には外れなしですわ。
十分に楽しめました。
映りが心地よいので、PanaVisionか?と思ったら、その通りでした。
しかもどうも今時フィルムで撮影したっぽいです。
エンドロールに、デジタル変換担当の名前が出てたんで、あれ?と思ったら、最後にPanaVisionと共にKodakのクレジットが出て来たんですよね。
未だにハリウッドにはフィルムに拘る人達がいるそうですが、本作の制作陣もそうらしい。
原題の英語表記のまま邦題にするというのも珍しいですね。
シリーズ最初のアウトローは、劇場公開時には観ていなくて、Amazonの見放題で観たんです。
今回はそれの続編ということで、これは是非劇場で観ないとと思って行きました。
今回は初めて4DXで観ました。
4DXは吹き替え版でしかやらないことがほとんどなのですが、これは何故か字幕版でやってたんで、4DXってどんなものかを体験したくてね。
でもこの映画では、4DXの意味余りないんじゃないかなぁ。
3Dとの組み合わせで、スタートレックとかなら効果は凄そうですけど。
ストーリーや演出は、流石トム・クルーズ主演の作品には外れなしですわ。
十分に楽しめました。
映りが心地よいので、PanaVisionか?と思ったら、その通りでした。
しかもどうも今時フィルムで撮影したっぽいです。
エンドロールに、デジタル変換担当の名前が出てたんで、あれ?と思ったら、最後にPanaVisionと共にKodakのクレジットが出て来たんですよね。
未だにハリウッドにはフィルムに拘る人達がいるそうですが、本作の制作陣もそうらしい。
2016年11月11日金曜日
「日本」 国号の由来と歴史 / 神野志 隆光
「日本」というのは、「ひのもと」と訓読みするように、中国から見て「日の昇る場所」ということから来ているのかなと漠然と思っていたんですが、本書で著者は大陸、半島、列島の古文書を細かく調べて、その由来を解こうとされています。
結論からいうと、100%確実な結論は出ていないのですが、ほぼ確定されているようです。
この書を読むまで、迂闊にも気が付いていなかったのですが、「日本書記」には「日本」という記述が頻繁に出てくるのが、「古事記」では「日本」は出て来ないということです。
「日本書記」は対外向け(つまり大陸や半島の国家に向けたもの故に漢文で記述)に対して、「古事記」は国内向け(故に万葉仮名で記述)という説があるのですが、「日本」という国号が対外向けのもので、国内での呼称ではないとすると、辻褄は合いますね。
2016年11月6日日曜日
スタートレック ビヨンド
Star Treck公式サイト
原題の「Byond」をそのままカタカナにした邦題ですが、ほんと、映画屋さん達のセンスのなさは相変わらずですな。
「〜を越えて」という前置詞を名詞的に使っている原題もどうかと思うけど。
でも「越えて」というタイトルは、ストーリーにピッタリ合ってるんですけどね。
オリジナルのスタートレックにはないストーリーで、まあスポックが時空を越えて歴史を改編してしまっているから、当然といえば当然か。
過去の亡霊に復習される…というのを書くとネタバレになるので、是非劇場で確かめてください。
ところでこの映画もARRI Cameras and Lensesというクレジットがありましたが、描写はそれ程カリカリとしたシャープさではなく、Carl Zeissのcineレンズでもこういう描写にできるんだと思いました。
原題の「Byond」をそのままカタカナにした邦題ですが、ほんと、映画屋さん達のセンスのなさは相変わらずですな。
「〜を越えて」という前置詞を名詞的に使っている原題もどうかと思うけど。
でも「越えて」というタイトルは、ストーリーにピッタリ合ってるんですけどね。
オリジナルのスタートレックにはないストーリーで、まあスポックが時空を越えて歴史を改編してしまっているから、当然といえば当然か。
過去の亡霊に復習される…というのを書くとネタバレになるので、是非劇場で確かめてください。
ところでこの映画もARRI Cameras and Lensesというクレジットがありましたが、描写はそれ程カリカリとしたシャープさではなく、Carl Zeissのcineレンズでもこういう描写にできるんだと思いました。
日本人が知らない 世界中から愛される日本 / 井沢 元彦
世界各国と日本の友好の歴史について述べられた本です。
共産主義に被れた日本の教育システムでは、こういう中国共産党に都合の悪い事実は教えないようにしているので、殆どの日本人が知らない、知らされないことばかりです。
これからの日本人の常識として知っておくべきことばかりなので、是非ご一読を。
2016年11月3日木曜日
インフェルノ
インフェルノ公式サイト
ラングドン教授シリーズの映画化第三弾です。
映画が原作と異なるのは仕方がないといえば仕方がないのですが、今回も終わりの方と結末が原作からは別の話になってしまっています。
前半は結構原作を忠実に再現しているんですけどね。
2時間程度の上映時間で、単行本で2冊、文庫本で3冊の長編小説をまとめ上げるのは、やはり無理があるんだろうなぁ。
観ていて、映像がやたらとシャープなんで、これはPanavisionではなく、Zeissレンズで撮影したんかなぁ?と思いながら観てたのですが、エンドロールでARRI Camera and Lensとなっていたので、やはりZeissのCineレンズで撮影されたみたいですね。
ラングドン教授シリーズの映画化第三弾です。
映画が原作と異なるのは仕方がないといえば仕方がないのですが、今回も終わりの方と結末が原作からは別の話になってしまっています。
前半は結構原作を忠実に再現しているんですけどね。
2時間程度の上映時間で、単行本で2冊、文庫本で3冊の長編小説をまとめ上げるのは、やはり無理があるんだろうなぁ。
観ていて、映像がやたらとシャープなんで、これはPanavisionではなく、Zeissレンズで撮影したんかなぁ?と思いながら観てたのですが、エンドロールでARRI Camera and Lensとなっていたので、やはりZeissのCineレンズで撮影されたみたいですね。
脱・中国で繁栄する日本: 国を滅ぼす朱子学の猛毒を排除せよ / 井沢 元彦
これまで井沢氏が度々逆説の日本史の中で述べられてきた、朱子学の害毒についてまとめられた一書です。
日本には元々神道の考えがあったため、完全には朱子学には染まっていませんが、それでもかなり根強く蔓延っていて、現代の世でも日本の発展を阻害する要因になっています。
共産党中国や朝鮮、韓国は、この害毒を排除しようにも、日本の神道のように置き代われるものがないから、排除することはできないでしょうし、よって如何に繁栄したかのように見えてもそれを持続することは無理でしょう。
日本もいい加減に朱子学的な思想に基づいた、官僚主義を撤廃しないと、これからの世界では生き残って行けないのですが………それに気が付いている人が一体どれくらいいるんだろうか。
2016年10月28日金曜日
日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A / 橋本 陽介
日本語の様々な謎について、言語学的にしっかりとした内容で、しかし素人にも分かりやすい形で説明してくれています。
へーそうなんだ、ということが多く、読んでいてためになりました。
日本語の文法が独特とよく言われますが、実際にはそんなことはないそうです。
日本語はSOV形式で動詞が末尾に来ますが、英語や中国語はSVO形式で主語の直後に動詞が来ます。
日本語のような形式はあまりないように、中高生の英語の授業だと教わった記憶があるのですが、実際にはそんなことはなく、SOV形式の言語はかなり多くて、数だけならSOV形式の方が多いそうです。
また欧州圏の言語でも、必ずしもSOV形式とは限らない(SOV形式が基本でも、SVO形式が使われることがある言語も多い)そうです。
#英語は現代ではSOV形式だけど、古代ではSVO形式で、ローマ帝国や仏蘭西に支配された影響で、SVO形式になったらしいし。
2016年10月23日日曜日
飛鳥むかしむかし 国づくり編 / 奈良文化財研究所
「国づくり編」とありますが、これの前書として飛鳥むかしむかし 飛鳥誕生編 (朝日選書)
気が付かずに本書を購入し、読み終わってから判明したのですが、本書の裏表紙内側の新書案内にも「飛鳥編」は載ってないし、帯と後書きに極サラッと書かれているだけで、店頭で見掛けただけでは分かりませんよ、これは。
それはさておき、内容はなかなか興味深く、面白く読めました。
飛鳥時代は、「倭」国が「日本」国に変わる頃ですが、この頃の日本の政治システムや工業生産力についての最新研究成果が述べられており、「教科書を書き換える」ような発見がここ最近の発掘で相次いでいるそうです。
遺跡と言っても、飛鳥時代から今日まで、遺跡の場所で人々が生活をしており、藤原京跡地などは廃京後さほど時間を経たずに農地にされたそうで、痕跡がなかなか見つけられない状況のようです。
「明日香村は全村が遺跡ですから」とは地元の方の弁だそうですが、それだけ長い歴史を積み重ねて来たということでもありますね。
2016年10月20日木曜日
戦国を生きた姫君たち / 火坂 雅志
タイトルそのままですが、戦国時代に生きた姫君25名について、語られた本です。
半分くらいは知ってる聞いたことがある名前が並んでいますが、残りは全く聞いたこともない名前で、もし氏がご健在なら、この姫君たちを主人公にした短編〜長編が生まれていたんだろうなと思います。
2016年10月18日火曜日
禁断の幕末維新史 封印された写真編 / 加治 将一
まつろわぬフィクション作家 望月シリーズで明かされた歴史の秘密をまとめたものです。
氏の小説を一通り全部読んでいる方は、特に読まなくてもよいかと思います。
内容は同じことの繰り返しで、小説以降の新しい情報というのは特に見当たらないと思いますので。
それさておき、前にも書きましたが、昔から不思議に思っていたのが、孝明天皇は西洋人も西洋文化も大嫌いなのに、息子の明治天皇は西洋被れなことです。
親子でよほど仲が悪かったとしても、天皇家という先祖を敬い大切にする血統の方が、ああまでも親の意向を無視するというのは、不自然すぎるんですよね。
更に、孝明天皇は皇居の外へ出ることを徹底的に嫌って、生涯京都からは出たことがないのに対して、明治天皇は御維新があったといえども、日本全国津々浦々へ行幸しています。
この点も、親子であまりにもやり方が違う。
孝明天皇と明治天皇が、親子ではない赤の他人とすれば、納得できる話ではあります。
2016年10月16日日曜日
「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか / 鶴見 隆史
子供の頃は病弱だったため、健康法とか食事療法とかに興味というか自己の体質改善が切実な問題だったので、若い頃から色々と読み、できるものは実践してきました。
読んで怪しいのも多かったですけど、本書はかなり信頼できそうだなという感じを受けました。
ここ30年くらいは、私は朝食は取らず、一日2食を基本にしている(とはいえ、5年前くらいまでは間食をしていたから、厳密な2食ではなかった)のですが、朝抜きにするようにしてから、風邪はほとんど引いてないのです。
子供の頃から大学を卒業するまでは、殆ど毎年風邪を引いていたのですけどね。
その一日2食が効いているせいかどうかは分かりませんが、本書を読んだ朝食抜きがいい理由が、私が朝食抜きにするようになった(別の方が唱えている健康法)のと同じ理由だったので、朝食抜き健康法はそれなりに正しいのだろうなと思います。
#ちなみにこれは成長の止まった成人に対してであって、成長期の子供の場合はまた話が別なので、朝食抜きにはせず、果物を中心にした食事をキチンと与える必要はあります。
酵素は50℃以上の熱で壊れるので、できる限り生のものを食べるようにした方がいいということで、最近はあまり生野菜を食べていないなぁと思ったので、ちょっと改めた方がいいかなとも思いました。
毎日果実入りのヨーグルトは食べているんですけどね。
2016年10月14日金曜日
なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか ~韓国人による日韓比較論~ / シンシアリー
紀伊國屋書店のグランフロント大阪店で購入したのですが、料理本コーナーのグルメ本と一緒に置かれていました。
中身を見ないで、タイトルだけで判断したんでしょうね。
そもそもサブタイトルに「日韓比較論」と書いてあるにも関わらず。
そういうの多いんだよな。書店の店員さん達は本を読まないのかい?
それはさておき、タイトルに関しての話は全体の1/4くらいですね。
ただ、美味しさの差がでる原因は、日本人と韓国人の国民性の違いによると考えれば、この本全体に通じる話ではあります。
なんでも韓国人は韓国のお米が世界一美味しいと信じているそうです。(でもその米を炊いたご飯は美味しくないとも感じている)
室町時代から(資料には残っていないけど、たぶんそれよりもずっと以前から)、常に品種改良と灌漑施設、農機具の改良、肥料の改善に取り組んできた日本と、そういうことを一切して来なかった朝鮮とでは、比較にならんと思うんだが。
それに今の韓国/朝鮮の田畑の灌漑設備は、日本に併合されていた時代に、日本の技術者が大変な苦労をして整えたもので、それ故に今現在まともに農作物が作れるようになったのだけど、古代からずっとこうだったと信じている人が多いからどうしようもないです。
何にしても、技術者を大切にしない、熟練の職人を軽蔑する、技を磨くことなど考えない、そういう韓国や中国の儒教的な思想がある限り、日本をいくら羨ましがっても追い付くことはできないです。
とはいえ、日本もそういう風潮がバブル期以来漂い出しているので、将来はどうなるか分からないですけどね。
ノーベル賞学者を輩出する日本を、韓国、中国がやっかんでいるそうですけど、直ぐに金になることしか興味のない連中に、数十年から数百年後に何かの役に立つかも知れない(けど、何の役にも立たないかも知れない)ことの研究費を出すことはできませんからね。
アインシュタインの相対性理論だって、50年以上経って、GPSの人工衛星による位置情報計算に必要なことが分かり、それでやっと実用的な価値が生じたわけで、それ以前はなんか凄い理論ではあるけど日常の役には何にも立ってなかったのです。
2016年10月12日水曜日
イモータル / 萩 耿介
新書で発刊されたときは「不滅の書」という題だったのを、文庫化にさいして「イモータル」に変更されたそうですが、元の題の方が内容にあってると思います。
古代インドで記された書に関する不思議な物語。
でもその内容に関する記述はほとんどなくて、それに魅せられた人達の物語。
なのでこの小説を読んでも、不死(イモータル)にはなれません。
2016年10月9日日曜日
QED ~flumen~ ホームズの真実 / 高田 崇史
巻末に「◎シリーズ完結記念【QEDパーフェクトガイドブック】なるものが付属されているのですが…11月にQED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)
ホームズについては終わりの方で語られていますが、本分の大半は紫式部と源氏物語についてが論じられています。
井沢説では、源氏物語は藤原氏に敗れた源氏を鎮魂するために書かれたとのことですが、本書では紫式部怨霊説が唱えられています。
これはこれで大変興味深い話なので、日本の歴史に関わる怨霊について知りたい方は、是非本書をお読みください。
更に終わりに語られるホームズの空白の3年間についても、非常に面白い説が述べられています。
こちらもホームズが好きな方には必読だと思います。
2016年10月6日木曜日
重力波とは何か アインシュタインが奏でる宇宙からのメロディー / 川村 静児
日本でも重力波を検出する測定設備KAGRAが本格稼働間近です。
重力波を検出することの意味は何なのかを、分かりやすく説明されています。
この世の始まりは何なのか、ダークマターやダークエナジーとは何なのかを、重力波測定で解明できる日が、いつか来るはず。
それはさておき、本書のイラストのアインシュタイン博士がステテコ腹巻き姿なのはなんでやねん?
2016年10月4日火曜日
殲滅地帯 新・傭兵代理店 / 渡辺 裕之
今回はアフリカが舞台です。
北朝鮮が大量の武器をアフリカ諸国に売り、それがテロリストに流れているのは周知の事実ではありますが、日米韓がいくら経済制裁をしようとも、北朝鮮はせっせと外貨を稼いでるんですよね。
2016年10月3日月曜日
XXX~スリー・ディケイズ・イン・メタル / ハンセン
カイ・ハンセンのデビュー30周年を記念して製作されたアルバムです。
ハンセンの仲のいいミュージシャン数々がゲストとして参加しています。
カイ・ハンセンがメインヴォーカルを担当していて、ギターはあまり弾いていないというのがちょっと珍しいですね。
カイ・ハンセン『XXX~スリー・ディケイズ・イン・メタル』【初回限定盤CD+ボーナスCD(日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入)】
XXX-THREE DECADES IN M
2016年9月30日金曜日
マルドゥック・アノニマス 2 / 冲方丁
1巻目から5ヶ月で2巻目が登場しました。SFマガジン8月号分までが収録されています。大幅加筆修正されて。
微妙な終わり方なのですが、3巻目に続くんだよね?
この調子だとまた5ヶ月後ってところでしょうか。
2016年9月28日水曜日
爆発的進化論 / 更科 功
進化論の最新学説をまとめた書です。
分かりやすく書かれていますが、まだまだ生物の進化は分からないことだらけなので、何故こうなったかについては疑問点だらけで終わっているのも仕方がないでしょうね。
2016年9月25日日曜日
陪審法廷 / 楡 周平
元々は2005年〜2006年に電子書籍サイトで連載されていたそうで、ちょうど日本で裁判員制度が始まる頃に書かれたものです。
米国で陪審員制度が何故必要とされているのかの問題を提起しているという点で、今の日本人には必読の一冊と言えるかと思います。
2016年9月22日木曜日
負けるはずがなかった! 大東亜戦争 / 倉山満
結果的に負けてしまったから「何であんな無謀なことをしたんだ!」と今は言われるのですが、開戦当時はマスコミも国民も「アメリカなんて一蹴できる!」と信じてたんですよね。
実際のところ、勝とうと思えば勝てたというよりも、倉山さんに言わせれば、負けるはずがない戦争をわざわざ負けた、ということになります。
いつの時代でも、現場は非常に優秀だが、官僚は例えようもないくらいにあほ揃い、というのが日本で、今の日本が長い不況から抜けられないのも国際的な信用をなかなか得られないのも、偏に官僚と政治家が無能揃いだからですよね。
日本の工業製品の質の高さは、世界でも折り紙付きなのに、実際にそれが日本製品のブランディングに繋がっておらず、中華製や朝鮮製の製品との区別を欧米人に付けて貰えていないのも、経営者があほ揃いだからですな。
結局の処、日本人というのは、戦術と戦略の違いが全く分かっていない、目的と手段が入れ替わって何のためにやっているかを忘れる、ために勝てる試合を負けてしまうのです。
2016年9月19日月曜日
キング・オブ・エジプト
キング・オブ・エジプト
まだ神々と人間が共存していた頃の物語です。
冒頭の方で、なんか登場人物の大きさが変やなと思ったら、神々と人間のサイズ(身長)が1.5倍くらい違えて表現していたんですな。
戦闘シーンのCGがなんかイマイチだなと思ったけど、全篇実写ベースのCG化されてて、CG屋さんはかなり大変だったろうなと思います。
内容の方ですが…うーん、なんかなぁ、ってところかな。
あまり前評判はよくなかったんですが、このストーリーじゃあなぁ、という感じですな。
まだ神々と人間が共存していた頃の物語です。
冒頭の方で、なんか登場人物の大きさが変やなと思ったら、神々と人間のサイズ(身長)が1.5倍くらい違えて表現していたんですな。
戦闘シーンのCGがなんかイマイチだなと思ったけど、全篇実写ベースのCG化されてて、CG屋さんはかなり大変だったろうなと思います。
内容の方ですが…うーん、なんかなぁ、ってところかな。
あまり前評判はよくなかったんですが、このストーリーじゃあなぁ、という感じですな。
スーサイド・スクワッド
スーサイド・スクワッド
昨年5月に観たFOCUSに出演していたマーゴット・ロビーさん、いよいよブレイクしましたねぇ。
PAN AMの時は世間知らずのお嬢様役で、FOCUSの時は孤児でアバズレ。
本作では完全にぶっ飛んだキャラで、役の作り分けの巧さを感じました。
緊張感満載の戦場へ、ヘラヘラ笑いながら出ていて相手を叩きのめす、空気の読めないキャラは最高に面白いです。
ちなみに続編があるようです。
人気が出て、興行成績がよかったら、シリーズ化されるんでしょうね。
昨年5月に観たFOCUSに出演していたマーゴット・ロビーさん、いよいよブレイクしましたねぇ。
PAN AMの時は世間知らずのお嬢様役で、FOCUSの時は孤児でアバズレ。
本作では完全にぶっ飛んだキャラで、役の作り分けの巧さを感じました。
緊張感満載の戦場へ、ヘラヘラ笑いながら出ていて相手を叩きのめす、空気の読めないキャラは最高に面白いです。
ちなみに続編があるようです。
人気が出て、興行成績がよかったら、シリーズ化されるんでしょうね。
動乱の日本史 徳川システム崩壊の真実 / 井沢 元彦
幕府が何故滅んだのか。それを井沢流に解き明かしてくれます。
幕末の役人の無能さと、現代日本の官僚の無能さ加減は、実は同じ根にあるのですね。
それでもまだ江戸時代の幕閣役人は、基本的に将軍が替われば総取っ替えされて、前任者が不正を働いていたら直ぐにバレるから、問題の先送りをしても不正は行わなかったでしょうけどね。
#現代の官僚さん達は、前任者の不正を見つけても知らんぷりで、自分もその不正を引き継ぐからバレないんだろうけど(苦笑)
米国は大統領が替わる度に、官僚の上位3千人くらいがごっそりと入れ替わるから、不正はやりにくいシステムになってるし、先送りも後から責任追及されるから、できないんですよね。
2016年9月13日火曜日
本当は怖い韓国の歴史 / 豊田有恒
豊田氏の著書を読むのは何十年か振りだと思いますが、期待した程怖くはなかったです。
まあ韓国というか朝鮮の歴史が、宮廷内の権力闘争に明け暮れて、民衆のことなど全く顧みなかった、というのは、これまで読んだ書籍で散々出て来たことなので、目新しいことは特になかったのですが、そういう朝鮮半島の歴史を知らない普通の人に取っては、驚くべき事の連続になるんでしょうけど。
2016年9月11日日曜日
【くるまのおと】排気バルブと吸気バルブの関係
復刊MotorFan 3号、無事に発刊されています。
発売日を見落としていて、今頃気が付いて慌てて買いました。
復刊されてからの目玉記事として、昔のロードテストを再掲載して、現代の技術者がその内容を見直すというのがあります。
そこで排気バルブが吸気バルブに対して、径が小さくてよい理由について触れられています。
中学生の時に、当時大学生で機械に詳しい従兄弟に、径の違うのは排気の方が温度が高いから流速が速くなり径が小さくても十分流れていく、というような説明を聞いたことがあるのですが、「面積比を音速比に合わせて設計するのがトレンド」とのことで、従兄弟の説明が正しいことを教えてくれています。
吸気と排気では、温度が高くなる分、排気の方が圧力が高くなるんですが、それも考慮して音速を計測するのでしょうかね?
本書の説明では温度だけで決めているようなことが書かれているんですが…。
それはさておき、S20がコベントリー・クライマックスの名器FPFをコピーしたのではないか、という話も興味深いです。
プリンス自動車のエンジンは、昔々の解説で「BENZとBMWのエンジンのいいとこ取り」というのを読んだことがあります。
プリンス自動車のエンジン技術者の人達は、元中島飛行機の技術者なので、独逸の航空機エンジンメーカーであるBENZやBMWの影響を受けているというのは(中島飛行機ではないけど、日本の別の航空機メーカーがBENZのエンジン設計でライセンス生産していたので)自然なことで、何となく納得していたのですが、クルマ用のレーシングエンジンとなると、また別だったということなのでしょうか。
S20というのは、日本自動車の歴史の中でも燦然と輝く名器中の名器の名を戴く存在なのですが、それがコピーだったとなると…まあ4気筒と6気筒、2バルブと4バルブと、エンジンのスペックが違うから、単純なコピーってわけではないのですけどね。
カーデザイナーの視点のページに、オリジナルMINI、Beatleの断面図が掲載されているんですが、今見てもどちらも見事で合理的な設計だなと、改めて感心させられます。
Beatleを設計させて、それをベースに装甲車や軽戦車を作らせたヒトラーというのは、凄いなとも思ってしまうんですが。
2016年9月10日土曜日
スリーパー / 楡周平
タイトルからスパイ物とは思いましたが、これを読んでいる時に、北朝鮮が核実験を再度行ったというニュースが入り、正にこの小説はフィクションの領域を超えてしまっているなと思いました。
いや本当に、この小説の内容は洒落にならんです。
日本はスパイ天国で、北朝鮮や中共のスパイがわんさかと来ていて、日本人でもうまく取り込まれてスリーパーと呼ばれる隠れ工作員になっている(或いはされている)人も大勢いるはずです。
沖縄の在日米軍基地が焦点になっているのですが、フィリピンは米軍を撤退させたため、現在は南沙諸島を中共の人民解放軍に実効支配されてしまっています。
米軍が撤退していなければ、こういうことは起こらなかったんでしょうけどね。
そういう現実を目の前にしていても、自分達とは関係ないと米軍の撤退を声高く叫ぶ連中は、やっぱり中共のスリーパーなんでしょうかね?
本作は由良憲二シリーズとして続くっぽいです。
シリーズ物は朝倉恭介シリーズ以来だと思いますが、本作はそのシリーズの続編的なものにもなっています。
2016年9月7日水曜日
土漠の花 / 月村了衛
「土漠」と書いて「どばく」と読むみたいですが、作者の造語ですね。
アフリカの砂漠のことを意味していると思います。
「砂漠」と書くと、サハラ砂漠のように「石が少ない」砂だらけの土地を連想します。
「沙漠」と書くと、アフガニスタン辺りの「水が少ない」岩と石だらけの土地を連想します。
舞台になっているソマリアの辺りは、砂というよりは乾燥した泥と土が延々と続く土地なので、「土漠」と表現されたのかなと思いますね。
後方支援に赴いた自衛隊が、現地の部族間闘争に巻き込まれ、戦闘状態に陥るというお話。
今のところ、実際にはこういうことは起きていないようです。
現地で自衛官が行方不明になったり事故で亡くなった、という話は聞かないので。
しかしながら、いくら後方支援とはいえ、戦闘地域に派遣されていれば、こういう事件が行っても不思議ではないです。
起こったときの日本政府の対応は、間違いなくこの物語の通りになるでしょうね。
2016年9月2日金曜日
ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 / 小林 雅一
ゲノム編集の原理とかはあまり書かれていなくて、経済的にどのくらい世の中にインパクトがあるか、という話が大半でした。
原理も書かれてますが、その原理が実はかなり簡単な仕組みなので、ページの割きようがなかったというのもあるのかなぁ。
実際、ゲノム編集の原理部分を読んで、その簡単さに目が点になりましたよ。
元々ある種の細菌が持っていた機能を取り出して、若干の改変するだけでできてしまうという。
しかも狙いとなるDNAシーケンスと対になるマーカーを付けるので、ほぼ間違いないターゲットのDNAシーケンスを編集できる。
ただ、これは実は切り取りだけで、切り取った部分に改変するDNAシーケンスを入れ込む原理が、かなりサラッとしか書かれていなくて、本当にそんなのでできるのか?と思う部分でもあるんですが。
少し前から農作物の種子などが、(遺伝子組み換えではなく)ゲノム編集されたものが出て来ており、各国の遺伝子組み換え品に対する規制対象外になっていて、ゲノム編集されたものをそれと知らずに食べている可能性も指摘されて来ています。
遺伝子組み換え品はDNA検査を行えばすぐに分かるのですが、ゲノム編集の場合だとまず分からないと言われているのですが、本書で読んだ原理からすると余程大量な編集を行わない限りは、検査しても自然な交配での品種改良と区別を付けるのはまず不可能でしょうね。
一番期待されているのが、遺伝性の病気や遺伝子異常、染色体異常による病気の治療だそうです。
まだまだ先の話にはなるのでしょうけど、癌やHIVの治療については、臨床実験も始まっているようなので、注射一本で完治できる日はそう遠くないのかも知れません。
ヒッグス粒子の謎 / 浅井祥仁
4年程前に発刊になっている本なのですが、何故か書店の新書コーナーで平積みにされていて、てっきり最近発刊になったものと勘違いして買いましたが、まだ読んでいない書籍でよかったです(苦笑)
著者はCERNのLHCで、実際に実験をされているそうで、ヒッグス粒子について、分かりやすく書かれています。
先端の科学者でも、まだヒッグス粒子の正体を見つけられたわけではないので、結局のところ題名の謎は謎のままですが…陰くらいは見えたのかな?
ヒッグス粒子が発見されたとはいえ、これまでの標準理論からすると測定された質量が、予測よりもかなり軽いので、何故に予測よりも軽いのかを調べて、標準理論の修正が必要なのですよね。
ヒッグス粒子が粒子に質量を与える仕組みとして、粒子に1/2スピンを与えるためだと考えられています。
が、では何故スピンが1/2だと質量が生じて、1や0だと質量がないのか、一応書かれているのですが、イマイチよくわかりまえん(笑
まあ、読んでみてください。
2016年9月1日木曜日
【くるまのおと】雨の日は空気抵抗が倍になる
今週のベストカーで、水野氏がBENZ Eクラスの評価を行っています。
最新のCとEは基本設計を共有していて、空力設計も設計を共有し、両方とも優れた空力特性を実現しているそうです。
Cクラスはゼロ・リフトを実現し、Eクラスはマイナス・リフトを実現するという、セダンでは滅多に聞かない空力特性です。
で、水野氏によると雨の日は水分が空気に含まれるため、空気が重くなり、そのため同じ速度だと空気抵抗が倍になるのだとか。
同時にプラス・リフト(揚力)も倍になると。
今まで雨の日の高速走行で、ステアリングが軽くなり手応えがなくなるのは、雨でタイヤと路面の摩擦抵抗が減るせいだと思っていましたが、実は空気抵抗が増えてフロント・リフトが増えて、フロントが空気抵抗で持ち上げられるからということだったんですね。
そう考えると、安全性のためにはフロント・リフトを減らし、可能であればマイナスにするのは、独逸のように高速でかっ飛ばす国では特に、絶対的に必要なことなんだなと。
2016年8月30日火曜日
水軍遙かなり / 加藤 廣
九鬼水軍の最後将の生涯を描いた物語です。
九鬼水軍というと、源義経に合力し、瀬戸内海での海戦で平氏の水軍を打ち破ったのと、織田信長が石山を攻めるときに鉄鋼船で村上水軍を撃破したことが有名です。
本書の主人公は、後者の鉄鋼船を建造した九鬼嘉隆の子息です。
嘉隆は九鬼家の傍系で、本家の跡取りが幼いときに主権を握り、本家を立てつつも九鬼水軍の主流を奪い取ってるんですね。
そして織田信長に重用されるものの、豊臣政権では水軍の主力を担えず、徳川政権になってからは秀忠に嫌われて、最後は断絶する。
江戸時代の平和には、水軍は不要となり、海外への渡航も禁止され、船を操る技術は廃れていくのですから、仕方がないのかも知れません。
村上水軍傘下の海の民達は、瀬戸内の漁業と海運を握り、明治まで生き延びたようですが、鳥羽ではそうならなかった。
2016年8月24日水曜日
忍者烈伝ノ続 / 稲葉 博一
忍者烈伝
話としては続編なのですが、主人公は代わっています。
今回の主人公は果心居士です。果心居士は忍者ではないですが、忍者と関わりを持ちつつ話が進んでいるので、まあ題名には偽りはないと言っていいんでしょうね。
果心居士という人が本当に実在したかどうかは分かりませんが、戦国期に登場した妖術使いと言われています。
時代劇漫画などでは、20世紀の科学技術に匹敵する知識を持った科学者として描かれていたりする人物です。
本作では人の心の隙間を付く妖術使いということになっています。
元々は僧侶で、密教の秘奥義を盗み読みして会得したという設定になっており、そのため体術は並の人程度で、忍者との戦いは隙を付いて妖術を掛けて目眩ましをして逃げる一方です。
その妖術使いを、松永久秀が間諜として使う設定になっていますが、松永久秀ならそういう妖人を使っていても不思議ではないですよね。
まだまだこの後も続編が出るようです。
2016年8月21日日曜日
【Android】Moto G4 PlusのカメラをiPhone6 Plusと比較する (食べ物編)
Android OSのアップデート対応が早いからという理由で、Nexus5を2年ちょっと愛用してきましたが、もうすぐリリースされるNougatではNexus5は切り捨てられるというのにムカッと来て、買い替えることにしました。
OSアップデートを考えると、次もNexus(5X or 6P)となるのですが、どちらも機能の割にお値段が高い。
Y-MobileからSHARPのAndroid One端末が発売になりましたが、これもAndroid Oneという割にはお値段が高い。
で、次次期Android OまでのOSアップデートを保証することを謳う、MotorolaのMoto G4 Plusにしました。
ダブルSIMのせいなのか、OSアップデート保証のせいかなのか、性能に大してお値段が安めなせいなのか発売直後には売り切れてしまい、届いたのは8月半ばでした。
今日現在、再び品切れで、次の出荷予定は9月頭のようです。
今のところ、まだ買ってから日が浅く、お盆休みに入ってから届いたので、ずっと放置状態であまり使ってません。
ポケモンGOでの表示がiPhone6 PlusやNexus5に比べるとカクカクするように思うのですが、アプリが頻繁にバージョンアップされていて、同じバージョンで同じネットワーク条件で比較していないので、何とも言えないところはあるのですが…ポケモンGO以外ではスムーズに動いているので、アプリ固有の問題かなぁ。
それはさておき、カメラの比較をしてみました。
iPhone6 Plusとは解像度もアスペクト比も異なるので同じに撮るのは難しいのですが、できるだけ同じように撮ってみました。
飲み会の時の料理の写真での比較です。
元画像を共に25%縮小しています。
上がiPhone6 Plusで、下がMoto G4 Plusです。(クリックすると大きくなる…はず)
iPhone6 Plusは手振れ防止が付いているのと、被写界深度が深いため、全体的にピントがしっかりしています。
Moto G4 Plusの方はレンズの開放値が明るいのか、被写界深度が浅めになっています。
色の彩度や明暗のコントラストは、Moto G4 Plusの方が少し高くて、鮮やかに見える設定になっています。
全体的な画像のシャープさではiPhone6 Plusの方が上ですが、パッと見て美味しそうに見えるのはMoto G4 Plusですね。
まあ、ほとんど互角と言っていいでしょうけど。
2016年8月20日土曜日
刀の日本史 / 加来 耕三
加来氏はただの歴史作家ではなかったんですね。
タイ捨流の使い手なんだそうで。
実際に剣法を知っている方が、刀が日本史の中で如何に発達して来たかを述べられています。
元寇が日本刀に変革をもたらしたという指摘。
日本刀が明に大量に輸出されたが、大陸の刀剣はほとんど輸入されていないという指摘。
実にご尤もな指摘で、興味深いです。
この中で、日本刀を輸出して、大量の鉄を輸入していることを指摘されています。
蹈鞴製鉄だけでは、刀の原料となる鉄が足りなくなったのだろうという推測をされています。
しかし、大陸の鉄は鋳鉄で、日本刀に必要な鍛鉄ではないので、現代の溶鉱炉で作られた鉄では日本刀が作れないのと同様、大陸の鉄では日本刀は作れないはずなのですが…。
室町期には一般家庭でも、鉄鍋、鉄釜、鉄の農機具などが普及するので、輸入された鉄は日本刀以外の鉄製品に使われたのではないのかなぁ?
【くるまのおと】マツダスカイアクティブエンジンの開発―高効率と低燃費を目指して
2013年に発刊されたマツダスカイアクティブエンジンの開発―高効率と低燃費を目指して
Demioを買った時に改訂前のを買おうかとも思ったのですが、内容的に私が買ったDemioの前のモデルに関してのものだったので買わなかったのですが、今回は最新の情報が追加されていたので買いました。
燃焼に関する話がほとんどで、製造に関する話が触り程度しか出ておらず、その点がちょっと物足りないのですが、高圧縮比ガソリンエンジンと低圧縮比ディーゼルエンジンについての内容についてはよく理解できました。
ガソリンエンジンもディーゼルエンジンも、圧縮比15〜16辺りにするのが最も燃費がよくなる、というのは実は25年くらい前に(今では伝説とも云えるMotor Fan連載で兼坂氏が)予言されていて、その予言がやっと実現したという形です。
この技術が世の中に広まってくれば、VWのような問題も起きなかったんでしょうけどね。
2016年8月16日火曜日
逆説の日本史 22 明治維新編: 西南戦争と大久保暗殺の謎 / 井沢元彦
逆説の日本史も連載開始から25年。ということで、過去の記事を一部訂正する補遺編が追加されています。
明治維新というのは、世界的にも希有な政治体制の革命であり、その後の文明導入の速度も革命的な出来事です。
明治に入ってからの鉄道網、電信・電話網、郵便制度、その他諸々のインフラ整備は、恐ろしいくらいに急速にしかも確実に行われています。
これがどれくらい凄いことかを、今の日本人には理解できないでしょうけど、西洋人は恐ろしさを感じたはずです。
その一端がここに書かれていますが、本書では武士達が自分達の身分と立場を江戸時代の体制のまま求めて、新政府の体制に対して反旗を翻した経緯がメインになっています。
この一連の流れを思いっきり省略して分かりやすくしたらラスト サムライ
2016年8月11日木曜日
倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々 / 倉山満
後醍醐天皇を主人公とする太平記の時代は、意外と時代劇や小説には題材に余り取り上げられていないのですよね。
時代的にはそれ程年数は多くないですが、密度が濃く、まともに大河ドラマで描こうとすると回数が全然足りないそうで。
(それでも一度取り上げられていますが…私は観ていないんですよね)
後醍醐天皇の我が儘振りは知っていましたが、足利尊氏のことがよく分からなかったのです。
何故かを本書を読んで分かったような気がします。
かなりの躁鬱症で、歴史の表に出て来たと思ったら引っ込んで隠棲してしまうということを繰り返していて、むしろ弟の直義や家老の高師直が全面に出続けていて、尊氏の行動がよく判らんせいらしいですね。
尊氏という人はかなりお人好しだったらしく、そのせいで朝廷が南北に分断されたり、幕府も京都と鎌倉に分かれてしまったりしてるんですが、鎌倉府を設けたのは元々後醍醐天皇であることを初めて知りました。
今まで読んだものだと、南朝から目が離せないから将軍は京都から離れられず、かといって武家の本拠地になってしまっている鎌倉も押さえておかねばならないことから、鎌倉にも公方を置くことになったという説明を聞いていたのですが、それは既に後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒して親政を始めた時からだったんですね。
#おまけに東北にも鎮守府として、自分の息子を東北公方として据えているし。
何にしても、この時代は本当にめちゃくちゃですね。
1冊ではとても書ききれず、本書は数冊の連載形式になるそうです。
2016年8月7日日曜日
はなとゆめ / 冲方丁
清少納言が自身の半生を独白する形式で書かれた小説です。
冲方氏がこういうものを題材に選ぶというのは意外でしたが、紫式部に比べると影の薄い清少納言を選んだという点ではらしいと言えるでしょうけど。
源氏物語が世界最古の小説であると同時に、枕草子は恐らく世界最古のコラム集とも言える存在で、どちらも女性の手による文化的な文筆作品という点では、圧倒的に古くて恐らくこの点でも世界最古です。
当時の宮廷政治に女官達が重要な役割を果たしていることが描かれていますが、女性が政治に関わるというのは、他の国では近代に入るまで例がないんじゃないかと思います。
平安文化というものが、どれ程優れており先進的なものだったかを、今の日本の歴史の授業では全くといっていい程無視しており、共産党かぶれの日教組により貴族による人民の弾圧と搾取という大陸での常識をそのまま日本に当てはめて否定する無知振りです。
本書は当時の詩(ウタ)というものが、(中高生が古典で教わるような表面的な薄っぺらな解釈では到底理解できない程に)どれ程に奥深いものであるかを教えてくれます。
そして宮廷の権力争いというものが、どれくらいに卑劣で見にくいものであるかも。
2016年7月31日日曜日
本能寺の変 秀吉の陰謀 / 井上 慶雪
本能寺の変の実行犯は明智光秀ではなく、羽柴秀吉の手の者による犯行で、冤罪であるという説です。
今に至るまで、明智光秀が何故謀反を起こしたのか、動機が不明で、それ故に後世に色々と造り話がされ、それを史実と勘違いした歴史家が出る始末。
秀吉の大返しも、どう計算してもおかしなことばかりで、事前に事が起きることを知っていたとしか思えない。
お説のように、全ては秀吉の陰謀によるもので、光秀は濡れ衣を着せられただけと考えれば、かなりの点で筋が通ります。
が、それでも何点かは無理が残るんですよね。
いくら秀吉が天才的な知略の持ち主でも、信長の行動をあそこまで見事に予測し誘導できたか?という疑問が残ります。
本書で書かれていますが、本能寺は信長の常宿ではなくそれ以前には半年前に1回だけ、なので、当日本能寺に泊まることをどうやって予測できたのか。
茶会を催すため、ということなのですが、茶会は本能寺でなければできなかったとも思えません。
その茶会に多数の名物(茶器)を携えてくるのに、供回りが数十名程度というのも不自然です。
お説最もな部分は多かれど、筋が通らないことも多いのも確か。
F-4 ファントムIIの科学 40年を超えて最前線で活躍する名機の秘密 / 青木 謙知
ファントムというと、新谷かおる氏のファントム無頼
現在に至るまでの歴代の戦闘機でカッコイイと思うのが、我が日本の誇る零式艦上戦闘機とF-4ファントムIIであるということもあるんでしょうけどね。
そんなわけで、本シリーズは今まで手には取っても買うまでは至らなかったのですが、F-4に関してはそのまま買い物かごへ入れてしまいました。
こんな本を読むのは、中年の兵器オタクの証拠なので、あまりお薦めはできません。
強度のミリオタには、本書は物足りないでしょうしね。
極軽微なミリオタにはお薦めです。
2016年7月28日木曜日
よみがえる神武天皇 / 牧村 健志
この方も春秋二倍暦説を取られていて、記紀の元になった「帝紀」が二倍暦で「旧辞」が暦年の記載になっているという説を取られています。
それに基づいた修正暦は、長浜氏の修正暦よりも根拠が明確で、尚且つ考古学や半島資料などとの整合性もよく取れていて、納得の行くものになっていると思います。
灌漑のために掘り起こした土砂を集めたのが古墳である、という説は初めてですが、非常に納得の行くものです。
ピラミッドもそうなのですが、王の墓を作るためだけに人々が労力を使うか?ということは、快適な部屋の中で書物のみを頼りに推測する人達には思いも寄らないのでしょうね。
特に戦後の日本の学者さん達は皆さん共産党に被れて、搾取階級が労働者階級を強制的に働かせるものだという思い込みのみで説を立てていますから。
いずれにしても、本書で語られている数々の説は、理があり、各種資料や遺跡などの研究結果などとも整合性がよく取れているものが多く、納得できるものが多いです。
一部、ちょっとこれはどうかなというのもなくはないですが、そういう点はご本人も自説に完全に納得されているようではなく、まだまだ調査が必要的な書き方になっており、まだ自説は発展途上であることを明確にされているので、こういう点でもこの方の論は信じられる感じになります。
2016年7月24日日曜日
【くるまのおと】Demioのシートは長距離でも快適
購入してから1年を経過しましたが、週末に近所に行く程度で、長距離は全然と言っていいくらいに行っていませんでした。
最長で片道2時間程度。
今回、日帰りで往復約450km、時間にして13時間の旅に行って参りました。
13時間の内、少なくとも10時間は運転席に座って運転をしていたのですが、腰が痛くなることはありませんでした。
フットレストに載せっぱなしの左足がちょっと痺れたのと、背中が痛くなったのはありますが、左足はずっと伸ばしっぱなしで動かさないとそうなる(所謂エコノミー症候群)ので、もう少し休憩しながら運転しないとダメですね。
背中が痛くなったのも、シートのせいというよりも、同じ姿勢を長時間保っていたためと、周りのクルマの急な飛び出しなどで緊張が続いたせいだと思います。
まあ、ぶっちゃけ318tiの革シートよりも疲れが少なかったです。
翌日に疲れも持ち越しませんでしたし、長距離ドライブには318tiよりもDemioの方が向いているような気もします。
#18年前のクルマと比べること自体が無理あるんでしょうけどね。
最長で片道2時間程度。
今回、日帰りで往復約450km、時間にして13時間の旅に行って参りました。
13時間の内、少なくとも10時間は運転席に座って運転をしていたのですが、腰が痛くなることはありませんでした。
フットレストに載せっぱなしの左足がちょっと痺れたのと、背中が痛くなったのはありますが、左足はずっと伸ばしっぱなしで動かさないとそうなる(所謂エコノミー症候群)ので、もう少し休憩しながら運転しないとダメですね。
背中が痛くなったのも、シートのせいというよりも、同じ姿勢を長時間保っていたためと、周りのクルマの急な飛び出しなどで緊張が続いたせいだと思います。
まあ、ぶっちゃけ318tiの革シートよりも疲れが少なかったです。
翌日に疲れも持ち越しませんでしたし、長距離ドライブには318tiよりもDemioの方が向いているような気もします。
#18年前のクルマと比べること自体が無理あるんでしょうけどね。
2016年7月17日日曜日
インデペンデンス・デイ : リサージェンス
インデペンデンス・デイ : リサージェンス
タイトルのリサージェンスってどういう意味かとググってみると
『英語「resurgence」の音写。もともとは復活・再起といった意味合いの語。日本語としては特に、害虫駆除において害虫の天敵である益虫をも駆除してしまい、結果として将来的に害虫の増殖を招いてしまう、といった事柄を指す場合が多い。 』
だそうですが、ストーリーからすると人類が害虫で、害虫駆除するのがエイリアンという感じですかね?
月と同じくらいの大きさの半径の超絶に巨大な円盤の割には、搭乗するエイリアンの数がこの程度?とか、地球人類全体が協力し合う世界になったのにアメリカ人以外はほとんどいない上に防衛軍の兵士数も少ないとか、気になる点は色々とあるのですが…一番気になったのは、普通に人が写っているシーンで微妙に色収差が出ていて、今時こんな色収差の大きいレンズをハリウッドで使うのか?と(笑
エンドロール見ていたけど、結局どこのかは不明のまま。
音響機材はSONYなのはデカデカとクレジットされていたのですけどね。
タイトルのリサージェンスってどういう意味かとググってみると
『英語「resurgence」の音写。もともとは復活・再起といった意味合いの語。日本語としては特に、害虫駆除において害虫の天敵である益虫をも駆除してしまい、結果として将来的に害虫の増殖を招いてしまう、といった事柄を指す場合が多い。 』
だそうですが、ストーリーからすると人類が害虫で、害虫駆除するのがエイリアンという感じですかね?
月と同じくらいの大きさの半径の超絶に巨大な円盤の割には、搭乗するエイリアンの数がこの程度?とか、地球人類全体が協力し合う世界になったのにアメリカ人以外はほとんどいない上に防衛軍の兵士数も少ないとか、気になる点は色々とあるのですが…一番気になったのは、普通に人が写っているシーンで微妙に色収差が出ていて、今時こんな色収差の大きいレンズをハリウッドで使うのか?と(笑
エンドロール見ていたけど、結局どこのかは不明のまま。
音響機材はSONYなのはデカデカとクレジットされていたのですけどね。
神話で読みとく古代日本: 古事記・日本書紀・風土記 / 松本 直樹
古事記と日本書紀の形式や文字や用語の使い方などなど、細かい箇所の解析と全体の構成の解析とをバランスよく行われていて、色々と興味深いことが書かれています。
古事記も日本書紀も原文を読んだことがないので、なんとなく分かった気になっていても、実は肝心のことが分かっていなかったということがよく分かりました。
私のような原文を読まずに、現代語の解説書だけしか読んでいない人は、全体の話の流れが一貫して矛盾のないと、研究者の人達に思い込まされていましたが、実際はそうではないんですね。
今まで読んだ要約本や解説書では、伊弉諾尊はいつの間にか登場しなくなるだけで、何故登場しなくなったかについては書かれていなかったのですが、素戔嗚尊が天照大神に別れを告げに高天原に向かうときに「幽宮を淡路の洲に構りて、寂然に長く隠れましき」とあるんですね。
この箇所の記述があまりにもサラッとだけ書かれていて、ここで伊弉諾尊の出演はもう終わりですよ、というのには気が付いていない人が多いのか、「隠れましき」が実は話の流れからしては不自然なタイミングであることに気が付いていないのか。
サラッと読まされて不自然さに気が付かないように構成されたことも、ほとんどの研究者は気が付いていないのかも知れません。
古事記にしても、日本書紀にしても、当時の編集者の人達はかなり色々なことを考えて、意識的に読む人をミスリードするような書き方をして、真意を巧妙に隠している。
単純に言ってしまえば、当時の天才達に、現代の秀才達はみんな欺されているということですね。
というわけで、本書は歴史好きなら必読の一書と思います。
2016年7月13日水曜日
なぜ、地形と地理がわかると戦国時代がこんなに面白くなるのか / 渡邊 大門 編・著
以前読んだ なぜ、地形と地理がわかると古代史がこんなに面白くなるのか (歴史新書)
前書きに「なぜこの場所で」を重視して書かれたとあるのですが…あまりこの場所での理由がなくて、どちらかというとこの場所でどうだったくらいの解説がほとんどです。
新鮮な説も見当たらずで、これも期待外れ。
このシリーズは、まだ他に2冊あるのですが、同じような感じなのでしょうかねぇ?
2016年7月10日日曜日
へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星 / 鳴沢 真也
七夕だからというわけではないですが、人の創造を超える形体の恒星についての解説です。
我々の住む太陽系も、大概変なことが多いのですが、この書に登場する10個の星達に比べると普通に思えます。
太陽の何十倍もの恒星が、更に大きな恒星の周りを爆速で公転している姿を想像すると恐ろしくなりましたし。
他にも興味深い話が次から次へと出て来ます。
水素がヘリウムになり、そこから鉄へと変位していく過程を知りたい方は、是非お読みください。
2016年7月8日金曜日
【くるまのおと】ジウジアーロとガンディーニは小型車でもライバルだった
復刊後の第二刊が無事に発刊されました。
ミッションの多段化が著しい今日この頃ですが、とうとう最先端は10速になったとか。
多段化の発端というと、ベンツが7速ATを発表して「誰が一番偉いか思い知らせてやった」とどや顔をした直後に、トヨタがレクサスにアイシン製8速ATを搭載して、面目丸つぶれにされました。
そのベンツも9速ATを搭載済みですが、米国勢に10速ATを出されて、またまた面目を潰されたので、年明けにはベンツも10速ATを出すかも知れませんね。
トヨタもベンツへの対抗上、レクサスに10速ATを載せて来るでしょうし。
それはさておき、デザイナーの方のコラムで、氏への「お好きな車をお聞かせいただけますか?」という質問への回答に、ルノー5(サンク)とファイアット パンダと回答されています。
パンダがジウジアーロ御大の作品であることは知っていたのですが、サンクがガンディーニ作とは知りませんでした。
ランボルギニでの一連のガンディーニ作から、サンクのようなシックでシンプルなデザインが連想できないのですが、こういうデザインもできるということは、ガンディーニ氏も単に派手な絵を描くだけの人ではないということですね。
他にも知られてないガンディーニ・デザインのクルマってあるんですかね?
2016年7月2日土曜日
インフェルノ / ダン・ブラウン
インフェルノ(中) (角川文庫)
インフェルノ(下) (角川文庫)
ラングドン教授シリーズの第四弾が文庫版になって登場。
今秋に本作が映画化されて公開されるそうです。
何故か第三弾のロストシンボルの映画化は後回しですね。
いつもながらのジェットコースター展開です。
分厚いページ数にも関わらず、小説の世界ではたった二日間しか時間経過がないのも、いつも通り。
速い展開に飽きる暇もなく、三巻をあっという間に読み終えてしまいました。
しかし…こんなに世界を変えてしまったら、続きではどうするんだろうか?
2016年7月1日金曜日
World On Fire / Yngwie Malmsteen
前作と同じく自宅スタジオでほぼ一人で作り上げられています。
ドラムとキーボードは他のミュージシャンに演奏させているみたいですが、歌は3曲とも自分で歌っています。
前作でも感じたんですが、音がやたらとこもった音で…スタジオ308だからというわけではないでしょうけど…ミックスはYJMではない人の名前がクレジットされているから、それなりのエンジニアに頼んでいるんでしょうけど…なんで今時のデジタルレコーディングでこんなもこもこした音になるのか…。
2016年6月24日金曜日
欺瞞のテロル 新・傭兵代理店 / 渡辺 裕之
今回はISを相手に中東で活躍してくれます。
石油の販売網を断ち切られたISは、戦士達に給与が払えないくらい資金難に陥っていますが、そのためにテロ活動の舞台が世界に拡散しており、日本も標的に入って来ています。
窮鼠猫を嚼むといいますが、後のなくなってきたISがどのような行動に出るか…。
2016年6月22日水曜日
THE ELECTRIC WARLOCK / ROB ZOMBIE
本当はこのアルバムのタイトルは「THE ELECTRIC WARLOCK ACID WITCH SATANIC ORGY CELEBRATION DISPENSER」です。このエントリーのタイトルに入れるには長すぎたので、邦題と同じ長さにしました。
Rob Zombieソロ名義では6作目ですが、内容的にはWhite Zombieの頃に戻ったような感じがあります。
曲も短めでリズミカルなものが多いせいですかね?
2016年6月20日月曜日
日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る / 臺丸谷 政志
前半は蹈鞴製鉄から作刀についての科学的考察。
中程が日本刀の折れず曲がらずについての科学的考察。
後半は竹でできた目釘一本で刀を固定でき、目釘が折れない理由についての科学的考察。
という構成になっています。
特に後半の実験とシミュレーションは見事で、こういう研究をされたことは、素晴らしいと思います。
経験と勘で作られて来た日本刀が、科学的に見ても、実によくできているという事実は凄いことです。
日本刀だけではなく、日本の伝統の中で生き残っているものは、どれもそうなのですけど、改めて経験と勘というのは馬鹿にできないものだと感じました。
2016年6月16日木曜日
2016年6月15日水曜日
PHILIPS SHP2000
普段はSTAXのコンデンサー型ヘッドスピーカーを使用しているのですが、ユニットを支えるプラスチックスのアーチ部分がバネが強すぎて、頭から外すときにバチン!という感じで勢いよく閉じて、その衝撃で割れてしまうことがあります。
STAXに送れば修理して貰えるのですが、最低でも1週間くらいは掛かるので、その間に何もないと困るけど、かといって修理の間だけの代替品に高いものは買えないというのもあって、どうしたものかと思っていたところに、本品がAmazonタイムセールで安く出ていたので買ってみました。
値段は安いのですが、流石にPHILIPSのチューニング技術は素晴らしいです。
とてもこんな値段とは思えないバランスの取れた聴きやすい音質です。
もちろん、STAXに比べるとベールが2枚くらい掛かった感じはしますが、ネット配信の動画を観る程度なら十分過ぎるくらいの音質です。
低音から高音までバランスよく、人の声も聞き取りやすいクリアな音質です。
これはお買い得です。
余程のオーディオマニアでなければ、これで十分満足できると思います。
2016年6月14日火曜日
【真説】日本誕生I卑弥呼は金髪で青い目の女王だった! (“真説”日本誕生) / 加治木 義博
以前にもこの方の著書を読んでいますが、一部前作から訂正が入っています。
納得できることも多々あるのですが、古代の発音復元の解説に突然現代朝鮮語が出て箇所が数カ所あって、折角の論を台無しにしていると思います。
現代の朝鮮語(韓国語)と古代半島の言葉は、全然別物ですから、中国語や日本語の方は古代の発音を元に解説している中に現代朝鮮語を参考にするのは、何も意味がないどころか、折角のお説の信憑性をなくしてしまいますよね。
#とはいえ、古代半島で話されていた言葉を復元する術はないのですけどね。
現代日本人のDNA解析で、約5%程度白人系のDNAが混じっていることは分かっていますが、古代の南九州に碧眼金髪の白人民族が住んでいたとしたら、もう少し白人DNAの割合が多くてもいいんじゃないかと思います。
著者は言語学からのみ追っていて、現代科学の遺伝子解析や遺跡調査結果などは顧みておられないようなので、そちらの調査結果とは相容れない説が展開されている部分もあります。
とはいえ、古事記の漢字の読み方を、これまでの説が間違っているというのは確かだと思います。
そもそも江戸時代には、誰も読めなくなっていたのを、本居宣長が解析して読めるようにしたのですが、それが正しいとは限らないです。
それ以前に本書によれば、古事記の前文で、「既に意味の判らない言葉があるが、そのまま書いておくので、後の人が明らかにして欲しい」とあるそうで、何百年も前の言い伝えを、そのままの音を漢字にして書き残していることから考えても、古事記に記載してる漢字自体が単なる当て字のものばかりということになります。
そういう意味では、本書での読み方も頭から否定はできないのですよね。
2016年6月13日月曜日
【くるまのおと】クルマはかくして作られる / 福野礼一郎
全国一千万の福野礼一郎ファンの皆さん待望のシリーズ第5弾がやっと発刊されました。
連載終了後から1年経っての発刊ですが、今の日本の出版不況の中、これだけの分厚い全頁カラーの書籍が発刊されることが奇跡に近いです。
クルマを製造する技術が、実は様々な分野の製造技術が応用されていることが、本書では特に注目すべき点かと思います。
今までの4巻では、この辺りはあまり大きくは取り上げられていなかったんですけどね。
前半で取り上げられている突板の技術は、クルマの内装などは需要のホンの一部で、家具やら屋内装飾やら楽器など、一見無垢板で作られているようなものが、実は突板というものが殆どになっていますね。
エレキギターのレスポールのように、トップが曲面加工されているものでも、虎目の突板加工されているものがあり、低価格なものは殆どがそれと思った方がいいです。
塗装、シート、ガラス、タイヤなどは、私が知っていると思っていたものが、遙か昔の知識になっていて、10年はおろか5年前の知識が古びたものになってしまっており、進化の早さに驚きます。
これらなど歴史が古くて、熟れた技術と思っていましたが、そんなことはなく、まだまだ改良する余地があるというのが、一番の驚きでしたね。
2016年6月9日木曜日
エロティック日本史 古代から昭和まで、ふしだらな35話 / 下川 耿史
ここのところ、芸能人の不倫問題が連発していますけど、日本で不倫が悪になったのはそう古いことではなく、江戸時代に武家の婦人が朱子学的思想から夫への貞操を守ることを強制され、明治以降にキリスト教的思想が入って一夫一婦制をキチンと守ることが文明国への一歩として倫理観の転換が国民に強制されたわけです。
実際には昭和の初めくらいまでは、お金持ちの男性が正妻の他に妾を複数人持つのは普通でしたし、村祭りは実際には乱交パーティだったわけです。
要するに日本は古代から、つい最近までフリーSEXの国で、今も世界からは日本はフリーSEXの国と思われています。
本書は、古代から日本の性についての観念を、文献を元に調査したエッセイ(でいいのかな?)集です。
古代から近代までの日本人の性に対する大らかさがよく伝わってきます。
2016年6月4日土曜日
【メンテナンス日記】Demioの12ヶ月点検
早いものでDemioが納車されてから1年になります。
ということで法定12ヶ月点検に行って来ました。
冬の間、全然遠出することがなくて、12月の半年点検からは600kmくらいしか走っていなくて、点検時点で1,645km(苦笑
そんなんだから未だにi-DMに手こずっているのかも知れませんが。
距離も少ないので、オイル交換と各部点検と空気圧調整くらいです。
ちょっと前に、停車しようとしていると、ATのシフトダウンのショックがガクンという感じで、かなり強烈なシフトショックが発生することがあったので、一応見て貰いましたが、コンピュータ診断では問題なし。
試乗しての確認もして貰いましたが、元々極希にしか起きないので、再現ができず、原因不明のまま。
仕方ないですけどね。コンピュータのログに何も残ってないのは、ログの量が少ないせいか?
ちなみに購入時に「パックdeメンテ」というのに加入しているので、費用は無料でした。
ということで法定12ヶ月点検に行って来ました。
冬の間、全然遠出することがなくて、12月の半年点検からは600kmくらいしか走っていなくて、点検時点で1,645km(苦笑
そんなんだから未だにi-DMに手こずっているのかも知れませんが。
距離も少ないので、オイル交換と各部点検と空気圧調整くらいです。
ちょっと前に、停車しようとしていると、ATのシフトダウンのショックがガクンという感じで、かなり強烈なシフトショックが発生することがあったので、一応見て貰いましたが、コンピュータ診断では問題なし。
試乗しての確認もして貰いましたが、元々極希にしか起きないので、再現ができず、原因不明のまま。
仕方ないですけどね。コンピュータのログに何も残ってないのは、ログの量が少ないせいか?
ちなみに購入時に「パックdeメンテ」というのに加入しているので、費用は無料でした。
2016年6月3日金曜日
逆説の世界史 2 一神教のタブーと民族差別 / 井沢元彦
逆説の世界史2巻目は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教についてです。
同じ神を信じるのに憎しみ合う原因を詳しく解説されています。
それにつけても、聖書のことはやっぱり知らないことばかりだなと思わされました。
旧約聖書の「光あれ」の件は日本でも有名ですが、その後7日掛けて神が世界を作った順番は知ってるつもりで全然分かってなかったです。
太陽よりも先に大地と植物をお造りになったんだそうで。
1日目に昼と夜を創造しているので、その時点で太陽ができているものと思い込んでいたのですが、太陽と月と星は4日目なのですね。
ということは、どう考えても神の一日と人の一日は、全く別物ということになります。
しかし何故か今のキリスト教では、神の一日と人の一日を区別していないのですよね。
2016年5月28日土曜日
細胞の中の分子生物学 最新・生命科学入門 / 森 和俊
細胞の内部で起こっているタンパク質についてのお話です。
こういうのを読む度に思うのですが、こんなに複雑で巧妙な仕組みが、進化の過程でどうやって構成されていったのだろうか?と。
完成する前の各部分部分が、ちょっとずつできあがっていってというなら分からなくもないのですが、こういうのはほとんどがその途中の段階だけでは何の役にも立たないのですよね。
奇跡的な確率のことが、奇跡的に連続して起こらないと実現できないことばかり。
タンパク質がいかに巧妙な分子機械であるかがよく判ります。
2016年5月26日木曜日
【Android】Y! mobileのNexus5は解約してもOSアップデートは行われる
2年前にNexus5にするためにY! Mobile(当時はe-mobile)に乗り換えましたが、その契約2年縛りが終わり、せっかくSIM FreeのNexus5なんだし、話題の格安SIMを試してみようと思い、Aeon SIMにMNPしました。
何の問題もなくSIMは認識され、通話もデータ通信も行えています。
速度的にも問題なし。
で、突然電池の消耗がいつもの倍のペースになったので、なんでやねん?と思ったら、月例アップデートのダウンロードが裏で行われていたみたいです。
格安SIMにしても、ちゃんと最新のアップデーターが降臨してくれるんですね。
これでAndroid N正式リリース時にも、アップデートしてくれれば最高なんだが。
何の問題もなくSIMは認識され、通話もデータ通信も行えています。
速度的にも問題なし。
で、突然電池の消耗がいつもの倍のペースになったので、なんでやねん?と思ったら、月例アップデートのダウンロードが裏で行われていたみたいです。
格安SIMにしても、ちゃんと最新のアップデーターが降臨してくれるんですね。
これでAndroid N正式リリース時にも、アップデートしてくれれば最高なんだが。
2016年5月23日月曜日
豪快茶人伝 / 火坂 雅志
2004年に単行本として発刊され、2008年に加筆修正され単行本化されたものです。
元々は月刊誌に連載されていた茶人に関するコラムだそうです。
何故か今まで本書を読み損ねていたのですよね。
もしご存命だったら、本書に登場する人物を主人公にした長編を何本も書かれていたんじゃないかと思いつつ読み終えました。
茶道に関しては全くといっていいくらい知識がないのですが、戦国時代に発展した茶道が、日本のおもてなしの心を育む元になったことは確かでしょう。
そういう点で、日本人としての常識として、本書は一読しておくべきではないかと思います。
2016年5月19日木曜日
【Android】Google I/O開催に伴って色々と新機能が発表に
What’s new in Android: the N-Release, Virtual Reality, Android Studio 2.2 and more
Android開発環境のAndroid Studioが、3月末に2.0になったと思ったら、4月半ばに2.1になり、今回2.2 previewがお披露目に。
1.5の時代が長かったのに比べて、ここ2ヶ月程の更新ペースは驚異的です。
とはいえ、まともに使えるようになったのは、5月半ばにリリースされた2.1.1からですけどね。
NがPreview3になりましたが、それに伴ってAndroid Wear 2.0の発表がありました。
実はMashmallow相当のAndroid Wear 1.3から、アプリ単体でWiFi経由のインターネットアクセスができるようになっているのですが、今まで特に公式にはそれができるという発表がされていませんでした。
が、やっと公式にアクセスができることが発表されました。
とはいえ、リリースは年末だそうですので、まだ半年は待たなければいけないですけどね。
それにつけても、NのNexus5対応は今回も発表されず。
Android開発環境のAndroid Studioが、3月末に2.0になったと思ったら、4月半ばに2.1になり、今回2.2 previewがお披露目に。
1.5の時代が長かったのに比べて、ここ2ヶ月程の更新ペースは驚異的です。
とはいえ、まともに使えるようになったのは、5月半ばにリリースされた2.1.1からですけどね。
NがPreview3になりましたが、それに伴ってAndroid Wear 2.0の発表がありました。
実はMashmallow相当のAndroid Wear 1.3から、アプリ単体でWiFi経由のインターネットアクセスができるようになっているのですが、今まで特に公式にはそれができるという発表がされていませんでした。
が、やっと公式にアクセスができることが発表されました。
とはいえ、リリースは年末だそうですので、まだ半年は待たなければいけないですけどね。
それにつけても、NのNexus5対応は今回も発表されず。
日本語通 / 山口 謠司
平安期の日本語と現代の日本語では、かなり発音が異なっています。
中世期の日本では万葉仮名というもので、当時の発音を記しており、そのお陰で当時の人達の発音が現代でも正確に分かるのです。
#その点、半島国家では第二次世界大戦後まで漢文の文書しかなかったから、昔の半島の発音はおろか言語自体もどういうものだったかは全く不明。
日本では漢字の読み方に複数の読み方がありますが、本来漢字は一字一音節という大原則があって、古代日本人はそのことを知らなかったのか、知っていたけど便利さを優先したのか不明でしたが、どうも本書によると後者のようです。
音読みも、呉音、漢音、宋音の三種類の読み方があるのですが、その命名の通り「呉」の時代に入ってきた読み方(因みに昔は着物のことを「呉服」と言いましたが、これも元々は呉の服装だったからだそうで)、「漢」の時代(正確には隋〜唐の頃らしいけど)に入ってきた読み方、宋の時代に入っていた読み方なわけです。
新しい読み方が入って来ても、古い読み方が捨てられず、そのまま残ってしまい、更に訓読みも増えていって、今に至ると。
いずれにしても、色々と不思議だと思いつつも何気に使っている日本語の奥深さを教えてくれます。
2016年5月15日日曜日
幕末 戦慄の絆 和宮と有栖川宮熾仁、そして出口王仁三郎 / 加治 将一
明治天皇すり替え説の最終章になるようです。
氏が本件についてから、それなりの時間が経ちましたが、世間では「そんな奇説があるんだ」程度の認識なのか、今更今上が北朝だろうが南朝だろうが関係ないということなのか、騒ぐ人は誰もおらず。
天皇制がもう百年のしない内に自然消滅しそうな、現代日本では、騒ぎ立てて波風立てても仕方がないのでしょうね。
でも幕末の動向について色々と面白い話が満載で、分厚いページ数にも関わらず、あっという間に引き込まれ読み切ってしまいました。
私的には榎本武揚の動向についての説が面白かったです。
2016年5月8日日曜日
日本人ルーツの謎を解く―縄文人は日本人と韓国人の祖先だった! / 長浜 浩明
本書で繰り返し述べられていますが、紀元前600年の縄文晩期の遺跡から水田稲作の遺構が板付遺跡から発掘されており、水田稲作が大陸や半島から来たものではないことが明らかになっています。
これは歴史学を生業にする人なら、当然知っているべきことなのですが、殆どの方はこのことを一切無視しているようです。
またプラントオパールの分析技術により、6000年前(紀元前4000年)の縄文遺跡で稲作が行われていたことも明らかになっています。
その頃は水田ではなく陸稲栽培だったのでしょうが、歴史学者さん達は稲作は焼き畑でも行えることをご存じないようで、水田がなければ稲作は行えないという考えの方も多いようです。
古代の歴史に関する書を色々と読むのですが、その殆どが「だろう」「だったはず」「に違いない」の妄想の連続で、証拠も裏付けのないこじつけのオンパレードのものばかりです。
在野の研究者と称するアマチュアが行うなら、まあそれでもいいかもしれませんが、ご立派な博士の肩書きをお持ちの大学教授でもそういうのが多いんですよね。
著者は元々建築を生業にしていた方で、歴史の追究も科学的な証拠と論理的な推論に基づき論を展開されています。
何故か今の日本では、日本文化の元は大陸や半島から来たものばかりで独自のものはない、という決めつけで歴史を論じる方ばかりなのですが、最新の遺跡発掘調査の結果やDNA解析などの科学調査の結果から、現代に伝わる日本文化の多くは既に縄文時代に独自に開発された技術であることが明らかになりつつあります。
どこかの半島国では、独自の文化がないためか何でもかんでも日本文化の元が自国にある、と嘘の喧伝してウリジナルと揶揄される昨今ですが、今後の歴史研究が進むと半島国が主張することは全て只の妄想であることがあきらかになり、逆切れして大事になるんでしょうね。
コルトM1851残月 / 月村 了衛
月村氏の作品は、機龍警察
本作は幕末の頃を舞台にしていますが、時代物には珍しく武士が端役で少し登場するくらいで、商人の世界を描いています。
とはいえ、裏家業を営む商人の話なので、通常の時代劇に出てくる商人とも違います。
この辺りの舞台やキャラクタの選び方が、月村氏独特の世界を生むのでしょうね。
面白くて一気に読み切ってしまいました。
2016年5月6日金曜日
【くるまのおと】福野礼一郎 新車インプレ2016
福野 礼一郎のクルマ論評2014
これだけ精密な写真解説も今時はないですね。
そもそもクルマの各ディメンションが何故その値になっているかを解説できる自動車評論家が他にはいないし。
内容はいつもの福野節のオンパレードです。
ここで評価されているクルマの記事を読んで、購入の参考にはならないと思いますが、ディーラーで試乗するときにクルマの評価をどういう視点ですべきかは理解できると思います。
2016年5月5日木曜日
ダークマターと恐竜絶滅―新理論で宇宙の謎に迫る / リサ・ランドール
ランドール博士の一般向け科学解説書の第三弾です。
えー、まー、前の2書も同じなのですが、ここで述べられていることは、裏付けとなる実験結果、観測結果などがあるわけではありません。
大量の観測データとの解析結果と整合性を取るような理論的なモデルを構築している段階で、その裏付けが取れるのかどうかも分からない状況です。
そもそもタイトルのダークマターの正体についても、結局は色々と想像はできるけど、実際にはまだ何も分かっていない状態ですね。
ある程度ダークマターの正体について述べられているのかと、ずっと我慢して読み進んで行きましたが…何もなかった(苦笑
シビル・ウォー キャプテン☆アメリカ
シビル・ウォー キャプテン☆アメリカ
内容的にはアヴェンジャーズの続編なのですが、キャプテン☆アメリカのタイトルになっています。
主役がキャプテン☆アメリカだからでしょうね。
今回はかなりシリアスな内容です。
アヴェンジャーズの活躍の陰で犠牲になった人々がいる。
それは物語の中の問題ではなく、今の世界で起こっている現実の問題でもある。
中東や中央アジアを拠点とするテロ組織を掃討する作戦は、無辜の人達にも多大な被害を及ぼしています。
もちろんテロリストは、その一般市民を楯にしてるわけですが、そのためテロリストへの攻撃は、その傍にいる一般市民にも被害を及ぼしてしまう。
その責任を誰が取るのか…。
尽きない問題です。
内容的にはアヴェンジャーズの続編なのですが、キャプテン☆アメリカのタイトルになっています。
主役がキャプテン☆アメリカだからでしょうね。
今回はかなりシリアスな内容です。
アヴェンジャーズの活躍の陰で犠牲になった人々がいる。
それは物語の中の問題ではなく、今の世界で起こっている現実の問題でもある。
中東や中央アジアを拠点とするテロ組織を掃討する作戦は、無辜の人達にも多大な被害を及ぼしています。
もちろんテロリストは、その一般市民を楯にしてるわけですが、そのためテロリストへの攻撃は、その傍にいる一般市民にも被害を及ぼしてしまう。
その責任を誰が取るのか…。
尽きない問題です。
2016年4月30日土曜日
【くるまのおと】Motor Fan復刊!!
大正時代に創刊され、日本の自動車業界に多大な影響を与え続けていたMotor Fan誌が休刊して20年。
新型車を丸ごと紹介する「すべて」シリーズは続けられていましたし、休刊後に緻密なイラストでメカニズムの詳細な解説をするMotor Fan Illustrated誌という形で復刊もしていましたが、この度隔月刊という形で完全復活になりました。
とはいえ、休刊直前には一番の目玉連載だった兼坂氏の毒舌評論は、氏がお亡くなりになっているため復活できませんが…。
それでも他の自動車雑誌にはない、Motor Fan独自の視点のよる多彩な記事は変わらずです。
クルマのメカに興味のある方は、必読ですよ。
2016年4月26日火曜日
【くるまのおと】サービスキャンペーンの対応をして来ました
私のグレードでは、コンビネーションメーターのプログラム書き換えでトリップが初期化されてしまうとのことでした。
今の値をメモしておいて貰うように頼み、記録を取っておいて貰いましたので、特に問題はありません。
リコールの方は、どうもディーゼル車が対象のようで、私のは対象外だとのこと。
デミオの年次改良で、フロントワイパーがフィン付きのものになっています。
私のデミオのワイパーは、ちょっと安っぽくてアームの剛性が低いようで、スムーズに拭き取れないので、改良されたワイパーアームが付けられないか聞いてみました。
残念ながら、対応リストに入っていないので、交換できたとしても保証がなくなってしまう、という理由で断られてしまいました。
ちょっとなんかなぁという感じですね。
AutoExeがスポーツワイパーを販売しているので、そちらで対応するしかなさそう。
今の値をメモしておいて貰うように頼み、記録を取っておいて貰いましたので、特に問題はありません。
リコールの方は、どうもディーゼル車が対象のようで、私のは対象外だとのこと。
デミオの年次改良で、フロントワイパーがフィン付きのものになっています。
私のデミオのワイパーは、ちょっと安っぽくてアームの剛性が低いようで、スムーズに拭き取れないので、改良されたワイパーアームが付けられないか聞いてみました。
残念ながら、対応リストに入っていないので、交換できたとしても保証がなくなってしまう、という理由で断られてしまいました。
ちょっとなんかなぁという感じですね。
AutoExeがスポーツワイパーを販売しているので、そちらで対応するしかなさそう。
2016年4月22日金曜日
日本人だけが知らない「本当の世界史」 / 倉山 満
国際法というのはヤクザの仁義と同じ、というのは言い得て妙ですね。
破ったからといって、それで罰せられるかというと、そうは限らない。
破った方が破られた方よりも軍事的に強ければ、破られた方は泣き寝入りするしかないし、逆なら賠償するか空爆されるかです。
その国際法も、ちゃんと理解しているのは欧州の先進国と明治時代の日本だけで、今の日本は国際法を日本国内の刑法と同じ感覚で捉えていて、その本質を理解していない。
米国は連邦法と国際法の区別が付いておらず、露西亜は分かっていて守らない。
中共と韓国は国際法を理解できない非文明国。
世界史というか正確には西欧と米国の歴史を、今の日本人は正しく理解できていないから、これらのことも理解できない。
日本の常識は世界の非常識なんだけど、それを理解している人はほとんどおらず、現代日本人のお気楽でお人好しな考え方が、世界中で通用すると思っている。
詳しくは本書で!
2016年4月16日土曜日
像の墓場 / 楡周平
写真フィルムがあっという間にデジタルに置き換わってしまったのは、ご存じの通りです。
世界的な超優良企業であったKODAKが破綻してしまったのも、記憶に新しいところ。
楡氏は日本コダックに勤務されていたことがあるそうですが、その経験を活かした小説になっているようです。
技術の進化であっという間に市場がなくなってしまう。
現在も日本や世界の優良企業が、技術革新による市場の変化に付いていけず、あっという間に滅びてしまう。
その様子をリアルに描いています。
KODAKは、その後、印刷機製造でなんとか残っているようですし、ハリウッド映画制作者達が(CG全盛でデジタル処理が当たり前になった今でも)フィルムによる描写に拘るお陰で映画フィルムも残っているようです。
#映画用フィルムも一時期富士フイルム独占(というか他に製造している会社がなくなってしまったからしかたなく)になっていたようですが、最近の映画クレジットにKODAKのマークが復活してきているので、まだ当分は銀塩フィルムは残りそうですね。
真空管がHR/HMミュージシャンに愛されているお陰で、未だに残っているようなものかな?
2016年4月12日火曜日
教科書には載らない日本史の秘密 / 古川 愛哲
色々と興味深い話が満載です。
平安京に落ち着くまでに頻繁に宮を変えた原因として、ここに挙げられている事柄は、一般には全くといっていい程に言われていないことですが、実際には考えられていないのが不思議な事柄ばかりです。
学者さん達は、古代の生活の衛生状態や疫病、性生活などについては全く考えてませんからね。
江戸末期に日本を訪れた外国人達が、一様に日本の庶民の生活の清潔さに驚いているのですが、古代からそうだったわけではなく、平安時代までは人も家畜も糞尿はその辺に垂れ流しだったのです。
それを指摘する人は殆どないんですよね。
中学生の歴史の授業で、「平安時代の貴族は午前中しか働かず、昼からは蹴鞠などをして遊んでいた」と、共産主義の教師から教わりました。
が、大人になって歴史に興味を持って色々調べていると、当時は夜明け前から働いていて、生活時間が現代とは3時間くらいずれていて、別にさぼっていたわけでもなんでもなく、貴族も農民もみんなそういう生活だったんですよね。
#それを理解していないと「朝飯前」の意味が理解できないのだけどね。
それをキチンと書いた歴史解説書はなかなかないのですが、本書ではそのことをキチンと説明されています。
そういう当たり前だけど、みんなが現代の常識で考えてしまってることを、しっかりと指摘して解説されている本書は、歴史を好きとかどうとかに関係なく、読んでおくべき一書と思います。
2016年4月11日月曜日
【くるまのおと】デミオのリコールとサービスキャンペーン
デミオ、CX-3のリコールについて
デミオ、CX-3、ロードスターのリコールについて
デミオ、CX-3のサービスキャンペーンについて
年末にもリコールがあったのですが、4月に入ってからリコール2件とサービスキャンペーン1件が発表されました。
サービスキャンペーンというのは、たぶん日本独特の仕組みですね。
不具合があった時は、管轄官庁に届け出て、お役人さんが審査の上で影響が大きな不具合と認定するものがリコールになります。
届け出たけど、お役人さんが重大な不具合ではないからリコールにしなくていいよと判定することがあって、そういうのはサービスキャンペーンとしてメー-カーが部品交換を無償で行うのです。
海外だとメーカーが必要と認めれば、そのままリコールとなるらしいですけどね。
年末のリコールの件については、ディーラーから特に連絡はなかったけど、家の子は対象外だったのか、或いは6ヶ月点検の時に交換されたのか…特に説明なかったんだけど。
近々サービスキャンペーンの対応に行くときにでも聞いてみよ。
デミオ、CX-3、ロードスターのリコールについて
デミオ、CX-3のサービスキャンペーンについて
年末にもリコールがあったのですが、4月に入ってからリコール2件とサービスキャンペーン1件が発表されました。
サービスキャンペーンというのは、たぶん日本独特の仕組みですね。
不具合があった時は、管轄官庁に届け出て、お役人さんが審査の上で影響が大きな不具合と認定するものがリコールになります。
届け出たけど、お役人さんが重大な不具合ではないからリコールにしなくていいよと判定することがあって、そういうのはサービスキャンペーンとしてメー-カーが部品交換を無償で行うのです。
海外だとメーカーが必要と認めれば、そのままリコールとなるらしいですけどね。
年末のリコールの件については、ディーラーから特に連絡はなかったけど、家の子は対象外だったのか、或いは6ヶ月点検の時に交換されたのか…特に説明なかったんだけど。
近々サービスキャンペーンの対応に行くときにでも聞いてみよ。
2016年4月9日土曜日
【くるまのおと】仕事がうまくいく7つの鉄則 マツダのクルマはな ぜ売れる? / フェルディナント・ヤマグチ
日経BPの人気連載コラムから、マツダの開発者インタビューが単行本化されました。
Web記事に大幅加筆修正を行っているそうです。
Web版も読んでいますが、やっぱりマツダの方達の話は面白いです。
4時間程で読破してしまいました。
しかしそれにつけても、これだけリニアなハンドリングに拘っているはずなのが、何故デミオだけパーキング速度でのステアリング・アシスト量が極端に多くて軽過ぎるのか。
走り出すとちょうどよい重さになるのですけど、減速してパーキング速度になると急に軽くなるので、切り過ぎてしまうんですよね(泣
最近のマツダ車に乗ったことがない方は、一度本書を読み、お近くのディーラーで試乗して見てください。
2016年4月5日火曜日
マルドゥック・アノニマス 1 / 冲方丁
金色のネズミ ウフコック が戻って来ました。
マルドゥック・フラグメンツ
SFマガジンでの連載がまだ終わっていないそうですが、まずは第一巻ですね。
これも3巻になるんだろうか。
連載しながら、文庫では大幅な加筆修正を行っているそうなので、二巻目はまた忘れた頃に出るのかも。
そういえば、スクランブルの完全版はまだ読んでないな。
アノニマス・シリーズが完読できたら、読んでみるか。
元のとは全然違った話になっているらしいですが。
2016年3月29日火曜日
軍神の血脈 楠木正成秘伝 / 高田 崇史
高田氏の作品にはいつも感心させられます。
楠木正成の最後については、確かになんとなく違和感があったのですが、本書を読んですっきりしました。
その辺りについて書くとネタバレになってしまうので書きませんが、軍略の天才であるならばこそ、本書の楠木正成の姿の方が本当であるように思います。
本書ではちょっと触れながら、解決してない問題もいくつかあります。
それについては、この後に本書のシリーズとして出て来るんでしょうか?
私が楠木正成に関して不思議に思っているのは、水戸光圀公は何故南朝を正統としたのか?なのです。
光圀公は、次男でありながら水戸家の内部事情で継嗣とされたのですが、正統な血脈に戻すため兄の子を養子として、水戸家を継がせています。
北朝と南朝と分かれる元になったのは、後嵯峨天皇の後を長男の後深草天皇が継いだのですが、可愛がっていた第三皇子を無理矢理即位させた亀山天皇とで、どちらの血統が天皇位を継ぐかで揉めて、後深草天皇の持明院統と亀山天皇の大覚寺統の二つに分かれ、10年ごとに交互に天皇位を継ぐということになりました。
後醍醐天皇は大覚寺統で、三男の血統なのですよね。
しかも、兄の後二条天皇が早くに亡くなり皇子もいなかったため、天皇位に付けた次男坊です。
光圀公が自ら示した血統に正当性からすれば、長男の家系である持明院統=北朝こそ正統で、大覚寺統=南朝は傍流であるとなるはずなのですが。
何故、後醍醐天皇を正統としたのかがよく判らないのです。
本書では、この辺りはサラッと書かれているだけで、詳しくは何も書かれていませんが。
スキャナーに生きがいはない (人類補完機構全短篇1) / コードウェイナー・スミス
古典SFでは割と有名な方らしいですが、今まで全然知らなかったです。
今回短編をまとめ直して、全3巻として再刊されることになり、その第一弾が本書。
殆どが1950年代から1960年代に書かれており、そのアイデアと発想は、当時としては結構進んだものだったのだろうなとは思います。
が、文章のまとめ方というか、ストーリーの進め方が、ちょっと雑で、どうもうまく物語の世界に入り込めず、今一つ愉しめなかったんですよね。
たぶん、もうこの方の作品は読まないだろうな。
2016年3月25日金曜日
【くるまのおと】ロードスターが世界でも評価される
マツダ「MX-5(日本名:ロードスター)」がワールド・カー・オブ・ザ・イヤーとデザインアワードの2冠を達成
クルマとしての評価と、デザインの評価と、両方を同時にというのが凄いです。
マツダの役員さんが、ヨーロッパのデザイナーを雇ったりはしないのか?というマスコミの問いに、「当社には前田というスーパー・デザイナーがいますから」と答えていたことがあるのですが、この賞を得たことで、前田氏は欧米でも認められたデザイナーの名実共になったと言っていいんでしょうね。
しかも、デザインアワードの最終候補3車のにMX-5とCX-3の2台が残っていたのですしね。
クルマとしての評価と、デザインの評価と、両方を同時にというのが凄いです。
マツダの役員さんが、ヨーロッパのデザイナーを雇ったりはしないのか?というマスコミの問いに、「当社には前田というスーパー・デザイナーがいますから」と答えていたことがあるのですが、この賞を得たことで、前田氏は欧米でも認められたデザイナーの名実共になったと言っていいんでしょうね。
しかも、デザインアワードの最終候補3車のにMX-5とCX-3の2台が残っていたのですしね。
2016年3月23日水曜日
【iPhone】【 iPad】原点回帰
アップル、4インチに最新機能を詰め込んだ「iPhone SE」
アップル、Apple Pencilなどに対応する9.7インチの「iPad Pro」
外見は旧型、中身は新型。
結局、ジョブズ氏の決めたサイズが最高!ってことね。
iPhone5SがY!Mobileから発売になった途端に販売終了で、買った人は在庫処分に付き合わされただけっぽいですが…SEもY!Mobileになって、iPhone5Sと同じ通信料で使えるなら、速攻でNEXUS5から機変するんですが…ここのところSoftbankは渋くなって、たぶんやらないでしょうねぇ。
アップル、Apple Pencilなどに対応する9.7インチの「iPad Pro」
外見は旧型、中身は新型。
結局、ジョブズ氏の決めたサイズが最高!ってことね。
iPhone5SがY!Mobileから発売になった途端に販売終了で、買った人は在庫処分に付き合わされただけっぽいですが…SEもY!Mobileになって、iPhone5Sと同じ通信料で使えるなら、速攻でNEXUS5から機変するんですが…ここのところSoftbankは渋くなって、たぶんやらないでしょうねぇ。
2016年3月21日月曜日
日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか / 福島 清彦
何年か前にブータン国王が来日され、ブータンではGDPではなくGNH(国民総幸福量)の向上を目指しているというのが話題になりました。
幸福度なんて抽象的な観念を数値化はできないから、単なるスローガンだと思っていたのですが、実際にそれを経済指標の指数として数値化することが試みられているのですね。
この本を読んでいる途中で、国連が集計している統計の結果が発表されました。
国連の幸福度報告書、トップはデンマーク 日本53位
日本の順位は低いですけど、そもそもまだ幸福度をどうやって測るかというのが、試行錯誤されているところで、統計している機関は他にもあって、それぞれで全然異なる結果が出て来ているので、まあまだ全然当てにならんですね。
#特に国連は、ここのところ日本虐めの不当な評価を突きつけることが多いですし。
いずれにしても、GNPとかGDPとか、これまで使われてきている経済指標なんって全く当てにならない、ということを解説されています。
金持ちが幸せかというと、そうとは言えないのは常識なのですが、貧乏ではなかなか幸せになれないのも事実。
日本の官僚は、国民が貧乏で不幸な方が、省益が高まるから、必死で日本経済を立ち直れないようにしています。
そんな日本に未来はあるのか?
2016年3月16日水曜日
生命の暗号 / 村上和雄
目次をみた感じでは、生命工学の博士が書かれたちゃんとした遺伝子の書籍だと思ったのですが、出版社がサンマーク出版なだけあって、メインのテーマは「遺伝子の働きは意思の力で変えられる」ということでした。
本書は20年近く前に単行本出版され、10年前に文庫化されていますが、本書の続編が文庫化されたので、再度書店店頭に続編と並べて置いてありまして、読むなら先に出版された方からと、こちらを手に取ったわけです。
人間のDNAの内、遺伝子としての役割を持っているものは数%で、更にその中で実際に活性化されて使われているものは10%にも満たないのです。
殆どの遺伝子は使われずに眠っているわけで、それを活性化することができれば、人間はもっと凄い能力を発揮できるはず。
眠っている遺伝子を活性化するためには、人間の意識が重要で、意識することで遺伝子の働きを制御できる。
まあ要約するとそういうことなのですが、ではそれが本当にそうなのかというと、残念ながらその証拠になるようなものは何もなくて、著者が研究をしている内に「感じた」というだけですね。
科学が発達したといっても、世の中のことは実はまだまだ分かってないことが多い(というか、科学が発達すればする程、謎が増えていく)ので、著者が主張されていることが滑稽無糖とは言いませんが、もう少し何か具体的な証拠になるようなものを提示して欲しかったです。
2016年3月13日日曜日
SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art
20mmでF1.4という明るさを実現した、SIGMA渾身の一本です。
フィルム時代にPENTAXが20mm/F1.4を発売していたらしいですが、デジタル一眼レフ用としては初ですね。
いずれにしても、今現在では他にはないスペックです。
たぶん、他のメーカー各社が追いつくために必死になっているのではないかと。
前玉が思い切り飛び出ていて、フードも固定で、通常のフィルターは付けられません。
保護フィルターがないと怖くて使えない人は買わない方がいいです。
ARTシリーズらしく、非常にヌケのいいレンズで、逆光にもビクともしません。
太陽をまともに画面に入れても、周りのビルはクリアに写ってます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3vXWy3x4dJm307n4fslF2s97ctH3OteWU7utepKRAA_zf2vODXiXkWjxeH-nE1eJ48K1o08g3hf04UNeVQN5F8kVGcsszpILFbOl1lDM6Te_CFvWOAm1HokWiXWdmLhyphenhyphenKDs8mq-V18_1I/s320/_DSC8350.jpg)
画面の歪みも20mmとしては驚異的に少ないです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgInlheAbLx_iAsXu4Vqg7Cl-Y6niaujKFe958_U8_nCs38Wc_r7wp4CkPZd28OtwBWTQkPlrwRvdQ5JPDhzfkMp6nQ1Mjf6ZRWm0fNsp8IV_RIkCtKek4g5ja522Ow8-IVc4ovX9Ie47IR/s320/_DSC8338.jpg)
20mmとはいえ、最短だとかなり暈けます。
しかし芯を残したボケ方なので、縮小すると暈けてないように見え、見かけ上の被写界深度は深く見えます。
拡大すると暈けていますが。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEikscT767CS9gOSd43H88tGq7U8ZOZ8xbbG2o5iZix8Lk5frKtevd4YvAqw9kscdTXKplGJSzoHaR0VssHAfQQa6CXNyVVwyfRY_JmNM9ChgLocJnHdnAF-m3TFHsmSENv6rVWrlDqEbUzN/s320/_DSC8348.jpg)
以上の作例は全てD800E、開放で撮影。
いつもの絞りとボケ具合はこちら。
非常に綺麗で素直なボケです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja3fNycJyS1vqFGj6VrmEFPKKZk59XOm9v622hQ5f_Ku5KhFTAQy7a0iTVb8HRH4hPHlpMT9ObfusbpZP8DYVqUC7cvJ6bqdRnIxLCt_gHCuFW3SM7mprzE-7PpBu7VnsKYP0Pmt7ZvYyz/s320/ART_20_14_apreture.jpg)
嘘だらけの日英近現代史 / 倉山 満
嘘だらけシリーズ第五弾です。
倉山氏は、実はこの日英こそ書きたかったのだそうですが、今の日本では英国に関心がある人はほとんどおらず、いきなり発刊しても売れないからという理由で、後回しになったそうで。
実際、第二次世界大戦後の英国は陰が薄いですからね。
本書で書かれていますが、欧州では第二次世界大戦の戦勝国は、実は独逸と日本だと言われているそうです。
今の欧州各国の経済状況を考えたら、笑えない話ですね。
戦後の独逸と日本、伊太利亜の経済復興と、対する英吉利と仏蘭西の経済凋落をみたら、どっちが戦勝国なのか分からないくらいです。
日本では第二次世界大戦を太平洋戦争と称し、米国だけが敵対国というようなイメージになっていますが、そもそもは中華事変(戦争ではなく事変)が続いていたところに、欧州で独逸が周辺国への侵攻を始め、それに対抗しようとした英吉利が、何をどう間違ったか傍観していた亜米利加を引っ張り込んで日本の相手をさせたし、東南アジアの殆どは英吉利と和蘭の植民地だったから、実際には日英戦争の方が日米戦争より先に始まっていたんですよね。
その頃の戦況を見ると、わざわざ真珠湾を攻撃なぞする必要なんかなかった。
#やるのなら戦艦を空爆するのではなく、石油施設を空爆して叩いておけば、太平洋艦隊が燃料がなくなって身動きできなくなって、米国が日本にちょっかいを掛けることはできなかったのに、石油施設は丸々無傷で残してしまった。
東南アジアでも和蘭領のインドネシアを陥落した時点で、亜米利加から輸入停止された石油を補えるだけの油田を確保できているのでそれ以上深追いする必要などなかったと。
目的もなく、ただひたすら無闇に戦線を拡大(最大では地球の半分を戦線にしていた)するという、一体何を考えてそんな無謀なことをするのか?としか思えないことばかりです。
今は(結果的に負けたから)、強大な亜米利加に戦争しかけること自体が無謀、ということになっていますが、実際には「勝てた戦を、わざわざ負け試合しにした、軍部首脳の馬鹿」としか言えないような戦争だったようです。
未だに亜米利加が日本に戦闘機の独自開発や、コンピューターOSの独自開発などを認めず、潰しに来るのは、第一次第二次世界大戦での日本の強大さをイヤという程味わった恐怖感からだと思われます。
そんな過去を日本人はすっかり忘れ去り、白人に媚びへつらうようになったのだから、戦後のマッカーサーの洗脳教育は大成功ということですね。
2016年3月9日水曜日
韓国人による虚韓論 / シンシア・リー
シンシア・リー氏による、韓国の異常性を解説する第5弾です。
5冊も発売になるのですが、買ってる人がそれだけ多いということでしょうね。
韓国人は独立門が日帝支配からの独立したから「独立門」と信じている人が多いのですが、同時に「独立門」と呼ばれるようになったのが日帝支配より前ということも知っているのです。
なのに、「支配される前にその支配から解放されたことを記念にできるのか?」とは、なぜ韓国人は考えないのかと不思議だったのですが、本書によると(元資料は韓国国内での新聞社の調査)文字は読めても、その文章を理解する能力が小学生以下の人が3割くらいなんだそうです。
恐ろしい話です。
以前読んだ韓国人は何処から来たか
慰安婦問題が、今回も取り上げられていますが、日韓合意など韓国政府も国民も当然無視ですね。
つい先日、ついに、世界の共通認識に……K-POPガールズグループがロス空港で「売春婦認定」!?ということがありました(実際には仕事での訪米なのに、ビジネス・ビザを所持せず観光目的に入国しようとしたためだそうです)が、「韓国女性=売春婦」と思われるくらいに現代でも売春婦輸出で外貨を稼いでいる韓国が、慰安婦を騒ぎ立てているのは、自分達のしていることが理解できないからなんでしょうなね?
中共の抗日戦勝節に大統領が参加し、途端に米国から戦闘機の技術供与を拒否され、大統領は担当大臣を罷免していますが、そもそも自分が米国の忠告も聞かずに中共に尻尾振ったせいだとは思わないんでしょうか?
韓国経由で、米軍の技術情報がダダ漏れになるのを警戒されたのは明らかなんですけどねぇ。
#一番の問題は、そんなレベルの大統領でも、他の政治家達よりはずっとマシということ。
##次期大統領は、国連事務総長の癖に中共に肩入れする、自分の立場を理解できない人らしい。
2016年3月6日日曜日
封印された古代史の謎大全 (できる大人の大全シリーズ) / 瀧音 能之
話題&人気の書ということで買ってみました。
一通りのことは書かれていますが、一般的な説をさらりと流しているだけで、あまり深くは書かれていません。
それでも肝心なところはしっかりと押さえていると感じましたし、自説を強引に説かれることもなく、一般的な説を中心に複数の説を公平に取り上げられていたりして、サーベイ記事としては良質なものだと思います。
古代史の入門編としてはよい書だと思います。
【くるまのおと】SkyActive-Dは走行中の排気ガスもクリーン
国交省、排ガス路上走行検査を導入 ディーゼル車認証見直し
<ディーゼル車>日本車、排ガス抑制急務 経済性と両立課題
国交省が国内メーカー製のディーゼル車の排気ガス検査を、試験的に路上走行でも行った結果、マツダの2車種(CX-3とデミオ)以外は規制値を大幅に超えるNOxが検出されたそうです。
今回はVWの問題絡みでの調査だったようなので、ディーゼル車だけが対象でしたけど、たぶんガソリン車でも同様の結果が出るのじゃないかと思います。
それにしても、マツダのSkyActive-Dの凄さが分かりますね。
トヨタはマツダと協業することになっていますから、今後トヨタ車に搭載されるディーゼル車がSkyActive-Dになる可能性大ですな。
(2016/03/08 23:10追記)
日経の記事を読んだときには、デミオとCX-3と書かれていたと見えたのですが、別ソースのニュースではデミオとCX-5になっています。
同じエンジン搭載の2車種を試験するというのは不自然なので、排気量の異なるデミオとCX-5が正しいと思われます。
<ディーゼル車>日本車、排ガス抑制急務 経済性と両立課題
国交省が国内メーカー製のディーゼル車の排気ガス検査を、試験的に路上走行でも行った結果、マツダの2車種(CX-3とデミオ)以外は規制値を大幅に超えるNOxが検出されたそうです。
今回はVWの問題絡みでの調査だったようなので、ディーゼル車だけが対象でしたけど、たぶんガソリン車でも同様の結果が出るのじゃないかと思います。
それにしても、マツダのSkyActive-Dの凄さが分かりますね。
トヨタはマツダと協業することになっていますから、今後トヨタ車に搭載されるディーゼル車がSkyActive-Dになる可能性大ですな。
(2016/03/08 23:10追記)
日経の記事を読んだときには、デミオとCX-3と書かれていたと見えたのですが、別ソースのニュースではデミオとCX-5になっています。
同じエンジン搭載の2車種を試験するというのは不自然なので、排気量の異なるデミオとCX-5が正しいと思われます。
2016年2月28日日曜日
ARM CPUの最新事情
かなり久しぶりにインターフェース誌を購入しました。
「ARM 2016」と題して、ARM CPUの特集をしています。
私はあまりARM CPUが好きじゃないんですけど、世界で使用されるCPUの大半がARMになり、このままではARM以外のCPUが駆逐されてしまうそうな勢いなので、ARMについての知識も適時アップデートしておかないと技術者として生き残って行けないと思うので、買いました。
ARMはRISC CPUの1種なのですが、Thumb命令を導入してはARM命令の特長である「固定命令長」を捨てて「可変命令長」になっているので、どこがRISCなんかなぁと思っています。
それ以前に、ARM命令体系は世代毎に命令数が増えているせいで、かなりぐちゃぐちゃなんですよね。
#それ故に64bit命令は32bitとは全然別物になって、再整理されているとか。
【くるまのおと】アルト Worksの評価が割れる
マガジンX 2016年4月号の「ニューカマー喜怒愛楽」と「ざ・総括」でALTO Worksが取り上げられています。
この両者で同時に取り上げられることって、珍しいと思います。
(号が違って同じ車種が取り上げられることはありましたけど)
それだけ、このクルマに対する注目が大きいのでしょうね。
私は初代のWorksが発売されたときには、同じスズキのセルボ・ターボ乗っていたので、乗り換え対象としてマジで興味がありつつも、結局同じ頃に発売になったマツダ ファミリア 4WD DC-Turboに逝ってしまったので、Worksオーナーになることはなかったのですが、でも当時の軽四パワーウォーズのことを思い出すと血が騒ぎます(爆
そういうご年配の方が多いのか、クルマ雑誌でWorksを取り上げた記事は多いですね。
で、「さ・総括」では星4つとかなりの高評価なのに対して、「喜怒愛楽」では70点前後とちょっと厳しい評価。
こういうモデルはニッチなのですが、ニッチ故に評価が人によって大幅にぶれるのですよね。
RSと同時に発売されていたら、マジでデミオに乗り換えずにこっちにしたかも知れませんが…。
逆説の日本史 別巻5 英雄と歴史の道 / 井沢 元彦
逆説の日本史本編を補足する別巻シリーズ第五弾です。
「道」がテーマになっていますが、道路だけではなく、茶道とか武士道みたいな「道」の意味も含まれています。
各章が短く、しかし分かりやすくまとめられているので、あっという間に読み終わりました。
2016年2月27日土曜日
【くるまのおと】FORDの日本市場撤退の真相は?
日本法人や日本の販売店には、寝耳に水だったそうですが、FORDの米国本社が日本市場からの撤退を発表しました。
マスタングが右ハンドルになったり、日本向け仕様のFORD車がやっと導入され始めたところでの撤退なので、一体何が?という感じですね。
そんな疑問に対して、ベストカー3月26日号で、評論家の伏木悦郎氏が答えてくれています。
曰く、FORDはモノを売るメーカーを脱却して、コトを売るメーカーに転換するつもりなんだ、と。
携帯電話というモノを売っていた業界へ、AppleがiPhoneというコトを売るものを持ち込んで、10年経たない内に世界を変えてしまった。
それをクルマでFORDは行おうと決断をしているそうで、そのための撤退だそうで。
トヨタの特集の中での発言で、今までの延長でモノを売ることしか考えていないトヨタは、この変革に付いて行けず、FORDの後塵を拝し滅びることになるだろうと。
当たってると感じましたね。
日本の携帯メーカー、電機メーカーが、ことごとくダメになっていますが、未だに残ったメーカーはモノを売ることに拘り、コトへの変革はどこも考えてないように見えます。
(内部的には考えているのかも知れないけど…そういう動きとか兆候が見えないんですよね。あれば私の所属する業界で、それなりに人の動きとかで分かるんですが)
前から私がよく書いていますが、日本人は戦略というものを全く理解していないので、コトを売るということがどういうことかも理解できないんだと思います。
日本の技術が素晴らしいとか品質への拘りが素晴らしいといっても、それを活かせる戦略がないとダメなんですよね。
2016年2月26日金曜日
知られざる鉄の科学 人類とともに時代を創った鉄のすべてを解き明かす / 齋藤 勝裕
たたら製鉄とダマスカス鋼のことが、少しですが、出ていたので買って来ました。
鉄というのは生活に欠かせないだけでなく、生命の維持にも欠かせない必須ミネラルです。
また元素的にも非常にユニークな性質があって、ビッグバンで生成された水素原子を始まりとして核融合によってより原子番号の大きな元素が作られていくのですが、核融合の終着点が鉄で、鉄はどんなに圧力や熱を加えられても、核融合を興さない非常に安定な物質なのです。
#なので、鉄より原子番号の大きな元素がどうやって生成されたかというのは、長い間原子物理学の世界では謎だったらしいですが。
また原子番号の大きな物質は核分裂を起こして、より原子番号の小さな元素に変貌して行きますが、その終着点も鉄。
元素としては非常に安定している物質なのですね。
そのくせ酸化しやすく、地球の大気の酸素が二十数パーセントなのも鉄が酸化して酸素を吸収してくれているお陰だそうで。
まあ鉄というのは身近な元素ですが、非常に興味深いですね。
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