2006年12月31日日曜日

【BMW雑記帳】新年号

今年も残す所、後一日となりました。が、まだ大掃除できてません。今日一日で終わるのか?

雑誌の配送が28日で最終となるせいか、いつも26日発売の雑誌が今月は25日に、1日発売のは28日に発売になっていました。
今月はBMWネタは多いです。

まずはル・ボランですが、2月号恒例のBenz vs BMWではなく、Benz vs BMW vs AUDIです。確か一昨年も3つ巴対決をしてけど、昨年はまた2大対決に戻したんですよね。再度3つ巴にしたということは、AUDIの日本国内でのプレミアム度も更に上がってきたということでしょうか。
モーターマガジンが第2特集で「BMWのニューカマーに乗る」というのをやっています。335iクーペに搭載された直噴ターボエンジンが、今度はセダンとツーリングに搭載されて発売となったので、その試乗記を中心に構成されています。
AUTO CAR、マガジンX、カー・グラフィックスが、これから発売されるBMWのスクープ記事を掲載しています。
X系が更に拡張されるのは個人的に興味ないので放っておいて(笑)、いよいよ来夏に1シリーズの3ドア発売が確定なようです。春頃に欧州でモーターショーがあると思いますが、そこで正式発表でしょうか?この3ドアをベースにカブリオレも発売になるようですし、更に3ドアとは別にクーペ(3BOXか?)もあるのだとか。
このクーペが2シリーズになるということですが...3クーペが結局4になっていないので、どうでしょうねぇ。
強烈なのは、335iの3L直噴エンジンを載せた135iまで登場という噂ですが、いくらなんでもそこまでは...でも今の欧州メーカーの状況だとやりかねないですが。特にAUDIのS3対策と考えると、135iはかなり現実的な話ではあります。



BMWがハイブリッドを開発中という話が、前々からあって、何故BMWがハイブリッドを??と疑問に思っていたのですが、解説記事を読んで納得しました。
BMWのハイブリッドは、マイクロ・ハイブリッドと呼ばれていて、既存のバッテリーとオルタネータの制御を改善するというものです。
減速時には、オルタネータの発電率を上げて、減速によって発生するエネルギーを回生してバッテリーに充電。加速時にはオルタネータがモーターとして作動して加速を助ける、という仕組みだそうです。
これによる燃費改善率は4%程だそうですが、来年度からBMW/MINI全車に搭載するという数の理論で、BMW全体としてのCO2排出率低減度は劇的な効果になると。
新規の設備投資はありませんし、既存のバッテリー、オルタネータ、制御装置を新規のものに置き換えるだけなので、プリウスなどのように製造&廃棄時に莫大なCO2が発生してライフタイムで見るとCO2低減にはならない、似非エコとは全く異なります。
これをハイブリッドと呼ぶのは抵抗がありますが、本当の意味で環境負荷を下げられるという意味で、別の名称にした方がよいのではないのかと思いますね。
それでは、皆さん、よいお歳をお迎え下さい。

2006年12月23日土曜日

アークエンジェル・プロトコル / ライダ・モアハウス



「アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞」なんだそうですが、まあ確かに主人公は私立探偵なんですが、でもどう読んでもこれは私立探偵推理小説じゃないぞ。
それはともかく本来なら全然畑違いな作品が、賞をかっさらっているくらいで、小説としての面白さは飛び切りです。
でも日本人としては、神の使い=天使という思考には違和感があって、どうもねぇ。
この作品は続きがあるそうで、既に4作目までが発表されているそうです。翻訳はまだ本作だけですけどね。
この後の作品も翻訳されることが、待ち遠しいです。


2006年12月20日水曜日

神は沈黙せず〈上・下〉 / 山本 弘



宗教というよりも人類にとって宗教とは何か?を論じている感じがするSF小説です。
昔からある超常現象が起こるのは、この世界が現実ではなく神の造った仮想空間−コンピュータ・シミュレーションだからだ、というのがメインテーマになっています。
が、むしろ大衆の群集心理の浅はかさを皮肉っているような気がします。
「人は信じたいものを信じ、見たいものを見る」
この言葉が繰り返し登場します。そう、世の中のほとんどの人にとって、真実はどうであるかなどはどうでもいいのです。自分が信じていることが全てで、真実は無関係なのです。
現世が現実であると信じたいから、現世は現実なのです。


さて、もう一つのテーマである超常現象です。
我々が信じている物理法則では説明できない事象が、世の中には多くあります。とはいえ誰もが信じられる程多くはありません。超常現象と認識できることに遭遇した人の方が少ない、若しくは遭遇してもそれが超常現象だとは思わない人がほとんどでしょう。
私は今までに2回明らかに超常現象としか思えないものを見たことがあります。それが何かを書いても信じて貰えないのは明らかなので書きませんが、最初の時は周りにした数人の友達も目撃しているので、錯覚とか見間違いではありません。
故に超常現象と呼ばれる不可思議なことが世の中に存在することは知っています。何故そんなものが存在するのかは判りません。ただ「ある」という事実のみを認識しているだけです。
物理法則を超える現象が発生するのは何故か?を求めた結果、「現世は現実ではなく、コンピュータ・シミュレーションだ」という結論に至ったという小説が、10年程前から出始めて来ていますね。日本でも大ヒットして映画にもなった「リング」「らせん」などや、世界的なムーブメントを引き起こしたマトリックスなどです。
でもそういうのもちょっと短絡的かなと思うのです。我々が知っている物理法則など、真の物理法則からすると極々初歩の段階のもののようなのではないかと。超ひも理論というのがありますが、それが解明されたら、意外とあっさりと超常現象が解決するのかも知れません。

2006年12月19日火曜日

Mr. & Mrs. Smith



上新電機の梅田3番街店で、処分価格にて売られていたので、買ってきました。たぶんすぐに廉価版が出るのでしょうけど。
ストーリーは、なんちゅーか、ハチャメチャで訳が判らんところがあるのですが、大筋は非常に単純なストーリです。
本作の魅力=主演の二人の魅力、といっていいでしょうね。
Angelinaさん、とっても素敵です。


2006年12月18日月曜日

密密/矢吹春奈



矢吹春奈は美形です。超の付くくらい美形です。でも顔立ちが整い過ぎていて逆に没個性に感じられてしまうんです。月刊の時にも書きましたけど、私には同様に顔立ちが整い過ぎている超美形の森下千里とキャラクタの区別が付いてません。
それでも本書を買ったのは、ここのところ月刊以外には全滅だったMook形式の写真集が新たに創刊されたので、どういう路線で行くつもりなのかなぁ、というのに興味があったからです。
でも斬新さは感じられませんでした。普通の写真集です。
撮影がアイドルグラビアでは、巨匠となりつつある鯨井氏です。鯨井氏がグラドル・カメラマンとして活躍し始めた頃は、その撮影スタイルの斬新さが古い世代のカメラマン達からは評判がよくなかったそうなのですが、今ではむしろ普通になってしまっているように思います。なので本書の写真も、20年前だったらかなり斬新な撮影だったと思うのですが、今となっては普通すぎるくらいに普通に感じてしまいます。
後、私があまり本書の写真に魅力を感じなかったのは、レンズのせいかも知れません。確か鯨井氏はキヤノンユーザーだったはずで、私はキヤノンレンズの描写がどうも好きになれないので。シャープで綺麗な写りなのですが、美しい女性の肌が、どうも無機質的に見えてしまうのです。



2006年12月17日日曜日

【BMW雑記帳】M1

今月のモーターファン・イラストレーテッドはサスペンション特集で、E36/46/90の3シリーズに現行5/7シリーズのサスペンション解説もあります。
巻末のスーパーカー解説が、BMW M1でして、見れば見る程にM1というのはよくできたクルマだったんだなぁと思います。買ってレストアして維持するだけの経済力があったら、是非欲しい。



ここのところ何故かバタバタして、家のtiにも乗ってないので、今週はこれくらいで。
#オフ会にも行けてないしなぁ。

近鉄プラッツ(近鉄百貨店京都店)閉店セール

12月1日から閉店セール第一弾をやってます。実際の閉店は2月末だそうなので、この後第2弾、第3弾の閉店セールがあるのでしょうけど(笑)、色々とあって3週連続で行くことになりました。3回ともめちゃ混みで、これくらいいつも客が来るなら閉店せずに済んだのでしょうけどねぇ。
1回目に行ったのはセール初日で、たまたま京都に寄るついでに覗いてみました。
紳士服売り場で、ネクタイ、小銭入れ、マフラー、ベルトなどなどを物色した後、ふと見ると奥にオーダースーツで有名な「英國屋」があり、そこでもセール中でした。オーダーとしては安めの値段だったので、ついついオーダーしてしまった。
2回目は次の週に、撮影のため京都駅で待ち合わせしたのですが、早めに着いてちょっと時間があったので、再び覗きに。でもちょっと覗いただけで、何も買わずに出ましたけどね。出た途端に、待ち合わせ相手から「今着いた」コールが来たので、買わずにいて正解でしたが。

で、3回目は仮縫いのため本日行って来ました。数ヶ月前に別の所でオーダーしたのとは違って、細かい注文は別料金になるみたいです。寸法の確認だけで、ポケットの位置やデザイン、ラペルの形や幅などはチェックなしでした。まあ着心地がよければいいんだけどね。細かくデザインを注文したい方は、そういうオーダーでも欽一料金で受けてくれる仕立て屋さんに行く方がよいかも知れません。逆に細かい指定をどうすればいいか判らない、オーダー初心者にはお勧めかも知れません。
仮縫い終わってから、また紳士服売り場をフラッと覗いて...ダーバンのコートを買ってしまいました。先月、アウトレットショップでバーバリーのコートを買ったのですが、膝上のタイプしか残ってなくて。でもやっぱりちょっと足下が寒いので、膝下のがもう一着欲しいなと思っていて、店員さんお勧めのを試着したら着心地が凄くいいのがあって...。
けど「このモデルは品切れだったのですが、今日また入って来たんです」って、閉店セールのために仕入れしているのかい??って感じですが、半額で手頃なお値段だから気にしないでおこう。

閉店セールというと、売れ残り在庫処分という気がしますが、その割には3週目の今日でも品数豊富で、値段もセール値段で、結構お得かと思います。

2006年12月13日水曜日

月刊 LINA



LINAって誰だっけ?と思いつつも表紙がエロかったのでついつい買ってしまいました。元MAXのLINAですな。
表紙に違わず、中身もエロっぽいです。露出度は差程でもないのですが、表情とかポーズとかがエロさを感じさせてくれます。
撮影はMAKI KAWAKITAとあるのですが、名前からすると女性でしょうか?構成もアングルも構図もしっかりとした写真を撮られてます。結構絞って被写界深度を深めにしてピントをビシっと出す感じはミセキ氏ぽいです。
ポートレートだと絞り開けてボケを多くするものという風潮があるのですが、グッと絞って被写界深度を深くしてピントカリカリにする方が立体感が出るんですよ。逆だと思っている人が多いですけどね。


天王船 / 宇月原 晴明



一昨日の「黎明に叛くもの」の短編外伝4作が収録されたものです。
外伝になっているため「黎明に叛くもの」を一読されてから、こちらを読むことをお勧めします。その方が内容を理解しやすいですから。
この中の1編に、羽柴秀吉と小早川隆景が通じていて、信長滅後の秀吉の大返しで毛利が追いかけて来なかったのはそのせいというものがあります。
確かに、この時の毛利軍の動きにせよ、秀吉が天下を取ってからの隆景の徴用振りなどを考えると、毛利を攻めるに際して秀吉が隆景を凋落していた可能性は高いです。人垂らしで有名な秀吉が、毛利の大軍とまともにぶつかろうなどとは考えるとも思えませんし、前もって手を打っていた可能性は高い、というよりも秀吉ならそうしていて当たり前のようにも思えます。
こういう史実に基づいた如何にもありそうなことを並べることによって、歴史作家は読者に史実と虚構の区別を失わせ、惑わせるのですよね。


2006年12月11日月曜日

京都嵐山花灯路

最近こういうの流行っているのでしょうか?春には祇園で、夏には奈良で、そして晩秋に嵐山で、古都の町並みをライトアップして観光客を呼び込むという催し物です。
残念ながら紅葉がほとんど終わってしまっていて、紅葉のライトアップという感じにはあまりなってないのですが、竹林のライトアップは非常に綺麗でした。
夏の奈良には浴衣のおねーさんを調達して撮影したのに続き、今回も着物のおねーさんを調達して行ってきました。
でも町並みが狭いせいもあって、奈良に比べるとイマイチですね。モデル撮影にはちょっと向きそうにありませんでした。
ライトアップだけを撮影するのなら、それなりによいでしょうけど。
竹林はなかなか幻想的で素敵でした。


黎明に叛くもの / 宇月原 晴明



異才宇月原氏が今回取り上げたのは、信長に何度も反逆した挙げ句、名器平蜘蛛の茶釜と共に爆死した松永弾正久秀です。
松永久秀という人は、東大寺の大仏を焼き、長年使えた主を殺し、将軍を殺しと、悪逆を尽くした人なのですが、何故か信長には気に入られていたようです。
現在、日本の城というと天守閣があるものを思い浮かべますが、この天守閣というのは松永久秀の発想で、久秀が築城した多聞城と信貴山城(2つは同時に築城された)が世界初の天守閣を中心とした城郭になります。
安土城、大阪城、更にはそれ以降の日本の城は、全てこの多聞城のコピーと言っても過言ではありません。
しかしその松永弾正を取り上げた歴史物語はあまりありません。残っている資料が少なくて書きにくいのか、悪逆非道の行いに対して、茶の湯や城郭の発想などが相反するため、描くべき人物像が見えにくいせいかなとも思います。
本作はその不可思議な人物を、不可思議な世界観で描き、理不尽さが実は本当なのかと思わせられてしまうことに成功しています。これも元々松永久秀という人が、それだけ不可思議な人物であったからでしょうが、宇月原氏の独特の世界観には引き込まれてしまいます。


2006年12月7日木曜日

マルドゥック・ヴェロシティ (全3巻) / 冲方 丁



希代の名作マルドゥック・スクランブルの続編です。といっても時系列的には過去に遡り、スクランブルでは悪役であったボイルドが主人公です。
まあスターウォーズ方式ってところでしょうか。
スクランブルは可憐な美少女が主人公であっただけあって、比較的明るい楽しい場面が多かったのですが、本作は全編的に暗くて壮絶的で残酷です。スクランブルで界間見せていたボイルドと金色のねずみウフコックの暗い過去が露わになり、二人(というか一人と一匹)が背負っていたものが何であったかが納得できます。
前作もそうでしたが、本作もSFファンなら必見です。


2006年12月4日月曜日

【BMW雑記帳】BMWの流儀を知る

というタイトルで、モーターマガジンが特集をしています。
BMWが車に込めた狙い、車とはどうあるべきかを解説しています。
BMWのテクノロジー・フォーラムで、自動運転について解説した後「それに、それでは運転が楽しくないじゃないですか」という一言があったそうですが、要するにBMWは運転して楽しい車を作るのが目的であるということでしょうね。

それとは別に「本気のクルマ選び2007」という本を買ってみました。
クルマの評論が色々な車種について掲載されていますが、そんなのはどうでもよくて(笑)、冒頭の方でガソリン価格の高騰についてやタイヤ選びについて等々、クルマを取り巻く2007年の事情が解説されていて、そちらに興味があったからです。
自動車関連税の一般財源化についても記事があります。
クルマそのものの記事ばかり追いかけるのも楽しいでしょうけど、クルマと我々を取り巻く諸事情にも興味を向けてみませんか?自動車税の一般税かというのは、結局はマイカーを持つ我々には事実上増税に等しい行為ですしね。




2006年11月29日水曜日

小説 織田三代記 / 羽生 道英



信秀・信長・信忠の織田家3代の生涯を描いた小説です。でも小説というよりは、実録に近い形ですし、作者の解説がかなりを占めていますから、「私説 織田三代記」というタイトルの方が相応しいように思います。
桶狭間の記述で、ちょっと面白いものがありました。桶狭間は小さい山というか丘になっているのですが、軍陣を張るのに近くにそういう場所があれば通常は頂上付近に設置するのです。が、今川方は何故か麓に陣を設けていて、桶狭間の謎の一つでした。信長の奇襲が成功したのも、陣が麓にあったからで、もし頂上に張っていたら成功しなかったと思われます。
その麓に陣を張った理由が、さらっと書かれているのですが、どうやら信長が人を使って誘い出したようです。桶狭間の陣で、今川義元は宴を開いていたのですが、その場合は麓の方が広くてよいですからね。
詳しくは本書を読んでのお楽しみで。



2006年11月26日日曜日

【BMW雑記帳】Z2が登場か?!

今月も車雑誌の発売日が来ましたが、BMWネタは特にこれというのはありませんでした。
新型MINIくらいですかね。
後はスクープ記事で、新3シリーズのカブリオレが話題になっているくらいでしょうか。
気になったスクープ記事として、Z2があります。AUTO CARの記事ですが、1シリーズクラスの2シータ・オープンです。
サイズはZ3と同じ程度になるようですが、このラインアップのトップにZ2Mというのがあり、これが2L4気筒の高圧ターボ300PSという予想が出ています。120iが150PSですので、その倍というかなりのハイチューン・ターボです。
ちょっと信じがたいですが、Mの付かないモデルのトップは、2L4気筒低圧ターボで200PSという予想になっていて、これは335iが3L6気筒ターボで306PSであることを考えると妥当な線でしょう。
車重は1,500kg程度になるようで、120iよりも100kgほど軽いと考えればよいでしょうか。
130iが1725kg/265PS=6.5kg/PSと高性能スポーツカー並ですが、1500kg/300PS=5kg/PSとかなりの高性能で現行M5並(1880kg/373PS=5.0kg/PS)になります。M6(1820kg/373PS=4.9kg/PS)にちょっとだけ負けますが、絶対的な車重が軽く前後長も短いため、コーナリングでは有利になる可能性が高いです。
本当にこんなの出るのでしょうか?2L直4N.A.を積んだのならありそうですけど。


2006年11月24日金曜日

デセプション・ポイント〈上・下〉 / ダン ブラウン



ダビンチ・コードのDVDが発売になっていますが、その原作者ダン・ブラウンの第3作で、ダビンチ・コードの前に書かれた作品です。
これもかなり映画向きな作品ですが、事件に関わる複数の登場偉人物の視点によるシーンが代わる代わる切り替わり、同時並行的に物語が進んでいく手法が取られています。こういうのは新たに登場したブルーレイDISCを使って、複数のストーリーをみれるようにすると面白いのではないでしょうか。
これまでダン・ブラウンのダビンチ・コードや天使と悪魔は、読み始めると止まらない勢いでしたが、本作も同様に上下2巻を一気に読んでしまいました。巡る魔しくどんでん返しに継ぐどんでん返しで、読む人に息つく暇も与えてくれません。

デセプション・ポイント〈下〉


2006年11月22日水曜日

軽くて薄くて黒いやつ - iPos nano 8GB



通勤中に音楽を聴くためのMP3プレイヤには、音質重視でKENWOODのKENWOOD HD30GA9を使ってました。が、これも重くて大きいので、新調したスーツのポケットに入れるとだらしなく垂れ下がってしまい、やっぱりスーツには軽くて小さいのがいいよなぁということで、選んだのがiPod nano。単純に内蔵フラッシュメモリタイプで8GBと大容量なのがこれだけだったからです。
PanasonicのSDカードタイプも考えたんですけど、SD 4GBを2枚とプレイヤ買うのとiPod nano 8GBの値段はあまり変わらないし、SDカードを何枚も買う気にはなれないしで、対して悩まずにiPos nano 8GBに決定しました。
でもおしゃれなiPodなのに、なぜか8GBは黒しかないのですよね。なので必然的に色は黒です。SHURE E3C-Jが黒なので、色が色々とあってもたぶん黒を選んだと思いますけどね (^_^;;;


CDからリッピングしてiPodに落とすのに、iTures(Windows版)を使いましたが、これまでに使ったCreativeやKenwoodのソフトとは使いやすさが格段に違います。むちゃくちゃ使いやすい。とはいえ、細かい設定をしなくてもいい反面、細かい設定をしたいとなると途端にどうやったらいいのかが判らないという欠点もあるのですが。でもまあ細かい設定をする必要もないようなので、全部デフォルト設定のまま使ってます。
音質はやはりHD30GA9に劣りますが、それでもSure E3Cと組み合わせるとなかなかよい音で、その大きさを考えれば逆によくこれだけの音質を保てるなと感心するくらいです。
でも付属のヘッドフォンはいけません。こんなのを使ったら頭がおかしくなります。iPod買った方は、速攻でヘッドフォンを買いましょう!
使いやすさもよくて、操作方法は流石にAppleだなと感心させられます。とはいえ、最初は音量調整の仕方が判らずに戸惑いました。クイックスタートにも何も書かれていないし、メニューに最大音量設定はあるけど試聴している音量は変化しないし、どうするのだろうかと悩んだすえにググってやっと判りました。
再生中にホイールを撫でてやればよいだけだった (^-^;;; 単純だけど、ホイールを使ったことない私にはさっぱる想像が付かなかったのです。でもホイールのインターフェースになれてみれば、これほど使いやすい操作方法はないですね。
実際にiPod買ってみて、その素晴らしさがよく判りました。これじゃ、CreativeもKENWOODも負けますよ。値段だってそれ程差があるわけでもないし、音質だってほとんど判らない程度の差だし。
こうなってくるとやっぱり何が何でも、Apple Mac Proが欲しくなってくるなぁ。まあApple Mac miniでもいいのだけど。

2006年11月21日火曜日

軽くて薄くて白いやつ - 705P

これまでは904SHを使用していたのですが、新調したスーツが軽くて柔らかい生地のため、重さと厚みでポケットに入れるとポケットが垂れ下がってだらしないことになってしまいました。
もっと薄くて軽いのにしなきゃならん&予想外割引にして月額を減らすには機種変更しなきゃならない、という浅はかな理由で、705Pにしました。Panasonicは7〜8年振りの2台目です。前のもあまり機能が付いてない(機種変更の時に無料で機変できるので在庫にあったのという、これまた安易な理由で)赤いPanasonic端末にしたんですけどね。
今回は、「薄くて軽い」のが欲しかったので、最初は韓国製のも考えたのですが、モック触ったら幅がちょっとあってキーが押し辛かったのと世間(というか価格.com)の評判がイマイチなので、やっぱキャメロンの携帯がええ!ということで白の705Pという安直な選択です(笑)
普段の通勤スーツの時は薄型705Pで、休日でVGA画面やGPSが必要な時はこれまでの904SHと、SIMを入れ換えて使い分ける予定です。


904SHのスケジュール帳のデータが705Pには取り込めなくて(そもそも705Pはカレンダーのデータを外部に出力できないし入力もできない)ちょっとショックでしたが、仕方がない。
ワンプッシュオープンも格好いいですが、ちょっとボタンの感触がおもちゃっぽいのと、液晶部の方がキー部分よりも重いため、開いた勢いで手から飛び出しそうで、開く時には気を付ける必要があります。
後はSIMの出し入れがもの凄くやりにくい。本当にどうしてもGPSが必要な時だけ、904SHとSIM入れ換えするようにしないとすぐにSIMが駄目になりそうです。
それはさておき、薄くて軽くて、3ピースのベストのポケットにすっきりと収まり、スーツのシルエットもすっきりしてよい感じです。当初の目的は達したので、よしとしましょう。
しかし、買った途端に更に薄いサムソン端末が発表になって、ちょっとショック。

2006年11月19日日曜日

【BMW雑記帳】社長交代



復活したモーターファン、イラストレーテッドの2号が無事発刊されています。ちょっと安心。

元BMWの社長で現VW社長のピシェツリーダーが、突然解任されたそうですね。今年5月に役員会で任期延長が決まっていたそうですが、会長であるピエヒ氏の鶴の一声で頸だそうで。なんのための役員会なんだか。
ピシェツリーダー氏は、BMWでもRover買収による業績不振(というかBMW本体は好調にも関わらずRoverの大赤字で利益を食われていた)責任を取らされて辞任しています。
経営者としての能力は買われていたようですが、業績向上には結び付かず、結果を出せなかったのでしょうか?

BMWの社長も、確か先月だったか先々月だったかに交代してたと思います。何でもBMWでの役員の定年は60歳で、次の任期中に60歳を迎えることになり、任期途中で社長交代になるのは望ましくないからというのが、続投しなかった理由だとか。
老害と言われるように、歳を取って新しいことに付いていけなくなり、古い慣習ばかり持ち出して、社員の士気を低下させ経営を危うくさせるのは論外です。が、単に高齢だからといって、必ずしも能力が落ちるわけでもないので、果たしてこの交代が吉とでるのか凶とでるか。大体にして「もう歳だから」とあっさりと後進に委ねる人は、まだまだ時代の先を読む力を失っておらず、逆に「まだまだ若いやつには」といつまでも引退しようとしない人程、頭の中はすっかり古くなっているものなのですよね。

とはいえ、最近の日本では歳は若くても、時代に取り残されて古くさい考え方をする人が多いような気がします。
自分で実際に試さずに、聞きかじりの知識だけを頼りにする人が多いせいでしょうか。
古い都市伝説が今でも蔓延ってるのは、意味も理解しないままに、それを鵜呑みにするからでしょうね。
例えば、エンジンを停める時、アクセルを煽って回転数を上げると同時にキーをひねってエンジンを停止する人が、未だに多いのですよね。
これは昔々、まだキャブレターだった頃は、キャブに溜まったガソリンを吹き飛ばしておかないと、次にエンジンを掛ける時にキャブがガソリンで溢れてしまうからです。
今はインジェクションですから、そんなことをする必要は全くありません。逆にまだエンジンが勢いよく回転している時に、油圧が下がってクランクメタルが擦れて減り、焼き付けの原因になる可能性が高いです。
ということを書いても、キャブ時代の習慣を理由も知らずに信じ込んでいる人達は「嘘だ!」と言って信じないでしょうけどね。逆に嘘だと思うなら、何故アクセルを吹かす必要があるのか、きちんと論理的かつ理論的に説明して欲しいですが(苦笑)まあ結局は都市伝説は亡くならずにいつまでも蔓延ると。


2006年11月18日土曜日

Army of Anyone / Army of Anyone



以前ライブ撮影させて戴いた超絶ドラマーRay Luzier氏が新たに参加したバンドのデビューアルバムです。
プロデュースが、David GilmoreとPink Floyd名義のアルバムを制作したこともあるBob Ezrinだそうです。
他のメンバーが、Vo:Richard Patrick / G:Dean Deleo / B:Robert Deleo となってます。私には聞いたことない名前ばかりですが、演奏は抜群に安定していて、派手さは控えめの楽曲を活かした演奏ですが、テクニックは全員かなりのものだと見受けられました。たぶん知っている人は知ってるのではないかと思われます。GとBは兄弟でしょうか?
楽曲はオリジナリティはあまり感じられないごく普通のHard Rockですが、逆に安心して落ち着いて聴ける曲で、レベルそのものはなかなか高いものだと思います。こういう自然に落ち着いて聴けるRockも久しぶりで、心地よかったです。

Army Of Anyone公式サイト


新院展入賞

昨年に引き続き、芸術団体「新日本美術院」の公募「新院展」に、一般・写真部に入賞することができました。
下記の予定で展覧会が開催されますので、是非ご来場下さい。
なお、一般の方は入場料が500円必要です。70歳以上の方と子供・学生は無料です。

会 場 : 東京都美術館
会 期 : 11月25日(土)〜12月1日(金) 午前9時〜午後5時(入場4時迄)
なお初日は午後1時会場、最終日午後2時閉場(入場1時前)



ウルトラ・ダラー / 手嶋 龍一



「これを小説だと言っているのは著者だけだ!」と帯にありますが、正に小説の名を騙ったノンフィクション・ドキュメントです。
洒落にならない内容です。


2006年11月17日金曜日

ラスト ワン マイル / 楡 周平



そうなんだよなぁ、何故ヤマト運輸は自前でネットショッピングサイトやオークションサイトを運営しないのだろうか?
アメリカだとオークションサイトのebayなどを中心に、ネット送金や配送やサイト構築代行などの周辺ベンチャーが色々と立ち上がって、業績を上げています。
しかし日本ではYahoo!や楽天が何でもかんでも独占してしまって、周辺業務を行うベンチャーが育たないですよね。ヤマト運輸を始めとする運送会社が、配送と集金を同時に行うエスクローなどを行っていますが、手間が掛かる上に手数料が高くて使う気になれませんでした。
実際にネットショッピングやオークションを利用している人が幹部にいないから、そういう中途半端なことになるんでしょうね。


2006年11月15日水曜日

イエス・キリストの謎 / 斎藤 栄



30年以上前に書かれた作品だそうですが、内容はあまり古びてはいないと思います。
殺人事件の謎解き−所謂素人探偵物ですが、トリック曝きよりもイエス・キリストの正体についての仮説に主眼が置かれているように思われます。
ストレートにキリストの謎について語るのは憚られるものがあったのか、小説に託けた論文のような感じです。
書かれた時期が古い福音書と新しい福音書の内容を比較し、古い方にあって新しい方にないものにこそ真実が含まれているという洞察は素晴らしいと思います。新しい方で消されているのは、キリスト教を利用しようとしている人達には都合が悪い真実だからだ、というわけです。言われてみれば尤も至極なことです。
その消された事柄から、イエスの謎を解いて行くわけですが...その説の大半が初耳なので、世間の歴史家達からは無視されているのでしょうね。


2006年11月14日火曜日

月刊 小嶺麗奈

週刊誌のグラビアで一部が公開されていて、それがエロくて素敵だったので買ってみました。
撮影は新田 桂一という方ですが...知らないや f^_^;;
撮り方はまあ普通ですね。といってもオーソドックスな撮り方ではなくて、最近流行の崩した撮り方ですが。誰かの撮り方に似てるような気がします。平間さんか藤代さんかのお弟子さんでしょうか?

麗奈ちゃん、かなり吹っ切れてます。ギリです。エロいです。本書の魅力はそれに尽きます。
でもお星様のマークをレタッチで入れたのは余計です。編集デザイナーは相変わらずいけてません。




アラビアの夜の種族 / 古川 日出男



アラビア世界に伝わる書物の英訳本を作者が日本語に翻訳した、という形式になってますが...たぶんその話を含めて創作なのでしょうね。所々に如何にも翻訳らしい注釈を入れていたりするところが、却って創作っぽいです。
で、その書物の物語の中で物語が行われるという多重形式の物語になっていて、翻訳という創作を合わせて3重構造になっています。
一番底の物語内の物語は、読む者を虜にする「禁断の書」ということになっているだけあって、引き込まれてしまいました。文庫版は3巻に分かれていますが、別々に買うと次を読むまでの間が待ちきれなくなると思います。


2006年11月12日日曜日

【BMW雑記帳】Studie Style

Studie Style for BMW Life―BMWをカジュアルに楽しもう!なるムック本が発刊されています。
BMW専門店として有名なStudieの特集本みたいです。
実は私はまだ一度もStudieに行ったことないのですよ。最初にStudieが横浜に店を構えた頃、私は横浜に住んでいて、何度か店の前は通ったことはあるのですが。
その頃はまだ国産車に乗っていて、BMWオーナーではなかったので、なんかBMWばかり集まっている店があるなぁ、と思っていた程度でした。同様にBMWチューナーとして名前が数々の車雑誌に登場していた、横浜のiDingの前もよく通りました。こちらは雑誌で名前を知っていたので「ああ、ここがそうなんだ」とある種の感激と共に眺めていましたが、Studieの方はその頃はまだ無名でBMW専門ショップだとも知らなかったですね。BMWオーナーになって、BMW専門のムックを購入するようになって初めてStudieを知り「ああ、いつも前を通っていた店がそうか」と知ったような次第です。

神戸に支店ができた時も、関西のBMW仲間からオフ会がてら行きませんかとのお誘いは受けていたのですが、何しろ土日祝は(ショッピングセンター敷地内にあり、そのショッピングセンターの駐車場を使うようになっていて)いつも満杯で入るのも大変だし、店内もごった返していて、取り付け作業の待ち時間もかなり掛かる、という話も聞いていて結局行かず仕舞いです。それだけ混んでいるということは、人気があって、信頼があって、よいお店ということなのでしょうけどね。

そういえばCOCKPIT21江坂店がBMWに力を入れていた頃も、土日は駐車場も店内も作業ピットも満杯で、オイル交換して貰うのも一苦労ということがありました。店長が変わってからは、BMWは止めてBENZ一辺倒になってしまって以来行ってないので、今はどうなのか知らないのですが(BMW仲間からは江坂店の噂を全く聞きませんので、たぶん今でもNot BMWなのでしょうけど)。よいお店は混んで作業がなかなか頼めないというのも困った話です。当たり前といえば当たり前なのですが。

関西の場合、BMWは結構走っているのですが、BENZやVWのドレスアップショップは繁盛しても、BMWの専門ショップは潰れちゃうという伝統(苦笑)がありまして、Studie神戸には関西のBMWユーザーの希望の星となっています。
とはいえ私は消耗部品交換のメンテナンス中心になってきていて、Studieのお世話になることはたぶんないと思いますが。
そろそろブレーキパッドの警告灯が付いてもおかしくないのだけどなぁ。


2006年11月11日土曜日

富士通ノートPC交換バッテリ到着

本当は昨日届いていたのですが、事前に連絡がなかったため、今日になりました。
なんでも問題のバッテリと交換だそうで、昨晩帰宅したら母が「交換で持って帰らないと駄目とかで明日また来ると言ってたよ」と宣うが、宅配便で来るようなものを頼んでいる覚えがなくしかも交換とは???としばし悩んだ後思い当たりました。
で、玄関先に問題のバッテリを置いて会社に行き、帰宅したところ無事に新しいバッテリがありました。
メールで連絡を入れておいてくれれば、配送会社のドライバーさんに二度手間かかせることもないのにねぇ。
でも交換数が多大に上るだろうに、申し込んでから2週間足らずで届いたのは褒めてあげたい。


2006年11月9日木曜日

ポストカード100の出来映え

納品予定というか発送予定は11月15日という連絡だったのに、何故か昨日帰宅したら発送完了のメールが届いており、本日到着。
毎週木曜日までに受け付けた分を纏めて処理し、納期を急がないことで低価格にしていると思ったんですが、何故か最短納期2日でやってくれました。別に急ぎとかって頼んだわけではないし、特急料金も取られなかったですけどね。
低価格なので印刷品質は旧来的なAMスクリーン175線ですが、解像力やシャープネスは、家のEPSON PX-G5000でプリントしたものとほとんど変わりがなく、綺麗です。AMスクリーンでこれだけの印刷品質が出ていれば十分でしょう。ここではFMスクリーンを使ったグラフィック・ビジョンというのも扱っているので、次は是非こちらを試してみたいです。
色に関しては、AdobeRGBからCMYK変換しているため、プリンタで出力したものとは異なってしまいますが、SRGBのモニタ表示に近いのは印刷の方です。この辺りは、家のプリンタと印刷屋さんの印刷機で、色校正をしていないので、同じにならないのは当たり前です。
プリンタ・カラープルーフというカラープリンタを使用した色校正方法が用意されているので、色を厳密に管理したい場合は、こちらを利用すべきですね。


2006年11月7日火曜日

印刷通販のグラフィック

DTP環境がドンドンと低価格化し、CMS校正機器も安価になり、印刷屋さんも電子版下入稿で低価格になってきています。
数ヶ月前から新聞広告で見かけたグラフィックという印刷屋さんが気になってました。
自費出版で写真集制作を何年も前から考えているのですが、安いところでも30冊で30万円以上と、ちょっと手を出しにくい価格だったので。が、オンライン入稿でここに頼むと、これまでの半額以下でできそうなのです。今まで調べているところは、プリント入稿で版下製作は印刷屋さんがするので、その分高いのは仕方がないのですけどね。
でも安いとはいえ、いきなり30万円をポンと払って写真集を作るわけにはいかないですよね。印刷品質がどうなのかも判らないし、そもそも私はDTPして印刷屋さんに頼んだ経験ないですし。

で、ポストカード100という葉書印刷が100枚3,500円というキャンペーンをやっているので、年賀状を頼んでみることにしました。いつもは家のインクジェットプリンタでプリントするのですが、大体50枚くらいプリントするのです。超光沢紙だと用紙代だけで1,500〜2,000円くらい掛かってしまうのです。それにインク代のことを考えたら、3,500円は大変リーズナブルですしね。まあ100枚も使わず、せいぜい半分くらいしか使わないのですが、それでも印刷する方が安いくらいでしょう。

夏に撮影した写真で、年賀状によさげなのがあったので、それを使って版下原稿を作成。会員登録して、HTTP転送。家はCATVネットなのですが、常時接続環境にしたのが早すぎたせいでアップロードは未だに128kbps(笑)。winzipで圧縮しても50MB近くあるデータを1時間程掛かって、無事オンライン入稿が完了。自動送信でしょうけど、即「入稿の受付確認」メールが届きます。日曜の18:50です。
その後19:21に入稿受け付けてデータチェック開始のメール。20時過ぎにデータ内容の確認の電話が入ってきて、担当の(推定20代前半の)女性と打ち合わせ。20:25にデータチェック完了と納期のメール着。
え〜と〜、今日は日曜日なんですけど。しかも午後8時なんですけど。
Web見直したら、24時間365日受付だと〜!まあネットで入稿受け付けているんだから、それくらいするのが当然なのかもしれませんけど、それにしても凄い。派手な広告打つだけのことがあります。
印刷業界のIT化が非常に進んでいるのは知っていたけど、その辺のソフトハウスでもこうは行きませんよ。こういうシステムを構築して、24時間365日体制を築いた社長さんは偉いと思います。

問題はできあがってくる葉書の印刷品質ですね。楽しみだ。


2006年11月6日月曜日

ブラック・ダリアの真実(上/下) / スティーヴ ホデル



映画「ブラック・ダリア」の原作は、ジェイムズ エルロイのブラック・ダリアですが、本書はフィクションではなく、ノン・フィクションで真の事件の真相を追ったドキュメンタリーであり、告発書です。
上巻の半ばまで、延々と著者の経歴や生い立ちが続き、何故にこんなことを??と思うのですが、途中でその理由が明らかになります。そこまでは関係ないと思っても、我慢して読んでいってください。
元刑事だった著者は、その経歴に相応しく、客観的な証拠物件を積み上げていって、事件の真相を明らかにしています。しかし、ロス・アンジェルス警察は動こうとしていないそうです。警察が積極的に、この事件の解明をしようとしない理由も、本書で明らかにされています。

これがアメリカのしかもロス・アンジェルスだけの特殊なケースではなく、日本でもこのようなことが行われていないとはいえません。
昨今、数々の警察官の不祥事が表沙汰になっていますが、それを考えると...。


2006年11月5日日曜日

【BMW雑記帳】またネタがないぞ



まあ取り敢えずは、歴代のM3とM5のムックが発売になってます。E30やE36のM3は中古価格が安くなってきているとはいえ、買った後のメンテナンス費用を考えたら、やっぱり手が出ません(苦笑)

男性向けファッション雑誌「BRIO」が「クーペが一台あればいい」という特集をしてます。お大尽様達が自慢のクーペを披露されているのですが、残念ながらBMWは登場してきません。
十年くらい前から、セダンやクーペが売れなくなり、若者もスポーツイメージのあるクルマには興味を示さずにでかいワンボックスに向いていますし、中年以上もセダンから家族全員がゆったりできるミニバンに移ってます。
スポーツクーペは一部のお大尽様を対象にした、高級車しかなくなりつつあります。
おしゃれでエレガンテなものは、クルマに限らず、高級品ばかりになり、安いものは使い心地優先でデザインもなにも関係ないような状況です。貧乏人はおしゃれなんかするな、って時代ですかねぇ。



2006年11月4日土曜日

顔料インクジェット用の写真用紙色々

私はEPSON MC-2000から顔料インクプリンタを使用しているのですが、MC-2000を購入した頃は顔料インクに対応した写真用紙は純正用紙くらいしかなく、思った通りの印刷結果を得られずに苦労していました。まあその頃はカラーマネージメント校正器はとてつもなく高価でしたし、デジタルプリントの知識もほとんどなかったせいもありますけど。
まあ事ある毎に色々な用紙を試してみて、最近はキヤノンの純正紙を主に使っています。特に両面印刷可能な光沢紙はCANON スーパーフォトペーパー・両面しかないので、アルバムで手造り写真集を作る時には、これがないと始まらないくらいです。
片面印刷は断然にCANON プロフェッショナルフォトペーパーですね。他の用紙だと潰れてしまう黒が、この用紙では潰れずにCRT上の階調を綺麗に再現してくれます。

そんな中、ヨドバシに行って新しい用紙を見つけ、買って試してみたところ、なかなかよさげなのがありました。
KOKUYO KJ-GT1515 プロフェッショナル用紙です。
片面なのですが、キヤノンのプロフェッショナルフォトペーパーと同等の表現力を示してくれました。
キヤノンの方は、Amazonで12枚入り1,260円なので105円/枚、コクヨは同じくAmazonで30枚入り1,868円の62.3円/枚と非常にお安くなっています。

それ以外にもILFORD GALERIEというのが面白そうだったので、SMOOTH GLOSSという方を買ってきました。こちらもコクヨのプロフェッショナルペーパーに負けない再現性を示してくれ、かつ25枚入りがヨドバシ価格1,680円の67.2円となかなか健闘のお値段。でもこちらは私の好みとしてはちょっと光沢感が足りない(というか、光沢感を押さえた用紙なので当たり前ですが)。なので、あまり光沢感が派手なのが嫌いな方には、コクヨよりもILFORDの方がお勧めですね。



2006年10月31日火曜日

天下城 (上・下) / 佐々木 譲



大阪城を始めとして、戦国時代に建てられた城の石垣を見るたびに、一体どうやって組んだのかと不思議に思います。ピラミッドみたいに綺麗な四角に切り揃えてあるわけではなく、自然石の不揃いなままをきっちりと組み合わせて形を造り上げるのですが、どうやってあんな組み合わせを考えられるのだろうかと不思議で仕方がありません。そうか?と思われた方は、今度城の石垣を見る機会がありましたら、どうやって組み合わせを決めるのかという視点で眺めてみてください。

さて、本作はその石垣を築いた「穴太衆」と呼ばれる石組み職人の物語です。石組みの集団は他にもいたようですが、穴太衆の組む石垣は特に頑丈で、穴太衆が関わった城は落とすのに苦労するとか。
そのためか、信長や秀吉等は穴太の職人衆を非常に大切に扱ったようです。

スーツの話でもそうですが、現代では職人の優れた技を理解する人がほとんどおらず、そのため後継が育たず、どんどん技術が失われていってしまうのは、残念です。

天下城〈下〉


2006年10月30日月曜日

ナポリ仕立て―奇跡のスーツ / 片瀬 平太



王様の仕立て屋~サルト・フィニート~の原案を担当されている片瀬氏と池田哲也氏が雑誌BRIO (ブリオ)で連載していたコラムを1冊にまとめた書です。

バブルの頃、ン十万円の吊しのブランド物をこぞって買っていた人達がいました。白人の体型に合わせた既製服なので日本人にはサイズがちゃんと合うわけもなく、サイズが合わないから大きめのを買いダブダブしただらしないスーツを着ることになるのですが、そのダブっとしたのがいかにもイタリアブランド物のスーツということで持て囃される、という訳の判らない流行が一時期あったんですよね。流石に今はそんなことはないでしょうけど。
私はなで肩猫背というスーツが最も似合わない体型で、吊しのでは着れないため(社会人になって初めてスーツ買いに行ったら、売り場のおばさんに入るなりいきなり「あなた既製服は無理よ。注文じゃないと」といってオーダーの方に回されてしまったくらいで)、流石にフルオーダーは無理なのでイージーオーダーで仕立てています。仮縫いなしのイージーオーダーでも、それなりに着心地のいい、身体にピッタリとした仕立てはできますし、生地やデザインは自分の好みを反映して貰えるので、既製服しか着たことがない方は一度試してみることをお勧めします。

さて、本書はフルオーダースーツの究極と謂われるナポリ仕立てについて、色々と書かれています。ナポリ仕立ては見た目よりも着心地重視で、客の体型に合わせるためしつこいくらいの仮縫いを繰り返し、身体にピッタリとフィットしながら動きやすいという魔法のような服だそうです。
是非一度はそういう服を着てみたいと思うのですが、徒弟制度の崩壊やサイズの合っていない既製服をありがたがる世の中では、技を伝える職人さんが段々といなくなっているそうで、果たして着ることは叶うのかどうか。

でも実は、フルオーダースーツというものを一度経験しておこうと、梅田にあるフルオーダー専門店に注文を出しているのですよ。先週仮縫いが終わったばかりで、後半月程すれば完成のはずなのですが、果たしてどんな仕上がりになるでしょうか。


2006年10月29日日曜日

【BMW雑記帳】祝!AUTO jumble復刊!

モーターファンが復活したと思ったら、今度はあのオートジャンブルがオートジャンブルEXとして復活です。とはいえ"EX"は別冊という意味らしく定期刊としての復活ではないそうですが、早く定期刊としての復活をして欲しいものです。

さて、今月の雑誌ですが、BMWの記事はあまりないようで、ウィズマンがBMWの特集をしているくらいのようです。
後はル・ボランでケイマン vs Z4をしているくらいでしょうか。

パリ。サロンの特集をどこもしているのですが、BMWは目立ったものはなく、寂しい状況ですね。まあ3クーペが発売されたばかりで、しばらくは新モデルの発表はないのかも知れませんが。
スクープ記事では、新3シリーズカブリオレはハードトップ格納式になるとか、新しい7だとかは出ていますが、私が期待の3ドア1シリーズは気配すらありません。





実は一昨日金曜の晩に、BMW-ML関西班の飲み会があったのですが、「130iを買うって言ってたのはどうなったんですか?」と結構しつこく言われました。「知り合いで買った人の後席に乗せて貰ったけど、パワーありすぎてとても公道は走れない」「5ドアはやっぱりデザインが格好悪い」などと交わしていたのですが、あれがもうちょっとスマートなデザインの3ドアハッチなら逝ってたと思うんですけど...。
5名集まって、1名E30、2名E36、1名Not BMW、1名 M5 + Pだったのですが、最新モデルが1名だけというのは寂しいですね。BMWだけに限らないと思うのですが、新しいモデルは機械的には素晴らしいけど、クルマとしてはつまらなくなって来ていて、どうしても買い換えたいという欲求が起きないのですよね。
国産車に乗っていた頃は、走行距離2万km超えたらボディガタガタで乗り続ける気にならないし、新しい車に負けない魅力も特にないし、故に新車買って最初の車検前に買い換えるというお大尽なことして車のローンでヒイヒイ言ってましたけど。
家の子は8年45,000kmを超えて、(消耗部品をこまめに換えているせいもあって)益々快調ですし、今時5ナンバーのFR 3ドアハッチバックなんて他にないし、とても買い換える気にならないです。
買い換える気になるようなクルマが、早く登場してくれるといいのですけどね。

富士通製ノートPCでも発火事故

SONY製リチウム電池による発火事故が相次いでいますが、大丈夫といっていた富士通でもとうとう発火事故が発生した模様。
富士通製のノートPCが手元に2台ある身としては心配なので、調べてみたら2月に購入した方がビンゴ!でした。もう1台はもう4年以上前のなので問題はないのですけどね。
速攻で交換を申し込みました。交換のバッテリーが送られてきて、それを受け取ってから問題のあるバッテリーを送付するとよいらしい。
問題は、いつバッテリーが届くかでしょうね。


2006年10月27日金曜日

信長街道 / 安部 龍太郎



信長燃ゆ〈上〉の作者が取材時に物語の舞台になる各地を訪れた時の取材メモを纏めたものだそうです。
実際に事件のあった場所を訪れて、これまで事実だろうとされていた事柄が本当はどうであったかを検証されています。
桶狭間における考察は、先日の「服部半蔵と影の一族」で作者の橋場氏の考察と似ており、公式な資料だけでは判らないことを様々な角度から見て明らかにされています。
歴史の事実というのも、新たな事実が発見され、日々刻々と変化しています。今まで一般に考えられていたのとは異なる信長像、秀吉像、家康像が出てくる可能性は高いです。


IV / Winger



Kip Winger率いるWingerが13年振りに復活です。
ギターのRebが5年前くらいから、インタビューの度に近々Wingerを再始動すると語っていたのですが、やっとの復活です。
完璧すぎるアルバムPullの後ではなかなか納得するアルバムが作れなかったのでしょうね。
本作もPullを超えているかというと、どうかなぁと思います。曲想的にWingerというよりも、Kipのソロアルバムに近い感じで、あまりHard Rockしてないんですよね。なので、Kipのソロも好きな方にはお勧めですが、Wingerを求めている人には物足りないかも知れません。
でもRebの美しいソロはたっぷりと楽しめます。


2006年10月25日水曜日

服部半蔵と影の一族 / 橋場 日月



服部半蔵といえば徳川に使えた伊賀忍者の頭目というイメージがありますが、その実体と一生を追いかけた歴史書です。
今まで読んだ本では、服部半蔵は別名「槍の半蔵」といって槍が得意な武将であった、紹介されていましたが、本書では「槍半蔵」は別の半蔵「佐々木半蔵」のことで、服部半蔵は「鬼半蔵」と呼ばれていたとのことです。
忍者漫画やテレビの時代劇のせいで、いつも黒装束に身を包み、闇を駆け抜ける姿を想像してしまいますが、実際の服部半蔵以下の当時の忍者というのはまた違ったようです。
最後は江戸城の警護を担当する伊賀忍群の頭領となり、江戸詰め伊賀忍群の頭領は代々「服部半蔵」を襲名したそうですが、徳川の世が定まってからは実際に諜報活動の役割を担ったのは実は柳生忍群で、これも一般的なイメージとはかけ離れていますね。


2006年10月22日日曜日

【BMW雑記帳】モーターファン復活!

とはいえ、正式な復活ではなくモーターファン イラストレーテッドという別冊の形ですが、不定期間ではなく月刊として発刊されています。
モーターファンは、当時随一のメカニズム解説記事を毎号行っており、精緻なイラストなどは芸術の域といっていいくらいでした。その精密なイラストによるメカニズム解説が復活!誌名も「イラストレーテッド」と打っているだけあって、全面的に写真とイラストが掲載されており、車のメカニズムに興味がある方なら、必見です。

惜しむらくは、当時私がモーターファンを毎号購入していた1番の理由である、兼坂氏によるエンジン解説が復活しなかったことです。この「毒舌評論」と銘打たれた解説記事は、日本の車メーカーとバイクメーカーのエンジン設計に革命を起こし、兼坂氏のご神託は今では全て国内メーカーのみならず海外メーカーのエンジンにも採用され、予言も今ではごく当たり前の現実となっています。
その兼坂氏もお亡くなりになってしまい、ああいう記事はもう書ける方がおられないのでしょうねぇ。
#マガジンXでボンバー池田氏が、似たような企画記事をしてはいますが。

EOS 5D + DK-21M + スーパープレシジョンマット

ピント精度を上げるために、キヤノン純正のF値が明るいレンズでのピント精度を上げるEe-S フォーカシングスクリーンとファインダー倍率を上げるニコンのD200用DK-21M マグニファイングアイピースを買ってきました。
元々フルサイズなので、ファインダー倍率を上げると、眼鏡着用の私にはちょっと隅が蹴られ気味になるのですが、RTS-III + 倍率アップアダプタと同じ程度なので、たぶん問題にはならないかなと。
問題は、レンズ3本(Rollei SL35用 P50/1.4、ZF P50/1.4、Y/C P55/1.2)で最短撮影距離でのピント精度を試したところ、一様に3mm程後ピン。AF前提なので、ファインダースクリーンとCCD位置の精度はあまり気にしてないのでしょうか?まあ実際に撮影する時は開放で撮影することはまずないので、問題ないといえば問題ないのですが...。
もしこういう明るいレンズを開放で使用されるのなら、ピント精度をよ〜〜く確認された方がよいですよ。


2006年10月20日金曜日

ブラック・ダリア

1940年代のロスアンジェルスで実際にあった事件を元にした小説の映画化です。
'40年代のアメリカといいうのは、第2次世界大戦に勝ち絶頂期にあったわけで、登場する人々の様子や街の雰囲気がかなりバブリーですね。男も女も仕立てのいい服をバリッと着こなして格好いいですな。
でもその反面、登場人物みんなが他人にも自分にも嘘を付いて生きていて、ストーリーも主人公がみんなの嘘を(偶然も手伝って)暴いていってしまい、ドンドンと人が信じられなくなっていく。
犯人もストーリーの流れからは全く想像が付かない人物で、理由も映画を観ただけでは(犯人の告白シーンまで)全く判らないです。
たぶん原作の小説なら、途中で色々とヒントが隠されているのでしょうけど、映画の上映時間内ではそこまで描ききれなかったのでしょうね。
R指定ということで、かなりどぎつい性描写があるのかと思ってたらそうでもなく、惨殺死体シーンがあるせいみたいです。
最後はハッピーエンドになっていましたけど、現実の事件では果たしてハッピーエンドで解決したのでしょうか?


2006年10月19日木曜日

一万年の天皇 / 上田 篤



天皇の皇統についての本が続きますが...こちらは縄文文化から現代までの、日本社会における天皇の位置付けを紐解いたものです。とはいえ、縄文時代から近世までについては状況証拠からの筆者の推測なので、中にはどうかなぁ??という説もあります。でも説としてはなかなか興味深く読ませて戴きました。
上田氏は、「天皇の遺伝子」の蔵氏とは逆に男女関係なく長子相続を支持されています。


2006年10月18日水曜日

天皇の遺伝子 / 蔵 琢也



ミトコンドリアの遺伝子が母からしか遺伝せず、父からは遺伝しないことは知っていましたが、性別を男性に決定するY染色体は父から息子にしか遺伝しないことを改めて認識することになりました。
染色体は対になっており、卵子と精子にはその対の片割れ同士が結合するわけですが、親が卵子なり精子なりを作るために染色体対を分ける時に、元の染色体対からシャッフルするそうです。
が、Y染色体だけは対になるX染色体とシャッフルすることがなく(X染色体同士ならシャッフルされる)、他の染色体と異なり、Y染色体だけはほぼそのまま父から息子に伝わるということです。
「ほぼ」というのは、DNA配列が突然変異で一部置き換わることがあるからです。

蔵氏は遺伝学の立場から、男系天皇の正当性を訴えておられ、「女系天皇」という一般的な呼び方は誤魔化しで「雑系天皇」というべきであると訴えられています。私も「女性天皇」はともかく「女系天皇」という呼び方に違和感があったのですが、本書で違和感の理由がはっきりしました。

男性しか天皇になれないというのが男女平等の今の世にそぐわないという理由で、愛子内親王を天皇に祭り上げようとする雰囲気が強いですが、平等というのなら長子相続というのは不平等じゃないのでしょうかね?西洋でも日本でも古代には末子相続という制度もありましたし、王の崩御後に息子ではなく弟が王位を引き継ぐというのも皇統では珍しくありません。
女性天皇を認めるなら、宮家を含めて適当な年齢の候補者の中から八幡宮のご神託で選ぶべきじゃないのかなぁ?

まあ私は本書の作者と同じく、旧宮家の男性を皇統に復帰して頂くのがよいと思いますが...秋篠宮家に男子誕生で、愛子天皇はなくなったもようですね。本当に日本人は雰囲気で流されるから。


2006年10月13日金曜日

月刊 杏さゆり



かわいらしすぎる。



のはおいといて。



カメラマンはZIGEN氏です。
ZIGEN氏の写真は、構図に安定感があって、かつ独特の色調というかトーンを持っていて、一目でZIGEN氏の撮影だと判る個性があります。
オーソドックスで古典的な雰囲気と、前衛的でモダンな雰囲気とが、うまくバランスされ調和していて、モデルの魅力を的確に引き出しているので、私はZIGEN氏の写真は好きです。
#まあだからといって真似しようとは思わない、というか真似できないですけどね。

そんなZIGEN氏ですが、この写真集では全編ポラで撮影して(ポラの)実物大で印刷するという面白い試みをされています。
ほとんどが(たぶん)ディアドルフの8x10で撮影されていて、中程の10頁程に6x6で撮影したポラ(ほとんどがスナップ撮影)をばらまいたように配置しているのがあります。
#6x6は普通に考えればハッセルなんだけど、切り欠きがないからなぁ...。
こういうのを魅せられると、8x10が欲しくなってしまいますよ。
こういう描写はAPSや35mmサイズのデジカメでは出せないですから。

2006年10月12日木曜日

女信長 / 佐藤 賢一



織田信長が男ではなく半男半女のふたなりだという説の信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌスという小説がありますが、本作では信長が実は女性であったという説で、信長の半生を描いています。
確かに信長公記など当時の記録に書かれている織田信長という人は、妙に女臭いのですよね。男装の麗人だったとしても不思議ではない記録がいくつか残っています。有名な肖像画にしてもガッチリとした男らしいものではなく、線の細い華奢な感じがします。
ただ正真正銘の女性としても解せない点も多いので、先の両性具有説が本当なのかなと思ってはいるのですが...でもこの小説を読むと女性だったとしても不思議ではないなと納得されられてしまいます。



2006年10月11日水曜日

Fool / Jeff Martin



Racer-Xのヴォーカリスト Jeff Martinのソロアルバムです。
日本盤が出ていないみたいで、気が付かなかったのですが、何枚かソロアルバムを出しているみたいですね。
本作はRacer-X同様の正当派HR/HMで、基本的な路線は変わらないものの、テクニカル面を前面に押し出したRacer-Xに対して、楽曲重視の傾向にあるかな?という気がします。
#だからといってRacer-Xが楽曲を重視していないわけではないですが。
なかなかの佳作で、日本盤が発売されないのはJeff Martinの知名度の問題なのかなぁ?

2006年10月10日火曜日

EOS 5D + Y/Cレンズアダプタ

低価格フルサイズデジタル1眼Canon EOS 5Dに、Y/C->EOSのレンズアダプタを使って、Planar 55/1.2や85/1.2が使えるという話を聞いて以来、買おうかどうしようかと悩んでおりましたが、実売が30万円を切ったのでついに買ってしまいました。
まだ手元のY/Cレンズ全ては試していませんが、肝心のP55/1.2はレンズガードの突起がちょっとボディ内部に当たったものの、特に問題もなく無事装着と撮影ができてしまいました。
D28/2も周辺光量落ちが心配だったのですが、開放でもさほど目立ったものにはならず、一安心。
ただ、ピントの山が掴み辛いので、オプションのスクリーンに交換は必要でしょうねぇ。それとD200用のファインダー倍率アップのアダプタがそのまま装着可能なので、こちらも試してみる予定です。
Distagon 28mm/f2 AEG / ISO100 f2 1/40
Planar 55mm/f1.2 MMG / ISO200 f2.8 1/60
(2006/10/11 追記)なおD28/2は近代インターナショナルのアダプタ製造元によれば、本当は改造しないと使えないみたいです。
私のが問題なく使用できたのは、たぶん個体差なのだろうと思いますが。

Tokinar AT-X 107 DX Fish Eye

魚眼レンズは色々ありますが、魚眼ズームというのは滅多にありません。
魚眼レンズは好きなのですが、欲しいと思うのはとてつもなく高価で買えないし、Nikonの魚眼も興味はあったのですが、今ひとつ欲しいと思えるものがなかったのですが、このトキナーのAT-X 107は、ズームという他にはない特徴を備えているため、買って試してみることにしました。
元々トキナーのレンズは嫌いではないのですが、分校透過率がかなりフラットなのか色味が好みではなく、デジタルカメラで色調整してもあっさりした色味から離れられないため、今まで買ったトキナーレンズは結局ニコンレンズに置き換わってしまっています。
このレンズも最近のトキナーらしく解像力とコントラストはなかなかのものですし、コーティングにもコストが掛かっている感じで、抜けのよい画像が得られます。でも色味はやっぱりトキナーで、あっさりした感じなのですよね。
まあこの魚眼ズームがニコンやZeissブランドで発売されることはないでしょうから、このレンズはまず手放すことはないと思いますが。
Fuji S3Pro / ISO200 1/30 f3.5 10mm 最短付近

2006年10月8日日曜日

【BMW雑記帳】今月の雑誌は

新型クーペが日本上陸となり、335iクーペを中心とした試乗記事や解説が多く出ています。後はZ4 MRoadstarの記事もちらりほらりと見かけますね。
最近は立ち読みでもCGを読んでいなかったので気が付いてなかったのすが、福野氏の新連載「新クルマはかくして作られる」が3ヶ月前から始まっていました。

夏の原油需要が一段落したことや、アメリカのメキシコ湾岸沖に埋蔵量が多大な油田が発見されたことなどで、どうにか原油価格が下がってきていますね。
とはいえ、円安がじわじわと進行していることや、石油会社やガススタンドの今までの損を取り返そうという思惑などがあって、国内のガソリン価格は上がったまま下がる気配はなさそうです。
まあここでまた急激に下がると、せっかく国内で出てきたバイオフューエル促進が駄目になってしまうので、地球環境のためには原油価格は高騰したままでいる方がよいのでしょうけど...我々の生活には堪らないことになりますしねぇ。
しかし2002年から日本は好景気なんだそうで、好景気継続期間が神武景気を上回ったというニュースが出ていました。あまりそんな感じはしないのですが、バブルの時などは金がない連中まで金がある気になって騒いでいましたけど、今は景気が本当にいいところにしか金が回っていない感じです。
少しはこっちにも回して欲しいものだけど、大会社はどんなに利益を上げても、それを下請けに配分するようなことはしなくなってきていますからねぇ。レクサスが売れても、儲かるのはトヨタだけで、協力会社は...。


コブラマジックドール 後編 / 寺沢 武一



前編から思った程は間を置かずに発刊されました。
後編でも前編に引き続き、コブラ・ワールド炸裂です。結構頁数があるにも関わらず、15分くらいで読み切ってしまいました。楽しすぎます。
果たしてコブラの次回作はあるのでしょうか?



2006年10月7日土曜日

フェルマーの最終定理 / サイモン・シン



フェルマーが遺した数学上の問題がいくつかあり、その中で最終定理と呼ばれ、300年以上誰も解くことができなかった問題。その定理を証明するという難題に挑戦した数学者達の歴史と最終的に証明を完成させた数学者の努力の物語です。
本作はサイモン・シン氏の作家としてのデビュー作だそうですが、先日呼んだ「ビッグ・バン宇宙論」と共に、説明が困難な問題を素人にも判りやすく解説し、ドキュメンタリーとして楽しめる構成になっています。この辺りは、氏がTV業界で養ったセンスが活かされているのでしょうか?
扱っているテーマは非常に難解なものですが、本書は難しくありません。是非、ご一読を。


2006年10月6日金曜日

Open The Door / Evanescence



バンドの創設者でソングライターでギタリストの脱退で、1発屋で終わるのかと心配だったのですが、杞憂でした。
シンガーであるエイミー嬢の才能は生半端なものではないようで、新しいギタリストと素晴らしい楽曲がてんこ盛りの本作を届けてくれました。
美しく気高くしかし力強いHard Rockを、脳髄の奥底にまでしみ通るような声で歌い上げています。
1stに勝るとも劣らない作品です。

今年のNo.1は、B.L.S.のSHOT TO HELLで決まりかなと思っていましたが、勇み足でした。


2006年10月5日木曜日

外交敗戦 - 130億ドルは砂に消えた / 手嶋 龍一



湾岸戦争の時に、日本は130億ドルの戦費を賄ったにも関わらず、世界中から全く貢献なしと評価された原因を探るドキュメントです。
単純にいってしまえば、国益ではなく省益を優先する大蔵省と外務省がお互いを無視し合い足を引っ張りあって、更には首相をも無視した結果と言えるのではないかと思います。
その後、お役所が少しは反省したのかといえば、さに非ず。露西亜、韓、中華には領土侵害され、国民が殺されているのにも関わらず、抗議もまともにできないばかりか、むしろ無理な要求をふっかけられ舐められ続けています。
民間がいくら頑張っても、国が全てを台無しにする。そんな日本の将来はどうなるのでしょうね。


2006年9月24日日曜日

【BMW雑記帳】トヨタの底力

いよいよセルシオ改めレクサスLSが発売になりましたね。電子装備や最先端のギミックをこれでもかというくらいてんこ盛りで、セルシオが登場した時のように、BenzやBMWが変な影響を受けなければいいのですが。
でもトヨタもレクサスも欲しいとは思いませんが、アイシンワーナーの8速ATは欲しいですね。変速段数はともかく、ダブルクラッチでシフトのタイムラグとショックが極限まで少ないのは欲しいです。
また日産も米国で一足先にG35名で販売開始した新型スカイラインも、もうすぐ日本で登場します。アメリカ向けと日本国内向けでは、足回りとかのチューニングが変えているそうですが、日産の技術者によれば「BMWもアメリカ向けは欧州向けとセッティングが異なる」そうで、しかも「米国向けの足回りは、レクサスもBMWもG35を意識していて、新型3シリーズやレクサスISはG35をお手本にしているはずだ」ということで、かなり走りのセッティングに自身を持っているようです。
トヨタも日産も業績好調で、今朝の日経によれば、企業価値の評価も鰻登りのようです。

製造技術に関しても設計技術に関しても、日本のメーカー特にトヨタと日産は、とっくの昔に世界一ではあるのですが、それでもプレミアムな分野では、未だに欧州勢の後塵を拝しています。
まあ日本人の私が見ても、レクサスも日産インフィニティも本田アキュラスも、欧州メーカーに比べるとデザインがださいんだものね。
日本人デザイナーにセンスがないわけではないと思いますよ。少なくともトップクラスの人はね。実際、欧州メーカーで活躍する日本人デザイナーって結構いるし、ファッション関係とか建築関係とかで、世界的にもトップクラスの日本人デザイナーっていますしね。
でも平均的な日本人のセンスって、どうも欧米人とはずれている気がします。白人種や黒人種に旧モンゴロイド(アラブ系とかアメリカ大陸のネイティブな人達など)は、お臍の位置が身長に対して黄金比の位置にあるそうなのですが、日本人を始めとする新モンゴロイドの場合は、黄金比からちょっとずれているそうで。顔の造りも白人種などが黄金比で成り立っているのに対して、やはり少し外れているそうで。
その辺りが、日本人の美的感覚がちょっとずれていて、本当に美しいデザインが出てきにくい理由なのかも知れません。

実際、欧州車のプロポーションは黄金比で成り立っているように思うのですが、日本車は少しずれたクルマが多いように感じます。たま〜に黄金比が入っているかなと思われる美しさを感じるのが出てくることはあるのですが、どこかでそれが破綻していて最後まで続いていないか、理解されずに売れないことが多いような。
R32スカイラインは美しさを感じさせる数少ないクルマだったのですが、デザイナさんはあれだけで日産を辞めちゃったそうで、GT-Rが話題になった割に売れなかった責任を取らされたのでしょうかねぇ?


強殖装甲ガイバー24



27日発売という予告が出ていたのですが、既に発売になっています。
今回も連載に大幅な加筆修正が加えられているのですが、修正のレベルを通り越して連載とは別の話のようになってます。
この修正のためか、連載もまた止まったままですが、いつ復帰になるのでしょうね?


2006年9月23日土曜日

フェイク / 楡 周平



楡周平氏の小説は何故にこんなに面白いのでしょうか。
「Cの福音」を読んだ時の衝撃は凄まじく、続編を即購入し、更にその続編がまだ単行本が出たばかりで文庫本になるのを待ちきれずに買って読み...私としては非常に珍しいことでした。
「Cの福音」シリーズが完結した後も、楡氏の小説が発刊になる度に買ってはいますが、必ずしも単行本で買っているわけでもないです。
本書の場合は発刊されていることを知らず、文庫本になって初めて存在を知ったのですが、単行本で買っていても納得できた1冊ですね。
でも、流石に「Cの福音」の衝撃は超える程ではないですが。


2006年9月22日金曜日

FOLCO Majestouch mini かななし



かれこれ4ヶ月前にフルキーボードの方のMajestouchを購入し、仕事先で快適に使用しているのですが、家に帰ってきた時にCBML90BKとのタッチ感覚の差が大き過ぎて困っておりました。
家のPC机はあまり幅がないので、フルサイズのキーボードは置けないのです。小型サイズのRealforce 91UBKは、キータッチがあまりにも軽過ぎてとても使えませんでした。
悶々としているところへ、少し小型になったMajestouch mini発売のニュースが入り、発売を今か今かと待っておりました。が、なかなか発売になりません。やっと発売になったかと思ったら、かななしは入荷が遅れるし。が、待ちに待って、本日やっと到着致しました。
キータッチはフルサイズの方と全く同じで、これで仕事先と家で同じ感覚で打てます。ちょっとキー配置でこれは一体なんやねん?と思うところもあるのですが、まあ我慢するしかないですよね。

忘れてましたが、トラブルがちとありました。
キーボードとマウスのUSB切換器を使用しているのですが、こいつのUSB端子を直接切換器に接続した時は、num, caps, scrollのLEDが点滅しっぱなしで、切換器がキーボードを認識してくれませんでした。
付属のUSB->PS2変換器と、CBML90BKに使っていたPS2->USB変換器の2つを通して接続してやると解決。
フルサイズのMajestouchを使用した時には、こんなトラブルはなかったんですけどねぇ。
あ、ちなみに直接PCのUSBポートに繋いだ時は、全く問題ありませんでした。切換器との相性だと思います。


2006年9月20日水曜日

傀儡后 / 牧野 修



うううううううむむむむむ、面白いのは面白いのだけど、結局人類は、地球の生命体達はどうなったんだ?


ライジング・サン



バブル期には日本企業がアメリカに進出しまくって、ビルや土地やらを買い漁って、挙げ句に日本叩きにあって、今の体たらくなわけですが、その絶頂期の日本企業の醜さを描いた映画ですね。
マイケル・クライトン原作の割には、アメリカ人が思い込んでいる日本人像に忠実で、実際にアメリカへ進出していた日本企業の様子とはかなり違っている感じです。
#なんというか、中華系のマフィアの姿を日本風に描いているような。
##まあ白人には中華文化と日本文化の区別が付かないらしいですが。
日本人が見たら酷い話なのですが、欧米人が日本人に対してどういうイメージを抱いているかをよく実感できるという意味では、為になると思います。
それはさておき、日本人と黒人のハーフ役の美人さんは一体誰?キャスト調べたけど、よくわからんです。

2006年9月14日木曜日

Shot To Hell / Black Label Society



珍しく国内版にボーナストラックが入っていないので、輸入盤Shot to Hellの方が安いし、拘らない方にはお勧めですね。私は間違って輸入盤の方を買ってしまったのですが、ボーナストラックがなかったからよかった(笑)

しかし相変わらずのBLSサウンドと曲調なのですが、でも音はよりぶっとくなってるし、曲も今までと似たようでいながら心に突き刺さるメロディで、最高です。
今年はあまり「これ!」というアムバムに出会えていない気がするのですが、この1枚は今年最高の1枚になりそうな予感がします。
Zakファンなら迷わず買え!!!!!


コラテラル・ダメージ



今ではカリフォルニア州知事になっているアーノルド・シュワルツェネッガー主演のテロを主題にした映画です。
2001年制作なので、ちょうど9・11の年に発表されているわけで、偶然とは恐ろしいものです。
単純にテロ・グループ=悪い連中という構図ではなく、アメリカ自身の反省というかアメリカも悪の一面を持つことも描かれており、テロ対テロの悲しさと空しさがテーマなのかなと思ったりもします。
この作品の直後にカリフォルニア州知事に立候補するわけですが、近々任期が終わり再選を目指すことになるシュワルツェネッガー氏は、州知事としてやりたかったことを実現できたのでしょうか?


2006年9月13日水曜日

デモリションマン



シルベスタ・スタローン主演のB級SF未来活劇です。1993年制作なので、かれこれ13年前の作品ですか。
スタローンらしい作品ではありますが、随所にスタローンのライバル達がパロディで登場しています。
未来の警察署の壁には「リーサル・ウェポン4」のポスターが貼ってあるし、シュワルツネッガーが大統領になっていたという話(現在はカリフォルニア州知事)だとか、相棒になった女性警察官は体術を「ジャッキー・チェンの映画で憶えた」というし、スタローンって結構こういう人達の映画が人気なのを意識していたのでしょうかね?
そういえば、スタローン主演の映画でシリーズとして続いたのって、「ロッキー」くらい?あ、「ランボー」もあるか。


2006年9月10日日曜日

【BMW雑記帳】バイオフューエル

5年程前にエタノール混合ガソリンを安売りしている企業がありましたが、その時は政府には揮発油税が徴税できないため虐められ、石油業界からはガソリンの販売量をまねくため虐められ、自動車メーカーからもアルコールで燃料パイプが腐食すると虐められ、結局撤退したことは記憶に新しいかと思います。
そのエタノール混合ガソリンが、原油価格の高騰と環境問題で俄然注目され、全国津々浦々で販売されようとしています。今回は政府主導でエタノール混合でも税金はしっかり取るし、販売は既存の石油メーカー経由だし、既得権はしっかりと守られているので、どこからも文句は出ないようです。燃料パイプが腐食すると騒いでいたメーカーは、口を噤んで知らんぷりですしね(苦笑)

それとは別に、やはり5年程前に天ぷらの廃油を精製してディーゼルエンジンの燃料にする設備が安価に登場して、これはスーパーなどの配送車はこれになるんじゃないかと思ったのですが、全然普及が進まずにいました。元が天ぷら油なので排ガスの臭いは軽油みたいに臭くなく、天ぷらのいい匂いがするし、黒鉛はでないし、硫黄分を全く含まないので硫化酸化物の心配もなしといういいことずくめなのですけどね。
原油の高騰による軽油価格の上昇と、環境問題の見直しで、やっとお弁当メーカーが、自社の廃天ぷら油を精製して、配送車の燃料として使うところが登場してきました。
精製設備は小型で値段もそれ程高価でもないし、ネックは廃天ぷら油の回収コストくらいだったのですので、1カ所で大量の揚げ物を生産しているところなら、導入するべきだと思うのですけどねぇ。石原都知事も、ペットボトルに黒鉛詰めて都内のディーゼル規制するくらいなら、天ぷら油を大量に使用するメーカーには、天ぷら油リサイクル軽油の使用を義務付ければいいのにと思いますよ。
アメリカでは、植物油を精製した軽油が結構人気になってるそうですしね。

2006年9月9日土曜日

パプリカ / 筒井 康隆



筒井氏が一度断筆宣言をされる直前の長編小説です。SFっぽさも入ってますが、正調筒井康隆節の小説です。
初期の頃から、筒井氏の作品では人間の精神、取り分け正気と狂気をテーマというかモチーフというかに取り上げたものが多いのですが、本作もまさしく人の狂気が主題になっています。
こういうテーマを、表面上は深刻ではなく軽いタッチで書きつつ、しかししっかりと読む人の心に突き刺さる作風は、天才にしか書けないだろうなと思わされます。

そういえば大学生の頃に、「筒井康隆を10冊読むと気が狂う」という都市伝説を、先輩から教わったのですが、10冊以上読んだ方は、どうでしたでしょうか?
私は、それを教わった時はまだそのちょっと手前の冊数しか読んでいなかったのですが、もう既にそれを疾うに越えてしまっています。


2006年9月7日木曜日

唯一の神の御名 / 篠田 真由美



龍の黙示録シリーズの1編です。いや、中編2本とプロローグとエピローグが収められているので、1編というわけではなく中編集ですね。
龍が透子とライル(ライラ)に昔語りをするという形で、龍の過去が語れています。
ローマ帝国を舞台にした物語と飛鳥時代の奈良を舞台にした物語。歴史が好きな方なら、文句なく楽しめると思います。


2006年9月6日水曜日

ロミオとロミオは永遠に (上・下) / 恩田 睦



近未来の皮相的な日本をギャグ漫画っぽく描いた小説ですが...最後の方までドキドキハラハラしながら、一体どういう結末が待っているんだ?と読み進み、最後の最後で裏切られた感じがします。落ちが安易すぎる。この落ちを最初から考えていたというよりは、最後に苦し紛れで落とした感があります。でも一応、落ちとそれまでのストーリの整合性はあるから、やっぱり最初から狙っていたのか??

ロミオとロミオは永遠に〈下〉


2006年9月4日月曜日

アンダーワールド



本作の続編が新発売になったのに伴い、廉価版が登場で、ジャケットのおねーさんのかっこよさに魅せられて買ってしまいました。
アイデアといい、話の展開といい、秀作です。面白いです。バンパイアと狼男の戦いがガンアクションなのも、きちんと理由付けできているし、どちらもウィルスにより不死性を得た理由付けも一応されています。
バンパイアは男女比が1:1くらいだけど、狼男は男ばかりで女性がいないのがちょっと???なのですが、それについては何も説明付けがないですが、ストーリーの展開上では気にすることもないですが。

バンパイアは、人間世界には貴族で金持ちとして生息しているせいか、豪華な屋敷に住み、マセラティを乗り回しています。欧米ではやはり貴族の車(スポーツクーペ)といえばマセラティなんでしょうね。

続編の2は廉価版が出てからにしたいと思います。


バイオハザードII アポカリプス



"Apocalypse"ってどういう意味なんじゃい?と辞書引いてみたら「黙示録」だそうで。それなら邦題は「黙示録」にした方が一般受けしたんじゃないのかなぁ?
前作はひたすらにアンデッドを倒しまくって脱出するという安直なストーリー展開でしたが、本作は映画らしく二転三転しながらのストーリ展開で、普通に楽しめました。
#まあ墓の中の死者にまでウィルスが感染するというが納得いかんのですが。
##噛まれなきゃ感染しないはずなのに、土中の死者がどうやって感染したんだよ?

なにげにIIIがありそうなエンディングでしたが、あるのか?
まあヒット作だから、当然2匹目だけではなく3匹目のドジョウも狙うでしょうわな。

2006年9月3日日曜日

【BMW雑記帳】バルブトロニックとスプレーガイデッド直噴

福野礼一郎ファンの皆様待望の季刊クルマの神様 2 (2)の第2号が発刊されています。でも残念ながら、BMWネタは掲載されておりません。
モーターマガジンが「BMWが描く3シリーズ進化論」という大特集をしています。カラー61頁と記事頁の半分近くを使う程の力の入れようです。BMWのエンジン工場やボディ工場のレポートもありますので、BMWユーザーは必見ですよ。

さて、以前Club-tiのBBSで、新しい3L直噴ツインターボエンジンにバルブトロニックが採用されなかったことから、「バルブトロニックエンジンはもうなくなるのか?」とユーザーが悲しげな書き込みをしていたことがあります。
モーターマガジンの特集でエンジニアのインタビューがあり、335iにバルブトロニックが採用されなかったのは「直噴だけで10%の燃費改善ができたことと、スペース的に入らないから」という答えがあります。
またポンピングロスを減らすという目的から、「両方を併用する意味はない」そうで、どちらかだけで十分で併用してもそれ以上の効果は得られない模様です。
ただ、燃料に硫黄分が多いとピエゾインジェクタのトラブルが出るため「地域によってはバルブトロニック式エンジンを併売していく」ということなので、バルブトロニックがなくなるわけではなさそうです。

今後のBMWエンジンがどのようなラインアップがどのように移行していくかは、我々ユーザーには知るよしもありませんが、まだまだこれからも直6ガソリンエンジンを作り続けていくのは間違いないようです。
しかし直4の2Lエンジンに、この直噴ターボ技術が採用になるかというと、NA直6の立場を考えるとなさそうですね。直4の短さが鼻先の軽さとなって、操縦感覚は直6よりもいいのですから、是非M5/M6のV10を4気筒化して更にスプレーガイデッド直噴ターボにした超高性能2L直4エンジンを、3ドアの1シリーズに登載して貰いたいものです。


IMMORTAL / ANTHEM



聴いたことがあるようなリフと歌メロに歌詞。アンセム・サウンドといえばそれまでですが、再結成されてからのアンセムというか柴田氏は、過去のアンセムの亡霊から逃れなくて藻掻いているように思えます。
解散前のアンセムには、アルバム毎に必ずファンから賛否両論が起こる程の変化と新しい挑戦があったのですが、再結成後のアンセムは昔のアンセムを意識し過ぎて、そういうサプライズがなくなっているのではないかと。
曲も演奏も素晴らしいけど、どうにも心に残りません。


シンギュラリティ・スカイ / チャールズ・ストロス



「ニュートンズ・ウェイク」もそうでしたが、本作も作者が構築した未来に何の説明もなくいきなり読者を放り込んでくれます。物語の背景や状況を、読者が理解できないまま、話だけがドンドン進んでくる。こういう作者の勝手な妄想に無理矢理付き合わせる作風が、昨今では流行なのでしょうか?しかもそういうのを評論家は絶賛してるし。


月光とアムネジア / 牧野 修



日本に似ているけど全く別の世界で展開される非日常的な現象の物語です。
作中の世界がどういう世界かの説明が自然に徐々に話の流れに沿って行われているため、別世界に割と自然に入り込めます。この辺りのストーリ展開のうまさで、ページ数が実際よりも短く感じ、あっという間に読み終わってしまいました。
牧野氏の作品は初めてなのですが、是非他の作品も読んでみたいです。


2006年9月1日金曜日

ニュートンズ・ウェイク / ケン・マクラウド



「読者諸兄に警告する。乗り遅れるな!本書は最高速で突っ走る21世紀型最新鋭スペース・オペラなのだ。」という帯の謳う文句に騙されて(?)買いました。
確かに最高速で突っ走った文章です。時代背景の説明は一切なしで、物語が勝手にドンドン走っていってくれますから。そのせいで中くらいまでは、事情が全く把握できず読み辛いことこの上なしです。
作者のこれまでの作品で、本書の前の物語があるのかと後書きにある作品一覧を確認してみたのですが、それらしいのはなし。そもそも単行本として日本訳が出るのは本書が初めてっぽいし。(短編はSFマガジンに掲載されているそうですが)
後半辺りから、背景設定が判ってきて読みやすくはなったのですが....一体この物語のテーマは何だったのだろうか?


2006年8月29日火曜日

Derek Sherinian / Blood of the snake



超絶テクニカル・キーボーダーのDerekが、超絶ギタリスト達をゲストに迎えて好き放題やってるプロジェクトの第4弾です。今回は再び北欧の帝王が参加してします。
で、帝王とDerekの掛け合いで面白いことをやってます。Derekが第2期Deep Purple頃のJohn Lordとそっくりなハモンドサウンドとフレーズを弾きまくった後に、帝王が同時期のマエストロそっくりのギターサウンドとフレーズを聴かせてくれてます。DerekのJohn Lord風ソロのバッキング・ギターまでマエストロそっくりに弾いています。


2006年8月27日日曜日

【BMW雑記帳】免許更新

まずは今月の雑誌ですが、ウィズマンがBMWの特集をしています。今買って5年乗るBMWだとか。まあ車好きと呼ばれる人達の多くは、車検毎とか毎年とかのペースで車を買い換えますから、5年というのはかなり長いインターバルなのでしょうね。私も5年ローンは長いなぁと思ってましたし、ローン終わったら直ぐに次に買い換えるだろうなと思ってましたが、気が付けばもう8年を過ぎ、まだまだ乗るつもりになっています。世の中の車がどんどん詰まらなくなっているせいでしょうかねぇ。
という疑問に対しての答えなのか、ル・ボランが「今度のBMW3シリーズ・クーペはファンなのか?」という小特集を組んでいます。
AUTO CARで、新型MINIの試乗記が掲載されています。MINIも発売から既に5年を経過し、フルモデルチェンジだそうで、今秋には正式発表になるそうで。フルモデルチェンジの度に巨大化するのが、昨今の風潮ですが、MINIの場合はサイズはほぼそのままで、むしろ小さくなっている部分もあります。このサイズを大きくしないという見識は素晴らしいですね。只でさえ、オリジナルMINIからは巨大化しての登場でしたから。
同誌にはBMWのスクープが他にもあります。

それはさておき、免許の更新に行って参りました。今回は免許書の色が金色になりました。
このため、講習は30分だったのですが、従来免許更新の講習というと、時間の大半を事故のビデオを嫌という程見せられて終わることが多かったのですが、今回は冒頭に数分間交差点の右折車と直進車の衝突事故の記録を見せられただけで、後は最近変更になった道交法についての説明が時間いっぱいまで行われました。
これまでは道交法の改正については、「資料を読んでおいてください」だけで終わっていたのですが、実際には読まない人が多いことに気が付いたのでしょうか?
それと面白かったのが、SDカードの説明。なんとSDカードを提示すると、割引きをしてくれる店舗が出てきているそうです。というか、恐らくはSDカードの申請をなかなかしてくれないから、そういう特典を付けるべく、各企業に安協から依頼があったんでしょうけど。
またSDカードに伴って、無事故無違反の証明書も添付されるようになっています。こちらは何年何月何日から証明日までと、詳細な日時での記録なので、交通事故なので裁判になった時の(情状酌量などの)証拠として有効だそうです。
警察に記録される違反と事故歴は10年間だけなので、それ以上の証明が欲しい場合は、時々この証明書を取得して保管しておく必要があるのだそうで。
私の場合7年程無事故無違反という記録になっているので、SDカードを取得しておきました。次に免許更新の時は、12年以上になる予定(笑)ですが、警察の記録上は単に10年以上になってしまうからです。
あんまり警察の天下りぼったくり機関の安協の宣伝はしたくないのですが、無事故無違反を続けておられる方は、時々は証明書を取っておいた方がよいかも知れません。



バイオハザード



超人気ゲームを元に映画化された作品ですね。2の方は廉価版が出ているのに、1の方がなくて何でじゃぁ〜?と思っていたら、日本での発売元が違ってる。(なのにツインパックはあるんだが)東芝は廉価版は出してないからなぁ。
ということで廉価版が出るのを待つのは諦めて、アマゾンの割引き券があったので、買ってしまいました。
ん〜、しかしああいう生物兵器を(大企業とはいえ)民間企業が開発しているというのは、あまりリアルな感じがしないのですが、まあそれはさておき。
死体を動かすウィルスというのは、一体どういう原理なんだ!と。ウィルスというのは、生きて分裂生殖可能な細胞に自分の遺伝子を注入して自己生殖をするわけです。なので、死んだ細胞に寄生しても意味ないわけで。
単にゾンビを作りたいなら、もうちょっと考えてくれんかなぁ?
まあアクション映画としては非常に面白いのですが。
どうも最近、観衆の無知につけ込んだデタラメな脚本が多くて嫌になるなぁ (-_-;;;


2006年8月25日金曜日

モナ・リザと数学 ダ・ヴィンチの芸術と科学



科学者でもあり芸術家でもあるレオナルド・ダ・ヴィンチの作品と業績を解説した書です。
意外かも知れませんが、世界の有名な芸術作品のほとんどは、幾何学的に解析されていて、人が美しく感じる構図というのは数学的に求められるのです。有名なのは黄金比率ですね。
モナ・リザに代表されるダ・ヴィンチの作品群は、この黄金比率その他の数学的手法を使って描かれている可能性があります。これが他の芸術家であれば、感性によって描かれたものが理論に合致していたというところですが、ダ・ヴィンチの場合は、この芸術性と数学の関係を研究していた形跡があり、意図的に行っている可能性が高いようです。
数学で芸術が判定できるなんて違和感があるでしょう。が、考えてみて下さい。音楽などは正に数学的で芸術が解析可能なのは、すぐ理解できると思います。例えば、音階は、自然率なら全て整数比、平均率なら全て2の12乗根の乗数になっています。音階の並びも数学的統計的に解析可能ですし、アレンジも音域の分散を平均化することでよくなります。
こう考えれば、絵画や写真などの善し悪しも、その空間周波数を幾何学的に整えてやることで美しく見えるようになることに納得できませんか?


月刊 川村ゆきえ vol.2



斎門氏撮影のvol.2は、正統的に川村ゆきえを撮影しています。
ゆきえちゃんのかわいい顔にぽーっとしてるけど妙にエロい表情、プリプリむっちりなボディに露出度は高くないけどエロっぽい衣装。
アングルもポーズもいやらしいです(笑)
川村ゆきえの魅力を十分に引き出していると思います。


2006年8月22日火曜日

アイ,ロボット



2年前に劇場公開された時には、私の仲間内では主人公の乗るAUDIが話題になりました。30年後には、タイヤは円筒形ではなく球状になり、真横にも移動できるようになるらしいです。
#しかしシカゴ市警のパトカーも(ロゴはなかったけど)AUDIみたいだったのは、30年後にはアメリカの車産業は壊滅しているという予言か?或いは単にAUDIとタイアップしていたからってだけ?
"I Robot"というのは、ロボットSFの大家であり、本作でも使われているロボット3原則を考案したアイザック・アシモフの小説ですが、本作はそれとはコンセプトもストーリも全然違っています。まあかれこれ半世紀も前の作品をそのまま映画化しても、現代人には奇妙に感じるでしょうし。原作と共通するのは、ロボットのメーカー名くらいでしょうか。
しかし...映画そのものは面白かったですが、アシモフの一連のロボット物に貫かれている人間性の問題提起が、あまりにも安易に扱われているような気がします。大衆向けに判りやすくということでああなったのでしょうけど。

アサシン 暗・殺・者



ニキータのリメイクですが、フランス版が1990年制作で、ハリウッド版の本作が1993年ですから、フランス版のヒットを見てすぐにパクったんでしょうかね?
実はフランス版の方のニキータはまだ見てなかったりするのです。だって制作年度の割に値段が高いんだもの(笑)制作年度の新しい本作の方が安いというのは、人気がないからか?
死刑を宣告された殺人犯を国家御用達の工作員に仕立て上げるというのは、割とよくあるストーリなのですが、本当にアメリカってこういうことをしているんでしょうかね?してるとしても、この映画のような派手なテロはやらないでしょうねぇ。目立ち過ぎて、後始末が大変だと思うんだが。


2006年8月20日日曜日

【BMW雑記帳】ネタなし

今週は8月の夏枯れのせいか、BMWネタも車ネタもありません。
休みの内に、更新していないメンテ日記を整備しようかとも思ったのですが、昨年の車検の時の明細書をどこかへやってしまっていて、何を整備したかがよく判らず。一体、どこへやってしまったのか。
#ひょっとすると車検証と一緒に車の中か?
燃費記録も、2月の給油時の距離はメモしているものの、L数を書き忘れてしまっています。クレジットの請求からすると、ガソリン代にしてはえらく高額なので洗車代も一緒に払っている(通常は洗車代はプリペイドカードですが、それが足りなかったのかも)らしく、支払いからL数を算出するのも難しいもよう。
Excelで日付・距離とL数を記録しているのですが、給油だけでなく整備時の日付と走行距離数も一緒に記録しています。
グラフ化もExcelで作成して、画像編集ソフトで2値白黒GIFに変換して掲載してるのですが、整備時の注釈線や高速使用時のマークなどは手で入れるため、結構手間なんですよね。
簡単に自動化できればよいのですが...。

それはさておき、タイヤを交換したせいか、マウント類を交換したせいか、トゥを調整したせいか、燃費がよくなっている感じです。とはいえ、ここのところ走行条件がバラバラだから確実ではないですが。

2006年8月18日金曜日

ビッグバン宇宙論 (上・下) / サイモン・シン



ギリシャ時代の宇宙観から中世の地動説など、人類の宇宙観の歴史を綴りつつ、ビッグバン理論の成り立ちを判りやすくかつ詳細に説明してくれる1冊です。
更に、科学の歴史が「常識」との戦いであることも、解き明かしてくれています。あなた方が「常識」と思っていることは、何年か前には非常識だったし、何年か後にも非常識になっている可能性が高いです。
しかし「ビッグバン」という命名は、ビッグバン理論の反対者によってなされたというのは、なんとも皮肉ですね。


月刊 川村ゆきえ vol.1



1年間の活動休止から復帰した川村ゆきえちゃんですが、月刊になんと今月2冊連続で登場です。
vol.1は藤代氏の撮影で、サーカスを舞台に登場です。
が....なんか藤代さんの撮影にしてはどうも煮え切らない撮影な気がします。
大人になったゆきえの魅力とかいう宣伝文句も出てますが、あまりエロっぽさも色っぽさも増えてないです。
活動休止前に発売されたFinalの方がエロいです。
衣装もイマイチだしなぁ。
23日発売の斎門氏撮影のvol.2に期待か?

2006年8月15日火曜日

cinepaint 0.21-1 Release

HDRが使えるようになった0.21-1がリリースされました。この機能の追加は結構大きい変更だと思うのですが、マイナーバージョンしか上がってないのは、HDRがPluginだからでしょうか?
でもこのHDR Pluginは、まだまだ開発途上らしくて、ビルドを通すために結構変更が必要でした。なので、下記のRPMはHDR機能がまともに動作しないかも知れませんが、悪しからず。ビルド通して、HDR画面が立ち上がるところまでは確認しているのですが、明るさの異なる複数の画像ファイルを合成するのは試してないので。

cinepaint-0.21-1.i686.rpm
cinepaint-data-0.21-1.i686.rpm
cinepaint-devel-0.21-1.i686.rpm

修正したソースを含むtar.gzも置いておきます。
cinepaint-0.21-1.tar.gz
修正したSPECファイルも中に含まれていますので、それを使用してrpmは作成できる...はず。



修正した内容は以下の通り。
1.のインクルード追加
2.Template Classを継承しているTemplate Classで、継承元の変数を使用する場合gcc-3.2では明示的に継承元クラスの変数であることを示さなければならないらしいので、継承元クラスの名前空間を追加
3.メソッドの引数で関数ポインタとvoidポインタの区別をgcc-3.2ではしてくれないらしいので、関数ポインタのメソッドを使用するように修正
4.specファイルに、cinepaint-data-0.21-1.i686.rpmを作成する指定が抜けていたので、0.21-0用のSPECファイルを修正して、0.21-1用にした
ビルドは通したけど、これで本当に正しく動くのかなぁ?

Derek Sherinian / Planet X



デレク・シェリニアンの初ソロアルバムはイナージャかと思っていたんですが、本作が本当の意味でのソロ第一弾みたいです。
ただ本作の場合は、世間での扱いはPlanet Xというプロジェクトのアルバムということになっており、ソロという形では扱われていないようです。アルバムジャケットをどうみても、デレクのソロアルバムで、「Planet X」というのはアルバム名なんですがねぇ。

デレクの曲の特徴というのは、シンプルでキャッチーなメロディの裏で、複雑怪奇なコードやらリズムやらが走り回っていて、楽曲の聴きやすさとテクニカルな演奏を両立させているところでしょうね。
こういうのってなかなか難しくて、楽曲がシンプルになるとあまりテクニックのオンパレードはやりにくくなるし、テクニックを活かした曲にすると聴くのが疲れるような感じになりますしね。
この辺りのバランス感覚は独特のものがあると思います。本作以降に制作しているアルバムは、有名ギタリストを曲毎に入れ換えて、自分が楽しむためにアルバムを作っている感じがします。が、本作は全曲同じメンバーで統一されており、自分の理想とする音楽を追究している感じがします。

注文用リンク
ユニヴァース
ムーンベイビーズ
ライヴ・フロム・オズ


シン・シティ



昨年、日本公開前に週プレでプロモーション記事が掲載されていて、モノクロに一部色付けした新感覚映像というのに興味があったのと、プロモーション写真のナンシー役ジェシカ・アルバのかっこよさで、これは是非観たい!と思ったのですが、結局行く機会がなく劇場では観ることができませんでした。
DVD発売直後は、どうせすぐに廉価版が出るだろうからしばらく待つか、と思いつつ結局買ってしまいました。というか今はもう廉価盤になってるのかな?

前評判通り、この映像表現は凄いですね。今時、ワザとモノクロにして一部色付けするなんて手間を掛けるというのは、一部だけした映画は結構ありますけど、全編それで貫いているというのは珍しいですよね。
血の色を白くしているのは結構面白かったです。普通にモノクロに変換すると、赤は黒くなるんですが、それを白にしてさり気なく強調しているわけで。
色が付いている部分も効果的に行われていましたね。赤だけとか黄色だけとか、1色だけにしているのも、うまいと思います。


それにつけても、ブルース・ウィルスとミッキー・ロークの格好良さは堪りませんな〜。
おねーさんはみんな綺麗でナイスバディで素敵な方達ばかりです。

2006年8月13日日曜日

【BMW雑記帳】ダンロップ

先日のコラムに書きましたが、今回タイヤをダンロップの新製品を選びました。製品の評判は出たばかりで判らなかったのですが、ここ数年にダンロップを履いたBMW仲間はみんな満足されていたことが大きな理由です。
それとダンロップ製品は今までスニーカくらいしか使ったことがなく、国産車に乗っていた頃から、ブリジストン、横浜タイヤ、ピレリ、ミシェランを使ってきましたが、ダンロップはまだ使ったことがなかったので、どういう感じになるか興味があったことも、選択の理由です。
ダンロップはずっと興味はあったのですが、タイヤ屋さんに行ってもあまり見かけなくて、あっても同等製品の中では価格が高めということで、なかなか手が出なかったんですよね。今回もレッドホットさんに「215-45/17で乗り心地がよくてかつ路面の感触が掴めるもの」という相反する要求に対して、ミシェラン、ヨコハマ、ダンロップの3社のものを推奨して戴いていて、ミシェランの値段に対してヨコハマとダンロップは130%くらいの値段でした。まあ普通はミシェラン買いますわな。4本で7万円近くも違うんだもの。

#実はかなり前ですが、モーターサイクルショーのダンロップ・ブースで、当時キャンギャルだった望月知子さんと肩を組んでツーショットを撮って貰ったことがあって、それ以来ダンロップのタイヤを買わなきゃなぁとずっと思っていたのですが、やっと義理を返せました(笑)実はそれが一番の理由だったりする(爆)
##しかし望月さん、かなりの美形なのですが、Googleで検索してもあまり出てこない。人気ないなぁ。

ブリジストンのポテンザは、繰安性も乗り心地もドライ・レインのグリップのよいのですが、タイヤ温度が上がりやすく、それゆえ減りが早いという欠点があります。値段も結構高めですしね。グリップのためならいくら金掛けても惜しくない!という人にはお勧めですが、私のように大人しく(?)乗っているものには、辛いです。
ヨコハマの時は、在庫余りのだったし、その上非対称パターンのタイヤの組方向を店が間違っていたらしいから、評価は正当にはできないです。
ピレリは高速を走っても全然タイヤは温まらず、グリップしないんですよね。特に雨の日は。寿命はその分長いみたいですが。ピレリのタイヤの一番気に入らないのは、どうもステアリング感覚が変に感じるんですよね。切った時の中立付近が曖昧で、ぐにゃぐにゃするような印象があって。
ミシェランは、乗り心地とステアリング感覚のバランスがよいのですが、空気圧に敏感で、高いとすぐに乗り心地とグリップが悪くなるんですよね。温度にも敏感で、夏と冬では全然印象が違いますし。
ダンロップの新しいSP/sport MAXXは、乗り心地もステアリング感覚もよく、レイン・グリップもよいようです。これで温度が下がってきたらどうなるか、ですけどね。
ちょっと値段は高めですが、ダンロップはお勧めできると思います。

英傑の日本史 源平争乱編 / 井沢 元彦



平安末期から鎌倉へと時代が動く時に活躍した人々を、個別に簡略かつ的確に解説している書です。
井沢氏独特の切り口で、「物語」の登場人物ではなく、本当の人物像を洗い出すことに主眼が置かれています。
平氏の天下が、源氏の天下へと引っ繰り返った、原因を鋭く紐解いています。


2006年8月12日土曜日

日本史集中講義 / 井沢 元彦



週刊ポストに連載中の「逆説の日本史」のダイジェスト版とでもいうべき内容です。なので、逆説を読んでいる人は特に必要ないかと。逆説を読んだことがない方は、一度目を通されることをお勧めします。


2006年8月11日金曜日

スピーシーズ3 禁断の種



廉価版がやっと出てきた(といっても1,980円ですが)ので、買ってきました。
2でいかにも続くぞという終わり方でしたが、その終わりから本作は始まります。
主人公のサラ役Sunny Mabreyさんは、Playmateでもなかなかいないくらいの素晴らしいスタイルをしています。その超絶的なヌードを惜しげもなく晒してくれています。とはいえ、R指定じゃないんで、それだけを期待すると、ちょっとがっかりすると思いますが。
しかしあんな設備で、DNAの合成ができるというのは、ちょっとなぁ。2の火星と地球の通信に、時間差がないことくらいに違和感があります。

2006年8月10日木曜日

Jonas Hanson / Valhallarama



Silver MountainというRainbowのフォロワー丸出しの名前のバンド(でも実は未だに聴いたことないんですが)の中心だった、Hansonがソロになって発表した2nd To Noneというアルバムは、発売時に店頭に並んでいたのをなにげに買って、気に入ってしまいました。
その後、Hansonのアルバムが出ないなぁと思っていたところ、本作が登場。帯に7年振りとあって、2nd To Noneからそれくらいしか経ってなかったっけ?と疑問に思ったのですが、ライナー読んだらその後2枚ほど発表されているようです。
2nd To Noneからちょうど10年経っているのですが、中身はいい意味で変わってません。演奏とかは超絶テクを駆使しているわけではないのですが、安定した演奏は、落ち着いて聴けます。基本的に楽曲がいいので、こういう演奏が合うのではないかな。

注文用リンク
ザ・ロックス
クラシカ


2006年8月9日水曜日

VOIVOD / KATOZ



元メタリカのJason Newstedが参加しているというので買ってみました。ら、バンドの核であるギタリストは昨年亡くなっていて、彼が遺したデモをベースに残ったメンバーが制作したアルバムなのだとか。
かなりレベルの高い気持ちのいい、Hard Rock'n' Rollで、私は好きなタイプなのですが、これが最後になるというのは非常に残念です。
享年からすると同年代らしいのですが、同じ歳の人が癌で亡くなったというのは、非常に寂しさを感じてしまいます。


2006年8月8日火曜日

ダ・ヴィンチ・レガシー / ルイス・パーデュー



タイトルの通り、レオナルド・ダ・ヴィンチの遺産が主題の物語です。
初回発表が1983年なので、ブームに乗っての作品ではありません。でも2004年に全面改訂されて、再発表しているから、ブームに乗ったのか?
ダビンチが発明家で、先進的なアイデアをいくつも残していることは有名で、しかも何世紀も経てやっと実現できた発明が多いです。本作は、そのダビンチが残した兵器のアイデアには、現代の技術でやっと実現できるようになったものがあり(そして未だに実現不可能なものも)、その遺稿を密かに保管している一味が...と、あらすじ書いたら駄目ですね(苦笑)後は読んでのお楽しみ。



2006年8月7日月曜日

【ZEISSコラム】 Planar T* 1.4/85mm ZF での点光源作例

なら燈花会というイベントが開催されています。
点光源の作例を貼っておきます。こういう出方だと絞りの形がどうのこうのというのは関係なくなりますね。
S3Pro ISO800 f2.8 1/15 RAW(C1LEで現像)
Y/CのP85/1.4はこういう写り方をしなくて、絞りの形がくっきりはっきり出たのですが、ZFは出ないようになってます。Y/Cのf1.2の2本も、ZFのように点光源がぼけて絞りの形が出ないんですが、知らない人が多い。絞りの形を気にしても、実際の点光源がどのようになるか、知らなかったら意味ないと思うんだが。

2006年8月6日日曜日

【BMW雑記帳】M - AMG - Quattro

モーターマガジンが第2特集で、AUDIのSの特集をしています。
AUDIのSというのは、車名のAがSやRSに置き換わったスポーツモデルで、BMWのMやBenzのAMGに相当します。AUDIのレーシング部門でもあるQuattro社が開発しているんですけどね。
私や私の知り合いはBMW好きばかりなので、そのせいかAUDIのSモデルとかQuattro社といってもピンと来ないんですよね。MモデルやM社に相当するといっても、MやAMGのような威光が感じられないんです。
やってることはM社と同じようなことをやっているはずなんですよ。BMWのM社やMモデルの成功を睨んで、AUDIはQuattro社にSを造らせているはずですし、Benzも自前のチューニング・ブランドは失敗してAMGを買い取ってM社と同じようなことをやらせてますし。
たぶんその辺りのイメージ戦略のなさがAUDIの弱さなんでしょうね。

BMWはレースはM社に開発を含めて全部任せており、そのことを大々的に公表していて、MモデルはBMWのF1を筆頭とするレーシングマシンの直系のマシンであるというイメージを確立することに成功しています。
Benzもチューナーとして世界でも最も有名なAMGのブランドを全面に押しだし、高性能イメージやレーシングイメージを、AMGモデルに載せることに成功しています。
AUDIもレースは子会社のQuattro社に任せていますが、その名前は全面には出さず、AUDIの名前を全面に出してしまっています。このため、Sモデルがレーシング部門のQuattro社が開発しているといっても、Quattro社とレースがユーザーの頭の中では結び付きにくくなっています。またSという車名とQuattroという社名も連想しにくいですよね。
こういうことを考えると、BMWというのはブランドイメージの使い方が非常にうまい会社だなぁとつくづく思いますね。


TEN / Twilight Chronicles



原題にはTheが付いてないのに、邦題にはザを付けるって、どういうことかなぁ?
まあそれは置いておいて。

2年振りのアルバムですが、本作は原点回帰という感じで、デビュー作や2作目の感じに戻った感じです。ゲイリーの朗々たる歌声を十分に活かし切った曲は、もちろんゲイリー自身の作ですが、イギリスの演歌とでもいうような感じでわざとらしさもありますが、まさしくこれがTENでしょう。

霊の柩 上・下 / 高橋 克彦

竜の柩の続編です。これも詳伝社文庫の在庫が、「竜の柩」3,4巻と一緒に残っていたので、買ってきました。
私はまだ幽霊は見たことはないのですが、亡くなった爺様が夢枕に立ったことは何回かあるので、霊の存在そのものはあり得るかなと思います。
本書で大正時代に自らをキリストとマホメッドに継ぐ預言者であると称した、宮崎虎之助という人の話が出てくるのですが、その話を読んで驚きましたね。
先の「原点 ユダの福音書」の中で、イエスがユダにのみ伝えたというこの世の真実とそっくりの話が登場するのです。宮崎氏は実在の人物で語った話は記録に残っていますから、作者の高橋氏が捏造した話ではないですし、この作品が登場した時には「ユダの福音書」は復元中だったので、高橋氏がその内容を知っているはずがありません。
宮崎虎之助という人は、(つい最近まで知られていなかった)イエスの言葉と同じことを語っている。そのことは注目すべきかと思います。


竜の柩 (3) (4) / 高橋 克彦

竜の柩〈3〉神の星編

竜の柩〈4〉約束の地編

講談社から発刊されるのを待っておられず祥伝社の方を買いました。まあたまたまよく行く書店に在庫があったからというのが一番の理由なんですけどね。
新書で発刊された時は、「新・竜の柩」の上・下2巻として発刊されたそうです。文庫化される時に「新」が取れたんですね。
2巻の最後で死んだ主人公達ですが、3巻冒頭でいきなり生き返ります(笑)なぜそうなるかは読んでのお楽しみですが、主人公は変わらずにそのままです。
1・2巻では、メソポミアで発生した竜の文化が牡牛の文化に追いやられて、インド・中国へと東へ流れて行き、日本へ到達するという結論になっていましたが、3・4巻では逆の展開になっています。


この2巻では、イザナギ、イザナミを始めアマテラスやスサノオも宇宙人ということになっています。
まあそれはともかく、アマテラスが女性になっているのは...ちょっとお粗末な気がする。

2006年7月31日月曜日

原点 ユダの福音書



現在のキリスト教ほ総本山から、裏切り者の烙印を押されたユダの視点から書かれた福音書です。
破損の著しい写本から復元されたものの翻訳なわけですが、新約聖書で描かれているイエスとユダの姿とは、全く異なる姿が書かれています。
まあバチカンを中心とするキリスト教は、ローマ帝国がいくら弾圧しても減らない教徒に根を上げて、自分達が支配しやすいような司教を立てたわけで、経緯から考えてもイエスの本来の教えが伝わっているはずありませんわな。
仏教でいう法燈に当たるものを、イエスの12人の使徒が受け継いでるような場面が新約聖書には見あたらず、結局イエスの本来の教えはイエス1代限りで絶えたと思っていたのですが、実はユダが継いでいたようですね。
残った11人(後にユダの代わりが選出されているので12人というべきか?)の使徒は、本当の教えが自分達には伝えられなかったことを妬んで、ユダヤマグダラのマリアを貶めるような噂を流したんでしょうな。
とはいえ、このユダの福音書が真実を伝えているという保証もありませんけどね。


2006年7月30日日曜日

【BMW雑記帳】今月の雑誌からは

M6カブリオレとZ4Mの試乗記がちらほらとあるくらいでしょうか。
あ、クーペの試乗記も出てきていますね。ターボ搭載の335iは「これならM3は要らない」と書かれるくらいよいようです。
限定発売の320Siの試乗記もあります。かなりエンジンのできがよいみたいで、家の子に載せたい!と思わずにいられません。

さて、先週はClub-tiのオフ会で、琵琶湖の北端までエビフライを食べに行ってきました。尾頭付きで長さ20cm前後の特大エビフライで、非常においしゅうございました。
エビフライだけでなく、バイキング形式で色々と食べられるところなのですが、前菜に野菜と烏賊墨スパゲティを取ったところ「いきなりパスタに行くんすか?」と言われてしまいました。「パスタは前菜やんか!」と返したら「出た!イタリア人!」と別の人から返されてしまった(苦笑)
でもホント、パスタはイタリアでは前菜として食べるんですよね。日本人はイタリア人の前菜程度でお腹一杯になってしまいますが。
欧州の人にとってはカレーライスも前菜なんだそうで、確かに欧州ではライスは野菜として扱われていますし、カレールーがライスにピッタリのドレッシングだと言われればそうかなとも思います。が、この話を聞いた時には、日本人の食事は欧米人の前菜程度か、とちょっと悲しくなりました。
ハリウッドに行った時も、朝食のバイキングでフルーツを皿に冗談抜きで山盛りにしている黒人の太ったおばさんがおられ、てっきりフルーツダイエットしてるのかと思ったら、それが前菜でそれを平らげてから更に山のような肉類を食されておりました。
欧米人と日本人では体格に差があるのは、DNAのせいだと言いますが、それ以前に食べる量が全然違います。日本人は歴史的に粗食の国で、貴族でも珍しいものは食べていても、量は食べないし、残すということもあまりしなかったようです。(西洋や中国の貴族は山盛りのご馳走をたっぷり残して捨てますが)
食べられないのがDNAのせいだと言われればそうかも知れませんが、スポーツで強くなりたければ、子供にはたっぷりと食べさせて、頑丈な身体作りをさせないと駄目ですからね。
あ〜、なんか車とは全然関係ない話になってしまった(笑)


2006年7月28日金曜日

Daize Shayne / Live Your Dreams



Burn!のインタビューを読んでよさげだったので買ってみました。
Amazoneで最初検索した時は「ディジー」とィを小さいのでやってて引っかからず、変だなぁと思っていたところ「デイジー」と大きい方のイにしたら検索できました(苦笑)
ええ、Daizeさん美しゅうございますよ。お顔もスタイルも。でも声はちょっとダミ声であまりお美しゅうはござんせん。歌もギターもイマイチです。曲はまあまあいけてます。
Burn!誌の点数が甘過ぎなんちゃうかな?


2006年7月27日木曜日

Fair Warning / Brother's Keeper



6年振りに再結成されたFair Warningの本作は、まさに待望という言葉がピッタリです。
ギターは一人になってしまいましたが、スカイ・ギターのハイトーンは相変わらずで、Fair Warningサウンドは健在です。
そのHelgeの手になる曲は今回は2曲だけで、後はベースのUleの作になります。
Fair Warning解散後にHelgeが結成していたDreamtideは、Fair Warning Again!という感じでしたが、再結成アルバムを聞いていると、Fair WarningぽさはUleの曲の方にあるような気がします。

トライガン・マキシマム 12 / 内藤 康弘



マキシマムになってから、話がトンドンとハイパーな方向へ走っていって、そろそろ終わりにしないと収集つかんぞ状態になりつつありますが、後書きの漫画でも作者自身がそのことを痛感されているようです。
物語が終盤に差し掛かったとはいえ、まだまだ完結までは数年掛かりそうな雰囲気というか勢いです。


2006年7月26日水曜日

神の足跡(上・下)/グレッグ・アイルズ



「人工知能との対決」という帯書きとタイトルから、進化したコンピュータが神と呼ばれるようになるのかと思ったら、違ってました。なので、コンピュータを題材にした小説と思うと、ちょっとがっかりします。
テーマとしては、宇宙と神、宇宙と人、人と神の3者の関係と考えればいいのでしょうか?キリスト教圏の人が書いた小説なので、神=キリストになるのは仕方がないにしても、宇宙と神の関係の構成からすると短絡的すぎる違和感が付きまとってしかたがなかったです。
小説としては、十分に面白いんですけどねぇ。



2006年7月25日火曜日

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

パイレーツ・オブ・カリビアンの第3弾目です。
1〜2作目を観ていなかったのですが、連れが観たいということで観てきました。
前作を観ていなくても楽しめますが、3つ目で完結かと思っていたら、まだまだ続く模様です。
連れは今回が完結編だと思っていたそうで「あんな終わり方されたら続きが観たくて欲求不満になる〜〜」と不満そうでした。いやまあ続きをすぐにでも観たいくらいに面白かったということでもあるんですけどね。
劇場用のポスターの感じから、かなりシリアスな映画だと思っていたら、ギャグ映画なんですね。強いギャグ映画ではなくて、弱めのギャグ映画というかシリアスを装ったギャグ映画というべきか。
近々、連れにDVD借りて、1,2作目を観たいと思います。

2006年7月23日日曜日

【BMW雑記帳】トヨタ神話崩壊の兆しか?

新聞などで大きな話題になっていますが、トヨタがリコール隠しをしていたことが発覚したようです。リコール対象になるような不具合があることを知りながら、届け出を遅らせた疑いで、担当部署の部長さんと元部長さん2名が書類送検されたそうですから、単純に遅れたということでもなさそうです。リコール届けは2002年とのことなので、ちょうど三菱のリコール隠しが発覚して世間を騒がせていた頃ですね。
トヨタのリコール件数も、年々増加してきており「絶対壊れないトヨタ」「品質のトヨタ」の神話の崩壊の兆しとも取れなくはありません。
とはいえ、これがトヨタだけというわけでもなくて、世界的な傾向のようですね。Benzの神話も崩れてきているみたいですし、我がBMWの神話も果たしていつまで続くのか心配ではあります。
年々、開発で考慮すべき事柄が増えてきている反面、開発コスト削減のため実地テストではなくコンピュータ・シミュレーションに頼ったり、協力会社に丸投げで部品(というよりモジュール)開発を任せたりしていて、これで本当に品質が保てるのか?と心配になることがあります。
走りにこだわることで差別化しているBMWですら、足回り(アーム類含めて)の開発を丸ごと外注しているみたいですしねぇ。新しいモデルが段々と高性能だけどつまらないものになってくるのも、仕方がないのでしょうか?

劣化したゴム類を交換して一新した家のtiは、お陰様で絶好調で、あまりにも乗っていて気持ちがよいです。後5年でも10年でも、壊れてどうしようもなくなるまで乗り続けたくなりますね。
tiよりも魅力的な、買い換えたくなるようなモデルが出てこないのも、寂しいですけど。


2006年7月20日木曜日

北の黄金 / 田中 光二



江戸時代の北海道(当時は蝦夷ですが)を舞台にした冒険活劇です。
当時のアイヌの生活の様子が判るようなストーリで、また松前藩がうまく言いくるめてアイヌを搾取していた様子も描かれています。
しかし、ここ数年、文庫本書き下ろしでコンスタントに作品を発表されていますが、60歳を越えて益々ご活躍されているのには感心するばかりです。質も量も若い頃以上ですから、尚のこと凄い。


2006年7月19日水曜日

竜の柩 (1) (2) / 高橋 克彦



文庫本は既に詳伝社から発売されているのですが、講談社からも刊行されることになりました。
全4巻だそうですが、上編2巻で主人公達がいなくなってしまうので、まあ切りがいいのと講談社からはまだ2巻だけしか出ていないので、一応書いておきます。
しかし1巻を買った書店では詳伝社のが並んでいて、次に2巻を買おうと思ったらなくなってて、別の書店で買って読み終わってから講談社の方を買っていたことに気が付きました。文庫本でも、出版社が変わると巻の区切りを変えたりして、混ぜて買うと話が続かなかったり重複したりするのですが、このシリーズについてはそんなことはなさそうです。

竜の柩(2)


神話と遺跡から龍の正体を暴いて行く冒険小説です。
超古代に現代の技術を上回る未知のテクノロジーが存在したことは間違いない、と思っていますが、ではそれがどこから来たかについての作者の結論は私には違和感があります。
それはさておき、インドの神話の大筋が古事記によく似ているというのは、初めて知りました。とはいえ、意外でもないんですけどね。というのも、私個人は、古事記は大陸から伝わった数々の神話を統合して日本を舞台に書き直したもの、と考えているからです。古事記の物語はギリシャ神話にも似ていますし、神武東遷はモーゼのエクソダスにそっくりです。聖徳太子の誕生はキリスト誕生に似ています。
古事記が成立した年代は、これらの神話が成立したよりも遙かに後であり、大陸経由で日本に流れて来ていても不思議ではありません。古事記制作時期には、仏教や景教(古代キリスト教)が、大陸経由で入って来ており、日本でも広まっていますから、それと共にギリシャ神話やユダヤ教、ヒンズー教なども流入していても不思議ではありません。
とはいえ、超古代に世界中の神話の大元となるモノがあり、その超古代の超文明が滅びた後、神話が世界に形を変えながら伝搬していき、古事記成立よりも遙かに前から日本にも入ってきていた可能性もありますけどね。

2006年7月18日火曜日

謎の円盤UFO BOX Part I



買ってしまった (^_^;;;;
小学生の時にTV放送を観て以来なので、30年以上前のことなのに、意外と内容を憶えているのには、我ながら驚きですが...宇宙大作戦も同じようなもんだから、子供の時の記憶は結構確かなのかも知れません。
#高校生くらいの時に記憶の方が曖昧だったりするけど(苦笑)
紫色の髪の綺麗なおねー様達のセクシーな衣装は、小学生には刺激がきつかった憶えもありますが、今観てもセクシーです。

さて、Part-IIを買いに行かねば(爆)

2006年7月17日月曜日

BODY/ボディ



マドンナ主演のサスペンスです。マドンナのヌード写真集「SEX」発表直後の制作で、もうかれこれ15年近く前の作品ですが、古さを感じません。劇場公開映画としては、かなり過激な描写をしているんですけど、これでX指定にならなかったんでしょうか?
マドンナというと、デビューの頃にMTVをモロに意識したPV作りをしてヒットしたのですが、あのビデオや曲作りをマドンナが中心になって制作しているというのを知った時に、ちょっと驚きでした。最初観た時には、どこかの天才プロデューサが歌のうまいモデルを探してきてやらせているのかと思ったからです。それが自分で自分をプロデュースしていると知って、「このおねーちゃん天才や!」と。
発表される度にプロフィールの生年が変わるのですが、一時期発表されていた誕生日が私と同じ歳で数日違いだったので、妙に親近感を持っていたこともあります。その後プロフが変更されてて、実際には私より数才年上らしいのですけどね。

女優としては本作が最初の作品になると思いますが、見事に悪女を演じきっていますね。演技じゃないという感じもなきにしもあらずですが(笑)それを割引いても、素晴らしい演技です。やっぱりこの女性は天才ですね。それに尽きる。
ちなみにマドンナの乳首が綺麗なピンク色だということを、初めて知りました(笑)


【メンテナンス日記】プラグコード交換

というわけで、NGKのプラグコードに交換してみました。
結果は...よく判りません(笑)元々、静電容量を安定化させるという怪しいグッズを着けていたので、それなしになって変わらないということは、ノーマルプラグコード+怪しいグッズと同等の効果はあると考えてよいかと。


それはさておき、自分の交換は凄く大変でした。前のtiを購入した時に、プラグコード引き抜き用のプライヤみたいな工具を買ってあったんですが、それがなかったらトランス側のプラグは抜けなかったと思います。プラグ側の方は結構簡単に抜けますけどね。
それとエンジンの裏側に回ったところに、コードを固定してグラグラしないようにするフックがあるんですが、手を差し込んでみたけど、どこに入れればいいかがよく判りませんでした。なので、コードがぶらついたままの所が残ってます(苦笑)
まあ今時の車はプラグコードないので、こういう作業は必要ないんですけどね。

2006年7月16日日曜日

【メンテナンス日記】ゴム類一式交換

というわけで、RHCさんでゴム類をごっそりと替えてきました。
一番大きいのがタイヤ(笑)今回はダンロップにしてみました。SP/sport MAXXです。サイズは、ホイールが17インチですので215-45/17になります。
前にサスペンションを交換した時に、まだ大丈夫ですよと言われて交換していなかった、ロアアームのブッシュを交換して貰いました。これに伴い、アライメントを測定してトゥを調整して貰っています。
更にエンジン、ミッション、デフのマウントを交換。
これだけの作業を一日でやるのは結構大変なのですが、古いお客ということでしょうか、朝一で入庫して夕方には無事作業完了しました。感謝!


帰りに交換の効果を確かめながら走っていましたが、か〜〜〜なりよくなりました。
まずはタイヤ。これいいです。乗り心地とグリップ感のバランスが凄くいい。空気圧がかなり高め(感触的に2.6kg/mm2くらいか?)で、細かい振動がゴツゴツ入ってきてはいるものの、不快な感じではありません。空気圧下げたら大丈夫な振動なので、問題なし。
マウント類の交換の効果ですが、えらくエンジンがスムーズに回るようになりました。料金所からの加速で、エンジンがシューンという感じでスムーズに回転が上昇します。排気音まで静かでスムーズな音になっています。一瞬、前の日までディーラーに入庫していたので、そっちの調整のせいか?とも思いましたが、行きにはこういう感触はなかったので、マウント交換のお陰としか考えられません。
ここ最近、アクセルを踏んでから加速するまでに一瞬間があり、その後にグワっと来る感じがあったのですが、それが解消されています。これは予測通りで、マウントがヘタってアクセルを踏んだ時にエンジンが回転力で揺れていたのが、揺れなくなったのでしょうね。
アライメントですが、調整前のデータは、予想通りトゥがかなり標準値から離れていて、ドアンダーな設定になっていました。最初に買った'96年式の方もトゥがかなり違っていたのですが、どうもBMWは工場ではザッとした設定しかしておらず、新車を買ったらちゃんとアライメントを調整しないと駄目なのかも。
最初のtiもタイヤ交換時にアライメントを調整し直して貰ってかなり変わり、今の車を買った時も「これだけ曲がらないんだと、またアライメントが狂っているな」とは思っていたのですが、ついついアライメントの調整タイミングを失ってしまい、今までズルズルと来てしまいました。
標準値に直して貰ったら、クリンクリン回ること回ること(笑)ドアンダーな設定に慣れていたので、高速ではちょっと不安感がありました。手首にほんのちょっと力を入れるだけで、車線変更しちゃうもので。しばらく走ってみて、慣れたらどうなるかどうかですが。慣れても回りすぎて危なそうだったら、少し設定をアンダー側に戻して貰わないと駄目ですね。
その他にプラグコードをNGKのにしました。といっても、これは工賃節約のためパーツ売りだけで、まだ付けてませんが(苦笑)
皆さん、消耗部品はきちんと交換しましょうね。

アイランド



これ昨年、割と話題になった映画ですが、一年後に1500円というもなんかなぁ。最近は公開後半年でDVD化して、1年後には安売りされているというのは。
でも人気TVシリーズのBOXとか、エロティック系のは全然安くならないんだけど、何でだろう?

それはさておき、なかなかヘヴィなテーマの映画ですが、アクション満載で、カーチェイスとかのシーンが好きな方なら、それ目当てでもかなり満足できるのではないでしょうか?
主演のスカーレット・ヨハンソンさん、かなり綺麗ですが、セクシーなシーンはありません。


2006年7月9日日曜日

【BMW雑記帳】12ヶ月点検を受けてきました

年に一度の点検です。今時の車はそう頻繁に点検しなくとも大丈夫だという方も多いでしょうけど、自分の命を載せて走る車の調子を整えておくことは大切ですよ。乗っていて判らなかった異常が解析器や点検で判ることもありますしね。
家の子などは新車で購入してから丸8年経過しているわけで、消耗品はこまめに交換してやる必要があります。
とはいえ、今年はディーラーでの交換はブレーキオイルだけでしたけどね。それ以外には、ドアを閉めた時にガチャンというような音がして気になっていたので点検を頼んだのですが、窓ガラスを滑らせているレールのゴムが外れていたそうで、ドアトリムを脱着して修正したとのことでした。1年定期点検の費用内で収めてくれたようで、明細書の金額部分は空白のままです。
走行距離が45,000km弱と、丸8年経っている割に走行距離は少ないのですが、それでも通常ならブレーキパッドはとうに1〜2回は交換しているべき距離です。が、まだ前後共4mm程度残っているとのことで、しかも残量センサまでの残量で、センサーが感知してから完全になくなるまで500〜1,000km程走れるので、警告が点灯してからで十分間に合うとのこと。

他にゴム類を色々と交換したいと思っているのですが、こちらはディーラーではなく名古屋のRHCさんにお願いすることにしました。
明日行って来る予定です。交換部品がちょっと多いので、1日で作業が終了するかどうか不明のため、ひょっとすると2回に分けて作業することになるかも。


キリング・ミー・ソフトリー



結構話題になった作品だと思います。一目惚れから一気に燃え上がる恋、レイプや殺人の疑い、近親相姦。倒錯した思惑が絡み合う中で急速に進む愛。
それはさておき、主演のHeather Grahamさんの体付きの色っぽいこと。超絶的なという形容詞は付けにくいのですが、妙に色っぽい(エロいのではなく)んですよね。その色っぽいHeatherさんのヌードシーンとSEXシーンはたっぷりとありますので、そちらを楽しみに買っても損はないと思います。


2006年7月8日土曜日

F1ビジネス - もう一つの自動車戦争 / 田中 詔一 著



HRDのトップとしてホンダのF1活動を指揮して来た方が、F1の裏側を公開してくれました。
読めば読む程、F1のドン、バーニー・エクレスンという人はとてつもない天才だなと思われます。
誰もF1が金になると気が付いてない時に、F1でビジネスをしようと考えたこと自体も凄いですが、F1に関係する利権という利権をことごとく自分の管理下に置いていて、よくこれだけの利権を見つけるものだなと感心しますよ。
それでいて、F1の各チームのトップからは信頼されていて「バーニーがやるなら」とほとんど白紙委任状を貰った状態でずっと続いていたのは凄いです。田中氏が何度も書いておられますが、彼の人心掌握術というのはかなり見事なもののようです。
F1好きな方は、是非ご一読を。


リディック



突然飛び出してきたダークヒーローかと思えば、ピッチブラックという元ネタがあったんですね。
本作でリディックが戦う悪の軍団は、その前作には関係ないようですが、こっちはこっちで別に元ネタがあるのでしょうかね?ググってみましたが、リディックのネタばっかりでした。
死霊軍団というかなんというか、半分あの世に行っている人間の軍団で、食べたり飲んだりしているシーンが見られないので、ゾンビみたいなものでしょうか?でも剣で切られると死んでしまうので、完全に死んでいるわけでもなし。字幕では「半死軍団」となっていたのですが。


2006年7月7日金曜日

ショウタイム



ロバート・デ・ニーロとエディ・マーフィのコンビがお届けしますドタバタ刑事物喜劇です。
2002年制作なのに、もう980円で発売されているとは、大物俳優2人が主演している割には人気なのような。
でも面白いですよ。