2014年12月31日水曜日

失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ−「漢字」がすべてを語り出す! / 加治将一



まつろわぬ歴史作家の「禁断の歴史」シリーズ第4弾です。
単行本から大幅な加筆訂正をされているそうです。
久しぶりに加治氏の作品を読みましたが、今までの常識からするとトンでも本として扱われる内容ですが、思わず納得できてしまう辺りは、作者の考証がしっかりしているからでしょうね。
大陸の古代からの政権が度々代わっていますが、所謂「漢民族」が支配者であったことは、清王朝滅亡以前にはなかったことが、明らかにされています。
今の大陸政府の支配者が自らを「漢」民族と称し、如何にも「大漢帝国」以来の大陸の支配者であったかのように喧伝していますが、それが全くの出鱈目であることは間違いのないことなんですよね。
半島の政府が「大韓帝国」→「大韓民国」と称するのも、「大漢帝国」と同じ音で、その威光を借りようとしているのかも知れませんが(苦笑)

色々と内容がてんこ盛りなのですが、大和言葉のルーツがアラム語やヘブライ語にあるとか、古代キリスト教が浄土教の元になっているとか、なかなか興味深かったです。
(戦国時代の浄土教信者の狂信的な戦闘は、今のイスラム教徒のテロ活動を連想させられるものがありますしね)
神武東征はモーゼのエクソダスを丸写ししたものだ、という説があるのですが、ここでは特に神武天皇とモーゼの同一性については触れられていないのが、ちょっと残念でした。
また古事記の神話がギリシャ神話にそっくりであるという説もありますが、それにも特に触れられていないです。
記紀が成立した頃には、日本にも西洋文化が中国経由で入ってきているのは間違いないことなので、記紀の編者がギリシャ神話、ユダヤ教聖書(キリスト教の旧約聖書はこれのダイジェスト)、キリスト教聖書、コーランなどを読んでいても不思議ではないです。
(ただ、それならば、正倉院なり朝廷なりに、これらの文献が残っているはずなのですが、そういう話は聞きません。明治政府が密かに消し去ったのか、秘蔵されたまま知らんぷりしているのか)

卑弥呼の時代よりも遙かに以前から倭国が半島に攻め入って、半島の南部を支配していることが、韓国の正史に記載されているという話は、ちゃんと読むのは初めてのように思います。
「倭国」が日本列島にあった政府かどうか疑わしい部分もあるのですが、「海を渡って」攻めてくるのだから、列島にあった可能性は高いですね。
まあ実際に半島の南部を奪い取って支配権を持っていた時期があったから、半島南部が「倭国」であったのは事実なので、「倭国」が半島南部の政権か列島の政権かという議論は、意味がないことになりますからね。
こういう事実があることを、今の日本人は目を瞑らされているわけですな。
神功皇后の三韓征伐が「神話で全くの出鱈目」というのは、逆に根拠のない出鱈目説になるわけですね。
これは明治政府が三韓征伐を根拠に、半島を併合したことに対する反動から来ているのでしょうけど。

古代の日本政府が半島に対して大きな力を持っていたことは事実です。
例えば天智天皇の時代に、百済の皇子余豊璋が大和に「人質」として住んでいたことは、間違いのない事実なわけで、逆に日本から百済や他の半島政府に人質を出していた様子はありません。
日本政府の公式な式典に、半島各国の大使が列席しているのも事実ですが、日本から半島政府の公式行事に使者を送っている記録はあまり見ません。
半島の各政府と日本政府のどちらが上位にいたか?
これらの事実から考えればわかりそうなことなのに、今の日本の常識ではそうなっていないのですよね。

他にも色々と書きたいことはありますが、まずは本書を読んで貰わないと話にもならないので、日本のルーツ、大和言葉のルーツを知りたい方は、是非ご一読を。

2014年12月28日日曜日

【くるまのおと】別冊 水野和敏 ベストカー情報板





両誌に発表が出ていますが、元GT-R開発主査 水野和敏氏が、いよいよ新しいクルマの開発に乗り出しました。
台湾の自動車メーカーとタッグを組んで、これまでにはない新しいクルマを創造するのだそうです。
まだ詳細は発表されていませんが、台湾メーカーと組んだのも、アジア圏という枠で考えての結果だそうで。
この方の考えることは、常人には創造が付かない領域にあるので、今後数年間の活動を大人しく見守りたいと思います。

羅針 / 楡周平



船乗りの物語です。
日本は海で囲まれた海洋国なのに、最近では相対的に人件費が高いため、水産業や海運業に携わる人達を賃金の安い国の人達に替えていく傾向にあります。
でも日本の生活は海運に頼っているわけですし、食生活も漁業に高く依存しています。
船乗りを育てるのは、非常に時間が掛かります。
単に賃金の安さだけで、日本人の船乗りを育成することを止めてしまったら、将来的にどうなってしまうのか。
日本の政府はそういうことは全く気が付いていないでしょうけどね。

それはさておき、本小説のテーマは実はそういうところにあるのではなく、親父の背中を見て男は育つ、というのがテーマのようです。
タイトルとそれがどう結び付くかは、最後の最後で出て来ます。
私はあまり父の背中はみてないので、何とも複雑な思いをしつつ、巻末の部分を読んでいました。

2014年12月21日日曜日

信長の血脈 / 加藤廣



加藤氏の代表作である本能寺三部作の短編外伝4編を収めた短編集です。

信長と兄弟の生年が記録にないという話は、初めて聞きました。
跡継ぎを長幼の順で決めさせないために、父である信秀がわざと記録を消させた、というのはあり得る話ではありますね。
加藤氏はかなり信長を嫌っていたように思っていましたが、「平手政秀の証」を読むと、嫌っているのは信長ではなく、信長を稀代の天才扱いする従来説とそれを盲信する人達のようです。

現代の常識や感覚と、戦国時代から江戸初期の常識や感覚というのは、全然違っていて、現代の常識で判断すると全く見当違いの解釈をしてしまいます。
それを知らない人が多いのですが、加藤氏は当時の人々の常識や感覚がどうであったかを、綿密な史料に基づき解析し、それに従って歴史の解釈をされています。
こういう手法で解釈と推理を行うのは当然だと思うのですが、今までの一般的な解釈とは異なった結果を加藤氏が出しているのは、これまで様々な専門家や研究家を始めとして、小説家やアマチュア研究者などを含めて、そういう至極当たり前のことをやって来なかったということなのでしょうか?

まあそういう堅苦しいことを抜きにしても、愉しめる一書です。

2014年12月18日木曜日

出雲大社の謎 / 瀧音能之



出雲大社にまつわる謎の数々を説明されています。
しかし今までに他の書籍で読んだこと以上は出て来ませんでした。
1冊で出雲の謎を網羅している点では評価できるので、まだ出雲大社についての知識がない方の入門書としてはお薦めできます。

2014年12月14日日曜日

Requiem For Scream / Nozomu Wakai's Destinia



若井望というギタリストのことは全然知らないのですが、ヴォーカルにRob Rock氏とANTEMの森川氏が参加しているとなれば、買わないわけにはいきません。
いやほんま二人のヴォーカルが聴けるだけで、金出す価値はあるでしょ。
最近Rob Rockの活動の様子が全然聞こえてこないので、どうなっているのかと心配でしたが、素晴らしい歌声を聞かせてくれます。

若井さん、上手いです。
でも残念ながら、私の好みのタイプのギタリストではないですが...嫌いなタイプでもないから、まあ気にならないってところか。

Rock Or Bust / AC/DC



前作悪魔の氷から6年。
もう出ないかと思った新作がやってまいりました。
残念なことに、レコーディングにはMalcolmが病欠。曲作りには参加していたようですが。
代わってAngus兄弟の甥っ子がサイドギターを弾いています。
内容はいつものAC/DCです。変わりようがないと言わんばかりのワンパターン。
でもこれ程気持ちのいいRock'n' Rollもないよな。
歩きながら聴いていると、歩くリズムと曲のリズムがピタリと合って、歩きやすいのなんのって(笑

タイトルは直訳すると「演るか辞めるか」ということなのですが、まだまだ俺達は引退なんかしないぜ、ということなのでしょうかね?

Anazonでは入荷の見込みがたっていないため注文受付を中止中ですが...売れすぎてなのか、ドラマーの殺人嫌疑のせいなのか。

2014年12月12日金曜日

移行化石の発見 / ブライアン・スウィーテク



進化論を裏付ける種とその祖先種の間にある中間種の化石というのは、なかなか見つかっていません。
ダーウィンが進化論を唱えつつも、化石が示すところでは、進化が漸次的に進むのではなく、進化しない期間の後に突然進化する、というパターンを描いていたため、なかなか賛論を得られなかったのです。
(まあダーウィンの進化論の否定者は、主に宗教者で、聖書の「事実」に一致しないからですが)
現在に至っても、この進化パターンは覆されていません。
とはいえ、昔よりは多数の種の化石が発見され、解析され、遺伝子工学の発展もあって、中間種の存在は少しずつですが明らかになっています。

本書はダーウィンの時代から現代に至るまでの、移行化石についての歴史についてを解説しています。
進化論に興味がある方にはお薦めできるサーベイ論文です。

2014年12月10日水曜日

【Mac mini】ESET Security ProのMac用が腐ってる

Windows用では優秀な検出能力を誇るESETですが、Mac用は全然駄目ですね。
1年程前に楽天の優勝セールスで安く売られていて、ちょうどそれまで使っていたセキュリティソフトの期限が切れる直前だったので、Windowsで使い慣れたESETを購入したのですが...Marverikではまだ問題はなかったけど、Yosemiteになった途端に問題が色々と発生していたことが判明。
一応、Yosemite向けのアップデートが出てましたが、本格対応出ないこともあって、ネットワークがまともに繋がらないので、アンインストールすることに。

Yosemiteにしてからちょくちょく突然のリブート(Kernel Panic)が発生していて、一体なんでだろうと思っていたら、ESETの不具合だとか。
これはMarverikから発生していた問題だそうで、1年以上経ってもまだ解決していない模様。

Marverikしてから初めて、ApertureでBookを作成して注文したのですが、いつまで経ってもアップロードが完了しない現象発生。
アクティビティモニタを監視して、eset proxyとかいうプロセスが邪魔をしているらしいことが判明し、ESETをアンインストールしたら、あっさりとアップロードが完了して注文完了しました。

ここまで不具合が頻発するのなら売るの止めろよと言いたい。
ライセンスは3年で再来年まであるんだけど、Macでまともに使えるようになるまでは使えないわけで。
金返して欲しいなぁ。
つっても、買ってから1年も経ってるから無理だろうけどさ。

2014年12月1日月曜日

日御子 / 帚木蓬生





邪馬台国の卑弥呼の時代を中心とした物語です。
倭語と漢語や韓語との通訳である使譯が、代々その半生を子孫に伝え語る形式で構成されています。
帚木氏はお医者さんで、これまでは医療系の小説を書かれていたと思いますが、歴史小説を書かれるというのがちょっと意外でした。
かなりの長編ですが、面白く読み進められました。
時代考証的にどうなのかな?という点もなくはないですが、中国側の歴史は史実がちゃんと残されているので、そう外れてはないのかなとも思います。
漢から魏になるタイミングと、邪馬台国が朝貢するタイミングが、非常にジャストなタイミングで行われたと書かれていますが、中国側の史実は間違いないし、朝貢した年も記録に残っているので、事実なのでしょうね。
それを考えると、本書にあるように日御子(卑弥呼)の霊能力というのは実際にあり得たとしても不思議ではない気がしてきます。

インターステラー

インターステラー公式サイト (動画再生がいきなり始まります)

かなりガチなハードSF映画というのと、連れが「アン・ハサウェイを見たい」というので、観に行って来ました。
新聞の書評に「フィルムで撮影した」という話も載っていたので、それも興味がありました。
SF映画ですが、親子の愛情も描いたヒューマン・ストーリーでもあり、最後の方は観ていて涙が出て来てしまいました。
(連れはほとんど豪泣きでした)
SFマニアでも満足できる理論構築もちゃんとされていて、でもSFマニアでなくとも楽しめるように創られています。

ストーリーも構成もよくできています。
上演時間が3時間近くもあるのですが、そんな長さを感じさせないくらい展開がしっかりしていて飽きる暇がなく、でも観てる方が疲れるようなスピード展開でもなく、うまさを感じましたね。
監督のクリストファー・ノーラン氏のこれまでの作品を、私はほとんど観ていないのですが、こりゃこの人の作品はちゃんと観ないといけないなと思いました。

フィルムでの撮影のせいか、画質が最近のデジタル・シネマで撮影されたガチガチな質感とは異なり、目に優しい柔らくて緩やかな階調再現で綺麗でした。
デジタル処理でコントラストと解像感を上げた画像は、ぱっと見はよくても、最後まで見続けると疲れてくるんですよね。
デジタルでもちゃんとそれなりの処理をすれば、こういう目に優しい観やすい画質にできるんだけど。

兎に角、この映画はお薦めですわ。

【iPad Air】iPad2破損に付きiPad Airに

破損したiPad2と購入したiPad Air

3年間に亘ってiPad2を愛用していて、iOS8になってからSafariでのWeb閲覧が劇遅になり、そろそろ買い換えかなぁと悩んでいたところ、手を滑らせてiPad2を落下させてしまい、液晶ガラスとベゼルが無残な姿に。
そんな状態でも動いているんですけどね。

落としたその日、昼から日本橋による予定があったので、ついでにiPad系の中古の値段を何店かで確認して来ました。
既にiPad Air2の中古品が売られてたりしますが、新品と大して変わらない値段だったりするし、色々と悩んでパフォーマンスと値段のバランスが一番よさそうな、Apple Storeの整備品のiPad Air WiFi 16GBにしました。
しかし、Airって新発売の時から言われてたみたいですが、液晶が右側が青み掛かっていて、左は黄色み掛かっている、という今までにApple製品ではあり得ない不具合があるんですねぇ。
何か色に違和感があるなと思ったら、そういう状態で、ググったら出て来るわ出て来るわ、苦情の嵐。
整備品でも直ってなかった。のか、そういうクレームが来て交換したのを、再度売ってるか。

Retinaディスプレイは文字は綺麗だし、写真も綺麗なんだけどねぇ。
ちょっと残念な結果に。
まあWebサーフィン(死語)するだけだから、気にしなければ気にならないですが。

後、気になったのがガラス面をタッチしたときの感触ですね。
なんか妙にペコペコした触感なんですわ。
iPad2は分厚いガラスの感触でしたけど、Airは薄くてペラペラしたガラスの感触。
タッチする度にペコンと凹む感触が返って来ます。
iPhone系でもこんな頼りない感触はなかったですね。
色々とコストダウンを図ったのが徒になったんでしょうか?

64bit CPUのパフォーマンスは素晴らしくて、Safariの描画速度は呆れるくらいに速いのですが。

2014年11月28日金曜日

The Endless River / Pink Floyd



Division Bell(邦題「対」)から20年。
突然リリースされたピンク・フロイドのスタジオアルバムです。
当初はRoger WatersがDavid Gilmoreと仲直りしてPink Floyd再結成でもしたのかと思ったら全然違っていて、元々は2枚組になるはずだった Division Bell向けに製作されたデモ演奏が大量に残っており、亡くなったRich Wrightの演奏も残されており、それを元に製作されたのだとか。
確かに本作Division Bellの雰囲気をそのまま引き継いでおり、20年前が蘇ったような感じです。

Division Bellと、その前のA Momentary Lapse Of Reason(邦題「鬱」)の2枚は、Pink Floyd名義ではあるけど、実質的にはDavidとBob Ezrinのソロアルバムという感じが強く、それ以前にリリースされたGilmoreのソロアルバム ー Bob Ezrinプロデュースの延長上にあるアルバムに、Nick MasonとRick Wrightを参加させてPink Floyd名義でリリースしたと言っても過言じゃないのです。(実際、Pink Floydの名称使用権でWatersが訴えてましたね)
まあ私はGilmoreのソロアルバムも好きだったので、鬱と対の2枚はPink Floyd作品の中でも最も気に入ってるんですけどね(爆)

そんな状況で製作されたDivision Bellの残渣を集めてのアルバムですが、殆どの曲がRickのキーボードに合わせて作られています。
実質Davidのソロアルバムとはいえ、実際にはRickやNickは単に演奏するだけでなく、積極的に楽曲製作にも関わっていたんですね。
Pink Floydのファンなら、もちろん必聴のアルバムです。

2014年11月25日火曜日

ALBION / TEN



英吉利の演歌歌手Gary Hughes率いるTENの新作は、ギタリストを3人に増員して(更にキーボードもいる)総勢7名体制で来ました。
サウンドを立体的にしたいからというのが、ギタリストを3名にした理由だそうです。

情感たっぷりのヴォーカルと情状的な楽曲は相変わらずなのですが、私的にはやはり最初の頃のテンネイム・オヴ・ザ・ローズに比べると、物足りなさを感じてしまいます。
Vinny Burnsのギターは、Garyのヴォーカルとこの上なくマッチしており、現体制の3名のギタリストも上手いのですが、相性とということで考えると...。


2014年11月23日日曜日

真田三代 / 火坂雅史





本書での真田三代は祖父 幸隆、父 昌幸に兄 信之(信幸)と弟 幸村(信繁)の三代を描いています。
意外だったのは、名将として名高い昌幸は、実の父幸隆から学んだのではなく、幼くして人質に出された武田家で信玄から薫陶を受けていたことです。
同様に幸村は上杉家に人質に出され、直江兼続に教えを受けている。
真田家として、代々引き継いでいるのは、諜報を行っていた歩き巫女、山伏、忍者のネットワークで、戦術や軍略を代々受け継いでいるわけではないのが面白いですね。

その直江兼続を描いた天地人がNHK大河ドラマの原作として選ばれたのは、記憶に新しいところですが、本作も2016年のNHK大河ドラマに選ばれたようです。

ストーリー運びの絶妙さは、本作でも健在で、火坂氏の筆は乗りに乗っているようです。
解説で火坂氏が選ぶキャラクターは歴史の脇役的な人ばかりということが書かれており、確かにこれまではそうでしたが、現在日経新聞にて徳川家康を描いた家康伝を連載していますので、脇役しか描かないと決めえているわけでもないようです。
逆に歴史の中心のいた人物を、火坂氏がどのように描くのか、楽しみです。

2014年11月19日水曜日

【くるまのおと】前澤氏の訃報

自動車評論家の前澤義雄氏が死去

元日産のデザイナーで、自動車評論家の前澤氏が亡くなられたそうです。
高倉健氏の訃報に呆然としていたところへ、この訃報。

月に2回発売のベストカーでの連載「水かけデザイン論」は毎回楽しみでした。
素人目線とプロデザイナー目線はこんなにも異なるのか、というのが面白くて楽しくてね。
少し前に癌の手術をされて、その後順調に回復されていたかと思っていただけに、急な訃報で驚きです。
寂しくなるなぁ。

【Android】Lollipopが降りて来ました

早々にアップデートしてみましたが、フラットデザインになった新しいUIはちょいとカラフル過ぎてキモイすね(苦笑)
LTE/3Gのアンテナ表示とか、WiFiの電波強度とかバッテリ残量が、連続したアイコンになったので、判りにくいのなんのって。
でも全体的にサクサク、スルスルと動くようになったので、操作と表示は非常に快適なんですが。
フォトがアルバム単位での表示が、Kitkatまでから一新されて、PCから取り込んだ写真がフォルダ単位では表示されなくなって、日付単位になったので、使いにくいのなんのって。
別途フォト表示用のアプリを探さないといけないかなぁ。
一番やっかいなのは、目覚ましアプリの「ねむり姫」のアラームが鳴らなくなってしまったこと。
危うく遅刻するところでした(苦笑)
仕方がないのと、バッテリ保ちはiPhone6 Plusの方が遙かによくなったので、iPhoneに目覚ましアプリをインストールして使うことにしました。

LollipopからはAndroid Oneとかで、端末への適応を速くできるようになっているらしいですが、実際のところLGが自社ブランドの端末へのアップデートをNEXUS 5よりも速く始めたり、Nvidiaも自社端末へのLollipop適用を既に開始したりしています。
日本の端末メーカーも、いち早くアップデートに対応してくれればいいんですけどね。
セキュリティ的に古いヴァージョンのAndroid端末を放置するのは、今の世の中では罪悪ですからね。

2014年11月15日土曜日

Blood Stone & Diamonds / Machine Head



バンド結成時からのオリジナルメンバーのベースが脱退(というか解雇)され、一時は解散の危機にあったそうですが、新たなベースが加入し、Machine Headはこれからも活動を続けていくことができるようになりました。

この世で最も堅い血石と金剛石をタイトルにしたのは、当然この世で最もHardなサウンドのRockを撃ち嚼ますぜ、という決意の表れでしょう。
それに相応しいサウンドと楽曲を堪能しましょう。

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2014年11月13日木曜日

SONY WALKMAN NW-A16



四半世紀振りにWalkmanを買いました(笑)
21世紀に入ってからは、もっぱらMP3 Playerを使っていて、一度KENWOODのWMA対応HDDモデルを購入した以外は、固体メモリのものを使ってました。
iPhone3GSを購入してからは、iPhoneがMP3 Playerとして活躍してくれていました。
昨年のiOS7から再生音質もよくなっていて、まあ満足していたのですが、2年程前からはMacに接続するDACにオーバーサンプリング機能付きのCambridge Audio DacMagic Plus [Silver] ケンブリッジオーディオ USB入力対応 D/Aコンバーターを使うようになって、High-RES再生に慣れて来ると、iPhoneの再生音では物足りなくなって来ました。
iPhone6 Plusにすることに決めたときに、ちょうど本機が発表になり、胸ポケットに入れるには大き過ぎるiPhone6 Plusを音楽Playerとして使うのが無理があるし、本機ならAACなどの圧縮音源をオーバーサンプリングして元音源に近い音に復元してくれる機能があるし、microSDで容量を拡大できるし、値段が手頃だし、小型軽量で胸ポケットに入れるのに苦がないし、と買わない理由がないくらいにバッチリなので、結局発売日に買ってしまいました。
何故かちょうどタイミングよく、発売日の8日に大阪は日本橋にいたんですよね(爆)

iTunesでAACに変換した音源を、Macで本機に移すのはちょいと手間でしたが...説明書ではiTunesの音楽リストで選択して転送ソフト画面にDrag & Dropで移せると書いてあったんですが、フォルダ名のせいか駄目で、ファインダーからファイルを直接Drag & Dropしてやって無事に転送できました。

アップスケーリング(SONYではオーバーサンプリングをこう称する)のDSEE HXを有効にすると、他の音質調整ができないのが残念ですが、クリアフェイズとかイコライザとかの音質改善と比較すると、DSEE HXが一番私好みの音です。
クリアフェイズはかなりわざとらしい音になってしまうので、ちょっとやりすぎかなという気がします。
DSEE HXのアップスケーリングはかなり優秀なようで、シンバルのような高音が改善されるだけでなく、ベースの音がはっきりくっきりした音になり、中音域も今までははっきりと聞こえていなかったエコーがはっきりと聞こえるし、ドラムのアタック音もしっかりと出るようになりました。
一番明らかに違うなと思ったのが、ライブ演奏時のMCですね。会場のナチュラルエコー音が明瞭に聞こえるようになったり、MCしながらギターチューニングしている時のノイズ音やスイッチ切替音が凄く生々しいです。

これはもう買いですよ。
iPhoneとかAndroid携帯を音楽Playerとして使っている方は、是非こちらに切り替えてみてください。
電池も長持ちするし、スマフォのバッテリ消費も少なくなるし、いいこと尽くめになることを保証します。

「地形」で読み解く日本の合戦 / 谷口研語



題名が「日本史の謎は「地形」で解ける」と似ているので、同じように面白いかなと思って買ってみましたが、イマイチでした。
内容は悪くはないのですが、当たり障りのない内容で、特に目新しいこともなく。
まああとがきを読むと、意図的に歴史学上の一般的な解釈や説に則って書かれたそうなので、仕方ないかな。

2014年11月7日金曜日

立ち直れない韓国 / 黄文雄



台湾人の描く韓国/朝鮮人論です。
韓国政府が日本に言い掛かりを散々付けていますが、全ては中国や朝鮮では征服者はそうするのが普通だったから、日本もやったはずだ、という思い込みから来ているんですよね。
朝日新聞の誤報が明らかになった今でも、必死に従軍慰安婦の強制を追求していますが、そもそも韓国は古代から現代までずっと世界最大の売春婦輸出国ですし、宗主国の軍隊には率先して慰安婦を提供してきた歴史があるわけで。
また朝鮮兵の残虐性も歴史上有名な上に、ベトナム戦争当時に韓国軍が何をやったかを考えれば、自らの行いを日本軍のせいにしているとしか云えないでしょう。

黄氏は日本政府が朝鮮にしたのは、リンカーンの奴隷解放と並ぶ偉業の、奴隷民の解放であると指摘されています。
米国の奴隷解放以降、長らく黒人への差別はそのままで、ネイティブアメリカンの弾圧と虐殺は変わらずだったことを考えると、全くの平等にした朝鮮総督府の方が遙かに歴史的な功績を評価されるべきと、私は思いますけどね。
その日帝支配が憎いのであれば、朝鮮王国時代のように国王の子孫を探し出して王位に就け、両班制度も復活させ、残りの国民を農奴と奴隷として扱う社会に戻せばいいのにね。
社会経済システムも、政府官庁や法律までも日帝時代のものをそのまま流用して運用しているのは何故なのか?
偉大なる文字と称する文字も、朝鮮総督府が初等教育を施すために普及させたものなのだから、日帝支配が憎いのなら捨てるべき文字ではないのか?

まあ矛盾を矛盾と思わない精神構造が、儒教に支配された人々の特徴だから、どうしようもないんだけど。

2014年11月6日木曜日

【iPhone6 Plus】でかいなりには理由がある...かも

1週間使ってみて、でかさにも慣れてきました。
お陰でこれまででかいと思っていたNEXUS5が小さく感じるくらいです(爆)
最初はノートタイプのカバーをしていたのですが、カバーの重さが結構あって、ジャケットの内ポケットに入れていると左肩が重く感じてしまうので、結局カバーなしの剥き出しのままシャツの胸ポケットに入れて使ってます。
そう、てっきり入らないと思っていたシャツの胸ポケットに入ってしまうんですよね。
iPhone6 Plusは厚みが薄いお陰と幅がちょうど胸ポケットの幅にピッタリなサイズなのです。
もっとも長さがあるせいで、ポケットからかなりはみ出しますが。

それを見てふと気が付いたのですが、iPhone5でイヤフォンジャックがiPhone4までの上側から下側に変更された原因は、その長さにあるのかなと。
iPhone4まで胸ポケットにすっぽりと収まっていましたが、iPhone5で長くなったので胸ポケットに入れると少しだけはみ出るのです。
iPhone4と同じようにイヤフォンジャックを上にしていると、カメラレンズが胸ポケットから少し出ることになってしまいます。
常に盗撮できる状態になってしまうので、イヤフォンジャックを下にしてレンズがポケットの奥深くになるようにしたんではないかと。
2年以上経ってから気が付くというのも間が抜けてる話ですが。

なんにしても、iPhone6 Plusの大きさが適当に決められた訳ではなく、非常に練られて決められたサイズであることは、使っているとヒシヒシと感じられます。
電源ボタンが上から横に変更になったのを見た時に、電源ボタンを押すときに反対側のヴォリュームボタンを触ってしまわないかと心配になったのですが、片手操作でも両手操作でも誤操作しない位置に決められていて、どのボタンも絶妙な位置に配置されています。
ジョブズ氏が亡くなる直前に、「6までは既に考えている」と言っていたそうなのですが、この大きさも既に考えてあったのかも知れませんね。

2014年11月5日水曜日

【Android】NEXUS9来たりてLollipop降臨す

「Nexus 9」、米「Google Play」で発売
というニュースを朝見た時に、あら?Lollipopはリリースされてないのに?と思ったところ、その後すぐに
Android 5.0が配信開始
とのニュースがあり、やっとLollipopが使えることに。
とはいえ、私のNEXUS5にはまだ降りて来てないんですけどね。
いずれにしても今週中には、降臨してくれるでしょう。

2014年10月29日水曜日

ABSOLUTE WORLD / ANTHEM



アブソリュート・ワールド~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

前作でサポートとして参加していたドラム 田丸勇が正式メンバーになり、ヴォーカルが3代目の森川之雄に交替。
田丸氏の参加は、本間氏の体調が回復しないことを考えたら順当な交替ですね。
森川氏への交替は意外といえば意外なんですが、よりANTHEMを進化させるには坂本英三ではなく森川氏が必要だったらしい。
私がANTHEMを知ったのはBOUND TO BREAKの時なのですが、発売されたから結構時間が経ってからだったため、その時には坂本氏の脱退が決まっていて、森川氏が参加のGYPSY WAYS発売直前でした。
なので、私的にはANTHEMというと森川氏のヴォーカルの方が印象に残ってるんですよね。
とはいえ、解散前の生ANTHEMを観れたのは解散ライブの1回だけで、再結成後のライブへは数回行っていて、生森川より生坂本を観た回数の方が多いんだけど(笑)
#ということで、生福田は観たことがないのです(泣)

ということもあるせいか、再結成後のANTHEMのサウンドにずっと納得が行かなかったのは、どうも私は坂本氏のヴォーカルがあまり好きではなかったからじゃないか?という気がします。
なぜなら、本作は1曲目から「おおおおおお〜〜〜〜〜!!!!!!これだよ!!これ!!」となってしまったからです。
森川氏、当時と変わらず唄上手い!ANTHEMのメロディーに声質がピッタリ!です。
曲が再結成後の各アルバムの曲に比べて、格段によくなっているというわけでもないと思うのですが、ヴォーカルが替わるだけでこんなに印象が変わってしまうのも驚きですね。

梅干しと日本刀 & 続・梅干しと日本刀 / 樋口清之





続編と共に名著の復刊です。
文庫本を読んでたと思ったんですが、目次を見てみると覚えが全くなくて、こりゃ読んだと思い込んで読んでなかったかな、と続編と一緒に買いました。
続編は間違いなく読んでなかったので。
結局、どちらも読んでなかったのですが...何で読んだと思い込んだんだろう?

昔の日本人の経験に基づく知恵というのが、いかに優れた者かを延々と説かれています。
迷信と思われていることが、現代科学の視点から見ると非常に理に叶ったものだったことが判ります。
ただ、多くの迷信が本当に迷信かと疑い調べている方が、竹の花が咲くと飢饉になるというのはあっさりと迷信だと切り捨てているのが解せんのですよね。
(半村良氏作の妖星伝で、竹の花が咲く->竹の実が成る->それを野鼠が食べて大繁殖->作物を荒らす->飢饉になる、という流れの説明がありますので、これも迷信と切り捨てるわけにはいかないものなんですわ)

注目すべきは、津波に対する備えに関して、日本中の海岸で西洋式の防波堤を築いていることに対して、警告を発せられています。
古来の日本の津波対策について述べられているのですが、西洋式は予想を超えた津波には抵抗力がないが、日本古来の対策は予想を超えた津波にも効果的であると。
東北大地震の時に、このことは証明されてしまいました。
本書は昭和49年(1974年)に刊行されていることを考えると、先見の明に満ちていると言っても過言ではないですね。

日本古来の文化の妙を、是非本書で楽しんでください。

2014年10月26日日曜日

【iPhone6 Plus】でかいのになりました

Plusを予約したはいいけど、ヨドバシの入荷状況を毎日のように見て、いつ頃になるかと心配しながらみておりました。
何しろ、SilverやGoldならまだ入荷があったらしいのですが、私が予約したGrayは全然入荷してこないようで、2週間毎にしか更新されない。
11月になると下取り価格が安くなるので、機種変更するなら10月中にしないといけないのですが、10月最後の土日直前の入荷状況をみても絶望的な状況だったので、Plusは諦めて在庫のあるiPhone 6にするかと思ったところ、土曜日の朝に入荷連絡がありました(苦笑)
ヨドバシに行ってからも順番待ちが一時間以上とかなり待つ状況でした。(夕方17時頃には2時間待ちになっていたらしい)

やっと順番が来て担当してくれた方が、AKBのメンバーでもおかしくない若くて可愛くて笑顔の素敵な方でした(笑)
まあ途中で危うくiPad Air 2を売りつけられそうになりましたが(爆)
#何度もSoftbank本社に電話して、キャンペーンについて問い合わせて、安くなるコースを色々と探してくれたのです。
##たぶんそのせいで普通に手続きする3倍以上の時間掛かってました。

手続き中に「予約されてから入荷連絡行くまでかなり待たれました?1ヶ月以上掛かってますよね」と聞かれて「うん、1ヶ月以上掛かってますね。11月になると下取り金額が安くなるから、もう諦めて普通の方にしようと思ったところへ、入荷連絡が来たんですよ」「本当にPlusは入荷がいつになるか全然読めなくすみません」ということで、かなりPlusの入荷状況は悪いみたいです。
料金コースを今までのホワイトプランを継続しようかなと思ったのですが、2GBの新コースの方が500円くらい安くなるということと、10月末までのキャンペーンで1万円キャッシュバックというのがあるのですが、それがホワイトプランでは適用されないということで、新プランの方へ移行することにしました。
電話は別にもう1回線持っていて、元々携帯電話としてはそちらの番号をずっと使っていて、iPhoneの方は3Gが発売されたときに新規契約してインターネット専用マシンとして使っていて通話はほとんどしないので、通話し放題プランなんて余計なだけなんですけどね。
まあこれを機械に、徐々にiPhoneの方をメイン端末にしていくことになりそうです。

で、これまで使っていたPhone5のバックアップから、データを転送するのにiTunesで復旧を掛けたら「データの互換性がない」とかでNG。
なんでやねん、と思いつつもPlusはなんか違うのかなぁ、64bitだからなかなぁ、新規での設定を仕掛けたら、iOSが8.0のままでアップデートを要求されました。
で、8.1にアップデートしてから、iPhone5のデータで再度復旧掛けたら、今度はデータ復旧が始まったのですが、何故かアプリが転送されただけで、SMSとかiMessageとか写真データとかなにやらかんやらが復旧されないまま。
電話帳とかのデータはiCloudに保存しているので、問題はないのですが、カレンダーの予定が結合をしてしまったせいか全部2重登録になってしまいました。
昔iCloudが始まったときも、同じトラブルがあったんだよなぁ。
未だに治らないのかよ、この不具合。

まあ何だかんだで、今後2年間はこいつと付き合って行くわけですが、来春登場といわれるApple Watchとの連携がどうなるか楽しみです。

2014年10月23日木曜日

日本人が知らない軍事学の常識 / 兵頭二十八



戦国時代と明治から昭和初期の帝国軍時代を除いて、古来から平和ぼけで済んでいる日本人は、世界情勢とか軍事戦略とかには全く疎い人種と言っても過言ではないでしょう。
本書を読んで、色々と成る程なぁと思わされることが多かったです。
まあ完璧なものなんてありませんから、これどうなのかな?というものありますけどね。

現行憲法を「マック偽憲法」というのは、正にそうだと思います。
改憲に憲法改正の国民投票など必要はなく、憲法改正の手続き違反で廃止なら、国会で議員の2/3以上の賛成があればよい、というのも正論だと思います。

靖国神社への所謂A級戦犯合祀も、国会決議とか政府の決定で行われたのではなく、神社の宮司個人の判断で追加されたというのは知らなかった。
#というか靖国神社に関しては、私は全然といっていいくらい知識を持ち合わせてないんですけどね。

ジェット戦闘機のパイロットが、1ヶ月訓練を行わないと、新兵並みの技量に落ちてしまうというのも、知りませんでした。
軍人や軍隊というのは常に訓練を行っていないと技量が落ちるのは確かなんですけどね。
#それを考えると、映画で元特殊部隊の退役軍人が、長いブランクにも関わらず現役並の動きをして活躍する、というのはかなり嘘くさいってことですな。
よって、燃料代の馬鹿高いジェット戦闘機の訓練を、予算がない半島や大陸の共産党国家ができるかというと、かなり無理があります。
半島南の国家も、ここ数日軍の予算がないことが原因のトラブルがニュースに出ているので、まともな訓練を行えているとは思えないです。

まあ面白い話が満載なので、東アジアの平和と安全に興味がある方は、一読されるとよいでしょう。

2014年10月19日日曜日

【Mac mini】【Macbook Air】YosemiteにUpgrade

iOSとの連携をより一層深めたOS-X 10.10 Yosemiteがリリースされ、早速家の子達に導入。

Macbook Airの方は、インストール完了後の再起動から設定項目を表示するところまではスムーズに行ったのですが、設定項目の入力完了後の設定で先に進まなくなり、一旦電源をOFFにして再度ONすることになりました。
再起動後は何の問題もなく立ち上がって、ログイン画面が表示され、ログインも問題なし。
WiFiの接続で、既存の接続SSDに接続しようとするも接続待ちのままで、WiFiアイコンをクリックしてみると同じSSDが2つ表示されており、その内の一つに接続しようとして進まない状態なので、もう一つのSSDをクリックすると、あっさりと接続されました。
その後は同じSSDが2つ表示されることもなく、何の問題もなく快適に使えています。
で、OS-XをUpgradeした後、再度AppStoreを起動し、アップデートの確認を行うと、Apple謹製のアプリがYosemite用にアップデート待ちで大量に表示されますので、再度アップデートを実行します。
iTunesのアップデートが再起動を要求するので、iTunesだけ先にアップデートして、再起動後に残りのをアップデート。
こちらは特に何の問題もなく完了。
それにしても、iPhotoとApertureは開発終了で、両者を統合して別のアプリになるという噂なのですが、両方共にYosemite用のアップデートがされていて、まだまだ続くようなのですが...。

Macbook Airの方が無事に完了したので、今度はMac miniの方をアップデート。
こちらはOS-XのUpdradeは何の問題もなく、再起動後の設定もサクッと完了してログイン画面へ。
で、アプリ一式をiTunesも含めて一気に行ったところ、再起動画面で止まってしまう現象が発生。
こちらも一旦電源をOFF->ONで何もなかったかのように、ログイン画面が表示されました。

数日間使用の後、Mac miniの方をCleanMyMac 2で綺麗にしようとしたところ、Yosemite用にアップデートを先にしろと言われてアップデート。
余計なものを綺麗にして快適に使用しています。

と言いたいところですが、Lightroomで、読み込めないファイルがあるという現象がいくつか発生するようになりました。
今までこんなことはなかったから、Yosemiteにアップデートしたせいなのかな?
ApertureのデータをLightroomに読み込むPluginも登場しているんですが、評価の欄が画像をちゃんと読み込めないというトラブルが続出している模様。
こんなことではまだまだApertureからの乗り換えはできそうにないですよね。

METAL SESSION VOL.67 - 西九条BRANDNEW



三谷哲也氏が出演されるということで行って参りました。
ここ暫くは撮影スタッフでなく、純粋に一ファンとしてライブを観に行くことが余りないのですが、今回は半年振りくらいに純粋なファンとして観戦して参りました。
三谷氏を知ったのは、割と最近で2年半程前にKelly Simonz' BAD TRIBEの撮影スタッフとして行ったライブで、対バンで三谷氏がリーダーのEmerald Aislesで出演されていたのがきっかけです。
楽屋でBAD TRIBEのメンバーと談笑していた横で、三谷氏がおもむろにギターバックからストラトを取り出したのを目にした時、そのストラトが「俺のご主人様はもの凄く上手いんだぜ」と語りかけているような風情を漂わせていて、この人は只者じゃないかという感じがしていたのですが、ステージを観て驚きました。
テクニックも凄いけど、タイム感が半端ない。
その時のリズム隊が今一つきっちりとしたタイム感を作れておらず、バンドの音がバラバラになりかけるのを、三谷氏の絶妙のコードワークとリードで、しっかりとバンドの音をまとめ上げて一体感のあるものに変貌させるという、恐ろしいことをされてたのです。
こういうことができるのは、Kelly Simonz氏くらいしかいないと思ってましたが、他にもこんなことができる人がいるのを知らなかった自分が恥ずかしかったです。
ライブ後に、その時に最新のアルバムLa Stradaを購入させて戴き、これは今でもiPhoneに入れて楽しむくらいに気に入った一枚になっています。
(ちなみにこのアルバムのヴォーカルが、この後に撮影スタッフをさせて貰うことになるCrying Machineのヒレ氏というのも偶然にしては出来過ぎか?)

昨年から今年の前半に掛けて、BLINDMANのヴォーカル高谷氏を迎えてEmerald Aislesの活動が本格化するか、というところだったのですが、高谷氏自身の活動のこともあって、一時停止。
本ライブでは、ヴォーカル抜きのインストバンドのTetsuya Mitani 's With Miracleとして登場。
ライブの企画として、6バンドが3曲ずつということで、三谷氏も3曲だけでしたが、トリということでアンコールがあり、1曲を追加演奏されて終演。
今回のバックメンバーが大阪では結構有名なベテラン勢が揃っていたこともあって、伸び伸びとプレイする三谷氏のサウンドに酔いしれてまいりました。

このライブが一段落したところで、Emerald Aislesの公式Facebookの方で、新たなヴォーカル他のメンバーが発表あり、年末のライブからそのメンバーで活動を再開されるようです。

Amazonで音源が購入できますので、様式美HR/HMが好きな方は是非聴いてみてください。

In The Course Of Time
Answer One's Own Question
Desperate Heart

2014年10月17日金曜日

【Android】Android 5.0 Lollipop と Nexus6 & 9 が登場

Android: Be together. Not the same.

次のコードネームはLで始まるお菓子だからLollipopだろうと言われつつも、"Lolli"が幼児ポルノと混同される恐れがあるから他のコードネームになるという噂もありましたが、結局はLollipopで登場。
Nexus6も「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に登場する人造人間のコード名が「Nexus6」で、Nexus Oneという名前で端末を発売したときに作者の遺族から訴えられているので、Nexus Xになるんじゃないかと言われていましたが、無事解決したようでNexus6という名前で登場。
しかし6インチ画面はでかすぎないかい?Nexus5 2014をリリースするとか、4インチ画面のNexu4を復活させるとかが必要でないかい?

Nexus5を取り扱っているY!MobileがGoogle™ のスマートフォン「 Nexus 6 」の発売についてとして、Nexus6も取り扱うことを発表しています。
しかし、iPhone6 Plusを買うつもりの私には、更にでかいNexus6を追加で買う気にはならんなぁ。

それはともかくとして、Appleの発表の前日にわざわざ発表を持ってくるなんて、如何にも過ぎて嫌みじゃね?>>Googleさんよ。

ちなみに今現在Google PlayではNexus5/7/10がすべて在庫なしになっているので、6/9が発売されると3つ共にディスコンなんでしょうね、たぶん。

(2014/10/19 13:45追記)
GooglePlayとGoogleのNEXUS公式サイトから、10と7は消えましたが、5はLolipop搭載になって残されています。
流石に6と9だけだと無理があると思ったのか?

2014年10月15日水曜日

96%の大絶滅 ―地球史におきた環境大変動 (知りたい!サイエンス 78) / 丸岡 照幸



恐竜が滅びた頃には、地球上の生命体の96%が絶滅するという異常事態が発生しています。
何故にそのような事態が起きたのか?を考察した書です。
隕石が原因という説があるのですが、本書ではその説にはどちらかというと否定的です。
きちんと化石やら地質履歴のデータを元に様々な検証を行って、結果としてそういう見解を得ているのであって、頭から比定してるわけではないです。
他にも説として挙げられている様々な説を取り上げ、それらについてもキチンとした検証をされています。

それにしても、太陽系が銀河を廻るのに上下しながら廻っているのを、初めて知りました。
その上下動により、地球に落下する隕石の量が増減したり、おとめざ銀河団からの宇宙線量が増減したりするそうです。
その増減サイクル(3千万年と6千万年)が、生物の絶滅とか地球環境激変のサイクルにほぼ一致するそうな。

二酸化炭素やメタンの増減による地球の気温の増減についても、述べられています。
これを見ると、二酸化炭素の増大が温暖化の原因というのは、偏った見方なのもよく判ります。

2014年10月13日月曜日

【くるまのおと】新型デミオがCOTYを受賞



2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー、マツダ「デミオ」に決定

【カーオブザイヤー14】マツダ 藤原常務「末っ子の デミオ で賞をもらいたかった」

メルセデス CクラスとBMW i3と競り勝ちですから、素晴らしいの一言ですね。

BUFFALO 無線LAN親機 11ac/n/a/g/b 866+300Mbps QRsetup ハイパワー Giga Wi-Fiリモコン WSR-1166DHP



フレッツ隼の1Gbps回線にしたので、これまで使っていた11a対応の無線ルーター+コンバーターから、11ac対応の高速な無線LAN+リピーターに買い換えようと思いまして、色々と物色していたのです。
ここのところ、11acの無線LAN機器も新製品がボチボチと登場して来ており、年末商戦で安くなった頃に買い換えようと、値段と性能のバランスのいい奴を探していて、このバッファローのが11ac対応でかつ1Gbps LANポート装備の中で一番安かったのでこれがいいかなと。
というところで、Amazonがこれを10% OFFセール始めたので、思わずポチッとな。
11ac対応 無線LANルーター さらに10%~5%OFF

注文の時にクーポン番号をちゃんと入れたのに、何故か請求書にはそれが反映されていなくて、サポートに電話して10% OFF分を返金対応して貰うというトラブルはありましたが、注文して2日で届き、接続も大きなトラブルもなく完了し、通信も快適にできております。
親機にした方が、フレッツ回線を自動認識するのに、ちと時間が掛かりましたが、接続が完了してからは問題なくストレスもなく快適で安定的に通信できています。

NTT回線の接続機器は1階に設置しているのですが、実際にインターネットを使うのは2階ということで、1階と2階を無線LANで繋いで、2階の無線コンバーターで有線に変換してPC/Macと接続していました。
今回は同じのを2台注文して、1台をリピーターモードで使用し、無線LANから有線LANへの変換機として使用しています。
リピーターモードの設定は、背面のスイッチを切り替えて、AOSSで親機と接続するだけ。
AOSSボタンを押し続けてAOSSモードにして、親機もAOSSモードにすると、自動的に認識接続されて、あっさりとリピーターの有線LANも使えるようになりました。

Radishというインターネット速度計測サイトで、パフォーマンス計測をしてみたのですが、台風のせいかなんなのか、上りはそこそこ数値が出るのですが、下りがさっぱりな数値になります。
でも実際にいくつかのサイトを表示させた限りでは、ちゃんと性能は出ているみたいなんですけどね。
以前使っていた無線LANコンバーターは、無線を有線に変換するだけで、無線リピータの機能はなくて、2階でiPad2とかiPhone5, NEXUS5を使うときには電波が弱かったのですが、今回はリピータなので、2階でも電波強度は強く、速度もしっかりと出るようになりました。
1戸建てにお住まいで、階を隔てて無線LANを使いたいという方には、このリピータ機能はお薦めです。

2014年10月10日金曜日

日本古代史を科学する / 中田力



著者は医学博士で、要するに本業はお医者さんです。
医学博士が、科学の視点で魏志倭人伝を読み解くという趣旨の本です。
途中までは非常にロジカルな推論と科学的な根拠を元に、キチンと論理立てた論拠が進んでいっていて、納得のできるものになっています。
水行の一日辺りの距離と陸行一月の距離は、いくら古代の船や山中の行軍だとしても、短すぎやしないか?と思うのですが、距離の試算の元はきちんと論理だっているので、反証もできんのですけどね。

しかし、最後の方は打って変わって、推論と呼ぶにはあまりにも根拠のない「であろう」論が続きます。
いや根拠がないというのは言い過ぎですが、証拠というのはちょっと心許ないものが多くなるのと、ちょっとこじつけ過ぎる推論も増えてきます。
証拠となる史料がほとんどなく、物証となるものもあまりないので、この点は誰がやっても同じようになってしまうのですけどね。

いずれにしても、歴史学者ではない方の冷静な視点での解析で、しっかりとした考察になっていると思います。

【くるまのおと】水野氏がデミオを絶賛



本日発売のベストカーで、元GT-R開発主査の水野氏が、新型デミオを大絶賛しています。
外観デザインを褒め、内装を褒め、造りを褒め、走りを褒めと、全てにおいて絶賛です。
マツダの快進撃が止まらない、というタイトルの特集もあちらこちらで見掛けますが、これをきっかけに日本の全てのメーカーの勢いが出てくれればいいのですが。

2014年10月8日水曜日

「誤解」の日本史 / 井沢元彦



文庫版は2年以上前に出版されていたのですが、何故か読んでませんでした。
いつもの井沢節が満載です。
歴史学者さん達は、史料至上主義といって、頑固に史料に書かれていることだけを信用するというのが不文律のように、頑なに信用するという態度を示されるそうなのですが、反面神武天皇の実在を作り話と切り捨てたりもしてるんですよね。
史料至上主義というよりも、単なるご都合主義なんじゃないでしょうかね?

2014年10月3日金曜日

闇の魔弾 シックスコイン / 渡辺裕之



折しも香港の総統選挙の候補者に、共産党政府推薦の者しか認めないという声明に反対して、真の民主社会を求める学生を中心にデモが行われています。
今回は台湾政府を名実共に、支配しようと裏で画策する共産党政府と解放軍の策略を潰すというお話。
途中で香港も舞台として登場しますが、香港市民が英国支配時代を懐かしみ、共産党政府から逃れたいと思っている姿が描かれています。
香港のデモに関して米国政府が声明を出したことについて、共産党政府は「内政干渉だ!我が国の主権は守られねばならない」と吠えているそうですが、市民の主権はどうでもいいわけね(苦笑)

2014年10月1日水曜日

フレッツ光 隼になりました

フレッツ光に1Gbpsの隼が加わってから、変更したいと思っていたのですが、当初はWebで案内をいくら見ても通常のフレッツ光からの変更手続き方法や料金がどうなるかが見つからず、電話で問い合わせしないといけないらしくて、でもなかなか平日に電話できず、どうしたものかと悩む日々が過ぎ去りました。
で、先月の頭辺りから、Web Newsにやたらと隼の公告が表示されるようになり、更に東日本の方ではWebでの申し込みだけで簡単に変更ができるというレポート記事が出ていて、じゃあ西はどうやねん?と公告をクリックしてみると、Webの手続きだけで簡単に変更できるようになっていました。
変更の手数料も、工事費も無料で、月々の支払いも今までと全く変わらず。
モデムルーターも既に設置されているのがそのまま使用可。
工事も局の方だけで、自宅に誰かが来るというのもなし。
いや、そんなんだったら、わざわざ申し込みなんかさせずに、勝手に隼にしてくれればいいのに(苦笑)

申し込みから10日くらいで回線変更の工事があって、受付完了通知のメールに「工事は自動で行われるので朝9時になったらインターネットの接続を確認してください」とあったので、朝一で回線の速度を確認。
回線速度のパフォーマンスを測定するサイトに接続して測ってみたけど、前の日に測定した速度とほとんど変わらず。
ちょっとがっかりしたけど、測定をしたMac miniとモデムルーターの間は、無線LANルーター中継機があって、そこがボトルネックになっている可能性もあるので、そんなもんかなと。
でもメールのダウンロード速度とか、Webの表示速度とかは、明らかに速くなっており、更にこれまでHuluの視聴はHD画質だとバッファの余裕が全然なくて、止まってばかりだったのが、変更後はHD画質でも快適に視聴できています。
まあまだHD画質だと時々止まることがあるんだけど、その時にiPad2のWeb閲覧は全くストレスなしで行えているので、NTTのせいではない模様。
Huluのせいか、無線LANルーター中継機のせいか。
今の無線LANルーターは11aまでしか対応していないので、年末までには11ac対応のに買い換えようと考えています。
1300Mbpsを謳うのを、中継機セットで購入すると、結構なお値段になるので、どの辺りで妥協するかを考え中。

【くるまのおと】マツダデザインが話題です



今週発売の週刊 プレイボーイ 2014年 10/13号 [雑誌]で、マツダデザインの特集をしています。
ここ数年の間に発売されたマツダ車のデザインは、誰もが絶賛する素晴らしい出来ですが、何故他の日本メーカーにはできないのか?
今月のNEW MODEL MAGAZINE X (ニューモデルマガジン X) 2014年 11月号 [雑誌]でも、日本のメーカーのデザイン不在を語られています。
まあ簡単にいえば、今の日本のメーカーは車に限らず、メーカーの経営者が金儲けににしか興味がなく、本来の製造企業の存在意義である「素晴らしい製品で社会に貢献する」ということを忘れているからですね。
バブル期にメーカーの収益は財テクで稼ぐようになって、今でもSONYなどの収益のほとんどが財テクで稼いだもので、本来の製造業としての収益は微々たるものになってしまています。
製品が売れない->開発に金と時間を掛けられない->ユーザーが買う気になる製品がリリースできない->(最初に戻る)
の悪循環を、バブル崩壊以来黙々と続けているわけで。
マツダはその悪循環を、SkyActiveという標語の元に、ばっさりと断ち切ることができたわけ。
しかし、マツダがやたらと開発費や開発時間を湯水のように使ったかというと、そういうわけでもないんですよね。
マツダはずっとシェアが低位で売り上げも利益も少なかったから、金を掛けられるわけでもなかった。
マツダの成功は下位メーカーの危機感故に、全社一丸を実現できたわけで、これが上位のメーカーだと反対の声が大きくて実現は不可能。
世界シェアが2%のメーカーだから、一般性や普遍性を狙わず、尖ったデザインができた、というのもあるんですけどね。
それでもデザインというのは、それこそ感性の賜なので、金を掛ければいいものができるわけでもない。
ただ単に上の連中がデザインというものを理解してなさ過ぎるのが一番の原因なんでしょうね。
デザイナーがデザインをさせて貰えない。
それが今の日本企業の実態ですから。

そういえば、ホンダが元気よかった頃に、とある新型車発表会で、ご年配の自動車評論家の方が当時のホンダ社長に「こんなデザインでいいんですか?」と尋ねたら、「俺はちっともいいと思わねんだけど、若いやつらがこれがいいだという言うんだから仕方ないだろ」とお答えになったことがあります。
自分達年寄りの感性は古くて、今の世間の感性は判らない。だから若い社員の言うことを信じる。
こういう経営者が、今世界にどれくらいいるんでしょうね。

ちなみに、新型デミオは外観デザインだけではなく走りも皆さん絶賛です。
今発売中のカートップ11月号で、フェラーリ教教祖様がデミオ ディーゼルターボの試乗記を書かれています。
メルセデスのCクラス並の走りだと、大絶賛です。
ディーゼルターボの試乗を、早くしたいですな。
#試乗もせずに予約をしている人が多いらしいけど。

2014年9月28日日曜日

地球はどうしてできたのか マントル対流と超大陸の謎 / 吉田晶樹



副題の通りマントル対流と大陸移動についての解説です。
パンゲアという超大陸が複数に分かれて、今の地球の5大陸になったのは、小学生の頃から何度も聞いたことですが、実はそれ以前にも超大陸が存在し、それが複数の大陸に分裂し、それが再度一つの超大陸に結合し、ということ何度か繰り返しているというのは初めて聞きました。
以前読んだ書籍(トンでも本に近い科学書)では、地球の表面の半分が削り取られて月になり、残った陸の部分が地球の自転の安定性を保つために地球全体に広がっていく、みたいな話があって、それはそれで納得できる話だったのですが、本書のマントル対流による大陸分裂の様子を見るとそうではなさそうです。
マントル対流もかなり複雑な流れ方をしているようですしね。

地球の地磁気がマントル対流によるものらしいという話が出て来ています。
地球の地磁気の極性が、過去に何度か反転している話が出ていますが、この反転周期というのが全く周期性がなく不定なものというのは初めて聞きました。
マントル対流と地球の自転によるものだとすると、地磁気が反転する(しかもある時に突然)というは、理屈が矛盾するんですよね。
実際、何故反転するか判らないと著者もおっしゃっていますし。

地球は謎だらけです。

2014年9月24日水曜日

狂暴国家 中国の正体 / 楊海英



著者は南モンゴル(現在の中華人民共和国の内モンゴル自治区)に生まれ育った方で、現在は静岡大学の教授をされています。
ちょうどこれを読み終えた直後に、ウイグル族の学者に国家分裂罪で無期懲役というニュースが入ってきたのですが、本書で予言された通りのことが起きているようです。
ここのところ、新疆ウイグル地区でのテロ活動が報道されていますが、そもそもあの辺りはトルコ系(古くはペルシャ系)の人々が住んでいた地域で、本来であればイスラム系の独立国家であるべき場所です。
戦直後に地下資源に恵まれていることが判明し、戦後のどさくさ紛れに共産党政府が解放軍を送り込んで、力尽くで奪い取ったわけです。
チベットにしても同様で、古来からの独立国であるチベットも解放軍が攻め込み無理矢理共産党政権下に組み入れているのです。
当然現地の人達の反発はあり、チベットの亡命政府や新疆ウイグル地区のテロに関しての報道が日々されますが、同様のことが内モンゴルやネパールでも起こっているはずなのに何も聞かないなと不思議に思っていたら...とっくの昔に虐殺を完了して、僅かに残った少数民族の人達は完全に支配下に置かれ、反発することすらできないのだとか。

色々と説はあるようですが、共産党政府発表の資料だけでも、内モンゴル地区のモンゴル人30万人以上を処刑という名の虐殺を行っているそうです。
実際にはそれの3倍以上の100万人以上が惨殺されたり、リンチが元で死亡していると推測されています。
こういう大虐殺は中国古来の文化としかいいようがないですが、現代においても自称漢民族の人達は、中国文化を忠実に守って今この瞬間も新疆ウイグル地区のイスラム教徒やチベットの仏教徒を惨殺し続けているわけですね。
共産党政府が樹立して以来、共産党政府は自国民を推定で数百万人も惨殺し続けているわけで。
戦争で相手国兵士を殺しているわけでもなく、自国の国民を漢民族ではないからという理由で惨殺し続けていると。
否、実際には漢民族もかなり大勢政府の残虐の対象になっていますけどね。

そういう共産党政府に謙って諂う日本人の人達も、筆者は糾弾しています。
私も大嫌いですけどね、共産党被れして社会主義国家がいいなら、さっさと中国なり朝鮮なりに行ってくれればいいのに。

イスラム国への空爆が始まりましたが、同じイスラム教徒ということで、イスラム国は新疆ウイグル地区へ荷担している節があるそうです。
イスラム国のようなテロリストが武器をどこから調達しているかというと、一番は中国共産党政府からなんですよね。
その武器が新疆ウイグル地区へ流れて、共産党政府を攻撃するために使われることに...近い内になるかも知れません。

2014年9月22日月曜日

【iPhone】iPhone6 Plusを予約しました

iPhone登場時には「こんなでかい携帯、誰が使うか!」という人が多かったのですが、Android端末も発売されてタッチ画面に慣れて、インターネット端末としての使い方が一般的になってくると、iPhoneの欠点は画面が小さいことだ、と言われるようになりました(苦笑)
ということで、ここへ来てAppleもでかい画面のiPhoneを発売に踏み切ったわけですが、でかくしたらしたで「でか過ぎるやろ」という声が起きるのも仕方がないですかね。
6 Plusの実物を最初に見た時の感想が、iPhoneというよりもiPad mini miniやな、ですからね。

iPhoneの大きさというのは、男性用シャツの胸ポケットに入る大きさが基準になっているんですよね。
これより小さかったらポケットの中で動き回ってしまう、これより大きかったら出し入れがしにくくなる、という絶妙なサイズだったわけです。
ちなみにiPadはレターサイズが基準になっていて、米国人にとっては紙の印刷物と互換性のあるサイズなのです。
というように、Appleのリリースする製品のサイズは、非常によく考えられたちゃんとした理由のあるサイズなのです。

しかし、iPhone6とiPhone6 Plusの大きさは何を基準に決めたのかがよく判らないのですよね。
6のサイズは、Nexus5などと同じ程度の大きさなので、世間の人が慣れたサイズにしたのかなと。
後は、ズボンの尻ポケットに出し入れしやすい大きさが基準かなと。
dpiをiPhone4/5と同じにして、この大きさにしたために1334 x 750という中途半端な解像度になったのでしょうけど、この解像度の意味が理解不能なのですよね。

6 Plusは解像度をFullHDの1920 x 1080にしたかったというのは理解できるのですが、dpiを6と同じにするとディスプレイサイズが6inくらいになるので、そこまで大きくするのは避けてdpiを401として大きさを少し小さくしているのですが、この401dpiというのも既存のiPhone/iPadとも整数比になくて中途半端な数字でAppleらしくないです。
単純にFullHD解像度にしたいだけなら、Nexus5などは5in.でFullHDなので、6とほぼ同じ大きさのままでも実現は可能なんですよね。
実際、iPhone 6とNexus5は大きさがほぼ同じなので。
だから、iPhone6 Plusの大きさに理由があって、その大きさでFullHDにすると401dpiになったのではないかと思うんですが。
思いつくのは米国のペーパバックサイズか、Filofaxか。

いずれにしても、6 Plusの大きさはApple Watch前提に決めているのは間違いないでしょう。
つまり私が6 Plusを選んだのは、Apple Watchを買う気満々だからってことです(爆)

しかし、Apple watch前提でiPhoneでは通話をほとんどしないんだから、iPhone止めてiPad miniだけでもいいんだよな。
いずれにしても、これまでの私のiPhoneの機能で一番使っているのはiPodなのですが、6 PlusにするとiPodとしては非常に使い辛くなるので、別にMP3プレイヤーを考えないといけないのですが。

2014年9月21日日曜日

究極のラーメン 2015



今年もぴあから究極のラーメンが発刊されました。
Amazonで検索した限りでは、関西版と東海版だけで、首都圏版は何故か2012年で終わりで、昨年は発刊されてないっぽいですね。
店が多過ぎてまとまらないからなのか、関東人はラーメン本なんか買わないのか...。

グランフロント大阪の紀伊國屋書店で購入したのですが、裏表紙公告のスーパーカップ1.5倍 カドメン 鶏ガラ醤油がおまけで付いて来ました。
コンビにで買ったら190円なのですが、650円のムック本で元が取れるのかな。
まあ、エースコックが広告料と共に負担しているんでしょうけど。

最新!最強!究極のラーメン 2015 東海版 (ぴあMOOK中部)

(2014/09/21 22:00追記)
ラーメンは中華ソバが日本風に進化したものですが、今世界でラーメンといえば日本料理というのが常識になってます。
大陸では何百年も同じままで変わらなかった料理が、日本では大戦後に一気に大爆発したのですが、ラーメンに限らず、日本人は何でも独自の改良を加えて別のものに変えてしまいます。
中国人(所謂漢民族)は、同じものを造り伝え続けるのは得意なようですが、それを改善して発展させるのは苦手みたいですね。

2014年9月18日木曜日

カンナ 出雲の顕在 / 高田崇史



「臨兵闘者皆陣列在前」の在まで来て、いよいよ残り1巻になりました。
今回はクライマックス直前ということで、本シリーズの中心にある『蘇我大臣馬子博歴』の謎が何なのかの一端が見えてきます。
出雲大社とスサノオの関係について、長々と語られています。
一体、ここからどういう風に話が落ちるのか。
展開からすると、とても後1巻で終わりそうな気配ではないのですが。

2014年9月17日水曜日

【ZIESSコラム】久々にZMレンズが登場、Distagon T* 1,4/35 ZM

今年はフォトキナ開催ということもあるんでしょうけど、Loxia銘でFEマウントのF2/50mmとF2/35mmを発表し、Otus銘でZF.2/ZEのApo Planar F1,4/85を発表し、そして今回はかなり久しぶりにZMマウントのDistagon F1,4/35mmが登場です。

Distagon T* 1,4/35 ZM (公式サイト)

データシート(PDF)

現在発表されている資料からすると、ZF.2/ZEのDistagon 1,4/35のように、フローティングや非球面や異常分散レンズなどは一切使っていないようです。
それでいながら、解放のMTF特性はより高くなっており、歪曲は最大約0.6%と小さくなっています。
バックフォーカスを伸ばすDistagon方式でも、バックフォーカスを短くすることで性能が上がるということがよく判りますね。

レンジファインダー用なので、最短が0.7mとちょっと物足りないかも知れませんが、コシナのClose Focus Adaputerを使えば、十分に寄れるようになるでしょうね。
「EUR 1.679,84 or USD 2.290,00」とあるので、日本だと24万円くらいでしょうか。
特別なガラスとかを使っていない割には、ZF.2/ZEよりも高価になりそうです。

2014年9月14日日曜日

学校では教えてくれない日本史の授業 天皇編 / 井沢元彦



いつもの井沢節全開です。
逆説の日本史を読んでいる方なら、ほとんどの部分は承知のことですが、逆説の日本史では書かれなかったことも散見されます。
古代史から平安時代辺りになると、逆説の日本史の執筆が20年以上も前になり、その間に遺跡の研究が進んで、見解が変わったものがあるので、そういう新情報を元にした部分は変わるのは当然でしょうね。

【くるまのおと】新型マツダ・デミオ



発売日と価格が正式発表になり、特集号も発売されるようになりました。
いやあ、中身を知れば知るほど、今度のデミオの出来は素晴らしいようです。
ボディーカラーが11色(1色はXDのみで受注生産)とバリエーションが多いです。
ただちょっと気になるのが、XDではフロントグリル内のルーバーの色がボディ色に関係なくソウルレッドになるっぽいんですよね。
ガソリンの最上級ではボディと同色とあるんで、たぶんディーゼルは全車ボディ色に関係なくソウルレッド。
白、灰色、黒などの無彩色ならいいでしょうし、ソウルレッドなら同色だからいいでしょう。
けど、青系統が3色と紫が1色あるのですが、それにソウルレッドのグリルって...。
鮮やかな青ならアクセントになるんだけど、薄めの青とか紫だと、ちょっと違和感なるなぁ。
デザインが素晴らしいだけに画龍点を欠く感じがします。

2014年9月13日土曜日

TOKYO QUO / Status Quo



1977年に東京でのライブ音源が日本限定で発売されていたのですが、これが昨年末にCD化され、速攻で売り切れてなくなっていたのです。
今回のCD化に際しては、日本国内だけではなく海外でも発売されていて、中古CD屋さんで輸入盤の方を見つけて買って来たのです。

日本で最も人気があった頃、かつメンバーも脂が乗りきった年代の頃なので、演奏状態は最高です。
驚いたのが、観客の歓声に女性の甲高い声が多かったこと。
Quoみたいな泥臭くて汗臭いバンドは、女性には人気がないと思ってましたが、結構女性ファンいたんですね。
#高校生の時に、Quoのライブへ行った友達から野郎ばかりだったと聞いてたし。

録音状態もよく、Status Quoファンなら買っておくべき1枚です。

烈火のハード・ブギー/ライブ・イン・ジャパン(紙ジャケット仕様)

2014年9月12日金曜日

BOTTOM LINE / Sinner



ふらりと立ち寄った中古CD屋さんで見つけてきました。
1995年10月リリースなので、Mat SinnerがPrimal Fearを始める直前くらいのアルバムですね。19年前か...。
AlexがSinnerに加入したのも、本作からのようで、Tom NaumannとMatが曲作りをしているので、VocalがMatなPrimal Fearみたいな雰囲気があります。
私はSinnerよりも先にPrimal Fearを知って、Primal Fearのリーダーがやってる別バンドとしてSinnerを知って、エンド・オブ・サンクチュアリーからアルバムを買うようになったのです。
なので、Primal Fear以前のSinnerを聴くのは初めてなのですが、今まで聴いたどのアルバムよりも本作は「いい!」です。
この後、TommとMatはPrimal Fearを始めて、そちらの方が圧倒的に売れて、活動の中心がPrimal Fearに移っていき、本業だったはずのSinnerの活動が低下してしまった、という様子を想像してしまいます。
ソングライティングにおいて、TomとMatのコンビネーションが強烈だったのが、今ではSinnerからもPrimal FearからもTomが抜けてしまってますからね。

国内盤は廃盤になってますが、輸入盤はまだ入手可能です。
Bottom Line

2014年9月11日木曜日

介護退職 / 楡周平



楡氏の作品を読むのは久しぶりです。
ここしばらく、氏の最新作が文庫化されるのがなかったのですよね。
主人公と同じく年老いた母親がいる私にとって、本書の内容は人ごとではありません。
主人公と違って、母親と遠く離れているわけではなく、同居しているだけマシですが。
故に読んでいくにつれ、一体これをどういう結末に持っていくんだろうか?楡氏のことだから画期的な解決方法を提案してくれるだろうな、と期待しながら読んでいったのですが、結局は極一般的な結論になりました。
親族家族一同が協力し合うです。
この解決方法が自分に適用できるかというと、残念ながらそうでもないので、正直がっかりなんですよね。
父親は暈ける前に癌であっさりと逝ってしまったの、介護の大変さを感じるほどの時間もなかったのですが、この次はどうなることか。

2014年9月10日水曜日

韓国人による沈韓論 / シンシア・リー



韓国人による恥韓論の続編です。
先頃のセウォル号沈没事件のあらましと韓国の現状を重ね合わせて、沈みゆく韓国を論じています。
まあ、色々と呆れかえるようなことばかりの内容になっています。

実は韓国は世界一の捕鯨国なんだそうですが、表向きには韓国は捕鯨をしていないことになってるんですよね。
たまたま間違って網に掛かった鯨が、二千年代になってから4700頭以上いるそうで。

また先頃、韓国の統一選挙がありましたが、『地方選挙の当選者3952人のうち、1418人が1回以上の前科がある』という新聞報道が紹介されています。
兵役を済ませていない人も411人だそうで。
そもそも韓国では法律はあっても、司法がないらしく、まともな判決がない上に、犯罪を犯した側も罪の意識を持たないそうで。

朝鮮戦争時に、韓国政府は共産主義だった(厳密には違うらしいですが)人達を、虐殺しているそうです。
その数ははっきりしていないそうですが、推定で20万人から140万人だとか。
最大の推測値だと東京都民よりも多いですね。

その他にも、韓国政府が隠している残虐な行いが数々書かれています。
が、それでもまだ氷山の一角でしょう。



ところで、現韓国大統領は、ことあるごとに「歴史を忘れた民族に未来はない」と言っているそうですが、自分達のことだと思わない時点で、何をか況んやですね。
彼女の父親は、帝国陸軍士官学校を卒業し、日本帝国陸軍に入隊しています。
士官学校卒ですから、入隊即下士官(少尉)で終戦時は中尉らしいですが...ってことは、東京裁判でいうところの戦犯にあたりますな。
それを判っていて、靖国神社のA級戦犯合祀を非難してるんでしょうかね?
まあ本書によると、理詰めで反論しても全くの無駄だそうなので、勝手に自滅してくれるのを待つしかないようですが。

2014年9月8日月曜日

【ZIESSコラム】Otus 1,4/85 - Apo Planar登場

(公式Blog) Otus 1.4/85: the new world-class lens

ZEISS Otus 1.4/85 The best short tele lens in the world

Data sheet (PDF)

Apo Distagonが一段落したところで、Apo Planarの登場です。
ポートレートレンズと呼ばれる85mmの焦点距離で、背景をブワっと暈かせるF1.4。
みんなが大好きなスペックです。
人気のスペックですが、このスペックでいいレンズというのは、実はあまりなかったりします。

さて今回Carl Zeissが、超高性能レンズの新ブランドの第二弾として、Apo Planarの名前を冠して出してきました。
確か大判用レンズかシネレンズ(映画向け)にあったとは思いますが、35mmフォーマットでは初めて(のはず)。
9群11枚という構成も凄いのですが、内6枚が異常分散レンズで1枚が非球面で通常のレンズが4枚と、通常のガラスよりも異常分散の方が枚数の多いという、桁外れな設計です。
まあApo Distagonの方も、12枚の内6枚が異常分散で1枚が非球面で残り5枚が通常レンズなので、その考え方を引き継いでいるわけですね。
そのせいかMTF特性も、両者共に似たような傾向を示しています。
まあ単純にいうと、あのApo Distagonの映りが85mmでも愉しめるということなんでしょうね。

フローティング方式になっているので、近接でも性能低下はないようで、Data Sheetには近接でのMTFも掲載されています。
これまで近接のMTF特性なんて、マクロレンズでしか公開されていなかったのですが、それだけ性能に自信があるということでしょうか。

さて、問題はお値段ですが、3,360.50EUR、4490USDということなので、日本だと45万円前後ですね。
55/1.4よりちょいと高いという感じですか.......  (_ _;;;;;;; 無理。買えない。
SIGMAがARTシリーズで、これに匹敵するレンズを発売してくれることを祈ることにします。

2014年9月6日土曜日

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く / 大栗博司



大栗先生の著書第2弾です。
タイトル通り、本書では強い力と弱い力を判りやすく解説され、そこから更にヒッグス粒子とはないかというのを、これまた判りやすく解説されています。

ヒッグス粒子に他の素粒子が当たって抵抗になるから質量が生じる、という解説が専門誌でもまかり通っているのですが、これは完全に誤った理解による誤った解説ですな。
そんなんで質量が発生するのか?という違和感というか疑問がずっと頭を離れなかったのですが、本書を読んで違和感があって当然なのことが理解できました。
だって、そんな解説が出鱈目なんだもの(苦笑)
そんな説明だと、質量のあるのもが動き始めたらずっと動き続けて力を与えない限り止まらない現象の説明が付かないわけ。
ヒッグス粒子が、素粒子が進む抵抗になっているんなら、素粒子の速度がどんどん遅くなって最後には止まってしまうよね。

強い力と弱い力についても、性質については一応理解していたつもりなのですが、じゃあ実際にどんなもんよとなるとさっぱりで。
本書を読んでもまだ判らんことだらけなのですが、これ以上を理解しようとすると、世界でも最高レベルの数学力が必要なので、諦めることにします(笑

LIVE THE 1971 TOUR / GRAND FUNK RAILROAD



今ではもう知っている人は、当時からのファンだけになってしまてるでしょうね。
1970年にLive Albumを発表し、一躍スターダムにのし上がり、Gold Diskを立て続けに取り続けた伝説のバンドです。
世界デビューのライブアルバムは、HR/HMの元祖といわれてもいいくらいの大迫力の演奏で、私は今でもこのアルバムをiPhoneに入れてちょくちょく聴いているくらいです。
が、その後ポップな曲が大ヒットし、キーボードを加入して4名体制になると、Pop Rock路線に変わってしまいます。
そのポップ路線でも売れ続けたので、初期のHeavyなサウンドと迫力あるライブは観られなくなってしまい、80年代に入る頃には売れなくなり解散。
初期のライブ音源が大量に出ていてもおかしくないのですが、何故か最初に発売されたものと、キーボードが加入してポップ路線になってからの2枚しかありませんでした。

本アルバムがAmazonのお薦めに出て来て、しかもまだサウンドがHeavyな3名体制の全盛期の音源ということで、速攻でポチりました。
が、しかし....この音源のマスタリングしたやつをぶん殴ってやりたい (-_-#
マスターテープの再生速度が合ってないやないかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
再生速度が早回しになってやがって、ピッチが高くテンポが速い。
マークさんのMCの声も妙に甲高い。
折角の秘蔵音源が台無しです。
NYでの4曲はまだまし(だけど微妙にピッチ高いから数%レベルで再生速度が速いと思われる)だけど、他のはあからさまに再生速度が速くて、聴いていてイライラしてしまいます。

ああ、まったく今時のレコーディングエンジニアの耳ってこんなレベルなのかよ。

2014年9月2日火曜日

【ZIESSコラム】Loxia登場

Loxia 35mm

Loxia 50mm

Touit、Otusに続いて登場したZeissのシリーズ名はLoxiaとなりました。
「Loxia(ロキシア)とは、ラテン語でスズメ目アトリ科に分類されるスズメよりやや大きな鳥「イスカ」のこと」
だそうです。
(引用元: DC Watch 「カールツァイス、フルサイズEマウントレンズを海外発表」

SONY α7シリーズのFEマウント対応ですが、マニュアルフォーカスです。
動画撮影用に絞りのクリックを外すことができるようになっています。

50mm/F2は、CONAX Gの45mm/F2や、ZM 50mm/F2に似た構成のPlanarです。
MTFも似た特性ですが、GでもZMでもは周辺で急激な落ち込みがありましたが、Roxiaでは周辺でも高い値を保っています。
また像面湾曲が非常に少なく、中心からの距離22mm辺りでGもZMもが-1.3%程度ありましたが、Loxiaは-0.3%です。
また最短撮影距離が45cmと、通常の一眼レフ用50mm並に寄れますので、GやZMよりも使いやすいです。

35mmはZMにもBiogon 30mm/F2があり、レンズ構成も似た感じですが、ちょっと異なっています。
MTFも似た感じです。
像面歪曲もZMと同じく-0.1%程度と非常に優秀で、ほぼ平面といえるくらいです。
最短が0.3mなので一眼レフ用のZF/ZEのDsitagon並になっており、ZMの0.7mよりも格段に寄れます。
35mmは第一面のレンズが、異常分散ガラスで非球面にするという、他には例のない構成になっています。
生産性の高さから非球面は金型でプレスするモールドレンズ製法を使用しますが、異常分散ガラスでモールドレンズを歩留まりよく作るのって難しいんじゃないのかな?

いずれにしてもCarl Zeissらしい性能を誇るものになっていると思います。
価格を聞くのが怖いけど、リーズナブルな値段なら買いたいですな。

2014年8月31日日曜日

LUCY

LUCY

愛しのScarlett Johansson様主演となれば観ないわけにはいきません。
ということで観に行って来ました。
結構前人気も高かったせいか、混んでました。
でも何故かいつも行く映画館では上映しないので、別の映画館に行ったんですけどね。

それはともかく、ストーリーはめちゃくちゃです。
SFにすらなってないレベル。
それでもリュック・ベッソン監督なので、スピード感溢れる画面展開は楽しめます。
カー・アクションがかなりえぐいです。

R12指定なので、Scarlett様がお脱ぎになるのかなと思ったら、どうやら殺人シーンが多いのと動物の交尾映像が出てくるのが指定原因だったようで、特にセクシーなシーンはありません。
1シーンだけ下着姿があるけど、セクシーなシーンではないです。

最初の舞台が香港なのですが、何故かそこのコリアン・マフィアが登場します。
普通ならチャイニーズ・マフィアだと思うんですが、世界的にはコリアンの方がチャイニーズよりも悪っぽい印象があるんでしょうかね?

まあScarlett様が好きな方なら観に行く価値はあると思いますが、そうでなければ...観ても観なくてもいかなって感じです。
映画評では続編もあるか?となっているけど、それの続編って、ストーリーが構築できるんかな?
Scarlett様抜きでなら、LUCYが科学者達に残したデータを元に...って感じでいくらでもやりようがあるんだけど。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る / 大栗博司



大栗先生の最新刊大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)が大変素晴らしかったので、先生の過去の著書2冊も買ってしまいました。
本書は先生の一般向け著書としては初めてのものなのですが、これも非常に判りやすく書かれています。

アインシュタインが相対性理論を提唱したのは、光速が常に不変であることを説明するためです。
これまで読んだ書籍では、この光速不変というのは、光速を測定する実験結果で常に光速が同じになることから出て来ているように書かれていた(或いは私にはそう解釈できた)のですが、大栗先生によればマックスウェルの電磁理論方程式(有名なマックスウェルの方程式)を解くと光速が不変という解が出てくるのだそうで、理論が先で実験が後なんですね。
こんな基本的なことを今まで知らなかったというのが恥ずかしいというべきなんでしょうけど、いやどう思い起こしてもこれまで読んだ解説書には光速測定実験とマックスウェルの方程式の関係ないんか全く書かれていなかったよなという思いが強いです。

マクスウェルの方程式やアインシュタインの相対性理論が、次元の影響を受けなくて、3次元空間だけではなくて、4次元でも5次元でももっと高次元でも成立するという話も初めてです。
超弦理論が優れているところは、適用できる次元が1つだけで他の次元では成立しないことだそうで、そのことが我々の宇宙が3次元空間+1次元時間の理由を解く鍵になるということも初めてです。

相対性理論は一般人には非常に胡散臭いのですが、GPSでの位置計算では相対性理論によるズレを補正する必要があります。
そのこと自体は前に聞いたことがあったのですが、大栗先生は何がどういう理由でどれだけズレでどうなるかを、キチンと具体的に数値をあげて説明してくれています。
補正しないと12km位置がずれると。
つまり実際に相対性理論は(少なくともその方程式による計算は)正しいことが、既に確認されています。

いやほんと目から鱗の連続です。

2014年8月30日土曜日

【くるまのおと】MortorFan Illustrated Special Edition マツダのテクノロジー



新型デミオが素晴らしいできなのは、4〜5年前からマツダが進めているSky Active改革のお陰です。
製造上変更に簡単に対応できる部分とできない部分を明確化し、設計がそれに合わせて車種間の共通部分と独自部分を設計してまとめる。
これにより低コストで高品質な設計と製造が可能になり、対ドル70円台でも利益が出せる企業体質を作り上げ、最新鋭の欧州車と同等という評価を勝ち取ったわけ。
新型デミオのディーゼルターボを本気で買おうと考えていますが、書店でふと目にしたこの本で、ちゃんと今のマツダを勉強しておこうと思い立ち、買うことにしました。
発刊は昨年末なので、記事の内容は1年くらい前のマツダの状況になります。

通常はコストが高くなるからと、今の日本メーカーの多くではやらないことを、マツダは敢えてやってます。

MT/ATをマツダでは内製しています。普通は専業メーカーの製品を買います。マツダも以前は外注していました。
その方がコスト的に安いし、開発リスクも少なくなります。
それを「走る歓び」のために内製を選んだそうです。

エンジンブロックは砂型による精密鋳造です。今は日本に限らず多くのメーカーが金型によるダイキャスト鋳造です。その方が大量生産時の製造コストが遙かに安いからです。
少数製造のスーパーカーメーカーか、大手でも少数生産の車種用では砂型鋳造です。レース専用エンジンもです。
少数生産では逆にその方がコスト的に安くなるというのもありますが、より性能を高めるには砂型鋳造の方がよいからです。
そのコストの掛かる砂型による精密鋳造により、全てのエンジンを製造しています。

日本の車メーカーというと、TQCによる品質管理が有名ですが、これまでのTQCの考えた方では、上記のようなことは出て来ません。
TQCというのは、品質を高めるためのものではなく、どこまで品質を落としてもユーザーにはばれないかを突き詰め、高コストな部品や製造方法を低コストなものに置き換え、コストを低減するためのものなのです。
そしてそれは全体のバランスとかを考えず、全ての部品や製造工程で一律にコストダウンを要求するので、エンジンブロックの品質を高めるために高コストの砂型鋳造にするという考え方は出て来ないのです。
#TQCでは低コストなダイキャスト鋳造で精密鋳造を可能にすることを考える方向に進みます。
特にここ10年くらいは、TQCは品質管理は何処かへすっ飛んで行ってしまい、ひたすらコストダウンのみが叫ばれるようになりました。
そんなのだから、今時バルブスプリングが折れるというあり得ないリコールを出したりするわけです。

コストを掛けるべきところにはキチンと掛ける。
削減しても品質に影響しないところはしっかりと削る。
その上で本当の意味での高品質を実現する。
物造りでの基本をキチンと実行しています。
20年くらい前から、日本車のコストダウン一辺倒な物造りに嫌気が指して、欧州車以外には興味がなくなった私ですが、今のマツダの車なら是非乗りたいと思います。

新型デミオに試乗するのが楽しみです。

大栗先生の超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論 / 大栗博司



超弦理論(あるいは超ひも理論)の本を初めて読んだのはかれこれ20年近く前で、その後も何冊もの超ひも理論の本を読んでいますが、本書ほど判りやすく解説されているのはなかったです。
超弦理論の前に、「超」の付かない「弦理論(ひも理論)」があったというのは読んだことがあるのですが、どういう経緯でそれが提唱されて、どういう理論かの説明をちゃんとしているのがなくて、今回ようやく理解できました。
また何故「超」なのかも、これを読んでようやく判りました。
基本的なことなのに、何故か誰もがすっ飛ばしている説明を、大栗先生は非常に丁重に解説してくれています。

それにしても、ひも理論の提唱者が、先頃ノーベル賞を受賞された南部博士だというのも、知らなかった。
読んでいると、場合によっては後2つ3つノーベル賞を取れるくらいの先進的な理論を提唱されているんですね。
つくづく、凄い方だと思いましたよ。

この本があまりにも判りやすく理解しやすかったので、思わず大栗先生の過去著作2冊も買ってしまいました。
こちらも大変判りやすく読みやすく面白く興味深く読み進めています。

超弦理論とはどういうものかを理解したい方、これはお薦めです!

2014年8月27日水曜日

SPACE INVADER / ACE FREHLEY



ACE is Back!

KISSは好きってことないんですが、ACEのソロ作品は好きなのです。
KISSとは結構趣が異なっていて、ルーズなリズム感と音程で、ゆるい感じでうねるようなロックを演奏しているのが、心地よいのです。
今回は2曲を除いてACEがベースを弾いてます。
とはいえ、これまでのACE作品と雰囲気は変わらないですけどね。

2014年8月24日日曜日

だから日本は世界から尊敬される / マンリオ・カデロ



マンリオ・カデロ氏はサンマリノ共和国の大使であり、駐日大使の外交団長をされている方です。
サンマリノというと、F1 GPが開催されていたことでも有名ですが、伊太利亜の一部だと思っていたのですが、ちゃんとした独立国だそうです。
世界初の共和国とのことですが、軍隊を持たずに何百年間もずっと独立を保っているというのは、凄いことですね。
まあ実際には、サンマリノを侵略しようと思ったら、伊太利亜を侵略しないと無理なので、伊太利亜軍に守られているという形にはなっているんでしょうけど。

今年の6月に、サンマリノ共和国に欧州初の神社が建立されたそうです。
これも氏の労力の賜で、日本の思想が欧州に広がってくれるといいですね。

さて、本書は欧州人から見た日本の素晴らしいところが、これでもかというくらい多くの例を挙げて、称えられています。
日本は昔から素晴らしい国だったんだと。
第二次世界大戦後、米国の徹底した思想弾圧と共産主義者による自己批判的自虐的教育のお陰で、現代の日本人は自国の歴史の素晴らしさを忘れさせられてしまい、自信を失っているのを憂い、そうじゃないんだ、日本は昔も今も素晴らしい国なんだから自信を持ってくれ、とエールを送ってくれています。

半島や大陸の国家のように、根拠にない嘘で塗り固められた自信ではなく、本当に素晴らしい歴史と文化を持った列島の国の自信を取り戻したいものです。

2014年8月22日金曜日

実伝 石田三成 / 火坂雅志



火坂氏が編集する実伝シリーズも4巻目になります。
今回は石田三成の巻。
「三成」は今まで「みつなり」と読むものだと思っていたのですが、「かずなり」が正しいのだとか。
これまでのTVドラマなどは全部間違った呼び方をしていたということになりますね。
#というか、なんでこれで「かずなり」と読めるのかの方が不思議だけど。

一般的に石田三成というと、冷徹な官僚主義者という見方が多いのですが、その反面で豊臣家への無私の忠臣であったり、大谷善継や直江兼続との友情や、島左近を破格の禄で雇ったりなど、情に深い面も数々見せているのです。
その辺りのバランスが、周りとはうまく取れていなくて、武功派と呼ばれる人達の恨みを買ってしまった。
本書も主にその辺りについてのことが話題になっています。

才気溢れる故に秀吉に重用され、またそれに期待以上の働きを示す故に更に秀吉は三成を頼る。
本書を読むと、三成が豊臣政権でこれ程までに働き詰めだったのかと驚かされます。
当時の人の移動速度を考えると、これだけあちらこちらに出没しているということだけでも信じがたい。
が、ちゃんとした資料に残された記録なので、人外な働きは事実なのでしょう。

【くるまのおと】頭文字Dの軌跡



頭文字Dをおさらいする気はなかったし、作者のインタビューも特に興味はなかったのですが、日本を代表する名スポーツカーの開発者の方々のインタビューが掲載されているというのを知って、買ってしまいました。
トヨタ86の多田氏、ホンダNSX & S2000の上原氏、日産スカイラインGT-R(R33/34)の渡邉氏、マツダRX-7 & ロードスターの貴島氏、スバルのレガシイ、インプレッサ & WRXの森氏と蒼々たるメンバーです。
どの方のお言葉も非常に心を打ちます。
このインタビューだけでも買う価値は十二分にありました。
上記の各車種どれか一つでも興味のある方は、是非買って読んでみて下さい。

2014年8月20日水曜日

Pradox / ROYAL HUNT



初版は1997年で、それを紙ジャケにして2001年にリリースされたのを、廃盤・中古CDセールで売られていたのを見つけて、買って来ました。
D.C.クーパーは好きなんですが、何故かROYAL HUNTのアルバムはほとんど買ってないんすよね。
本アルバムもいいできで、D.C.のヴォーカルはやっぱり聴いてて心地よいです。
でも曲はできはまあいいんだけど、なんか後に残らない感じで...たぶん私の好みとはちょいとずれてるんでしょうね。
というわけで、D.C.が歌ってても、ROYAL HUNTはもういいかな。

2014年8月16日土曜日

福野礼一郎 あれ以降 全集1 / 福野礼一郎



「あれ以降」が何を意味するかは、本書の前書きをご覧下さい。
全集1とあるので、2以降もあるのでしょう。
本書では2006年に福野氏が執筆された記事やコラム、対談などから、20本が選ばれて掲載されています。
私は福野氏の雑誌記事は大体目を通しているつもりなのですが、これを見ると半分くらいしかフォローできていなかったみたいです。
この頃は結構雑誌は大量に購入していたんですが、それでも見落としてるということは、雑誌を余り買わなくなったここ数年間はかなり見落としてるということだろうなぁ。
福野氏の言葉に琴線が響くのを感じられる方は、保存版として購入する価値があると思います。

俺たちに明日はない / 頭脳警察



Rockに目覚めた中学生の頃、既に頭脳警察は活動停止でパンタさんがソロアルバムを出されていました。
1st、2ndは発禁で、3rdも廃盤で手に入らず、FMのエアチェックで録っていたパンタさんのソロアルバムからの何曲かが、唯一の接点でした。
その後、大学になって3rdアルバムが廉価版で復活。
社会人になってCD時代もかなり経って、2ndが解禁復刊。
10年程前に1stのCDが解禁復刊。
あの頃の頭脳警察は凄かった、という理由がテクニックでも音楽性でもなく、ただひたすらに時代への不満をぶちまけることのみにあったことも理解できました。

結局、Rockの本質というのは、若い世代が古い世代に不満をぶちかますってことにつきるんですよね。
私の中で日本のロックといえば、一に頭脳警察、二に外道なのですが、つまりはその本質を貫いているかどうかなんだということです。

活動再開してからのアルバム、実は買ってません。
いや、確かトシさんがお務めを終えて、社会復帰されてすぐに活動再開した時のアルバムは買ったような気がするんですが、記憶が定かでないので、何かがっかりしたショックで忘れてしまったのかもしれません。

本作も発売されてすぐではなく、5年も経った今頃になって買いました。
阪神百貨店の廃盤・中古CDセールに目に付いたので、思わず手にしてしまったのです。

中身は、確かに頭脳警察です。
特に歌詞は、正に頭脳警察です。パンタさんです。
でもアルバムとしては、妙に大人の音楽というか、上手いスタジオミュージシャンを集めて、キチンとした音と演奏と録音で、綺麗な音楽です。
プロのミュージシャンのアルバムなんだから、音が綺麗で演奏が上手いのは当たり前、というのは、どうも頭脳警察には似つかわしくないように、私は思ってしまうのです。

初めて聴いた頭脳警察の3rdアルバム。
ただひたすらにFAZZで歪ませたエレキギターをガシガシコードを掻き鳴らす、勢いだけでうまくもなんともない、あの演奏と録音こそ、頭脳警察に相応しいと思うのですよ。

2014年8月15日金曜日

宇宙が始まる前には何があったのか? / ローレンス・クラウス



何もないはずの「空っぽの空間」が実はエネルギーを持っていて、極々極々短い時間に物質とそれの対である反物質が生じては即結合して消えてしまう、をひたすら繰り返している、という話はこれまでもいくつかの書籍で読んでいるのですが、まあそれについてのお話です。
主にはビッグバンが如何にして証明されたかについて語られています。

今までいくつか疑問だったことの内、何点かは解決したのですが、お陰で益々疑問が増えてしまいました。
1つの謎が解決すると、それに伴う新たな疑問が3つも4つも出てくるのですよね、宇宙物理学とか量子力学とかってやつは。
なので、人類はいつまで経ってもこの世の中のことに対する疑問が尽きないというわけで。

ビッグバン初期のインフレーションでは、計算上空間が広がる速度は光速を遙かに凌駕していて、相対性理論と矛盾するのでは?と謎だったのですが、クラウス博士はあっさりとその疑問を解決してくれました。
相対性理論では、空間内部を移動する物質・エネルギーの速度は光速までという制限があるけど、空間そのものの移動速度にはそのような制限はないんだそうで。
それから考えると、空間自体が光速を凌駕する速度で拡大もしくは移動しているならば、その内部の物質も空間ごと光速を凌駕する速度で移動できるはずですな。
その場合、その空間に乗った物質を観測した場合、光速以上で移動しているように見えるのか、それとも光速付近の速度でしか移動していないように見えるのか...。

また我々のいるこの宇宙の物理法則は、必ずしも今の物理法則や物理定数でなければならなかった必然性はない...らしい。
よくいわれる多元宇宙があるとすると、少しずつ物理法則や定数が異なる宇宙があるわけで、その場合に膨張する宇宙になり恒星や銀河が形成されるのは、今の我々の宇宙の物理法則や定数がドンぴしゃの値で、そこから外れた他の宇宙では恒星や銀河は形成されないらしい。
地球の生命起源の話もそうなのですが、どうも我々人類という存在が今存在するためには、何億分の一の奇跡が何億回も連続して、ドンぴしゃのタイミングで起きないといけないことになるとしか思えないんですよね。
この奇跡をどう捉えればいいものか。

2014年8月8日金曜日

有性生殖論 「性」と「死」はなぜ生まれたのか / 高木由臣



文章自体は割と優しい言葉で判りやすく書かれているのですが、内容を理解するのは非常に難しかったです。
なので、なかなか読み進められず、本のページ数の割に時間が掛かってしまいました。

生物は最初は「寿命がない」(事故とか飢餓とかがなければ永遠に生き続けられる)状態から、「寿命がある」(子孫を残して死ぬ)状態に進化しました。
また自己をそのまま複製する単性生殖から、他の個体と遺伝子を混ぜ合わせる有性生殖へと進化しました。
ということで、どういう理由、利益があって、生物が「寿命がある」有性生殖に移行したのか?を論じた書です。

まあ結局は、まだ判らない、ということなんですけどね。

ゾウリムシは単性生殖しかしないと思ってましたが、有性生殖もするんだそうです。
しかも種によっては、性が4つとか8つとかのいるそうで。
なんかもう、生命は何でもありですな。

理由があったというよりは、たまたま生き延びたのが、「寿命のある」2つの性の有性生殖だっただけなんじゃないかって気がします。

2014年8月3日日曜日

【くるまのおと】デミオ・プロトタイプ先行展示会

大阪は梅田で展示会が開かれています。
結構な人が興味津々で集まってましたね。
後部座席と運転席に座ってみましたが、しっかりとしたシートで、ドライビング・ポジションもきちんと取れました。
ステアリングもシートもガタ付きは一切なく、かなり力を掛けて押したり引いたりしてもビクともせず、ドイツ車に負けない造りになっています。
FFですが、ステアリングがドライバーの真正面にあって、きちんと真っ直ぐに座れるのは嬉しいです。
今のBMW 318tiは、FRだけどステアリングが左にオフセットしてるんですよね。

BMWはドライバーが内側を向くように、ステアリングが内側にオフセットしているんですよね。
(つまりオフセットは右ハンドル車だけでなく、左ハンドル車も右側にオフセットしている)
この点だけが気に入らないのですが、その前に乗っていたR32スカイラインGTS-tも同じように内側にオフセットしていたから諦めていたんですが、デミオはその不満を解消してくれました。
オフセットしていると何が不都合なのか?という人もいるかも知れませんが、これのせいで上半身が歪んでしまっているのです。
下半身は前を向いていて、上半身だけが左を向いているために、骨に歪みが出てしまうんですよね。

まあ実際にいい車かどうかは、正式に発売になって、試乗ができるようになってから考えるべきですけどね。

前回の本コラムで、横から見たプロポーションが綺麗と書いたのですが、写真をよく見たら、ドライバーの位置がちょうど前輪と後輪の真ん中なんですよ。
FFでこれは今まではあまりなくて、後席の空間を広くするために、運転席は前の方に寄っているのが常識でした。
ここ最近発売になったBentzのClass-AやRenault Lutecia/Meganeなどのデザインとドライバビティ優先の車は、運転席がホイールベースの真ん中になってますけどね。
つまりはデミオのデザインは、それらと同じようにデザイン性とドライバビリティを優先したものになっているということでしょう。

試乗するのが楽しみです。


2014年8月2日土曜日

Walk The Earth / Silent Force



D.C.Cooperは好きなのに、何故にSilent Forceの存在に気が付かなかったんだろう?
本作がリリースされた頃は、結構仕事が忙しかったのは確かなのですが、CDショップには毎週末のように行ってた頃だったはずなのに。

いいアルバムです。
D.C.のヴォーカルはMetalな曲もしっとりとしたアコースティックな曲も、素晴らしいです。
Alexのギターも、この頃から既にしっかりとしたスタイルを確立していて、リードギターのメロディもバッキングのコードワークも、素晴らしいです。
キーボードも、ドラムも、上手いです。
ベースが非常に私好みで、素晴らしいです。でも残念なことに、他ではほとんど活躍されてないみたいですね。

Silent Forceの楽曲は、一見典型的な様式美Metalなのですが、曲の展開が全然読めなくて、ワクワクさせられます。
意外性がありつつ、メロディが印象的で、頭にしっかりと焼き付きます。
もっと話題になっていいと思うんだが。

さて、既に廃盤となっていて、入手困難な残りの3枚も探さねば。

Triumph and Power / GRAND MAGUS



4月にリリースされていたのですが、前作の時は輸入盤を買った途端に日本盤が発売になって、ちょいと嫌な思いをしたので様子を見ていたのですが、今回は日本盤がリリースされる気配が全くないので、結局輸入盤で買いました。
今回も相変わらずのHeavyなサウンドと典型的なMetal曲のオンパレードです。

しかし、なんかちょっとマンネリかなぁ。
典型的というか型に嵌まったHeavy Metalなのですが、逆にそれで似たような曲ばかりで、意外性が全然なくて、つまらなく感じてしまうんでしょうね。
アルバム自体はいいので、この手が好きな人にはいいんでしょうけど。

2014年8月1日金曜日

θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの乙女たち / 藤間千歳



スワロウテイルシリーズの前身的な世界設定で、θ(シータ)―11番ホームの妖精 (電撃文庫)で刊行されていたものに、未発表の1編を追加し、加筆訂正をしたものだそうです。
藤間氏の文章は非常に読みやすく、難解な世界設定に素直に溶け込め、今回もすっかり話の中に入り込んでしまいました。
本作も非常に面白いですよ。キャラクタ設定といい、ストーリー展開といい、よい出来です。

2014年7月30日水曜日

Redeemer of Souls / JUDAS PRIEST



K.K.様が脱退され、あの絶妙のコードワークを失って、Judas Priest独特のうねるようなリズムはどうなってしまうのかと心配していたのですが、代役で加入したRichie Faulknerが非常に上手いギタリストで、Judas Priestのグルーブ感は失われずに済みました。
Richieは曲作りでも多大な貢献をしているそうで、K.K.様の代役として期待以上の活躍です。
このアルバムは本当にいいアルバムですよ。
間違いなくJudas Priestです。
みんなが期待するHeavy MetalのJudas Priest、Metal GodのJudas Priestです。

ということで、Metalファンなら文句なしに買いです!!!!!

ちなみにデラックスエディションと通常版がありますが、デラックスの方はCD2枚組で、5曲入りCD付きです。
曲を作りすぎて1枚じゃ入りきらなかったらしい(w

通常版はこちら↓
贖罪の化身

Light Of Dawn / UNISONIC



Michael KiskeとKai Hansenという黄金コンビに、稀代のメロディーメーカーDennis Wardと役者の揃ったスーパーバンドUNISONIC。
2年のインターバルを置いての2枚目です。
他にも色々なプロジェクトをやってる彼らなので、2年しか間が空いていないというべきかな。

それにつけてもMichaelは唄がうまいやね。
バラードなんかは天下一品でしょ。
そこへKaiの情調豊かなギターメロディーが乗っかって来るわけでさ。

秋には来日公演があるそうです。
行ければ行きたいなぁ。

韓国人による恥韓論 / シンシア・リー



韓国人による韓国人の狂気性を告発した本です。
元々はブログで公表されていたものを、書籍としてまとめたものですね。
ブログも最初は韓国語で韓国国内向けに書かれていたらしいのですが、まあ予想が付く通り、たちまち閉鎖に追い込まれて、今は日本語で日本人向けに書き続けているそうです。

それにしても、韓国の憲法前文に反日であることを建国の志としてるという話には、呆れるのを通り越して(以下略)
嘘に固められた国が、この後どうなることか。
怒りよりも哀れさを感じますね。

既に韓国は経済的に行き詰まっており、1997年末に国家破綻からIMFの救済(その殆どは日本からの援助ですが)により立ち直ってから、10年くらいしか経っていないのに、再び国家破綻が目の前の状況ですからね。
しかも今回は女性大統領が格好付けて、日本からスワップ協定の増額を提案されたのを断っているから、何かあった時にはもう日本の援助を請うこともできないわけでね。

また今日の新聞に、日帝支配時代に本土へ持ち帰った朝鮮の文化財の目録と内訳などを隠していた、報道が出ていました。
韓国政府が文化財の返還を要求してくるのは、まあ予想通りですが、返還したとして、歴史的な貴重な資産を管理、保管し、修理・補修をして状態を保つようにできるんでしょうかね?
本書で、そういう歴史的資産の管理や修復技術が韓国にはなくて、駄目にしてしまう例が出ています。
元々歴史的資産を管理するための政府予算もないし、資産を補修する技術者を育てることもしていないから、すぐに朽ちさせてしまうのは目に見えているんだが。

近々続編が発刊されるようです。
韓国人による沈韓論 (扶桑社新書)

2014年7月26日土曜日

やわらかな遺伝子 / マット・リドレー



原題は "Nature via Nurture" で、「育ちによる生まれ」とでも訳すのかな?
人間の性格とかが、DNAによる生まれで決まるのか、それとも育った環境で決まるのか、について述べられた本です。
まあ結論から言えば、どちらか一方だけで決まるわけではなくて、お互いに影響し合っているというのが、大雑把にまとめた結論ですね。
DNA遺伝子というのは、機械の設計図みたいにギチギチに決められているわけではなく、環境に応じてどの遺伝子が発現するかが柔軟に決められるのですよね。

そういう結論に至までには、様々な学者さん達が「生まれ(DNA)で全て決まる」とか、「環境さえあれば、人はどんな性格にも育てられる」とか、論争を繰り返し、中には我が子を実験台にした学者もいたりして、100年近くの論争の結論が、どちらかだけでは決まらない、ってこと(苦笑)
当たり前といえば当たり前なんですが、科学というものはそんなもんですね。
当たり前と信じられていることが、何故そうなのかを細かく調べ上げ、理論付け、再現性が確立されて、始めて科学として成立するのですから。

2014年7月21日月曜日

【くるまのおと】マツダ デミオ プロトタイプが公開

Car Watchインプレッション マツダ「デミオ プロトタイプ」

Sky Activeで好調のマツダが、デミオの新型を今秋に発売との発表と共に、そのプロトタイプを自動車評論家の方々に試乗もさせるという、新型車発表としては今までにあまりない形ですね。
で、写真を見る限りでは、新型デミオのデザインはよくできていると思いました。
「魂動」と書いて「こどう」と読ませるそうですが、マツダのデザインポリシーとして、アクセラ、CX-5、アテンザに共通したデザインになっています。
上級車とデザインポリシーを共通にして、サイズを縮めると、どうしても破綻した箇所が出てくるものですが、デミオはそれがあまり感じられずに、うまくまとまっていると思います。
斜めから見ると、全長が短い分寸詰まり感が出て来ますが、これはこのクラスなら当たり前のことなので、どうしようもないですわな。
が、真横からの写真を見ると、全体のラインが綺麗に流れていて、プロポーションは綺麗に見えます。
この横からのプロポーションの美しさは、このクラスではなかなか得難いんですよね。

エンジンには、N.A.ガソリンとターボディーゼル。
このクラスでディーゼルというのは、日本車では前例は余りなくて、30年くらい前にダイハツがロッキン・ディーゼルというの採用して以来じゃないかな?
マツダのディーゼルの素晴らしいところは、圧縮比14というディーゼルとしては驚異的に低い圧縮比になっていることで、後処理なしに現代の厳しい排ガス規制をクリアしていることですね。
これに関しては、欧州勢もできていないことで、ディーゼルエンジンに関しては、今現在マツダがダントツで世界一です。
このディーゼル搭載車が、予想価格170万円台ということなので、かなりのバーゲン価格です。

8月に全国7都市展示会を開くそうで、大阪は梅田で開催されるので、是非行ってみたいと思います。

2014年7月19日土曜日

鹿児島うんまか さつまいもの館 大阪店

さつまいもの館

所用で久々に(大阪市内の)本町へ。
するとこれまで見たことない店が。
時間があったので、ふらっと中に入って見てきました。
鹿児島の特産品を色々と販売しています。
てんぷらが気になったんだけど、その後の予定を考えると買って帰るのは無理なので、ざっと店内を見渡してリーズナブルと思われたインスタント豚骨ラーメン(1袋2人前入り)の豚骨と醤油豚骨を1袋ずつ買って来ました。

それとザラメ砂糖を一袋。
鹿児島は砂糖黍の生産も結構あって、黒砂糖が有名ですよね。
最近は精製され漂白された白い砂糖を買う人がほとんどだけど、色が茶色や黒っぽい無漂白無精製の方が、ミネラルやビタミンが豊富で身体にはいいんです。
砂糖を体内で消化分解してブドウ糖にして、更にATPにする時に、ビタミンCやカルシウムなどが消費されるのですが、無精製の黒砂糖にはそれらもたっぷり含まれているので、身体のエネルギーにスムーズに変換されるわけ。
精製された砂糖の場合は、体内に残っているビタミンやミネラルを消費するので、骨からカルシウムが取られて脆くなるのです。

私は家では一切お酒は呑まないですが、店内には鹿児島の酒や焼酎が大量においてありましたので、酒好きの人は是非行って見てください。

2014年7月17日木曜日

おいしい穀物の科学 コメ、ムギ、トウモロコシからソバ、雑穀まで / 井上直人



かなり専門的な内容なのですが、著者によれば「初心者向けの入門書」とのことです。
その割にはかなり突っ込んだ内容になっていると思うんですが...。
しかし、難解なことを非常に判りやすく説明されていて、所々専門的な数式やらグラフやらが混じるのですが、読みやすく書かれています。

人類の歴史や穀物の歴史やら、世界の穀物事情やら、結構幅広く穀物に関することが色々と雑学的に書かれている部分もあって、最後まで興味深く読み進めることができました。
穀物もその育成と収穫には、気候の微妙な変化が色々と関わっており、栽培種を選択していく過程で気候の変動の影響を吸収して、収穫に大きな影響を与えないようにする機構を獲得しているんですね。
我々が今毎日餓えずにお腹一杯ご飯が食べられるのも、人類の長い歴史の中で、穀物の改良が絶えず行われてきて結果なわけ。

コメがご飯として食べられて、小麦がパンや麺類とか粉ものとして食べられるわけも、興味深かったです。

2014年7月13日日曜日

韓流時代劇と朝鮮史の真実 朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏 / 宮脇淳子



タイトル通り、韓流時代劇に描かれている朝鮮半島の歴史が、如何に出鱈目かを説いた書です。
テレビドラマだからそう目くじらを立てることもない、と日本人としては思うのですが、困ったことにかの国の人達と我が国の韓流ファンと呼ばれる人達は、滑稽無糖なテレビドラマのファンタジーを、史実だと思い込んでしまっているんですよね。
半島国は、日本よりも大陸国家に近く、大陸国家の最新文化と文明が流れ込んでいて、日本よりも豊かな生活をしていたような錯覚を、ついついしてしまうのですが、実はそんなことはないのです。
半島は地勢的にも政治的にも色々と問題があって、農業生産性は(日帝支配時に日本が灌漑設備を普及させるまで)非常に低く、朝鮮人参と妓生くらいしか(大陸国家への)輸出品がなかった程で、そもそも歴代の大陸国家が半島国家を属国としながらも、自国の領土としようとしなかったのは、征服しても得られるものが何もなかったからなんじゃなのじゃないかと思ってしまうくらいです。
しかし、半島国家の民は自尊心だけは世界一なので、日本に比べてあらゆる点で劣っていることは認めたくないし、認めないからそれを嘘で補っているわけですね。

その嘘が如何に、我々日本国民に害悪をもたらしているか、本書は判りやすく説いてくれています。

それはさておき、韓国は2004年まで公娼制度があって、国家の経営で売春宿が経営されていたんですね。
知らなかった(苦笑)
W杯開催時に、流石に売春が公認というのが恥ずかしいと思って廃止したのかと思ったけど、W杯は2002年開催だから関係ないな。
2004年の時は売春婦達が法案反対で大規模なデモまでしていたそうなので、そんな国内状況で強制連行による慰安婦問題を謳っているのは、何をか況んやですよね。
昨年は公娼制度を復活させようという動きがあったそうですが、女性大統領が誕生したせいか、うわむやの内に立ち消えになったらしいです。
韓国国内で売春が非合法になった途端、仕事にあぶれた売春婦が大量に日本や中国、アメリカに出稼ぎに出てくるようになったらしい。
確かに、韓流のデートクラブと性風俗店の広告が雑誌に氾濫するようになったのが、その頃からだったような。

2014年7月10日木曜日

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族編】 / 竹村公太郎



日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)に続く、第3弾です。というか3部作ということで、これで一応終わりだそうです。

今回も非常に面白い話の連続です。
これもお薦め。先の2部が気に入った方は、即買いですよ。

日本の人口が減りつつある昨今、政府が乗り出して人口を増やす政策を進めようとしていますが、本書では人口減少は日本にとってむしろよいことであると述べられておられます。
私もこの意見に賛成です。
日本列島に1億2千万人は多すぎます。
半分くらいでちょうどいいんじゃないのかな。
日本の人口が多いから、日本の企業は国内に特化した製品造りで生き延びられていたのですが、今後はそういうのはむしろ弱みになってしまうわけで。

2014年7月4日金曜日

シャクチ / 荒山徹



超大作です。その分厚さに圧倒されます。
なのに1週間ほどで読み切ってしまいました。
荒山ワールド全開で、無茶苦茶な筋書きとストーリー展開ですが、そこが面白いところでもあります。
秦が建国された頃から、漢の前期に掛けての100年くらいの話ですが、その頃の大陸の事情も色々と書かれていて、その点でも興味深かったです。
何となく秦帝国は数百年くらい続いたような感覚でいたのですが、20年保たなかったんですよね。
始皇帝が行った数々の業績は、あっさりと崩壊してしまってます。
後を継いだのが無能だったのか、始皇帝が偉大すぎたのか。

文明という毒の麻薬性がテーマになっています。
便利さと共に様々なものを失っていく様を描いているわけですが、文明は非文明社会を浸食していく性質があって、文明の牙からは逃れられないと。

2014年6月29日日曜日

【Android】Android 4.4.4にUpdate

4.4.3にupdateしてから電池消費が多くなり、4.4.2では帰宅時に残量が70%以上あったのが、4.4.3では同条件で30%になるようになっていました。
某価格情報サイトではGoogle+アプリが原因という情報が出ており、実際4.4.3 update後にGoogle+アプリが立て続けて2度のupdateがあったので、そちらにも原因があったようです。
が、Google+アプリのupdateでも電池消費は変わらず。
そして4.4.3から3週間くらいで4.4.4にupdateになり、それにより電池消費問題は解消したというわけで。
一応、4.4.4のリリース内容としては、最近頓に不具合が立て続けて発覚しているOpenSSLの最新版への差し替えということなので、セキュリティ的にも必須ですね。

それとほぼ時を経ず、Google開発者会議で時期Android L Releaseは発表され、プレビュー版がNEXUS端末にダウンロード&インストールできるようです。
入れてみたい気持ちもあるのですが、メインの携帯端末として使ってるので、不具合があって連絡が付かなくなるのは困りますしね。
#電波法的に対応できていないんじゃないかって気もするし。

2014年6月27日金曜日

【D800E】後継機種D810登場

ベース感度ISO 64を実現、3635万画素ローパスレス仕様フルサイズ「D810」(IT Media)

ニコン史上最高画質! 有効3,635万画素フルサイズCMOS搭載一眼レフ「D810」(マイナビ)

ニコン、FXミドルクラス一眼レフ「D810」(デジカメWatch)

D800/800Eは日本製(仙台工場)だったのですが、D810はタイ製になるというので、某掲示板では評判が悪いようで。
しかし元々D800/800Eはタイ工場で製造の予定が、例の洪水で生産ができなくなり、急遽日本で製造することになって、そのために発売が半年近く遅れたんですよね。
なので、D810がタイ製になるのは規定事項だったといえるでしょう。
#それにつけても軍事クーデターは予想外だったでしょうけど。
でもタイ製になったからって安くなっていないのが、避難の的になっているんでしょうけどね。
D800/800Eでは、元々タイ製造で値段を決めていたのが、日本製に切り替わってもそのままだったってことなのじゃないかと思うんですよね。

全面的にブラッシュアップされていて、発表前の噂段階の時は、新機種買い換えで下取りにD800/800Eを出す人が増えて中古相場が落ちれば、ライブ撮影で2台体制にしたいので1台追加で買えるかなぁ、と思っていたのですが...発表されたD810の機能を見ていったら...ライブ撮影での私の不満を開発陣が読み取ってくれたかのごとく(別にそういう不満をBlogとかに書いていたわけではないから、純粋に開発陣と多くのユーザーが問題点として認識していたということなのでしょうけど)、欲しかった改善点だらけです。
こりゃ困ったな(苦笑)

特に静音性がかなりよくなっているみたいですね。Nikonのショールームへ行って確認したい機能の第一番目です。
ライブ撮影は、ほとんどが爆音のHR/HMなので、シャッター音の五月蠅さは問題ないのですが、極たまにアコースティックのイベントの撮影とかがあって、その時にはD800Eとかα7Rのシャッター音だと、会場にエコー付きで響き渡ってしまうので、使えないのです。
防音カバーを買ってみたのですが、それでも結構音漏れするし。
画質の向上、高感度特性の改善、AFの改善、AEのバラツキを押さえる改善、などなど、Nikonの技術者の方々の地道な努力の塊のようなスペックを見ると涙が出そうになります。
金策をどうしよう........。

(2014/06/29 22:25追記)
Nikonサロン大阪でデモ機を触ってきました。
シングルショットのSモードの撮影時と、静音のQモード時のシャッター音の大きさが余り変わらない。
ただ通常時のシャッター音自体が、D800Eよりも静かになっているので、Qモードの時の音は結構静かにはなっています。
ただ、アコースティック系のライブに使えるかというと、まだちょっと音が大きいかなと。

生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像 / 中沢弘基



生命は海で誕生した、という定説に、なんとなく違和感があったのですが、本書を読んでその違和感の理由が分かりました。
海の中を漂っているアンモニアのような有機物質がアミノ酸になり、タンパク質になり、生命体となっていくというのは、化学的に不可能で、通常は逆にタンパク質はアミノ酸に、アミノ酸はアンモニアに分解していくんですよね。
生命体とは、自然界がエントロピーを増大する方向に進むのに逆らって、エントロピーを減少させる方向に進むものなのです。
一体どうやったらエントロピーを減少させて、二酸化炭素や水から有機物質が生成され、アミノ酸が生成され、タンパク質が生成されていったのか。
その非常に難しい問題を、非常に判りやすく解説してくれています。

それにしても、ここに書かれていることが事実だとしても、地球に生命体が誕生したのは、本当に奇跡中の奇跡としか思えないです。
他の惑星に水が存在したとしても、それだけでは生命はまず誕生しないわけで。
地球上に大量の有機物質が発生したのが、火星と木星の間にある小惑星帯の発生により莫大な量の隕石が地球に落下したことが原因と推測されています。
そのタイミングも、もっと早くても遅くても、恐らくはうまく有機物質ができなかったはずですし。
地球の地殻変動(所謂大陸移動)も生命体が生まれる原因の一つなのですが、太陽系の中でも地殻変動がある惑星は地球くらいなのですよね。
こういう他では起こることが、まず滅多にない事象が積もりに積もって、地球の生命体というのが生まれたわけで。

神様の存在を信じたくなりますが...宇宙に存在する膨大な星の中で、1つくらいはこういう奇跡に恵まれた星があったというのは、確率的には十分あり得ることなのかな。

2014年6月21日土曜日

スパムリコール / 司城志朗



前半はなかなか話が進まなくて、話がこれで成り立つんだろうか?と思いながら読み進めて行ったところ、後半に入ったところから話が急展開し始め、終わりの方はどんでん返しの応酬かのように、二転三転四転と読者の予想を覆し続けて行きます。
最後には、ふ〜ん成る程なぁという落ちになるのですが、前半から真ん中辺りまでに、その落ちを推理するためのネタがちゃんと用意されていました。
推理小説の基本はキチンと押さえているわけで、お見事な構成です。

2014年6月19日木曜日

和食とはなにか 旨みの文化をさぐる / 原田信男



和食というか、日本の食の歴史を語る一書です。
色々と興味深い話が満載で面白いです。
京都の錦市場には食べ物屋さんが多いし、光源氏にも錦の市場の話が出てくるので、食事を提供するレストランというか食事処は平安時代からあるものだと思っていたのですが、本書によるとどうも江戸時代も半ばになってからのようですね。
今の和食の基本的なものは室町時代半ばに確立され、江戸時代に発展したというのは、まあ納得です。

また砂糖が思っていたよりもかなり古くから日本に入ってきていたらしい話も興味深いです。
沖縄で量産されたのが、四国などでも生産されるようになり、比較的安価に入手できるようになるのは江戸時代なのですが、室町時代には大陸から輸入されていて、それなりに普及していたみたいです。

2014年6月15日日曜日

列島の歴史を語る / 網野善彦 藤沢・網野さんを囲む会



30年くらい前に行われていた、網野善彦氏が一般の方々を相手に講演会で語られた内容を纏めたものです。
色々と興味深い話が満載なのですが、どうやらこういうことらしいがはっきりとはわかっていない、的な話がほとんどですね。
まあ未だに研究され尽くしてない事柄を、いち早く気づき問題視されていただけでも、素晴らしいことなのでしょうけど。
古代はおろか、江戸時代のことも、実は現代人はすっかりと忘れ去っていて、その頃の常識が全く見えなくなってしまっています。
それを理解しないと、本当の意味での歴史研究とは云えないのですけど、今後の研究がどう進んでいくか。

2014年6月11日水曜日

あるじは信長 / 岩井三四二



先日読んだあるじは秀吉が面白かったので、同手法による前作を買ってみました。
これも面白かったです。
歴史の陰にこういう人達が本当に存在したんでしょうかね?
まあある程度は史実に基づいて書かれていると思いますが、歴史の端役の人達の動向を調べるというのはかなり難しい仕事ですから、名前とか僅かな手がかりを元に物語を引き出していくのでしょうけど。
いずれにしても、本作も大変面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。
この方も文章が読みやすく判りやすく、ストーリーにすっと入っていけました。

日本史の新常識100



歴史のトリビア集みたいなもんですね。
井沢元彦氏が監修しているみたいなので、逆説の日本史を始めとする著書で書かれていたことが多いですが、それ以外の新常識も多く含まれています。
日本の歴史に興味ある方は、一度目を通しても損はないでしょう。

2014年6月9日月曜日

X-MEN フューチャー&パスト

X-MEN公式サイト

先週観に行っていて、書くの忘れてました。
何気に日曜日に観に行ったら、1日で映画の日だったんですな。
全然意識してなかった(苦笑)

今回はウルヴァリンとミスティークが大活躍の巻です。
私の愛しのHalle Berry様演ずるストームの出番がほとんどなくてちょっと寂しかったです。

それにつけても、最近のハリウッド映画では時間を巻き戻して、また最初からやり直しってのが流行ってるんですかね?
過去のX-MEN 〜 X-MEN3のお話はなかったことになって、次回に続くって...。
まあそれだけX-MENの興行成績がよくて、稼ぎがいいってことなんでしょうけど。
ただ、出演者の実年齢と物語の年齢が、段々合わなくなってきているから、今の出演者がそのままというのもそろそろきついんじゃないのかなぁ。

2014年6月7日土曜日

【Android】NEXUS5をAndroid 4.4.3にupdate

Android SDKの4.4.3がリリースされたばかりですが、早速私のNEXUS5には降りて来てくれました。
特に問題なくアップデート完了。
動作の問題も特になさそうです。
バグ修正版なので、何が変わったかは、普通に使っている分には判らないんですけどね。

それはさておき、SMSとか電話とかGMailとかの着信があった時に、LEDが点灯するのが仕様のはずなのですが、偶に、否半分くらいの確率で、光らないことがあるのですが、バグらしいですね。
今回の修正では治ってないらしい。
というか、この手のバグは昔からずっとあって、ずっと治らないままだと思うんだが。

ま、いずれにしても最新のOSが使えるというのは、セキュリティ的に安心ですからね。
Android端末を販売している端末メーカーさんとキャリアさん達は、真面目にアップデート対応をして欲しい。
アップデートには、かなりの開発コストが掛かるのは確かなんだけど、ユーザーを危険な状態に置いたまま放置というのは、企業倫理的に如何なものかと。

今月末にはGoogleの開発者会議があって、そこで4.5が発表になるという噂だけど、リリースは秋ですかね?
たぶんiOS8のリリースにぶつけて来るんじゃないかな。

2014年6月6日金曜日

悪魔の大陸 新・傭兵代理店 / 渡辺裕之





今回は上下2巻の大作です。
上巻が中東を舞台に、下巻が中国を舞台にリベンジャーズが活躍します。
しかし下巻は洒落になってないよなぁ。
ちょうど今、現実世界で東シナ海を不法占拠して、越国や日本を挑発して戦争を仕掛けようとしている共産党政府ですが、本作では正にその状況が描かれています。
連日で共産党政府の幹部が日本と米国を挑発していますが...なんちゅうか、あれで恥ずかしくないのが不思議で仕方がないです。

2014年6月2日月曜日

歴史人 SPECIAL 日本刀大図鑑



大型書店の歴史特集コーナーの横を通ったときに、これが目に入って、思わず買ってしまいました。
男の子は、大抵日本刀に憧れるものですが、私も子供の頃から刀匠が鍛え上げた日本刀というものに憧れを懐いているのです。

しかしながら本物の刀は値段が高いだけではなく、手入れも大変なのですよね。
本書にはその手入れについての記述がないのが残念ですが。
(10年に1回は研ぎに出さないと錆で駄目になるけど、専門の研ぎ師に出すと1回100万円掛かる)
(でもって、月に1回は湿気を取り去るため布で磨いて粉を叩くー時代劇でよく出てくるシーンですねー必要がある)

見た目だけなら、亜鉛合金にクロムメッキした模造刀が安く売っているのですが、匂いや沸などが再現できるとは思えませんしね。
現代の刀匠の方々には、貴重な技術を伝え続けて戴きたいと思いますが、製作できる本数が法律で規制されているそうで、せめてその本数を増やしてくれれば、日本刀の製作だけで生活ができるそうなのですが...お役所にはそれが判らんらしい。